政府は2012年再エネ普及促進で固定価格買い取り制を実施し電力会社に義務ずけました。
是は再生エネをビジネスにするよい機会で大義名分が立ち商売になるのですからワンサカワンサカ
出てきました。
処が買う立場に立たされた電力会社自前の発電量を調整しながら不安定な再エネを買い続けねば
ならなくなりました。
特に太陽光発電に適した九州ではこれ以上再エネに頼る事は出力が不安定のため大規模停電を
起こしかねない限界が見えて来ました。
其処で九電は苦肉の策で今日から新規申請を中断する事に決めた。
そのため7万件の契約が保留となった。
九電の太陽光・風力等の稼働実績は390万KWで、現在申し込みが稼働した場合は1260万
KWになると言う。
是に対して春・秋の昼間の電力需要は800万KWとか。
是では電力会社は何のためあるのかとなって来ますね。
この固定価格買い取り制度はお役人が思いついた大変ズルイ政策です。
再生エネを普及促進するならそれは國が支援して行うべきを、全て電力会社に丸投げしその費用は
全て利用者が支払うと言う全く自分の懐が痛まない様にしています。
電力会社には利用者負担の再エネ政策で協力させる。
お陰で一番の被害者は利用者であり国民でもあります。
確かに原発依存から脱却するには再エネへの転換がてっとり早い方法です。
しかしこれでは電力会社が発電事業から手を引いて電力買い取り会社になれと言う事に等しい。
原発が次世代のエネルギィーの救世主と囃し立て国策として推進した結果が此の様です。
今度は原発に変わるのは再エネしかないとこの買い取り制度を押しつけました。
一見大変良い政策の様に見えますが、大変ズルイ政府の考えが見え隠れする政策でもある。
まずは全国電力会社の先陣を切って九州電力が契約保留を宣言しました。
恐らく条件は同じで全国電力会社が名乗りを上げるでしょう。
是に対し政府は恐らく電力小売りの自由化促進や発電送電の分離等で電力会社締め付けをする
事は間違い有りません。
次々と変わる國のエネルギィー政策には大変迷惑をして居ます。
要は国民が願う事は、安全で・安くて・安定した電力の供給なのだ。