kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

男子100mと男女4継

2009-10-26 | 陸上競技
男子の100mには3年生のarimaと2年生のotaniが出場しました。2人とも田島で決勝に残っていました。2年生に関しては全体的に練習が積めていません。県新人から試合続きですから、思い切り貯金を作る時期がありませんでした。テスト週間もありましたから仕方ない部分があります。

予選のレースは2人共前半からスムーズに走れてarimaが11秒34、otaniが11秒42でそれぞれ組のトップで入りました。otaniの走りにはまだま改善の余地があります。無風で11秒1~2が出せるようにならなければ中国レベルには届きません。とはいえ一応ベスト更新なんですが…。
arimaはセカンドベスト。先日は追風1m以上の風で11秒25ですからほぼ同じくらいで走れています。本当に力がついてきました。が、予選で足首を痛めてしまったようで決勝の前にはテーピングで固定しました。本当に気休め程度だと思いますが…。

決勝に2人が残ったというのはやはり誇らしいですね。うちは女子ロングスプリントチームだと思われていますが、最近は男子の短い距離でも結構力を出せるようになってきています。この2人の力が高まってきたことでショートスプリントでも戦える事を示すことができました。

決勝は1度のフライングがありました。arimaがスタブロまで戻って行く姿が痛々しい感じでした。走れるかどうか不安でしたが、2度目はきちんと走れました。レースはトップが10秒7でうちの2人は流れに少し遅れて7、8位でフィニッシュ。otaniは11秒41のベスト更新(笑)、arimaは精彩を欠き11秒45でした。痛みを我慢していたようですが、本人は「楽しかった」と言っていました。個人の100mで県レベルで決勝に残れたことは大きいですね。

女子4継はマイル中心の練習しか出来ていなかったのでバトンは1回くらいしか出来てません。新人と全く同じメンバーでしたからなんとかなるだろうと(笑)。1走が内側の選手に追い付かれながらも前との差を広げられないままで行きました。2走は前から見ていたので全く分かりませんでしたが、まずまずの位置で3走に渡してくれました。3走がかなり走れていて前との差を詰めてアンカーへ。ここで何かが起きたらしくスピードが鈍りました。バトンミスかと思いましたが、なんとか走れたようで3位でフィニッシュ。タイムも51秒12のチームベスト。3~4走でもたつきましたから来年の50秒切りも視野に入ってきます。マイルで戦うためにはもっとスピードが必要になります。最低でも50秒切りの力が必要です。簡単ではありませんが、可能性はあると思います。
3走と4走の所、あとで確認すると優勝候補のチームと接触してしまったようです。どういう状態だったのかはわかりませんが、今後はこのような事がないようにきちんとしたレースをしていかなければいけません。

男子4継はアンカーにarimaを使いました。3年生の力を借りてでも43秒台に入っておきたかったので。2人100mで決勝に残っていますし、1走は400mHで中国新人に行っています。戦える状態だと思っています。流れとしてはかなり良く組のトップで43秒6でフィニッシュしました。大幅ベスト更新です。来年は新チームでこのレベルで戦いたいですね。やればできるという事がこのレースで実感できたというのは大きい。リレーに対する思い入れが選手の中に生まれて来たと思います。

4継で戦えた事でショートスプリントでの可能性を感じました。順位云々ではなくタイムが良かったですからここが大きいですね。手応えを感じることができたレースでした。
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女子400m

2009-10-26 | 陸上競技
今回、特定種目に関して私の思い入れが強すぎた部分がありました。反省すべき点です。性格的に直していかなければいけないと思います。今回は特に女子の400mとマイルでそれが出ました…。

女子400m、rinaのライバルが出場しないと聞いた時点でワンツーフィニッシュは確信していました。普段の練習からいってもmisatoが勝つのではないかという予測も立っていました。もちろん、rinaも強いですが田島の走りを見る限りmisato有利。
何度も書いていますが、misatoは個人で賞状をもらった事がありません。田島は2連覇ですが県レベルの大会で賞状をもらった事がない。だからなんとしても優勝させてあげたかった。この想いが強すぎると選手にも伝染します。ここにあらためて気付かされました。

2人とも無難に予選を通過して、決勝ではmisatoが内側、rinaが外側。スタートしてからrinaが飛ばしました。これまでで最高のスピードだったと思います。それをmisatoが追いますが、記録を狙いすぎて動きが硬い。無理矢理スピードを上げようとしている感じです。200mまででrinaとmisatoの差は開いていました。
そのまま差が詰まらず300mはrinaが2~3mリード。ラストの直線でmisatoが並びましたがいっぱいいっぱいでした。それでも最後の意地でmisatoが競り勝ちました。58秒80のセカンドベストで初優勝です。2着はrina、58秒97で念願の58秒台に突入しました。2人が競り合う中で生まれたタイムだと思います。非常に良いタイムです。

春先に怪我をして思うように走れなかったmisato、こちらが何とかしてやりたいと思う気持ちが本人も感じていたのだと思います。それが力みにつながってしまった気がします。指導者が過度に関わりすぎたり、想いが強くなりすぎると選手自身が冷静さを失います。力的には57秒台が狙えたのではないかと思っています。このレースで終わり、そう考えるとなかなか冷静なレース展開はできません。だからこそ指導者は冷静に構えておかなければいけない。痛感しました。
misatoの胸を借りるレースをしたrinaは非常に冷静なレース運びをしました。それがベスト更新につながった。春先は狙って勝つという部分にこだわっていましたが、もっと考えなければいけないと強く感じました。適度な緊張感とライバルの存在が自分の力を高める。それを見せてもらいました。

タイムだけをみれば納得できない部分かもしれません。が、misato本人も喜んでいましたし、保護者の方も喜んでおられました。この姿を見る事が出来て本当に良かったと思います。故障で涙を流しながら春を過ごして、ここまでやってきてくれたというのは本人にとってもチームにとっても非常に大きな財産になります。幅跳びで入って来て400mで県を代表する選手にまで成長しました。精神的にも大きく変わってきました。本人の努力の賜物です。この姿が下級生を強くしてきた。間違いありません。

400mのワンツーでチームには勢いがつきました。総合優勝に向けて突き進みます。
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県体2日目

2009-10-26 | 陸上競技
県体2日目、トラック種目での活躍が目立ちました。詳しくはまた別に書くつもりですが、ひとまず結果だけでも。

女子の400mHではmikiが65秒77で1位。本人は全く納得が行かないレースでしたが力は確実に上がっています。akaneが66秒22のベスト記録更新で2位。かなり力が付いてきました。
男子の400mHではkazukiが57秒7のセカンドベストで2位。これも流れが良くなって来ています。

女子の800mではyukaが2分22秒で2位。レースが終わった瞬間に笑顔で「負けた~」と言っていました(笑)。適性はかなりあります。強い。2組目で走ったshimaも最後に力の差を見せ付けて2分24秒で3位。1組目で走っていたら結果は分からなかったと思います。最後のトラックレースで力を出してくれました。

男子の200mではotaniが22秒78のベストで5位。まだまだトップスピードが足りません。最初の100mで差がついています。大きな課題です。

女子のマイル、4分00秒56の大会記録で優勝。58秒80、58秒97の400mのmisatoとrina、65秒40、66秒22の400mHのmikiとakaneが走ってこのタイムですから完全に失敗レースです。これは全て私の責任…。misatoをアンカーに置いて私が選手に想いを託した時点で選手の力は引き出せなくなりました。3年生のおかげで最後の最後に来年に向けての課題を見つけることができました。感謝。

女子はトラックの部で1位、フィールドの部も1位で総合1位。初優勝です。上につながる大会ではありませんし、シーズンがほぼ終わった中での大会ですが、3年生と一緒に走って勝ち取った総合優勝ですから価値があると思います。3年生の存在に感謝です。

感じた事はまた書きます。結果報告でした。
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