今回の女子マイル、どう考えても4分切りが出来る状態でした。2人が58秒台、400mHで65秒7と66秒2ですから。3年生最後のレース、アンカーにmisatoを置くという普段とは全く違う状態。この時、私もかなり「行ける」と思っていましたし、3年生最後のレースというのもあって普段とは違う声かけをしてしまいました。「想いを背負って走る」事について話をしました。これが最大のミスだったと思います。
実際のレース、1走から3走まで気持ちが入りすぎて完全に自分をコントロールすることが出来ませんでした。絶対にやってやるという気持ちが強すぎて最初からガチガチで飛ばし過ぎる。だから後半の失速が激しく全く自分の走りが出来ない。アンカーのmisatoに渡った時は3分03秒前後…。4分切りどころか4分00秒7の大会記録すら怪しくなってきました。
しかし、ここからmisatoの強さを見せ付けられました。前には誰もいませんでしたが、前だけを見て走り続けました。諦めかけていた大会記録を0.2秒更新して4分00秒56でフィニッシュ。misatoの精神的な強さと冷静さにかなり助けられた感じがあります。これまで「アンカーを任せる」と言い続けて、チーム事情により走らせることができなかった。かなりの「想い」はあったはずです。その中でもこれだけ自分の走りが出来るというのは…。
本人に後で話を聞いたら「アンカーだから『冷静に熱くなる』事を考えて走った」と言っていました。これまでずっとmisatoに言い続けていたことです。勝負がかかった場面ほど冷静さがないと自分の力が発揮できないというのを改めて選手から教わりました。私が狙って狙って話をすればするほど選手が力を発揮できない状態になる。改めて痛感しました。
冬期に入った時、師事している方から「冷静になること」についてかなりアドバイスをもらっていました。分かったつもりで冬期を過ごしていましたが、今考えると「行ける」「狙う」という気持ちが強くなりすぎていたと思います。
ギリギリのラインでやっていたのは間違いありません。しかし、思い入れが強くなればなるほど細かい部分のコントロールが出来なくなってしまう。だから紙一重の所で故障を招く…。痛烈に感じました。
3年生が秋まで競技を続けてくれ、私や下級生に大きな課題に気付かせてくれました。来年、勝負がかかった場面で気付くのでは明らかに遅すぎる。痛い目に会わなければ分からない部分だと思います。3年生から最後の最後に教わった気がします。与えられた課題をどう克服するかが今後の戦いを決めていく事だけは確かです。大きな財産だと思いますね。
うちのメンバー、信頼できるアンカーとは何かが分かったと思います。「力」で示す事を求めて来て、それを実際に見た選手達は勝ち負けや記録という部分以外の大きなモノを手にしたと思います。初めての4分切りは来年に持ち越しになりました。やるべき事はたくさんあります。引き継ぐという本当の意味を各自が理解してもらえたらと思います。貴重なレースだったと思います。
実際のレース、1走から3走まで気持ちが入りすぎて完全に自分をコントロールすることが出来ませんでした。絶対にやってやるという気持ちが強すぎて最初からガチガチで飛ばし過ぎる。だから後半の失速が激しく全く自分の走りが出来ない。アンカーのmisatoに渡った時は3分03秒前後…。4分切りどころか4分00秒7の大会記録すら怪しくなってきました。
しかし、ここからmisatoの強さを見せ付けられました。前には誰もいませんでしたが、前だけを見て走り続けました。諦めかけていた大会記録を0.2秒更新して4分00秒56でフィニッシュ。misatoの精神的な強さと冷静さにかなり助けられた感じがあります。これまで「アンカーを任せる」と言い続けて、チーム事情により走らせることができなかった。かなりの「想い」はあったはずです。その中でもこれだけ自分の走りが出来るというのは…。
本人に後で話を聞いたら「アンカーだから『冷静に熱くなる』事を考えて走った」と言っていました。これまでずっとmisatoに言い続けていたことです。勝負がかかった場面ほど冷静さがないと自分の力が発揮できないというのを改めて選手から教わりました。私が狙って狙って話をすればするほど選手が力を発揮できない状態になる。改めて痛感しました。
冬期に入った時、師事している方から「冷静になること」についてかなりアドバイスをもらっていました。分かったつもりで冬期を過ごしていましたが、今考えると「行ける」「狙う」という気持ちが強くなりすぎていたと思います。
ギリギリのラインでやっていたのは間違いありません。しかし、思い入れが強くなればなるほど細かい部分のコントロールが出来なくなってしまう。だから紙一重の所で故障を招く…。痛烈に感じました。
3年生が秋まで競技を続けてくれ、私や下級生に大きな課題に気付かせてくれました。来年、勝負がかかった場面で気付くのでは明らかに遅すぎる。痛い目に会わなければ分からない部分だと思います。3年生から最後の最後に教わった気がします。与えられた課題をどう克服するかが今後の戦いを決めていく事だけは確かです。大きな財産だと思いますね。
うちのメンバー、信頼できるアンカーとは何かが分かったと思います。「力」で示す事を求めて来て、それを実際に見た選手達は勝ち負けや記録という部分以外の大きなモノを手にしたと思います。初めての4分切りは来年に持ち越しになりました。やるべき事はたくさんあります。引き継ぐという本当の意味を各自が理解してもらえたらと思います。貴重なレースだったと思います。