kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

地に足をつけて

2009-10-15 | 陸上競技
ここ最近、比較的順調に競技成績が出ています。やっていることが上手くかみ合っている時というのはこんなものなのかなーと思っています。まー地元の中学生にはあまり知られていないようですが(笑)。

こういう順調な時こそきちんと気持ちを引き締めないといけないと思います。勝って兜の緒を締めるという言葉の通り、こういうときに調子に乗っていては大きなミスをします。
人間は上手く行っている時、自分の力を過信します。何をやっても上手くいく気になってしまいます。こういうときには周りの話をきちんと聞けなかったり、自分は正しいという思い込みからミスを招きます。だからこそやるべき事をきちんと理解して、全力を尽くさないといけない。

上手く行っていないときは必ず思い悩み、どうすれば上手くいくかを考えます。だから最善の方法が見えてくる。考えない、分かっていないというのは論外ですが…、結構多いのではないかと感じています。たまたま選手が集まっている時は強いですがそうでないときに真価が問われるのだと思います。勘違いして自分の力がそれほど無いのに、自分は一流の指導者だと思い込んでしまわないようにしなければいけません。何も生み出しませんから。

結果が出たから特別偉いわけではない。強くなったからといって態度が変わるようでは、本当の強さは身につきません。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。力がつけばつくほど謙虚になり、自分自身を見つめ直す事ができるようになっていくことが必要です。自分のスタンスを崩す事なく浮かれる事なく、前だけを向いて進んでいかなければいけません。

私も選手も形あるものは何も手にはしていません。これまでの上級生が作り上げてきたモノの上に立って更に積み上げていく事で目標とするモノに近づける。今、私が目指しているモノは私一人でやっているわけではない。これまで様々な方から多くの事を学ばせてもらい、今も多くの先輩方や陸上仲間から支えてもらって進んでいる。そのことを常に頭に置いておかなければいけません。

真面目な話になりました(笑)。頭の中に浮かんだ事、常々考えている事は何らかの形で残しておく。意味があるかどうかはわかりませんが、自分自身の頭の整理にもなります。こういう部分が私を支えていると思っています。感じたことを心に刻んでいきたい。まー読んでも面白くはありませんが(笑)。お許しを(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポイント練習

2009-10-15 | 陸上競技
水曜日の練習ですがテスト週間に入っていますから、それほど長時間の練習はできません。それでも今週末に田島記念があるのでそれに向けての刺激を入れておかなければいけません。中国新人組は1週間以上心肺負荷をかけていませんからきちんとした刺激を入れておかなければ走れませんから。

短短は120mを2本と60m。出来るだけ高いスピードを保てる距離にしました。田島は100mだけですからスピード刺激だけで対応できると判断しました。arimaはかなりスピードが出ていますね。中国新人に出場したotaniよりも1~2m前を走っています。もともと100mはarimaのほうが得意ですが、上のレベルで戦うためには互角以上に戦わなければ勝負になりません。arimaは先日の記録会で11秒25を出していますから速いのは速い。ここを利用して力を上げてもらいたいものです。

短長はリレー形式で150mを1セット。今までは一緒に走る相手を固定していましたが、3年生と一緒に練習できる機会もあまり残されていませんから、3年生の想いをしっかりと感じさせるためにそれぞれを走らせました。たった1本ずつですが各自が何かを感じてくれたらと思います。
shimaは力的に先頭を引っ張る事が出来ていません。通常レベルなら間違いなく上位ですが、今のチーム状態では先頭は走れません。それでも決して諦める事なくひたすら前を見て走り続けます。その姿から選手が学ぶことは大きい。スピードで負けていても食らい付いて最後の最後まで戦うことが出来ます。少しの力の差であれば強い気持ちがあれば逆転が可能なのです。それを示す走りができていたと思います。
misatoは中国新人で決勝に残った3人と走らせました。条件は「負けているチームのバトンをmisatoがもらうこと」です。常に後ろから追うことだけです。逆に3人は逃げ続けないといけない。その条件でしたが、1本も2年生は勝てませんでした。走力もですが、何がなんでも勝ってやるという気持ちの大きさ自体が違います。この気迫を下級生がしっかりと感じることが出来たか?今後のチーム作りに大きく影響してくると思っています。

何度も書いていますが、この時期まで3年生が自分の力を上げるためだけに練習に取り組むというのは非常に難しいと思います。進学して競技をやるわけではありませんから、本当に今の自分のためにやっているのです。この姿がチームに大きな刺激を与えている。そう思っています。

やるべき事をきちんとやる。それが次につながっていきます。各自が何をするべきか、周りから何を感じるかを大切にしていきたいですね。ポイント練習としては良い刺激が入ったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする