卒業式が終わって生徒と保護者は教室へと移動してもらいました。金曜日に保護者が全員教室内に入れるように机の配置を変えましたが、それにより何とか全員に参加してもらうことが出来ました。卒業式では代表が全員分の証書を受けとりますが、他の生徒は教室で受け取ることになります。その姿をぜひ18年間育てて下さった保護者に見てもらいたいと思っていたので全員に入ってもらいたいと考えていました。
証書は担任から手渡します。通常のクラスでは副担任は教室にいるだけとなります。私は副担任に対して色々な想いがあり、出来るだけ生徒と関わって欲しいと思ってきました。前回担任をして卒業生を送り出した時と同じ方に副担任をお願いしています。色々と想いを持った方なのでそれを最大限に引き出すためには生徒と関わりを持ってもらいたい。そう思って前に出て生徒と繋がりを持ってもらいました。その副担任から生徒に何も渡せないというのは嫌だったので急遽花を買うことにしました。担任からは証書、副担任からは花という形で生徒を送り出したいと。花は花言葉を調べて「門出」「旅立ち」という意味のあるスイトピーにしました。気持ちの問題です(笑)。
1人1人呼名をして証書を渡しましたが、不思議と涙は出ませんでした。どちらかというと1人ずつ目を見て名前を呼べて笑顔で渡せました。同じように生徒も笑顔でした。もうすでに朝の段階で感傷的な気持ちになっていたので吹っ切れた感じですね。思い入れはかなりありますが、3年間の成長を見続けることが出来たというのは私にとって非常に価値があることだと思います。
副担任から話をしてもらいました。私が話をしようと思っていた事を先に言われてしまいました(笑)。それは副担任の「想い」についての部分です。実は私は分かっていたのですが(数年前に聞いていたので)、他には言わない部分です。だから書きませんが「想い」がある人間というのは周りに力を与えます。副担任の話を少ししました。
加えて、クラスの生徒に支えられた事について感謝の意を伝えました。昨年の3月から6月にかけて色々な事が重なり本当に嫌になっていました。かなり病んでいたと思います。クラス自体が暗くなるような出来事がありましたが、生徒が笑顔で関わってくれたことでかなり助けられました。同じ時期に教室に仲間を増やし「癒し」の空間を作りましたが、教室が全員にとって居心地の良い場所になっていった時期はこれくらいからだったと思っています。この子達の存在がこの苦しかった時期を乗り越えさせてくれたと思います。
最後はクラスについての話をしました。卒業新聞を見たときに多くの生徒が「G3で良かった」と書いていました。女子クラスだからというのもあると思いますがここまで書いているクラスはありません。これがクラスの状況を表していると思います。もちろん小さな不平不満はあったと思いますが、全体が上手くまとまってくれたと感じています。
前の記事にも書きましたが、1年生の時にはクラスマッチでは最下位、3年生の時には総合優勝でした。実はそれだけではなく文化祭の展示に関しては2年連続で最優秀賞をもらいました。また文化祭で公開されるCMをビデオで撮影して作るのですが2年生連続でかなりの力作が出来ました。
「やるからには全力でやらないと面白くない」と言い続けて生徒をその気にさせることだけに力を注いできました。部活動と同じで「本気」になったときの生徒の「力」というのは計り知れない。部活動はある程度の意識でやっている者が集まってくるのでやりやすい部分もありますが、クラスは全く違います。それをこちらに向けるというのは大変な作業です(笑)。だから担任はひたすら話すしかないと思っています。伝わるようになれば全てが変わると思います。それが出来たこの子達は本当にすごいと思います。
その姿を見て多くの人がクラスを支えてくれました。副担任を初め様々な先生方が気にかけてくださいました。全く関わりの無い卒業生が日曜日に来てくれて色々なモノを作るのを手伝ってくれました。昨年の春に転勤した先生がDVDにコメントが欲しいと連絡をしたらわざわざ学校に来てくれて撮影に応じてくれました。文化祭ではファッションショーを企画していたのですがなかなか間に合わなくてそんなときに家庭科の先生が「G3の生徒がやりたいというなら私も手伝うよ」といって衣装作成に協力してくださいました。生徒に送る花にカードを付ける作業を事務の方にお願いしたら「喜んでくれると良いですね」といって快く引き受けてくださいました。
それはうちのクラスの生徒が周りの多くの方から見守ってもらえているからだと思います。なかなかここまでしてもらえることはありません。
生徒は私が送り続けた「やるなら全力でやった方が面白い」というのを理解してそれを実際に行動に移してくれました。その姿が周りの「心」を動かしたのだと思います。この経験は間違いなく今後の人生に生きてくると思います。常に一生懸命にやっていたら周りが助けてくれるようになるのです。それは意図してやるのではなく、一生懸命になっていたら自然に周りが助けてくれる状況が生まれるのです。これまで何度も何度も生徒には話をしてきました。それがきっと力になるて信じて。ここまでしつこく話をする人はいないかもしれませんが、伝えたいメッセージを持っているから担任をする意味があるのだと思っています。なかなか伝わるものではありませんが。あくまで主役は生徒自身でなければいけません。担任としては色々な役を演じていかなければいけないと思っています。
良いクラスだと思っています。これだけの生徒に恵まれることはないかもしれません。1人1人が本当に良い子でした。やはり私は人に恵まれていると思いますね。周りが色々なところでG3に注目してくれていました。みんなはすごいと素直に伝えました。
最後に保護者が来られていたのもありますが、今の自分がいるのは周りの人のおかげ、特に保護者がいてくれるからだと話をしました。人生でなかなか保護者に感謝の気持ちを伝えることはできません。結婚式くらいでしょうから家に帰って一言お礼を言うように話しました。大切な事だと思います。
最後は礼をして終わろうと思っていたら生徒の代表が私と副担任に花とメッセージカードを入れたアルバムを持ってきてくれました。「3年間、先生のクラスで良かったです」と言われて本当に嬉しかったですね。本当に良い子達だと思います。最後の挨拶は「ありがとうございました」にしました。「さよなら」は寂しいので…。
終わってから全員で写真を取りましたが、自然にそんな雰囲気になったのが嬉しかったですね。その姿を保護者が微笑みながら撮影してくれました。全体が1つになった感じがあります。改めて良いクラスだと感じました。
もちろん他のクラスよりは終わりが遅くなりました(笑)。「kanekoクラスだから遅くなる」と周りも予測していたようです(笑)。周りからも認められています。本当に良いクラスだと思います。一生記憶に残りますね。
長くなりましたがまだまだ書けます(笑)。読む方がしんどいので止めておきますが。これが終わってから部活の卒部もやりましたが、それは記事を変えます。長いので(笑)。
証書は担任から手渡します。通常のクラスでは副担任は教室にいるだけとなります。私は副担任に対して色々な想いがあり、出来るだけ生徒と関わって欲しいと思ってきました。前回担任をして卒業生を送り出した時と同じ方に副担任をお願いしています。色々と想いを持った方なのでそれを最大限に引き出すためには生徒と関わりを持ってもらいたい。そう思って前に出て生徒と繋がりを持ってもらいました。その副担任から生徒に何も渡せないというのは嫌だったので急遽花を買うことにしました。担任からは証書、副担任からは花という形で生徒を送り出したいと。花は花言葉を調べて「門出」「旅立ち」という意味のあるスイトピーにしました。気持ちの問題です(笑)。
1人1人呼名をして証書を渡しましたが、不思議と涙は出ませんでした。どちらかというと1人ずつ目を見て名前を呼べて笑顔で渡せました。同じように生徒も笑顔でした。もうすでに朝の段階で感傷的な気持ちになっていたので吹っ切れた感じですね。思い入れはかなりありますが、3年間の成長を見続けることが出来たというのは私にとって非常に価値があることだと思います。
副担任から話をしてもらいました。私が話をしようと思っていた事を先に言われてしまいました(笑)。それは副担任の「想い」についての部分です。実は私は分かっていたのですが(数年前に聞いていたので)、他には言わない部分です。だから書きませんが「想い」がある人間というのは周りに力を与えます。副担任の話を少ししました。
加えて、クラスの生徒に支えられた事について感謝の意を伝えました。昨年の3月から6月にかけて色々な事が重なり本当に嫌になっていました。かなり病んでいたと思います。クラス自体が暗くなるような出来事がありましたが、生徒が笑顔で関わってくれたことでかなり助けられました。同じ時期に教室に仲間を増やし「癒し」の空間を作りましたが、教室が全員にとって居心地の良い場所になっていった時期はこれくらいからだったと思っています。この子達の存在がこの苦しかった時期を乗り越えさせてくれたと思います。
最後はクラスについての話をしました。卒業新聞を見たときに多くの生徒が「G3で良かった」と書いていました。女子クラスだからというのもあると思いますがここまで書いているクラスはありません。これがクラスの状況を表していると思います。もちろん小さな不平不満はあったと思いますが、全体が上手くまとまってくれたと感じています。
前の記事にも書きましたが、1年生の時にはクラスマッチでは最下位、3年生の時には総合優勝でした。実はそれだけではなく文化祭の展示に関しては2年連続で最優秀賞をもらいました。また文化祭で公開されるCMをビデオで撮影して作るのですが2年生連続でかなりの力作が出来ました。
「やるからには全力でやらないと面白くない」と言い続けて生徒をその気にさせることだけに力を注いできました。部活動と同じで「本気」になったときの生徒の「力」というのは計り知れない。部活動はある程度の意識でやっている者が集まってくるのでやりやすい部分もありますが、クラスは全く違います。それをこちらに向けるというのは大変な作業です(笑)。だから担任はひたすら話すしかないと思っています。伝わるようになれば全てが変わると思います。それが出来たこの子達は本当にすごいと思います。
その姿を見て多くの人がクラスを支えてくれました。副担任を初め様々な先生方が気にかけてくださいました。全く関わりの無い卒業生が日曜日に来てくれて色々なモノを作るのを手伝ってくれました。昨年の春に転勤した先生がDVDにコメントが欲しいと連絡をしたらわざわざ学校に来てくれて撮影に応じてくれました。文化祭ではファッションショーを企画していたのですがなかなか間に合わなくてそんなときに家庭科の先生が「G3の生徒がやりたいというなら私も手伝うよ」といって衣装作成に協力してくださいました。生徒に送る花にカードを付ける作業を事務の方にお願いしたら「喜んでくれると良いですね」といって快く引き受けてくださいました。
それはうちのクラスの生徒が周りの多くの方から見守ってもらえているからだと思います。なかなかここまでしてもらえることはありません。
生徒は私が送り続けた「やるなら全力でやった方が面白い」というのを理解してそれを実際に行動に移してくれました。その姿が周りの「心」を動かしたのだと思います。この経験は間違いなく今後の人生に生きてくると思います。常に一生懸命にやっていたら周りが助けてくれるようになるのです。それは意図してやるのではなく、一生懸命になっていたら自然に周りが助けてくれる状況が生まれるのです。これまで何度も何度も生徒には話をしてきました。それがきっと力になるて信じて。ここまでしつこく話をする人はいないかもしれませんが、伝えたいメッセージを持っているから担任をする意味があるのだと思っています。なかなか伝わるものではありませんが。あくまで主役は生徒自身でなければいけません。担任としては色々な役を演じていかなければいけないと思っています。
良いクラスだと思っています。これだけの生徒に恵まれることはないかもしれません。1人1人が本当に良い子でした。やはり私は人に恵まれていると思いますね。周りが色々なところでG3に注目してくれていました。みんなはすごいと素直に伝えました。
最後に保護者が来られていたのもありますが、今の自分がいるのは周りの人のおかげ、特に保護者がいてくれるからだと話をしました。人生でなかなか保護者に感謝の気持ちを伝えることはできません。結婚式くらいでしょうから家に帰って一言お礼を言うように話しました。大切な事だと思います。
最後は礼をして終わろうと思っていたら生徒の代表が私と副担任に花とメッセージカードを入れたアルバムを持ってきてくれました。「3年間、先生のクラスで良かったです」と言われて本当に嬉しかったですね。本当に良い子達だと思います。最後の挨拶は「ありがとうございました」にしました。「さよなら」は寂しいので…。
終わってから全員で写真を取りましたが、自然にそんな雰囲気になったのが嬉しかったですね。その姿を保護者が微笑みながら撮影してくれました。全体が1つになった感じがあります。改めて良いクラスだと感じました。
もちろん他のクラスよりは終わりが遅くなりました(笑)。「kanekoクラスだから遅くなる」と周りも予測していたようです(笑)。周りからも認められています。本当に良いクラスだと思います。一生記憶に残りますね。
長くなりましたがまだまだ書けます(笑)。読む方がしんどいので止めておきますが。これが終わってから部活の卒部もやりましたが、それは記事を変えます。長いので(笑)。