今回は私が見ている短距離は中国合宿に8人が選ばれました。他校の辞退者もいたため人数が増えたというのもありますが大人数で参加すると客観的な視点で選手を色々と見ることが出来るので今後の指導に活きてくる部分があると思います。来年度は山口県開催ですからその辺りも考えながら指導を見るように心掛けました。
師事している方から常々言われているのは「春の指導の難しさ」です。こういう合宿では指導する側が自分の型にはめてしまうのが一番怖いと思います。選抜合宿は数日間しか練習を見ることが出来ません。他県の選手を見るということになりますが、ほとんど大会で見たりはしていないのでその選手の特徴をつかむことは出来ていない状態からのスタートになります。
また、冬期を越えてきて今からシーズンインに入る大切な時期の合宿となります。数ヵ月間、目指す動きを身に付けるために繰り返し練習をしてきています。その段階だということを意識して選手を見ないといけないと思っています。ノーマルな動きではなくてもこれまでの動きを根本から覆すような指導は良くないのかなと思います。私のように指導実績もなく競技レベルもそこそこだった者が偉そうな事を言うなといわれるかもしれませんが、見ていて思っただけです。他の指導を否定しようというわけではありません。
実際色々な指導者と話をしている中で「これまでやってきた動きとは違うことをやって崩れてしまった」というのを聞きました。選手は素直に話を聞くので今までの動きと違っても素直に従って動きを変更するのだと思います。そして自分の良さを失ってしまう。情報の取捨選択がきちんとできるなら問題はないと思うのですが、高校生では難しい部分もあると思います。春先に崩れてなかなか戻らないという話もよく聞きます。指導する側も気を付けていかなければいけない部分かもしれません。
今回、カーブのハードリングで左リードの者はリード脚を外側に開くようにして爪先と膝を外転すると上手く走れると言われたようです。分かりづらい説明かもしれませんが、外に振られるのを防ぐために内側に力を使うようにするということです。うちの選手は不器用なため出来なかったのですぐに諦めたようです。なかなか難しい動きですからね。高校生の女子には少し(かなり?)難しいと思います。私はカーブのハードリングに関しては腕を使うように話します。こちらはそれほど難しくありません。技術的な部分は人それぞれですから私の説明では理解できない者もいると思いますが。
高校生レベルの指導に関しては基本的なモノが一番合っているのではないかと思います。特別な指導をしてもなかなか身に付かないと。短期間で一気に修正するというのは難しいですし、それぞれの学校でやっている内容があるでしょうからオーバーコーチングにならないようにしなければいけないと思います。
こういう合宿に行くと目新しいモノがいくつかあります。指導者の意図が分からないのであれば取り入れる必要はないと思っています。冬の中四合宿ではハイテクACで実践しているような動きをやっている所もありました。ミニハードルを使うため脚運びが良くないというのがありました。練習というのは「目指すモノがあってそれを身に付けるために何をするか」だと思います。練習手段が違うだけではないかと。根本的に動きの目的が違うのであればそれは高校生には適していないと思います。難しいですが。
「怪我をしないできちんと帰らせる」というのも大きな目的の1つになります。シーズンを棒に振ってしまうというのは選手にとっても辛いですからね。しかし、軽く軽くでは意味がなくなります。わざわざお金を払って合宿に参加しに来るのですからそれなりの収穫が必要となります。だからこそ現在の仕上がり程度の確認というのが大きな意味を持つのではないかと。インターハイを賭けた勝負をする相手が今どれくらいの力があるのか。それが分かるだけでも今後のモチベーションにつながっていくと。
この時期の合宿の難しさを感じました。色々な人に聞いてみたいと思いますね。考えさせられる合宿でした。
師事している方から常々言われているのは「春の指導の難しさ」です。こういう合宿では指導する側が自分の型にはめてしまうのが一番怖いと思います。選抜合宿は数日間しか練習を見ることが出来ません。他県の選手を見るということになりますが、ほとんど大会で見たりはしていないのでその選手の特徴をつかむことは出来ていない状態からのスタートになります。
また、冬期を越えてきて今からシーズンインに入る大切な時期の合宿となります。数ヵ月間、目指す動きを身に付けるために繰り返し練習をしてきています。その段階だということを意識して選手を見ないといけないと思っています。ノーマルな動きではなくてもこれまでの動きを根本から覆すような指導は良くないのかなと思います。私のように指導実績もなく競技レベルもそこそこだった者が偉そうな事を言うなといわれるかもしれませんが、見ていて思っただけです。他の指導を否定しようというわけではありません。
実際色々な指導者と話をしている中で「これまでやってきた動きとは違うことをやって崩れてしまった」というのを聞きました。選手は素直に話を聞くので今までの動きと違っても素直に従って動きを変更するのだと思います。そして自分の良さを失ってしまう。情報の取捨選択がきちんとできるなら問題はないと思うのですが、高校生では難しい部分もあると思います。春先に崩れてなかなか戻らないという話もよく聞きます。指導する側も気を付けていかなければいけない部分かもしれません。
今回、カーブのハードリングで左リードの者はリード脚を外側に開くようにして爪先と膝を外転すると上手く走れると言われたようです。分かりづらい説明かもしれませんが、外に振られるのを防ぐために内側に力を使うようにするということです。うちの選手は不器用なため出来なかったのですぐに諦めたようです。なかなか難しい動きですからね。高校生の女子には少し(かなり?)難しいと思います。私はカーブのハードリングに関しては腕を使うように話します。こちらはそれほど難しくありません。技術的な部分は人それぞれですから私の説明では理解できない者もいると思いますが。
高校生レベルの指導に関しては基本的なモノが一番合っているのではないかと思います。特別な指導をしてもなかなか身に付かないと。短期間で一気に修正するというのは難しいですし、それぞれの学校でやっている内容があるでしょうからオーバーコーチングにならないようにしなければいけないと思います。
こういう合宿に行くと目新しいモノがいくつかあります。指導者の意図が分からないのであれば取り入れる必要はないと思っています。冬の中四合宿ではハイテクACで実践しているような動きをやっている所もありました。ミニハードルを使うため脚運びが良くないというのがありました。練習というのは「目指すモノがあってそれを身に付けるために何をするか」だと思います。練習手段が違うだけではないかと。根本的に動きの目的が違うのであればそれは高校生には適していないと思います。難しいですが。
「怪我をしないできちんと帰らせる」というのも大きな目的の1つになります。シーズンを棒に振ってしまうというのは選手にとっても辛いですからね。しかし、軽く軽くでは意味がなくなります。わざわざお金を払って合宿に参加しに来るのですからそれなりの収穫が必要となります。だからこそ現在の仕上がり程度の確認というのが大きな意味を持つのではないかと。インターハイを賭けた勝負をする相手が今どれくらいの力があるのか。それが分かるだけでも今後のモチベーションにつながっていくと。
この時期の合宿の難しさを感じました。色々な人に聞いてみたいと思いますね。考えさせられる合宿でした。