kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

またも雨が降る

2010-03-15 | 陸上競技
月曜日、朝からかなり雨が降り続けていました。最近は1週間のうち半分くらいは天気が悪い気がします。冬期は比較的暖かかったですが、シーズンに移行する時期に思ったように練習が積めないというのはあまり良いことではありません。が、いつものパターンで練習やりすぎになるところを神様が抑えてくれている気もしています。今年はそうならないようにかなり注意を払っていますが、やはり「セーブしなさい」というメッセージなのかもしれません(笑)。

午前中は進路模試が実施されました。そのため練習は食事を取って午後からにしました。練習開始時間に若干仕事が入っていたので30分程度ミーティングをさせました。自分達の目標に対する現在の到達度や今後ポイントポイントでどこまで行っておかなければいけないのかをしっかりと認識しておく必要があると思ったので。最近は時間をとってミーティングをしていませんでしたが、こういう機会にしっかりと「心」を育てるようにしていかなければいけません。内容の報告は全く受けていません。その後の練習に現れると思っていますから。

練習はサーキットと室内種目の補強にしました。何度も書いていますが自分の身体をコントロールする大切さを理解しなければいけません。逆立ち等は補助なしでできる者が増えてきました。少し時間はかかりますが、数ヶ月きちんとやっていけばできるようになる感じがあります。
加えてメディシングボールを使っての体幹補強。上手くボールを使えば身体を大きくしっかりと使う事ができます。ほとんど思いつきですが効果は高いと思います。道具は「意識付け」という意味で用いています。同じような動きをしても目標があればさらに意識は明確になります。使い方次第でここまでで約1時間半程度かかったでしょうか。もう補強ばかりやる時期は過ぎてきています。疲れが残るようでは意味がありませんからね。もう少し身体作りを継続していきたいと思います。

その後、基本的な動きの繰り返しをしました。室内でしかできませんから限られた範囲でしか動かせません。土曜日の練習の中で反発をもらうことについて話をしたので、そのことを踏まえてどうすれば上手くいくのかを考えました。動きの先取りというか不安定を生み出すというか分かりづらいですが軸をどうするかという話です。
かなり理論的な話に思われるかもしれませんが、やってみるとそれほど難しくないのですが…。かなりしつこくやりました。壁を使っての膝の引き出しの部分から意識付けをしました。これまでは「押さえる」という感じが強いため動き自体が硬くなってしまっていました。無理やり引き出して反発を無視するような動きです。感覚的なものですが、もっと楽に進むことができるのではないかと考えていました。見た目は同じような動きですが内面はかなり違います。私自身の「感覚」と選手の「感覚」にはやはり差があります。

これまでひたすら基本的な動きを繰り返してきました。これがきちんとできていれば上手く感覚をかみ合わせる事ができると思っています。基礎的な繰り返しがなければ脚運びや重心移動というのは出来ないと。中学生に同じことをやらせても出来ないと思います。基礎筋力も関係すると思いますが、これまでの繰り返しが影響していると思います。これまで動きが崩れていた者もスムーズな動きになっていきました。ほんの少しのことなのですが、接地が無駄に強くならずに上手く運べるようになっていました。今日走れば良い感じで走れたと思います。

高校生に小難しいことを言っても絶対に理解できないと思っています。速い選手がやっている動きなどはある意味「特殊」だと思いますから、見た目の動きを真似する必要はない。選手の動きを見ていくなかで何を意識しているのか、こちらが求めている事との違いをしっかりと把握していく必要があります。私もかなり話をしますが、出来るだけシンプルに伝えたいと思っています。まーいきなり難しい話をしても分かりませんが、段階を追えばかなり違ってくるとは思いますが。ゆっくりの動きの中では速い動きとは感覚的なものが明らかに違います。そこを上手く理解させないといけません。本当は理解させなくても強制的にその動きができるようにしていくというのが求められているのでしょうが。まだまだ力不足は否めません。

雨が降るというのは走ったりはできませんが、違う部分の気付きがかなりあります。2時間近く繰り返しました。長い(笑)。途中少し休憩を挟みましたがよく集中して取り組めたと思います。明日以降につながっていくと思います。
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