kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強風が吹く

2010-03-31 | 陸上競技
水曜日の練習、専門練習をしようと考えていました。前日に専門練習をするための準備をしていたのでその流れで実際のレースに備えていくための練習を入れようと。が、グランドに行くとバックストレートがかなりの強風が吹いていました。少し位なら問題はないのですが…。天候自体も曇りでしたが風のおかげで体感温度は実際異常に寒く感じました。もう4月になろうかというのにこの状態というのは何なんでしょうか。仕上がり自体も遅れていく可能性があります。これはうちだけの問題では仕方ない部分かもしれませんが…。

アップはサーキットとラダーをやってからフリーとしました。各自でやるべきことを考えながらやるように指示を出しました。練習前に少しだけ全体に話をしていました。「考える」という行為をかなり求めています。だからこそ「考えすぎる」事が出てきます。400mでレース展開を考えるあまり、前半抑えすぎてしまう傾向があります。中学生が400mで比較的良い記録を出すことがありますが、これはレース展開等をあまり考えずに前半から行けるところまで行くからです。考え始めたら上手くいかなくなるというパターンがかなりあります。
うちの女子はこの辺りが結構あります。前半のペースを考えすぎて自然にスピードを上げていく事ができない事が多い。前回の強化記録会でも自分はしっかりと走っているつもりでも客観的に見るとスピードが出ていない。ラスト150m位で「力が残っている」というのに気づいてスピードアップするような展開でした。

県内だけを見ているつもりはありません。あくまでも全国で戦うという目標のためにやっています。守りに入る必要はないのです。オーバーペースにならないようにしながらも攻めていかなければいけません。乳酸が蓄積してからのスピード維持のための練習はかなりやってきています。前半から攻めてもラストきちんと処理できるようにしています。もっと自信を持って攻めていきたいと思っています。

その流れもあって前半の入りの練習をしようと考えていたのですが、前述のようにバックストレートは尋常ではない向風。どうしようか悩みましたが、「向風のレースもある」と思い走ることにしました。本当ならある程度感覚が出来てからやるほうが良いのでしょうが…。400m系はカーブから直線に入る時に向風にあおられてスピードに乗りきれませんでした。実際のレースもこのような事があります。タイムが狙えない中でどうやって勝負をしていくかにかかってきます。
400mHに関しては歩数の関係があります。400mよりも影響は大きい。うちの選手には導入段階から両足が使えるように指導してきています。こういう悪条件の中でもある程度対応できる選手が多いですね。まータイムは狙えませんが。それでも勝負に徹するというのも求められていくと思っています。結局6位以内に入らなければ次の段階には進めないのですから。

それにしても風が強すぎました。1セット実施した後に練習を切り替えました。150mと100mを組み合わせて爆発的に乳酸を蓄積させながら身体を動かし続けるというものです。こんな条件ですから少し考えなければいけないなと思い変更しました。風は冷たかったですが気温自体は低くありません。スピードが出せないわけではなく、かなり出ます。前日にトゥトレをやっていましたからその延長だと位置付けました。
これからの練習は「ハイスピード持続」を実施していきたいと思っています。実際のレーススピードを意識していかないと対応出来なくなる部分があります。スピードを上げた中で持続させる事が必要となります。冬期と比べるとワンランク上のスピードが出ます。故障が怖い部分もありますが、かなり負荷をかけることが出来ます。ここ最近練習後に倒れ込む姿はほとんど見ていませんでしたが、今回はかなり乳酸負荷と心肺負荷がかかったようです。動けなくなる者が多かったですね。

何度か書いていますが「倒れ込むから良い練習」というわけではありません。女子は雰囲気で倒れたり過呼吸になります。目的にあった練習が出来て本当にきつくてしゃがみ込むなら仕方ありませんが、ポーズでは意味がありません。今回はかなり乳酸が蓄積したと話していました。ハイスピード負荷でガンガン走っていますから当然です。乳酸が蓄積するということはそれだけ高いパフォーマンスをしているということです。乳酸が蓄積しないような練習ではあまり効果はない。エネルギー供給形態からもその事が証明できます。長い距離をそれなりに走っていくというのを避けるようになったのはそのためです。

今回は少し最初にやろうとした内容と変わりましたが、かなり負荷がかけられたと思います。明日以降天気が崩れるようですからしっかりと走っておきたかったのでちょうど良かったかなと。良い練習が出来たと思います。バランスを取りながらしっかりと取り組んでいこうと思います。焦らず慌てず。まだまだやらなければいけないことはたくさんありますからね。
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スピード負荷をかけていく

2010-03-31 | 陸上競技
火曜日、少し風があり肌寒いかなという感じがありましたが日が照っていて暖かかったと思います。合宿が終わり、次に向けて全体で動き始めました。本来ならこちらから話をしてスタートというのが必要だったのかもしれませんが、あえて何も言わずにスタートしました。前日に自分達でミーティングをしていますからその取り組みが現れてくるはずですから。

練習はいつも通り。少しスピードを意識した練習にしたかったのでショートをしたあとにトゥトレを実施することに。これから新入生が入ってきて今の道具では若干効率が悪くなります。トゥトレの道具をもう1つ購入してもらうことにしました。待ち時間がかなり無駄になっていますから、その辺りをきちんと対処できるようにしていかなければいけません。出来るだけ短時間で回していきたいので。
今回はトゥトレとショートを組み合わせて数本走りました。引っ張ってオーバースピードを出した後にすぐ自分の力で走る。筋肉に刺激を与え、それを自分の意志で動かしていく。それがきちんとつながっていくことでスピードの向上につながっていくと考えます。速さに動きがついていかなければ走れませんから。

スピード刺激を入れた後にバトン走を。女子の4継に関してはオーダーを少しずつ考えていかなければいけません。すでに決まっているチームもたくさんいると思いますが、うちはまだ流動的です。チームの状態からしてもかなり良いところまでは行けると思っています。県の表彰台を狙える位置まで来ていると思います。2年連続で4継の中国を逃していますから今年はきちんと実力で勝ち取らなければいけません。12秒台の実力がある者がいますからここを中心にしっかりと4継にも目を向けていければかなりの力は出せると思います。マイルで戦うためには最低限のスピードが必要となります。きちんと取り組んでいきたいと思います。

その後は少しフリーにしました。短距離とハードルに分かれてスタートの確認とハードル練習としました。特別な動きをやるのではなく基本的な事の確認です。シーズンに入っていくにあたりもう一度しっかりと意識付けをしとおく必要があります。時間を与えそれぞれがしっかり自分の課題を明確にしておく事で専門練習の質が高まります。

ハードルで脚が合わないという選手をどうするか。このあたりは非常に難しいと思います。適応能力や調整力が高い者は何も考えずに合わせることができますが、そうでない者もいる。ここは選手を見ながら変えていくしかない部分です。スタブロを変えたりストライドを調整しながら合わせていきました。何とか形にはなりましたがもう少し時間がかかりそうな感じがあります。このあたりは判断しながらやっていかなければいけないと思いますね。

少しずつ準備を進めていきたいと思います。
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