kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

復調の兆し

2010-03-09 | 陸上競技
月曜日の練習について。全体的に走れるようになってきている感じを受けました。前にも書きましたがキレがある感じです。選手には言いましたが「大切なのは総体や中国でどれだけ力が出せるか」です。今走れるからと受かれていても意味はありません。きちんと目標を見据えてやっていかなければいけません。

12月の合宿で動きを崩しそれを戻す過程で全く走れなくなっていたrina、走りが崩れていることによりあちらこちらに痛みが出ていて全く走れなくなっていました。「走れない」という表現だけでは足りないレベルの走りでした。ジョグをすることもできない。ここまで走れなくなるとは正直思いませんでした。昨年のmisatoと同レベルかそれより悪い状態だと思います。
本人は言葉では表せない位の辛さがあったと思います。周りが走れていく中で自分だけが取り残されていく感覚はあったはずです。人はどうしても自分の一番良い時を追い求めます。昨年58秒台で走っていますからその時の感覚と比べてしまう。1月から2月末にかけてそのレベルとはほど遠い走りしかできていません。良くて70秒が切れるかどうかの走りでした。本来の走りには程遠い走りしか出来ません。

3月に入った辺りから少しずつ走れるようになってきました。時間はかかりますがほんの少しずつですが前に進むようになってきていました。月曜日はかなり良くなっていました。ショートでここ最近で一番走れていました。それでも60mで5mは離れていましたが今まではその倍以上離されていましたから。
その後は1人だけ別メニュー。加速段階から中間のつなぎの部分を重視しました。最近は加速は何とかなりつつありましたがスピードが乗ってくる部分が上手くいっていませんでした。そこがつながってくると走りが変わってくると思っていましたから時間をかけて走らせました。とは言っても付きっきりでやるのは止めました。自分の感覚を大切にしないといけないと思っています。あまり関わりすぎるとオーバーコーチングになってしまい自分の感覚を見失う気がします。私に頼りすぎるのはよくありませんから。

他の種目を見ながら合間に見ていました。卒業生が「なんか感動しました」と言っていたので詳しく聞いてみると2月位の動きと比べて全くの別人のような動きをしていて、ここまで回復したのかと思うと感動したということでした。確かに無理矢理動かそうとしていたあの時期と比べると良くなってきています。

昨年のmisatoとの違いは「故障した時期」です。misatoはテスト終了後かなりの痛みがあり全く走れませんでした。それを無理矢理走れるような状況に持っていこうとしましたから後でかなり苦しみました。県総体ではまさかの8位でしたから…。そのこともあって今回はとにかく私が説得しながら焦らずに持っていくように心がけました。大切なのは狙った大会できちんと戦うことです。そこがなければ全く意味がありませんから。

確かに走りを見てみると重心の移動がそれなりに進み始めていました。この動きと1ヶ月前を比べると全く違います。復調の兆しが見えました。その後に120mを2本他のメンバーと一緒に走らせたのですがなんとかついていけていました。もちろん8m位の差はありましたが少し前と比べると全然違います。動物的な走りに近づいて来ています(笑)。スピード型ですからここが戻ってくるとかなり変わってきます。

rinaが復調すればインターハイで戦うというのが更に現実味を帯びてきます。rinaが走れなくても中国には届きますがその後が厳しくなります。この部分は皆が分かっている事です。別に期待に応える他無二やってもらう必要はありません。全ては自分自身が戦いたいかどうかだけだと思います。

少しずつですが良い方向に進み始めてきました。慢心せずにやっていきたいですね。唯一問題があるとすれば私の肩凝りがひどすぎることでしょうか…。辛い。
コメント
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