kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考査終了

2010-03-08 | 陸上競技
長い学年末考査が終了しました。いやーなんか本当に長かったですね。卒業式等も挟んだのでかなり長い間テスト週間だった気がします。今回は練習時間をかなり絞りましたから、疲労自体は抜けてきているのではないかと思います。土曜日はほぼ普通に練習をしていますが、それでも疲れがたまる程ではないと思います。

今日は午前中が試験でその後学検の準備がありました。テスト終了日というのもあり学校が終わってから少し時間を置いてからの練習としました。この間に昼食と仮眠を取らせたかったので。明日から気温がかなり下がるという予報になっていましたから、少し専門的な練習もやっておきたいと考えていました。テストが終わってこれからはシーズンに向けての練習となります。普段から質は高いと思っていますが更に高いレベルで取り組んでいきたいと思います。かなり順調に冬期練習が消化できたと思っていますからある程度以上の水準で競争していかなければいけません。学内で云々の話ではありませんから。

練習はタータンでやりました。せっかくなのでスタブロからの出の感覚やハードルの感覚をつかみたいと思ったので。最初は練習に顔を出せなかったので卒業生に連絡をとって手伝ってもらいました。本当は一緒に練習をさせようと思っていたのですが体調が悪いらしく本当に手伝いにきただけになっていましたが(笑)。その後もう1人卒業生が来てくれました。呼び出されたようです(笑)。これだけ手伝ってもらえるというのは通常考えると絶対にありません。かなり気が利きますから先を見越して動いてくれますから練習がはかどります。何故ここまでやってくれるのかを選手は考えなければいけません。単に暇だからではありませんからね。

動きを見ていると土曜日の走りよりも更に動いている感じを受けました。今日は風が冷たく気温もそれほど高くはありませんでしたが、ももあげをしている時から動きにキレがありました。走りを見ていた卒業生も「よく動いていますね」と言っていました。ここに来て動きが良くなってきた感じがあります。気持ち的にもシーズンに向けての課題のを明確にしていく時期となります。ある程度スピードが上がってきてからきちんと結果に結びつくように修正しなければいけないと思っています。ショートも走れるようになってきている感じがありましたね。加速段階の動きを繰り返しながらかなり走りました。

その後短距離とハードルに分かれて専門練習としました。短距離はスタブロからの加速練習、400mH組は3台目までの流れを確認しました。
短距離はスタンディングからの加速練習はかなりやっていますが、スタブロからのスタートはほとんどやっていません。本来ならシーズンを通じてその感覚を身に付けさせておく必要があるのかもしれません。もう一度加速段階の脚運びのポイントを話してからひたすら繰り返しました。投げ出しがきちんと出来ないと流れが出来ません。あとは1歩目の接地と腰の位置について注意をさせました。時間があるときにこうやって繰り返す事が身に付けるためには必要です。冬期にしっかりとやってきたことを結びつけていくための作業です。ほとんど3歩目までの動きでした。ずっと付きっきりで見ていたわけではないですが、卒業生がポイントを理解して少し見てくれましたから意識をしながら出来たと思います。

400mH組は軽く跳んでから流れまで持っていく予定でした。ほとんどスピードを上げずにリズムを重視して走りを作りましたが、1人は軽くいって17歩でした…。走れるようになっているとは思いましたがスゴいことだと思いますね。昨年実績がある2人はすぐに勘を取り戻してハードルを越えていきます。慣れたら良いと思っていたのですが初日にいきなりスタブロから3台目までビューンと走っていました。寒さもあるのでこれから先間違いなくスピードが上がり余裕が生まれてきます。逆に17歩にするように調整していかなければ詰まってしまい走れなくなります。この時点で昨年の秋よりは確実に強いのが伝わってきます。63秒台はすぐにでも出せる力があると思っています。過大評価ではなく本気で。まー63秒では全く勝負になりませんから戦術を練って戦える状態まで持っていきたいですね。もう1人女子400mH選手がいますが今のままではこの2人を脅かす所まではいきません。力を出し切れるようになればこの2人ともいい勝負が出来るだけの才能があります。かなり期待していますが、もうしばらくかかりそうです。

長くなりつつあるので続きはまた別に書きます。女子の最後の1人が見違えるように復活しつつあります。これはまた後で。なんか異様に眠くなってきたので(笑)。また書きます(--;)。
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教育の責任

2010-03-08 | 陸上競技
命をかけた場所取り、やはり会館内に入ってから争奪戦に負けました。入場は30人くらいずつになるのですが、後ろのほうは「歩いて」と言われてもものすごく走ります。ここで図々しく行くのはちょっとどうかと思います。並んだ者が有利になるような仕組みを作るべきですね。4人ずつ時間差で送り出すようにすれば全く問題なくやっていけると思うのですが・・・。これはきちんと提案するべきかもしれません。結局「わが子かわいさ」で良い場所を取ろうとすると絶対に後ろのほうの人は必死になります。私も自分の子供の演技は見たいと思いますから、かなり早起きをして並んでいます。これはこれで「馬鹿」だと思いますが、他の人に迷惑をかけるくらいなら自分が我慢して並べばいいことですから。

この辺りを見ると「自分さえよければ良い」という感じが強く出ます。別に私は自分の子供の所さえ見られれば他の人がその席で見ても全く気になりません。本当は一番前はそのクラスの保護者が優先的に交代で入れるようになればそれで良いのではないかと思います。どうせ出番はそれほど多くないのですから。この辺りのシステム作りは絶対に必要だと思います。どこの保護者も自分のところの子供は見たいはずです。その部分が過剰にならないようにするべきです。うちの奥さんも他のクラスの保護者が来たときには座らせていたようです。感覚の問題かもしれませんが「自分さえ良ければいい」という部分を無くしていくことが重要なのではと感じますね。

この部分は生徒にも言えることです。最近の傾向として「自己中心的な考え方」が多く感じられます。周りはあまり意識せずに、自分のやりたいことを最優先するという傾向があります。面倒なことからは逃げて自分の有利になることだけはやる。ドライというよりは「利己的」な部分が強く出ている感じを受けます。それで本当に良いのか?極端なことかもしれませんが、働きたくない→でもお金がほしい→楽にお金が手に入る方法は?→人のものを取ろうという回路ができている感じがします。世の中の犯罪の大半はこの部分が占めている気もしています。誰だってお金がほしい。だから時間を使って働いてその対価として給料をもらうのです。それを避けていて本当に良いのかって話です。

自分のことだけを考えるから、他の人の気持ちなどは考えない。モノを奪われた人、ルールを守らず場所を取られた人、その行為で不快な気持ちになった人は我慢するしかないのが現状です。そこをどこまで許すのか。こういうのを繰り返し教えていくのは「学校教育」だと思っています。だから、「ダメなものはダメ」だときちんと伝えていく必要がある。目には見えない部分ですがここをきちんと見に付けさせるのが「教育」の持つ意味だと思っています。目に見えることだけを追うような教育は結局何も生み出しません。モノ作りももちろん大切です。形に見えるものを作る人がいなければ世の中は回りません。しかし、「モノ作り」をするためにはその前にモノを作るための「人」を育てなければいけません。「利己的」になるから、以前から問題になっている食品や建築物の「偽造」につながるのです。他の人を騙してでも自分に利益があればいいという短絡的な考えが生まれるのです。

教科指導ももちろん大切です。それができなければ教員として大きな問題があります。しかし、それと同等に「伝えるべきメッセージ」を持っていなければ人は育たないと思います。誰のための教育活動なのかを考えるべきです。そこを無視している間は絶対に「人」は育ちません。もちろん家庭の教育というのも大切なことです。学校教育の目指すところはどこなのか?しっかりと考えていく必要があると感じています。

ちょっとまじめな話でした。お許しを。
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