kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きの確認を行う

2010-03-20 | 陸上競技
火曜日、水曜日とかなり走り込みました。前の記事にも書きましたが高いスピードの中での負荷は思ったよりも身体にダメージが残る感じがあります。月曜日は記録会に参加する予定にしています。記録を狙う云々ではなく本当に練習の一環として参加します。アップやレースをするとかなりの運動負荷だと思います。シーズンインが早すぎるかなという気持ちもありますが、選手には記録が出ても出なくても関係ないと話しています。普段の練習ではタイムを計りませんからたまたま記録を計る場面が記録会だったという感じでとらえています。それだけです。

今年はできるだけピークを遅らせようと思っています。狙うのは県総体や中国大会です。3月や4月にどれだけ記録を出しても一番大事な時に記録が出せないのなら意味がありません。そのため比較的強めの負荷をかけておきたいという気持ちがあります。あまり早くピークを持ってきたくないからです。そのためかなり走ってきましたがその疲労は思っていたよりも大きかったようです。いきなり調子が落ちることは考えられないと思っています。スピード負荷が高まる時期は一気に疲労が蓄積する感じがあります。特に今年は例年よりもかなり暖かい日が続いていますからいつもよりも身体が動きやすいというのもあると思います。見ていて走れるなという感覚はありましたが「動き過ぎている」という感じを受けていました。だからあえて走る。疲れさせておいたほうがいいなと。

木曜日と金曜日、練習量を落としました。金曜日の時点でほとんどの者が身体が重たいという感じでした。このあたりはほとんど本人の感覚と指導者が選手の動きを見てからの判断です。明らかに動いてしない状態でしたから。土曜日はサーキットと体ほぐし、ドリルなどの基本的なことをしました。少しずつですがシーズンに向けての「勝負の身体づくり」を意識させたいという部分があったので。まだ動きが重たい感じがありましたが、2日前よりはかなり良くなってきていました。木曜日が5だとすれば今日は8くらいまでの回復はしていたのではないかと思います。女子は9くらいは回復している感じがありましたが、男子はまだ7程度でしょうか。筋肉量の関係もあるのでしょうか。そこまでスピードを上げることができたというのは良いことなのですが、その反動がかなり大きいのでしょう。本当に難しいなと思います。

練習自体は加速練習を軽くやってそのままSD練習を数本。練習負荷としてはかなり軽いかなと思いますが、それくらい思い切って減らさないといけないのではないかと感じました。普段の練習量がかなり多いと思います。疲労は蓄積されていきますから思い切って身体を回復に充てないと変わらないと感じました。この冬期は本当に死ぬ気でやりました。その負荷も過去最高だと思っています。今日も一般選手と少し話をしていたのですが他の選手がくる前から練習を始め、その選手が帰る頃に追い込みで走っている状態でした。ある意味想像を絶する量をやっています(笑)。この時期に少し練習量を調整したところで大きな影響はないと思います。逆に休ませないと危険かなと。全くの感覚的な部分ですから正しいかどうかはわかりません。

毎日練習を見ていて「これは」と思う部分は比較的間違っていないのではないかと思います。動きの変化などは見ていないと分りません。最近は1つ1つに細かく話をすることは減ってきたと思います。ある程度は選手に任せても大丈夫だと思う部分があります。もちろん、要所要所はきちんと締めておかないといけませんが。見ていて「動いている」だけではなく、もう少しポイントを修正すれば良いという時にきちんと指示を出せるといのが重要なのかなと。ショートスプリンターを育てるためには少し練習量が多いかなとも思っています。ショートスプリンターはもっとフレッシュな状況で1つ1つの質を上げていくことが求められているのではないかと。こんなに休んで大丈夫なのか?というくらい練習量を落とさないと走れない感じがあります。まー今のうちにいるショートスプリンターは1人だけですからその選手を見ていて感じただけなのですが。

比較的元気に走れてきているrinaだけは別。他の者とは別に走りました。120mを数本セットに分けて走りました。1人だけなので競り合うとかいうのは全くありませんでしたが、本数を重ねる中で昨年秋の走りに近い感じを取り戻してきました。まだ後ろの回転が大きいのですが全く走れなかった12月から2月の走りを考えるとほぼ回復です。現時点でも62秒を切る走りはできると思っています。他の選手は「もっと走れると思いますよ」と言っていましたが、今の動きでどれくらい持続できるかという部分も考えてやはり61~62秒かなと。本人は絶対に不満でしょうが、回復度合いとすれば十分かなと。一番大切な時に57秒で走ってくれればいいのですから。無理やり4月に走れるようにする必要性は0。そう考えて余裕を持って見ています。
rinaだけは走練習の後に学校に戻ってウエイトと補強。こちらはこれまでの不足分を補うためにしっかりとやっていかなければいけません。その量に見合ったケアは自分でやればいいだけ。終了時間は2時前後になりましたがきちんと集中を保って練習できました。

新入生も少しずつ練習に参加させていきたいと思っています。手続きが少し面倒ですが、基礎づくりは少しでも早いほうがいいかなと。こちらは焦らず長期的な視点でやっていきたいと思います。これに関してはまた書きます。

しかし、暖かかった。
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しっかりと考える

2010-03-20 | 陸上競技
先週からかなりスピードが出ているなと感じる状態が続いていました。今は調子が上がりすぎるのは避けたいという気持ちがあったので1週間半程度、高いスピードの中での練習を繰り返しました。これだけ動けば見ている方は手応えを感じます。が、大抵このような時にミスをします。

火曜日と水曜日、かなり走りました。木曜日・金曜と落とすつもりでしたが、esaki先生に「2日連続でタータンで走って大丈夫なのか?」と声をかけて頂きました。普段からかなりの負荷で練習をしていますからいつも心配してもらっています。その話をhirayama先生が聞いておられて「指導者が手応えを感じてこの時期にもう一つ上のステージに引き上げようと張り切るとかなりの確率で失敗する」とも。ここ最近は以前のようにガツガツやるのは少なくなってきました。結構成長してきたかなと思っています(笑)。それでも周りの方には心配をおかけしていると思います。基本的に突っ走るタイプですから(笑)。

計画的に練習量を増減させていこうと思っています。この時期、走れるようになってきている者はスピード負荷が高いため身体に跳ね返ってくるダメージも大きい。走れるからといってひたすらやると故障につながっていきます。ここで怪我をするのは致命的だと思っています。冬期に体重の増加をしたような女子は危険です。それなりにやっていたら走れるようになっていますが、その動きに身体が耐えられない状態が生まれてしまいます。この時期に「身体が動く」というのは非常に良いことだと思いますが、その反面細心の注意を払う必要があると思っています。少ない指導経験の中や周りの優れた指導者から学んだことです。

かなり走っていたので昨日の段階ではほとんどの者がかなり身体が重いと言っていました。これは当然だと思いますね。身体が休みを欲していると思います。ここで休まないと慢性的な疲労状態になってしまいます。オーバートレーニングです。これは避けたいので練習量の増減をしっかりしないといけません。木曜日は身体作りのみ。それ以上の負荷はかけませんでした。それだけでも負担は大きいですが…。出来るだけ短時間で終わらせるように心掛けていました。

金曜日は諸事情があって練習を1時からにしました。休み時間を入れてから練習に入りました。1人は午後から気功に行くということだったので早めに始めました。今日も感覚的に重かったようです。速く動かない感じがすると話していました。気功に行って長脛靭帯の張りがあったと言われたようです。手を当ててもらったらかなり身体が軽くなったようです。バランスを整えてもらうだけでかなり違うようです。相変わらずすごい話です。

他の者はサーキットとドリルを中心に実施しました。基礎的な事から確認をしていきました。疲れが残らないように出来るだけ運動時間を減らしました。後は各自に任せる形で3歩目くらいまでやりました。無理をさせる必要はありませんから。状態がそれほど良くないときに無理をする必要はないと思いますね。この時出来るだけ選手と会話をしながら状態を確認していきました。本人の身体の感覚を理解させるためです。どのような状態なのか説明させることで自分の身体に目を向けることが出来るようになります。鈍くて分からない選手もいますからその辺りも分からせていく必要があります。今後の最終調整のための準備です。

rinaだけは完全別メニュー。スピードが出る状態ではなかったので他の者とは違います。今はきちんと走れる状態を作ること。最優先事項です。ある程度繰り返していく事でかなり身体が動くようになってきています。8割程度の回復具合でないかと思っています。そこまで来たのでもう少し刺激を入れるためにトゥトレを数本入れました。中間で少し腰が残る感じがあったのでそこを補うためです。
最初本人はかなり嫌がりました。「動きが崩れる」と言っていましたがそんな細かい事を言っていたら先に進めません。動きを見ていて次の段階に進むべきだと判断をしたから話をしたのです。怖がっていたら先には進めませんから。ということで軽く引っ張りました。最初はポジションが若干前側でしたが2本目からは上手く取れ始め、かなり動けるようになってきました。8割5分くらい(笑)。十分です。

それぞれを見ながらどうやっていくかを考える。まだまだ十分ではありません。この辺りの力を磨いていく事が私自身必要かもしれないなと考えています。まだまだ身に付けることは多い。
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