kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習を入れていく

2010-03-17 | 陸上競技
水曜日、前の記事のように学校自体は2時間授業でした。昼食時間などを考えて少し余裕を持って1時からの練習としました。ここ最近はtokuyama大学の競技場を使用させていただいて練習をすることが多くなっています。市営競技場はグランド状態が非常に悪く走れない状態が続いています。タータンの上での練習が増えますから若干疲労が心配ですがそこに関してはかなりしつこく言っていますから対応はできると思っています。その分練習を調整していますし。

この日は最初から卒業生が2人練習を手伝いに来てくれていました。本当に助かります。少し時間に余裕があるようなのですが、わざわざ来てくれるという姿勢には頭が下がります。1人は県内で陸上を続ける予定なので少しずつ練習をしてもらいたいと思っています。なかなかできませんが(笑)。これがバネがめちゃくちゃ使えるようになっていて、これが1年前なら本当に面白かっただろうなという感じを受けています。少しだけ走ったのですがかなり良い動きをします。3年生のシーズン後半には11秒2で走っていましたから本物です。せっかくなので選手の前で実際にバウンドなどをさせてみましたが、良いお手本になります。ありがたいことですね。しかし、疲れるのが早い(笑)。

基本的なことをしてから早い段階でスタブロからのSD練習をしました。普段はショートをやってからさらに・・・という感じでやるのですが、あまりやりすぎると本当に疲れが抜けなくなってしまいますからセーブしなければいけない部分はセーブしておかなければいけません。男子はここ最近走れるようになってきた感じを受けています。エースは感覚的に中間での伸びがいまいちだと言っていますが、昨日の疲れも影響しているのかなと思っています。本当に疲れやすい。本人とも話をしましたが総体路線で戦っていくときには本数を重ねなければいけません。その中で力を発揮するというのを考えていくと少し気になる部分です。男子キャプテンはいまいちだというエースに競り勝っていました。これは大きいと思います。2人とも動き自体はそれほど悪いとは思いません。昨年のベストよりは間違いなく走れるようになっていると思っています。男子は少人数ですが4継での中国進出を狙っています。人数的に新入生に頼らなければいけない状態になるとは思いますが、それでも可能性はあると思っています。11秒中盤で3人をそろえてあとは11秒8くらいでいければなんとか・・・。甘くはないですがしっかりと狙っていきたいと思っています。

短い距離のあとに記録会に向けて少しだけ専門練習を入れていきました。記録云々を狙わせるつもりはありません。練習の一環として出場させたいと思っています。陸協にタイムテーブルが提示してありましたが、100mと400mは2本ずつ走れるようです。シーズンインとしては多少早いですが、感覚を養うという意味で参加させたいと思っています。これが終わったらすぐに中国合宿ですからちょうどいいかなと思っています。

短長はスタブロからの前半の流れを確認しました。例年でいえばこの時期にそこまではやりませんが、中国合宿で指導される先生がこの手の練習が好きだと伺っています。自分たちの走りの感覚を養っておくことも必要かなと思って実施しました。こちらはまずまずです。MAXではなく「楽に速く」というのを意識させています。本当はもっと繰り返していきたいのですが本当にやり過ぎになってしまうので本数を絞っています。250mまでを1本ずつ行きましたが、先頭が37秒0くらいで入っていてほとんど差がなく入ってきました。もう少しスピードが欲しいところです。とにかく一喜一憂する段階ではありません。「これくらいの力で走って37秒か」というのが分れば十分だと思います。シーズン当初は最後まで持たないかもしれません。それはそれでいいかなと。後半対策の練習はかなりやっています。それがどう現れてくるのかはシーズンが進んでいくうえで出てくると思います。

短短はカーブから直線への入りを繰り返しました。内傾を開放した時のスピード感でストライドが一気に伸びてしまわないようにするためにスティックを置いて動きをコントロールするようにしました。自然とできる部分なんですがあえて意識させることで動きが身に付くと思います。こちらは遠くから眺めているだけでした。ある程度のことは最初に説明しています。大きく崩れるような動きではありませんからあまり関わらないようにして自分達の感覚を作らせるようにしました。できて当たり前という部分ですからね。

1年生男子、かなり走れるようになってきています。昨年の200mは24秒台でしたが早い段階で23秒には入ると思います。加速段階が改善されないので100mはそれなりだと思いますがロングスプリントでは間違いなく走れるようになってきています。が、本人には全く自覚がない…。自分のスピードが上がってきているのは分からないと言っていました。感覚が鈍いというかなんというか・・・。中学時代はほぼ無名ですから自信がない部分があるのでしょうね。

復調しつつあるrina、完全別メニューで実施しています。こちらは加速段階の繰り返し。少し走れるようになってきたのでカーブからスタートして直線30mくらいでもう一度スティックで運びを意識させました。この段階で膝が出ませんでしたが繰り返していくうちに少しずつ改善されていきました。復調の兆しがあります。

最後に全体で少し走りました。普段は150mですが、今日は200mを数本走ってから150mで。すべてMAXですから2本目の200mはかなりきつかったと思います。それでも1本目から積極的に走らせました。akane、miki、sakiがスピードがあるのでそのまま行きます。今回は久々にその流れにrinaがつきました。これだけ走れたのは数ヶ月ぶりだと思います。ここ数ヶ月かなり苦しんできていました。全くといっていいほど走れていなかったので言葉にはできない喜びがありましたね。こうやって全体のレベルが上がっていくことで初めてインターハイへの可能性が出てきます。5人でやっていくのと6人でやっていくのではまったく違います。
今回はakaneがかなり良かったですね。これも久々(笑)。他の者はスピード負荷をかけてから本数が持ちません。正確にいうと持ってはいるのですが良い動きをしている者についていけなくなります。このあたりがまだまだ甘いと思いますね。どうすれば戦えるのかを考えるべきです。全体のレベルが上がっていかなければ届かないのですから。そういえばhatuが2セット目に激走していました。この走りは手ごたえを感じることができるレベル。まーよくわからないので様子を見ますが(笑)。

全体的に走れるようになって来た感じを受けます。さすがにスピード負荷が高くなってきてるので疲れが見えます。この時期のトレーニングはしっかりと考えないといけない部分があります。走れるようになってきたからひたすら・・・というのでは指導者の満足で終わって今します。このあたりをある程度冷静に考えていかなければいけないと思います。いい練習になったともいます。
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1・2年生の前で話をする

2010-03-17 | 陸上競技
水曜日、学校は2時間。これは完全に日程調整のために実施されている感じです。「各科による指導」という丸投げ状態の時間でした。こういうときには必ずといっていいほどやることになります(笑)。テーマも与えられませんでしたから15~20分程度話をしろと言われただけ。いやー恐ろしい話です。今の商業系の1・2年生とは授業ではほとんど関わりがありません。そんな人が前で何かを話したところで本当にメッセージが伝わるかどうかというのは微妙ですからこちらがかなり歩み寄って話をすることにしました。

最初は明らかに寝ている人間がいたのでそのものに対して話をしました。社会人になったときには人から話を聞く機会というのはなかなかありません。私は数年前にスポーツ公認指導員の資格を取りに行くために講習を受けましたが福岡で4泊5日、東京も4泊5日でかなりの負担を強いられました。20万円以上は使ったのではないかと思います。高校生は座っているだけで教員側が話をしますから、聞いていても聞いていなくても時間が過ぎます。数人の話を聞くというチャンスを逃していたら大きな損失になるのです。そのことに対する生徒の意識は全くと言っていいほどありません。まー2時間もひたすら話を聞かされると眠たくなるというのも仕方ないと思いますが・・・。それでもしっかりと聞くべきです。

あとは私の経歴というか人生の中心にある「陸上競技」についての話。それなりに話をしましたが、競技を通じて学んだことを伝えました。それは人間には「様々な価値観を持った者がいる」ということ。同じものを見ても「美しい」と思う者がいれば「汚い」と思う者もいる。価値観は多種多様なのです。自分とは違う者を「悪」とするのではなく、自分とは違う者がいるのだということを受け入れていかなければいけないのです。

大学時代こう見えても陸上競技部の主将をしていました。その時に運営の方針を決めようとなって私は「有言実行」というありふれたテーマにしました。当時自分の意見は主張するがそれに伴う行動ができないという者が何人もいましたから「自分が口に出したことに対しては責任を持つべきだ」ということから話しました。が、「大学生なのだから不言実行のほうがいい」と言われました。口に出さなくてもやる者はやるという考え方からです。私からすればチームの目標というものはきちんと共有できるものでなければいけません。「不言実行」ではチームは動かないことは明確です。それでかなりもめました。私はこういう性格ですから当時も「反kaneko」がいたと思います。別にそれをどうこういうつもりはありません。そんなものです。これでも大学の監督には「歴代の主将の中で一番だ」と言ってもらえるのですが。もちろん全てを鵜呑みにするつもりはありませんが、それなりのことはやってきたと思っています。それでも、確実に「非難」する者はでる。

自分の考え方が反映されない者は快くは思わないですからね。同じことをやっても確実に価値観が違う。だから衝突が起きる。きちんと受け入れていくことが大事だと思います。お互いがそれぞれの意見を主張しあうだけでは上手く物事は進みません。そこまで難しい話はしませんでしたが、もっと単純に部活動から学んだことを話しました。

あとは、それだけ一生懸命に取り組めるものが学生時代にあるかどうかというのは大きいと話しました。一生懸命になれるものがあればそのことから学ぶことは多い。そして、他者にその大切さを話すことができます。3年生の面接試験でも部活動やクラスマッチ、文化祭などについて話をすることが出来たようです。口だけの話と本気でやってきたことの内容は全く違います。高校時代に何もやらずに過ごすというのは無意味だと思っています。これはよく生徒に話すのですが「明日から働け」と言われてすぐに働くことができるか。高校生の考え方では絶対に無理です。アルバイトなら可能だと思いますが団体に属してきちんと働くというのはかなり大変なことです。だからこそ高校生活を使って様々な「力」を身につけていくのです。漠然と時間を過ごすというのははっきりいって無駄だと思います。その日が楽しければいいというレベルでは何も得るものはありませんから。

もちろん、こんなに難しくは話しませんでした。絶対に理解できないですから(笑)。話す相手の精神的な発達段階に合わせて内容や言葉を選ぶべきだと思っています。難しい話や立派な話をしても伝わらなければ意味はないのですから。偉い人(嫌味)は難しい言葉を選んで話をします。それがすごいことだと思うからです。それが生徒に伝わらなければ無意味だということを理解できないのです。綿密に計画を立てて話をしても聞く側の立場からすればそんなことは関係ありません。話がわかるか分からないかだけですから。分らない話、興味のない話を延々とされるから眠たくなる。だから簿記の時間は眠たくなる(笑)。

私は今の仕事は天職だと思っています。こういう性格ですから全員に受け入れられるとは思いません。しかし、「kanekoがやるなら仕方ない」といって手を差し伸べてくれる方が大勢います。これは本当に恵まれていると思います。もし私が適当に生徒と向き合っていたらこんなことはないと思っています。生徒に対して一生懸命に向き合おうとうするからいつの間にか人が助けてくれる。生徒にも一生懸命やることで自然と人が集まるということを理解してほしいと思います。それくらい一生懸命になれば全てが変わるのですから。いつの間にか良い方向に進むのです。だからこそ私は私の役割を果たす。ほかの先生が激怒しないのだから私は「駄目なものはダメ」だと声を大にして言います。これで生徒に嫌われようが一切きにしません。誰かがやらないといけないことですから。残念ながらこうやって激怒された子に限って「先生~」といって近寄ってきます(笑)。なぜだか分りませんが。「怒られるのが好きなんじゃないか(笑)」とよく言いますが。理不尽なことではなくきちんとした注意だから生徒も「自分が悪かった」と思うのかもしれません。多分嫌われているとは思いますが(笑)。全く気にしません。

あっという間に20分たったのでもっと話をしたかったのですが止めました(笑)。結構真剣に生徒は聞いてくれたのではないかと自負しています。生徒にとって少しでも何かが残ればと思いますね。まーできればこういう仕事が回ってこないと嬉しいのですが、今後も100%回ってきます。それでいいと思っています。

たまにはまじめなことも書きます(笑)。
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追い風で走る

2010-03-17 | 陸上競技
火曜日、午前中は県立高校の合格発表がありました。今年はなかなか生徒が集まらず厳しい状況にありました。不況が影響してか実業高校に進むというのを保護者が避ける傾向にあると思います。仕方ない部分ですが、進学などを考えてもうちでも十分対応できます。うちに来てくれた生徒にはしっかりと様々な力をつけて「shokoに行っておけば良かった」と思わせたいですね。見返すといいわけではありませんが、他校とは違う部分で必ずアピールしていきたいと思います。

練習は前日走っていなかったので少し走っておこうと思っていました。一応練習の一環として来週の記録会に出場してみようと考えています。特別調整をするつもりはありませんし、シーズンインが少し早いと思いますが今の自分の力を試すという位置付けてできたらと。記録を狙うというつもりはありませんがある程度の結果は付いてくると思っています。

練習は追い風がかなり強かったのでスピード練習となりました。風が強いためなかなか身体が温まりません。仕方ないですが、コートを着たりして身体が冷えないように工夫をしていました。陸上競技は自分の身体だけで勝負をするのですらコンディションを整えておく必要があります。細かい部分かもしれませんが、気を配る事ができるかどうかで大きな「差」になっていくと思います。

加速段階とスタブロからの出を何度も繰り返しました。冬期にはかなり走り込みをして基礎体力を向上させてきましたが、この体力と集中力は繰り返し練習に役立ちます。他の学校の何倍も繰り返していたと思います。それをいきなり中学生にさせることは出来ません。段階があるのです。「練習量が多い」と言われますが、この辺りにしっかりと反映されていきます。通常の練習ではここまでの繰り返しはできないと思っています。確実に伸び率は高いと自負しています。
1年生の男子で入学当初は100mが17秒位かかっていた者がいます。冗談抜きで「遅い」のです。身体が全く動きませんでした。中学時代も運動部に所属していましたが、走るのは遅かったと思います。昨年の100mのベストは14秒台だと思います。うちの女子に勝ったことはありませんでした。が、今日は60mで女子に一度も負けることなく走れていました。勘違いかと思って何度が見てみましたが、やはり速く動くようになってきています。かなりの確率で12秒台に入ると思います。この子の最初の段階を知っている人が見たら間違いなく驚くと思いますね。県で勝負は出来ないかもしれませんが、個人内成長はかなりのものです。やれば伸びる。それだけだと思いますね。

スタブロからの動きが良いものが数名いたのでいったいどれくらい速くなってきているのか60mを1本計ってみました。ここ最近は全くタイムを計っていませんからどれくらいなのか全くわかっていませんでした。男子のトップは7秒0前後、女子のトップは8秒1前後でした。追い風が強いのも影響しているとは思いますがまずまずの走りだと思います。先日の室内陸上の優勝が7秒78くらいだったような気がします。手動と電気計時の違いもありますが、良い感じですね。少しは力が上がっていますね。

もう少し書きたいことがあるのですが、激しい睡魔に襲われているので寝ます…。すみません…。
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