kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

本当の成長のために

2011-02-01 | 陸上競技
競技の指導をしていく上で最も大切な部分は「心」の成長だと思っています。「速ければ良い」のであれば学校教育の場で教える必要はない。海外のコーチングのように技術的な指導だけをしていかに速く走れるかを追求していくだけでいいかもしれません。しかし、高校生は単純に足が速いだけでは間違いなく勘違いをしてしまいます。足が早い事に対して外部からは評価を受けますから、自分が偉くなった気になるのでしょう。必要ないプライドだけが高くなってしまい態度が大きくなってしまう。これでは間違った人格形成を助長してしまうことになります。小さい頃からチヤホヤされていたら良いことにはなりません。

今、うちの女子は少しずつ走れるようになってきています。しかし、それだけで本当に良いのかという疑問があります。速くなるということには責任が伴うと考えています。偉そうに聞こえるかもしれませんが、今のうちの練習スタイルをある程度継続していればそれなりに強くなると思います。集中力が低くても継続的に練習をしていけば身体はそれなりに出来てきます。それに合わせて走れるようになってくる。かなりの量をやっていますから半分の成果だとしてもそれなりに強くなると。これでは意味がないというのが今の私の考え方です。本来目指す部分とは違うのです。

力に見合うだけの「心」の成長がなければ同じことを繰り返してしまうのです。今では「心」が成長してから「力」が付いてくるとえパターンが大半でしたが、今は「心」ができる前に「力」がついてしまっている感じがします。非常に危険だと感じています。このままの状態であればまた崩壊する所までいってしまうでしょう。その前にきちんと「心」を育てないといけないと思っています。

練習に波があります。良い練習ができる時はそれなりに集中して取り組めていますが、疲れてくると一気に崩れます。声が出なくなる、ダラダラし始めるという部分が出始めると練習における緊張感が無くなります。それによりまた質が下がる。こちらが声をかけてなんとか集中力を保たなければいけない状態があります。まだ未完成な部分が目立ちます。

本当に自分が強くなりたいというのであれば、このような状態は生まれません。指導者主導型の練習になっている間は本当の強さは身に付かないと考えています。最初の段階では誰かが引っ張っていかなければ方向性が定まりませんからある程度は仕方ないかなと思いますが、成熟するにつれて自らの意志で取り組むようにならなければいけないはずです。なかなかその水準までは行きませんがここまでいけば間違いなく強くなります。今はその前段階だと思います。多少成長しつつありますが、まだまだ本物になっていない感じがします。

まずは基本的な生活習慣が身に付かないといけません。時間を守る、挨拶をする、学校のルールを守る。やらなければいけないことがきちんと出来なければその次の段階には進めません。それが出来ればやろうと思えば誰でも出来る事をきちんとやるという話になります。練習中に声を出す、キツいところで手を抜かないできちんとした負荷をかける。これが最低限のレベルだと感じています。この部分は競技レベルには全く関係ありません。意識の問題です。

更にもっと根底にあるのは「強くなりたい」という想いが本物になるかどうかだと思います。「強くなりたい」という想いがあれば他の事に対しても真剣に取り組めるようになっていきます。全てはつながっています。練習だけを一生懸命やろうと思っても無理です。日常生活での考え方が間違いなく競技には出てきます。「少しだから良いだろう」と楽をする、甘える者は練習でも必ず手を抜きます。日常生活が「性格」を作る、つまり「心」を作るのです。どれだけ話しても「心」に響かなければ何も変わりません。大切な事です。

変わりつつある気がしています。それは先に「力」がついたから「もっと強くなれるのではないか」という気持ちが芽生えたのかもしれません。どちらにしてもチャンスです。今を逃すともう流れに乗れないかもしれません。大切にしたいですね。かなりの労力を要しますがやるしかありません。

「心」の成長が全てを決める。そう考えています。
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