kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

指導をする

2011-02-17 | 陸上競技
木曜日、朝から雨でした。これはどうにもなりません。1日雨が降るという予報でしたから前日に走っておいて正解でした。どちらにしても身体作りの日に充てていますから大きな問題はありませんでしたが。

朝の段階でバスケットボール部の顧問から話を受けました。ここ最近思うことがあって股関節のストレッチ等を教えて欲しいということでした。うちのバスケットボール部は県内でも有数のチームです。公立高校ではトップ、前年度はインターハイにも出場しています。これまで多くの話を聞かせてもらって、アドバイスをもらってきました。私が役に立つのであればということで手伝うことに。

私に話があったのは、陸上競技は身体の使い方や強化の部分に力を注いでいるからです。ごまかしが利かない、身体だけで勝負する種目ですからこの辺りは他のスポーツよりは細かくやるかもしれません。特に私はここに力を注いでいます。バスケットボールは戦略・戦術で戦える種目だと常々言われていましたが、普段から身体の強化については高い関心をもっておられました。

放課後はうちの練習は選手に任せて、バスケットボール部の所に行きました。同じ場所でバレー部も練習していたので一緒にやることになりました。基本的に静的ストレッチはアップ時に必要ないと思っています。故障の予防という意味では必要ないとだと思いますが、今から競技をやろうというときにはあまり意味がない。動的柔軟を中心に教えることにしました。股関節は肘や膝とは異なる間接です。様々な方向に動かすことができまし。だからこそ、使い方については考えていく必要があるのです。

トータルで1時間半くらい教えたでしょうか。普段から同じような動きを練習でやっているようです。あとはその動きの意味を理解して、意識して動かしているかどうかの部分です。顧問と話ながらやっていたのですが、共通する感覚が多かったですね。私は身体の軸を意識して股関節を動かすように指導しています。全ての動きにおいてです。細かくは言わなかったのですが、私が意図している事を察知されて話を聞いてこられました。洞察力が鋭い。だからチームが育つのだと思います。

こうやって学校内で指導者の部活交流があるというのは面白いと思いますね。私もかなり新鮮に感じました。選手もそうだと思います。それぞれの得意とする部分を生かしていけば間違いなく活動は活性化します。大切なことだと思います。
そのまま流れで様々な話をしていました。気がつくとうちの練習が終わる時間でした。同時並行して簿記の勉強を教えていましたが、それすら忘れ去られていました(笑)。慌てて「戻ります」と伝えると「バスケの副顧問にならないか?」と誘われました。うーん、どうしましょうか(笑)。こういうのも楽しいなと感じています。

戻った頃には全ては終わっていました。練習どころか選手の顔を見たのは3分くらいでしょうか。まーたまには良いでしょう。その後、忘れ去られていたmikiに1時間程度簿記を教えました。申し訳ないなと思いながら(笑)。本人は私が全く悪いと思っていなかったのが分かっていたと感じていたでしょう(笑)。基本は自分でやるのが勉強だといつも言ってます。問題ないはず。かなりやっていました。分からないところを中心に教えて終了。

良い経験ができました。気分転換にもなりました。あとはバスケの副顧問になるかどうかを考えないといけません(笑)。こういう機会を大切にしたいですね。
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悪条件の中で走る

2011-02-17 | 陸上競技
水曜日、練習は競技場に行かず学校でやることにしました。放課後は会議があったので最初から参加することが出来ませんでした。それはそれでありかなと思っています。自分達で取り組む大切さを学ばないといけないという気持ちがありました。

グランドはサッカーの試合で使われたため全く使えない状態でした。野球部の内野まで練習で使われたらしくぐちゃぐちゃになっていました。目に余る状態です。整備されそうな雰囲気があったので一先ず坂を走ることにしました。前日も走っていますが関係はないですね。あまりデリケートに考えたくはないと思います。脚にかかる負担はあると思いますが、翌日は雨予報でしたから走れるときに走っておきたいと。どうも先週に比べると覇気が低下している感じがありました。波がある…。良いことではありません。質が下がります。

その後グランドに戻ってタイヤ引きをしました。学校のグランドでできる練習は限られています。距離的にもなかなか取れません。そのためタイヤ引きとスプリントを組み合わせています。グランド状態は悪かったですからタイヤ引きをすることで少しは整地できるかもしれません。
客観的に見ると声も出て走れている感じがありました。しかし、先週と比べるとやはり物足りなさを感じました。声の出方も中途半端です。集中が途切れているのか走り自体もイマイチな感じがしました。端から見ると「良い練習」と判断されるのではないかと思います。このレベルの練習ができる所はそれほど多くないかなと。が、目指すのは「練習での満足」ではなく、「目標達成に必要な練習」です。なかなか足りないですね。もちろん、見る目が厳しくなっているのは分かっています。集中して全力で取り組まないと届かないのですから。

ある程度の距離を使って走りました。負荷的にはかなりかかっていると思いますが、終了後短い距離でのタイヤ引きを実施。最後にショートで終了。先週の金曜日と同様に全てが終わってから女子は折り返し走。持っている力を使い果たすことを意識しました。女子は基本的に守りに入ります。意識しないうちに力をセーブしていて最後まで無難に練習を終わらせてしまいます。特に今回のように波があるような練習をしているときには力を使い果たすことぱできません。休息時間も短くしてひたすら走らせました。考える時間すら与えないといった感じでしょうか。

きちんとした負荷はかけることが出来ました。が、それが本当に狙いとするレベルの負荷かというと疑問が残ります。もっと質の高い練習ができたのではないかと感じています。若干消化不良です。悪い練習ではないと思いますが、まだまだ出来たのではないかという気持ちがあります。

もう一段上がりたいと思いますが、結局やるのは選手です。どれだけ本気になれるかですね。まだまだです。
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我慢

2011-02-17 | 陸上競技
水曜日、なんとなく気分が乗らない感じがありました。前日に「成長しないな」と思われることがあったためです。この繰り返しなのだと思いますが、やはりエネルギーを必要とするので疲れてしまいます。だからといってやらないというわけではなく、指導はしていきます。これがないといつまでたっても前には進みませんから…。

日誌に「最大限の努力」について書かせました。口頭で言われ続けていても本人達がどれだけ意識しているか、理解しているかが分かりません。実際に文章にさせることで本人達に「考える」時間を与えたいと思いました。やはりそれぞれ認識が違います。同じことを話しても受け取る側がどう感じるかで全く違う内容になります。ここの辺りは表現を変えながら話をしていかなければいけません。チームを作るために出来るだけ「個」に目を向けていかなければいけません。なかなかチームが出来ないと嘆き、他のチームと比較する指導者がいます。こういう部分は自然発生的に出来るわけではありません。きちんと積み重ねていく大切さがあるのです。能力が高い選手が集まったからチームができるわけではありません。1つ1つを大切にしていくことが大きな結果につながるのです。時間がかかります。

結果というのは「小さなこと」の積み重ねだと思います。どんなことであっても「小さなこと」を大切にしない者は上手くいきません。練習だけしっかりやれば良い、と考えている者は絶対に失敗します。練習への取り組みはどのような「考え方」で臨むかが重要になります。普段から「小さなこと」だからといって手を抜いたり、楽をしようとする者は絶対に練習でも手を抜きます。普段の考え方自体がきちんとしていない者が場面が変わったからといって大きく変わることは100%ありません。だから日常生活をきちんと送る必要がある。練習以外の時間が「心」を作るからです。ここができれば必ず変わります。

「最大限の努力」とは目の前にある全てのことに対して全力で取り組むことから生まれてくる。場面が違ってもやることの「本質」は同じ。練習以外の事をどれだけ真剣に全力で取り組めるかで、練習の中身は変わってくる。そこが分かるかどうかなのです。1つ1つの出来事は独立しているようで、実は密接につながっている。ここが分からないと場面が変わると別人のような行動をしてしまう。だから成長しない。

見ている私はひたすら我慢しかありません。成長を促しながら、本人達が気づくのを待つ。最も苦手な部分です(笑)。常に劇的な変化をしないかと期待していますが、そんなことは絶対にないというのも分かっています。だから我慢。それしかないと思います。かなりの労力を使います。

競技成績が上がれば何をしてもいい、とは思いません。学校で応援されないようなチーム、選手が勝っても意味はないのです。日常生活がきちんと送れない、他者に迷惑をかけるような選手が勝っても何も得るものはない。そう考えています。だからこそ細かい部分まで言い続けていかなければいけない。

「最大限の努力」ができるか?ここが大切です。繰り返し言い続けていきます。これが私の「最大限の努力」だと。我慢してやるしかないですね。
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