kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

予定変更

2011-02-14 | 陸上競技
月曜日、朝から雨でした。少しはジョグをしたいなと思っていたのですが残念ながら無理でした。仕方ないので体幹補強を実施。本当なら身体をしっかりと動かさせたかったのですが…。土曜日も天候不良のため走れませんでしたし。予報では夕方からは天気が持ち直すという感じだったので若干期待していました。が、全く雨が弱くなる感じがありません。グランドではひたすらサッカーが試合をやっていましたが、水溜まりの中でやっている感じでした。もう少し良い条件で試合ができたら良いのに…。

午後からは坂道を走りたいと考えていたのですが、とてもそんな感じではありませんでした。これだけ雨が降って無理して走る必要はないと思います。風邪を引いても意味はないですし…。色々と調整をして火曜日と月曜日のメニューを入れ替えることにしました。出来ることを最大限にやることが大切になります。

ウエイト、やはり上がるようになっています。主動筋が強くなることで大きな力を発揮できるようになります。これが直結するとは言い切れませんが地道な積み重ねが結びついて筋力がアップします。それだけは間違いないですね。他の部分も同様です。やはり継続していくことで少しずつ力に変わっていきます。

外補強は色々な場所で実施しています。雨が降らないところでやらなければいけませんから。それぞれの種目を見て回っていましたが、他の部が意味もなく声出しをしていました。何なのかなと考えていましたが、後で考えると声を出して「練習をしている振り」をしていたのではないかという気がしました。何のために練習に取り組むのか。ここが分からないのに練習をする意味があるのか…。疑問に思います。
うちの選手は声を出します。見ていない所でもそれなりに集中して出来ているのではないかと感じています。これは当然の話ですが、目標意識を持っていれば最大限の努力ができるはずです。意味のある時間にしなければいけません。

練習途中に中国地区のトップ選手の記事を女子に渡しました。中学1年時から12秒3で走っていて昨年はインターハイチャンピオンになりました。同じ地区に11秒9の選手がいる。この事をどう感じるかです。もちろん、強い選手です。普通に考えると「すごい選手がいる」で終わってしまいます。しかし、選手に渡して「ライバルだと思え」「勝つために何をしないといけないかを考えろ」と話しました。雲の上の存在だと認めてしまったら一生勝てません。諦めてしまったら100mでは残り5つの枠しかなくなってしまいます。実際に勝てるかどうかは別にして「勝つんだ」という意識があるかどうかです。この意欲の有無で結果は変わってくると思います。私は勝ちにいきたい。無謀だと思われるかもしれませんが少しずつでも追い付いていく事ができると信じています。

意識レベルを引き上げて、それに見合う取り組みが出来るようになってもらいたい。そのためには本気にならなければいけません。戦うのは選手自身。その気になれるかどうかです。なれば必ず変わる。そう信じています。

まだまだ伸びる要素がたくさんあります。そこを選手が認識して取り組めるか。中国地区の中で勝ち上がっていきたいと思います。人数が少なくてもできる。そう信じています。しっかりと取り組む姿勢を身に付けさせたいですね。自分のためにやるという意識があれば何でもできるはず。これからです。
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今の課題

2011-02-14 | 陸上競技
冬期練習もほぼ終盤にきました。あと1週間はしっかりと強化してテスト週間に入りたいと思います。終わってから春休みが終わるまではもう1度強化をしたいと思っています。あと2ヶ月は引っ張れるかなと。3月末にはもう少し本数を減らしてスピードレベルを上げるような練習を入れていきたいと考えています。今の課題の洗い出しをしておかなければいけません。

今一番気になっているのが「本当に400mが走れるのか?」という部分です(笑)。この冬期は練習パターンを大幅に変えました。基本的な流れは同じなのですが組み合わせを変えています。どちらかというと短短よりの練習に近いかなと。短長、最大距離でも150mです。もちろん1本走ってスマートに終わるような練習はしていませんから十分対応できるとは思っています。本数は半端ではないですから(笑)。
今は珍しく短短の選手のほうが多くなっています。今までは長い距離から400mへというパターンだったので短長が多くなっていました。今年の冬は短い距離のスピードを重視した練習にしています。今までは短短と短長を分けていましたが、ほとんど一緒になっています。週1くらいで距離を変えていますがどれくらい対応できるか未知数です。他校との練習で短長走れていないと感じたことはないので大丈夫だと思いますが。

また、計画通りに基礎筋力が上がっていない部分が気になっています。これは特に男子。あれだけの補強をやっているにも関わらず体幹の筋力が大きくなりません。見ていてかなり雑な部分があります。今までにないことです。ここも理由をきちんと考えていかないといけません。雑になるのは補強の必要性をきちんと分かっていないからというのもあるかなというのもあります。自分ではやっているつもりになっているというのも。客観的に見て軸が出来ずにフラフラしている。卒業生が見たときも違うと指摘されました。なかなか成長できません。あと2ヶ月でどこまでもっていけるか…。不安が残ります。
女子では体重管理。ここもなかなか進みません。目標値までは程遠いのが現実です。冬の間に体重を増やさないという目標はものの見事に崩れ去りました。今から中途半端な取り組みでは解消できないレベルです。本気で取り組まないといけません。休日返上で取り組んでいる者もいますが間に合うかどうか。増えるのはあっという間ですが、減らすのはかなりの時間と労力を要します。ここに関しては本人と覚悟と保護者の協力が不可欠です。なんとかしなければいけません。

メンタル的な部分の課題が一番大きい気がしています。今までと同じレベルでやっていくとこれ以上上はありません。「やらされている」という水準からは脱却しつつありますが、何がなんでもやるんだという気迫はまだまだ足りません。「強くなれたら」くらいではいつまでたっても変わりません。集中力を最後まで保つというのも同様です。目標意識が明確であれば最後まで気を抜くことはありません。しかし、ある程度練習した所で「よく頑張った」と満足していたら更なる成長はありません。当然です。
努力はできるようになってきました。しかし、それは「今までよりは」という話であって目標到達に必要な努力ではありません。今までは「練習できない」のが「練習できる」ようになっただけで評価されていました。しかし、これからは「取り組み」の内容が重要になります。やるのは当たり前です。どこの学校でもやっているのですから。その中身が充実していかない限りは目標には届きません。満足するレベルを引き上げていかなければいけないと思います。本当に強くなりたいと思っている選手は「自分は頑張っている」とは考えません。どのような練習わしても「まだまだ」だと満足しないからです。「こんなに頑張っているのに先生に注意を受ける」と思っている間は本物ではないのです。

意識レベルが上がれば間違いなく取り組むレベルが上がります。これからはこの部分をしっかりと考えさせていきたいですね。更なる成長を期待したいと思います。
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