kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体練習会

2011-02-21 | 陸上競技
日曜日、国体練習会が山口でありました。かなり疲労していたのですが検定等で1月中旬から顔を出していないので申し訳ないなという感じで行くことに。気持ちの8割は「休みたい」という想いでしたが、周りの方が「行く」と言われたので私が休むわけにはいかないと思って・・・。大きな流れには勝てません(笑)。

練習参加者は中学生が中心。国体に向けての練習会です。中学生対象に実施する練習会はもっと前の段階ではないかと思いますが、今更言っても何も変わらないので。私が担当するハードルは高校生が3人、中学生が1人。まーぼちぼちでしょうか。毎日練習を見ている分けではないのでこちらが主体の練習をするのもどうかと思ったので、中心選手2人の課題を克服するための練習にしました。最初の段階で自分達の課題を明確にしておくようにと話して、アップ終了後に聞くと「リード脚が開く」「抜き足が持って来れない」という話だったので午前中はその部分を克服するためにポイントを絞ることにしました。

抜き足に関しては上手くできない選手が多いですね。ゆっくりした動きの中で脚の軌道をしっかりと確認しました。この段階でタイミングがずれているので丁寧に動きを修正することにしました。この辺りは癖がありますから時間をかけて意識しなければ変わらないと思います。1度の練習で修正できるくらいならすでに変わっていると思います。多くのことをやるよりは時間をかけて本人達に動きの意識を持たせることが重要だと。今回は私が指導をして補助的に手伝ってくれる指導者がいたので細かい部分はそちらに任せました。せっかく来てもらっているので何もしないというのも申し訳ないなと思ったので。

色々な動きをさせて、重心移動がきちんと生まれるところまでやりました。リード脚で腰の移動を生み出す。これによりドリル用のハードル間が詰まり始めます。このことの意味も考えさせました。なぜ同じ動きをしているのにさっきよりもインターバルが詰まるのか?こういう部分を意識させていくことで自分達で練習をするときに役立つと思います。練習会ですからこの場だけでどうこうするというのではなく、長期的な視点でみて上手くいくことが望ましい。特に人数が少ないのでもっとも基本的な部分を抑えておく必要があると。時期的にもっと専門的な練習、実際のハードリングの中で動きを改善する事も必要かなとは思いましたが、基礎段階ができていないと感じていたのでそちらを優先しました。
実はこれだけで股関節周辺トレーニングになります。普段使っていない部分を使いますからかなりのダメージになります。基本的な動きの確認でしたがそれだけで「疲労感がある」と言っていました。当然ですね。1歩ハードルまでやりましたが、もう少しやろうかなと思って聞いてみると「ちょっとしんどい」という事だったので終了。実際の動きの中での修正は今後の課題です。次はいつになるのか分かりませんが(笑)。

午後の補強はもう一人の指導者に任せることに。高校生も中学時代にその指導者の補強をやって「きつかった」経験があるようです。「きついなー」という感じで言っていましたが、私がやらなくて良かったと思います(笑)。高校生は私がどれだけ補強好きかを知りません。1人は1月にうちの補強をさせましたが、数日間筋肉痛で苦しんだようです。競技に必要な負荷をかけるのであれば得意ですから。他校の選手には優しいと自分では思っています。普段の練習を見ていませんからそこまでの負荷をかけることはありません。本当に必要な負荷をかければ間違いなく動けなくなります。そこはあえて触れず。任せました。

練習会の内容は指導者に任せられます。一律的な指導では上手くいかない部分があります。どこでもできるような内容にはしたくないなと考えています。時間を使って専門的な練習をしようと思って来ているので、それに応えられるようにしたいですね。しかし、私自身が疲れています。ぐったりです。
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