kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

天気も良いので走り込もう

2011-11-13 | 陸上競技
土曜日、朝からかなり良い天気でした。絶好の練習日和ですね。学校ではどこの部活も練習をしていませんでした。練習試合や公式戦で学校を空けているのかもしれません。活気が欲しいなと思いながらもこの状態であればグランドは使いたい放題です。完全に専用使用ですね(笑)。

練習を始めようと思い、前日に届いた100mメジャーを開けてみると奇跡的な確率でまたも不良品でした。すぐにお店に連絡をして対応してもらうことに。何なんでしょうか。かなりの疑問ですね。
練習準備をしようと思っていたらもう1つ疑問な部分がありました。この日も3年生が練習に参加していました(笑)。手伝いに来たのかと思いきや、「練習をしようと思って」とのこと。前日も練習に参加してくれていたようです。この子の競技に取り組む姿勢は本当に頭が下がります。卒業して続けるとは思いませんが、こうやって来てくれるだけでもありがたいですね。ついでなので全部練習をやるように話しました(笑)。

練習はサーキットから始めていつも通りの流れでやっていきました。一歩ハードルを始めて約1週間、準備としてはかなりスムーズになってきた感じがあります。動きの面はまだまだです。素早い入れ替えを目標にしていますが動きが小さくなったりブレーキをかけたりしてしまい狙いとする動きと離れてしまっていました。「速く動く」だけが目的ではありません。スイッチングを速くしようという狙いです。実際の走りにつながるような動きにならないといけません。
これを二歩にするとさらに崩れます。バタバタの感じがあります強く出てきます。決められた距離を速く動かして処理しようと思っているのですが、上がってきたスピードを落として処理してしまいます。ブレーキをかけて処理しても意味はありません。狙いは速く動くことです。その中で切り替えと縦の動きを身に付けさせたいと思っています。一朝一夕に出来るようにはなりません。繰り返し繰り返しやっていきたいと思います。そのまピッチアップのための練習へ。これも走るだけではなくしっかりと目的意識をもってやるようにしました。マークを使ってしっかりと切り替えていく。本数はそれほどやりませんがある程度の繰り返さないと意識できないでしょうから。

少し休憩してスタートの確認。前日の続きをしました。前の記事にも書きましたが時間を決めないといけないですね。本人達が納得できるまでやると本当に練習が終わりません。時間をダラダラ使えば動きが改善されるわけではありません。考えたいですね。休みを入れずにバトン走。3年生はこの辺りですでにバテていました(笑)。かなり動いているので当然です。

この辺りで約2時間。かなりやっています。天気が良いので気分良く練習出来ています。やっとメインの走練習へ。休息を兼ねてメジャーで120mをきちんと計測することにしました。今までかなりアバウトだったのでやはり正確な距離でやってみようかと。その時目印を決めたのですが女子1人が「あのテントの真ん中」と言い出しました…。テントはイベント毎に動かします。これでは絶対に目印になりません。以前テレビで女性が道を覚えるのに自動販売機や電柱にある看板で覚えるので道を覚えられないといっていました。この子は間違いなく道に迷うだろうな(笑)。

メニューは水曜日メニューにプラスアルファです。120mの往復走、120m+60mのセット走。今までは競技場でやっていましたが移動時間がもったいないという理由で学校でやることにしました。限られたスペースでも十分練習できます。直線ばかりですが春先から夏にかけてカーブ走をかなりやりました。それで左足の足首を痛めてしまったという経緯があります。思いきってカーブ走らなくても良いやとて感じで割りきりました(笑)。怪我をしないで練習していきたいですから。
その後タイヤ走。冬期なのでこういった道具を使いながら走りを身に付けていきたいですね。ここまでにダメージはかなり蓄積していたと思いますが勢いでやっていけました。最後はマーク走。ちょっとだけ工夫しました。絶対にスピードを緩めることが出来ない状況を作っての練習です。水曜日にやりましたが選手は疲労度マックスの中でワイワイやっていました。こういう練習も大切かなと。丸くなりました(笑)。

スキップと大股歩行で終わり。ぐったりするところまでしっかりとやりました。この練習、一番目を引いたのが3年生。結局最後まで全ての練習をやり遂げました。下級生はこの姿を見ますから絶対に力は抜けません。17秒くらいから12秒8まで記録を短縮した背景にはこのひたむきな努力があります。。試合に出るわけでもないのにここまで全力で全ての練習ができる人間はそう多くないと思います。3年生のおかげで良い練習ができました。感謝。

1週間やってみてかなりいれいろありますが楽しくできたのではないかと思います。この形で様子を見ていけたらなと考えています。来週からは朝練もやります。どうなるでしょうか(笑)。
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スタート練習

2011-11-13 | 陸上競技
金曜日の練習は基本的にスタート練習にしようと考えています。継続的な修正の必要性を感じています。少しやったくらいでは改善できません。昨年もやってきましたがまだまだ私の力不足のため走りにつながるレベルまではいきませんでした。深い反省が必要です。

中間の部分はある程度練習で対応できるようになってきましたが、加速段階はまだまだです。この1年間、本格的に100mで勝負をしたいと思い色々と勉強させてもらいました。自分一人で何とかしようという感じではなくひたすらお願いして教えを乞う中で勉強させてもらいました。通常なら間違いなくここまではしてもらえないと思いますが、私の周りには本当に人格者が多く親身になって助けて下さいました。

その中で学んだことや色々と考えたことを練習に導入しようと思っています。この日は本当に導入段階です。今までやってきたことの確認をしていきました。練習に付いておこうと思って行くと3年生が練習を手伝いに来てくれました。ありがたいですね。サーキットを計ってくれるということだったので任せてクラスの動画作成を手伝いに行くことにしました。

こうみえてもうちの学校でグラフィック系のソフトを一番把握しているのは私です(笑)。部活ばかりやっているわけではありません。ビデオ編集ソフトは使い方を覚えてしまえば簡単なのですがパッと見て使えるわけではありません。多くの生徒と教員が使っていますが基本的な操作だけ。合成やオーディオ操作等もやるとなるとかなり大変です。いつの間にかそれなりに使いこなせるようになってきました(笑)。生徒がやりたいことをやろうと思うとかなり大変な事が多いですね。練習とクラスの事を同時並行的にやるのはかなりのエネルギーが必要です。まー替わりがいないですから(笑)。

練習に戻った時にはスタート練習をやっていました。それまでの流れがよく分かりませんがスタブロからの出までいっていました。見てみると速く動かすことだけをやって身体を上手く運べていません。マークを置く場所を変えて一歩目を少し遠くに運ぶようにさせました。少しブレーキがかかるかもしれませんが投げ出しの感覚だけは意識させたかったので。完全な思い付きです。見ていて出来ていないなと思ったのでやらせただけの話です。任せっぱなしの練習になると上手くできないことが判断できません。もっとしっかりと関わっていきたいですね。

同じメニューを繰り返していきました。この形でやる場合、時間を決めてある程度の所で打ち切るようにしたほうが良いなと感じました。しつこくやり続けるのでいつまで経っても練習が終わりません。気がつくとかなりいい時間になっていたので走らずに終わりました。いやーこの辺りの時間管理はなかなか上手くできません。反省ですね。少しずつ取り組む姿勢に変化が見られます。何とかしようという気持ちがもっと大きくなっていけば面白いと思います。まずは強くなること。それだけを考えてやってもらいたいですね。
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フィードバックを得る

2011-11-13 | 陸上競技
金曜日、朝練はまたもミーティング。この日はフィードバックを得るという内容です。

ミサイルの話が書いてありました。何百キロ離れた場所から発射されたミサイルが誤差なく標的に当たる。これは途中途中でフィードバックを得ながら軌道修正をしているからです。標的に向かって進めば当たるわけではない。これは目標に進む選手にとって同じことが言えると思います。とにかくやると決めて動き始めることが大切です。最初の一歩を踏み出さない限りは何も始まらないですから。
ただ単にやれば良いわけではない。きちんとした目標に向かわなければ意味がないことになってしまうのです。前日に3年生が話していましたが「ダメなものはダメ」ときちんと言わないと目指す場所とは全く違う場所に言ってしまうのです。
特に「ネガティブなフィードバックを受け入れる」という部分は頭に入れておかないといけません。これは我々にも言えることですが。人は「良いね」と言われるのは気分が良いので受け入れやすい。当然ですね。逆に自分の問題点、課題を指摘されて修正するためのフィードバックは受け入れがたい。「ネガティブなフィードバック」と書くとマイナスなイメージがわきますが、目標に向かってやっていくためにはプラスなのです。自分の一時的な感情にとってはネガティブかもしれません。人格を否定されたような錯覚に陥る者もいるでしょう。だから他者からのアドバイスを受け入れない。言われて痛い事というのは本当は変えていかないといけない部分なのです。

フィードバックは用い方によっては大きなプラスになるのです。人からの忠告を素直に理解して受け入れるという姿勢を身に付ける必要があります。それは積極的にフィードバックを得るという姿勢です。誰かから言われるのを待つのではなくて、自分の考え方、やり方に対しての他者からフィードバックを得るということが大事なのです。
練習中、本当に動きを変えていきたいのであれば自分の感覚を大切にすると共に他者に見てもらうことも必要になります。多くの選手の中でしっかりと見てもらおうと思えば自分から積極的にフィードバックを求めていくことが大事です。

他の本の話も織り交ぜました。ニート(自称かもしれませんが)だったが世界最高峰であるエベレストに1人で登頂したいと思い立つ。もちろん周りからは「そんなことは無理だ」と言われ続けスポンサーも集まるわけはありません。それでも諦めずに自分の夢について語り続けた。1人でネット配信をしながらの登頂。ネット上でも否定され続けるが諦めずにやっていった。諦めずにやっているとスポンサーが集まりエベレスト登頂に挑戦できた。しかし、あと少しの所で命の危機に陥り断念。その必死な姿をネット配信していたが、多くの人から「ありがとう」という書き込みがされた。人生が変わったと。

最初の段階で「無理だ」というネガティブなフィードバックを受け入れていたら…。矛盾するかもしれませんが、「無理だ」というフィードバックも相手を思ってのことかもしれません。万が一の事があったら…という気持ちがあるからです。何も考えずに「できるはずがない」という者も間違いなくいますが。目標に向かうこと自体を否定するようなフィードバックは受け入れなくても良い。自分のやり方を修正するようなフィードバックはしっかりと受け入れていける人間になってもらいたい。

選手同士、学年関係なくフィードバックを与えあえる関わりを作ってもらいたいと思っています。それは競技だけでなく生活面でも軌道修正をしていかないと後で大変なことになる。この1年間の失敗を生かしていかないといけません。相手から嫌われるのではないかという一時的な部分で本当に大切なことを見失ってもらいたくない。そして自分のためになるフィードバックを素直に受け入れてもらいたい。

わかりづらいかもしれません。しかし、大切なことを話しています。目標に進むために出来ること、やらないといけないことをやっていってもらいたいですね。
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