kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

文化祭2日目

2011-11-20 | 陸上競技
土曜日、文化祭2日目でした。この日も朝から激しい雨。文化祭で雨が降るというのは今までありませんでした。この中で模擬店での販売をするのは非常に難しくなります。それでもやっていかないといけないことには変わりありません。こういう状況で出来ることをしっかりやりたいと思います。

この日は7時前後に集合してバルーンアートを完成させようという話になっていました。電車通学の子たちもいますからなかなか難しい話になります。それでもやらないと終わりません。皆で協力してやっていこうと。6時過ぎに家を出てセブンイレブンに寄りました。風船で教室を埋め尽くすためには風船が足りません。かなりの量の風船が必要となります。全員に近所のコンビニで風船を購入してくるように頼みました。私も買っていくためにセブンによって買い物をすると700円以上購入したためくじ引きができることになりました。以前からこのくじ引きは運良く当たります。この日も1リットルのコーラが当たりました。常に不運かと思っていたらそうでもないようです。しかし、お店の人がコーラを探し始めました。え?って感じです。なぜか良くわからないが私が当たった商品だけはお店に無い。奇跡的な確率です。向こうも慌てて探していましたが結局無い。10分近く待たされました。「どうしましょうか?」と言われましたがこちらが「どうしましょうか?」です(笑)。また別の機会にと言って店を後にしました。それどころではありませんから・・・。

学校到着直後からひたすら一人でマジックバルーンを膨らませていました。作品を作るのは生徒のほうがいいですからね。私にできることは地味な作業です。かなりの本数を作りました。生徒がどんどん増えてきて7時半くらいにはほとんどの生徒が来ていました。ほとんどのクラスでは人が集まっていません。こういう時間が大切だと思います。購入してきた丸い風船をひたすら膨らませる者、マジックバルーンで色々なモノを作る者、教室全体を飾りつける者、9時から一般公開ですからそれまでの時間にしっかりと準備しておかないといけません。調理の準備をする者もいましたから全員で取り組めたと思います。途中、3年生の総合実践の商品の運搬のために出かけました。生徒に任せています。戻ってきたときには9割完成していました。

 


こんな感じです。かなりの良いモノができたと思います。多くの生徒が写真を撮っていました。これだけ一生懸命に取り組めたことが一つの形になったと思います。他のクラスの展示がどのような状態だったかは分りませんが、この子たちの取り組みは本物だったと自負しています。なかなか良い写真になっているでしょう??

一般公開の時間中、ずっと模擬店で働いていました。火を使いますから生徒だけに任せるわけにはいきません。今年はフライドポテト。副担任が家庭科の先生ですから下準備はほとんどお任せしました。私はポテトの油を取る係。卒業生が何人も来てくれて挨拶をしてくれるのですが、少し話に行くと生徒から「先生早くやって!!」と急かされるのでほとんど話ができず。初めて担任をした生徒たちもfacebookを見て来てくれました。それも子供連れで。いやー嬉しいですね。立派なお母さんになっていました。こういう機会は大切にしていきたいですね。

全体的には微妙な空気がありましたが、うちのクラスは非常に盛り上がれました。クラス展示の部は優勝。エネルギーをかなり使っていますから。この発表ももう少し工夫してくれるともっと喜べたのですが。「やるだけ」ならやらなくていい。クラスで発表するだけでも生徒たちは喜んでくれると思いますから。片づけをする前に全体で集まってクラス内で写真を撮りました。本当に良い表情をしていました。この瞬間のために皆でやってきたと思っています。喜びを感じるためにはそれに見合うだけの努力が必要になるのです。何もしないで喜ぶというのは不可能です。皆で準備をしてきたから写真を撮って喜び合える。大事なことです。

あとは片づけ。準備にもかなり時間がかかりましたが片付けも大変。風船をみんなで足で踏んで割っていきました。学内で風船が割れる音が鳴り響きました。花火が鳴っているような感じです。他のクラスの生徒が見に来ていました。

最後に全体に色々と話をしました。「文化祭どうだった?」と聞くと「楽しかった」と笑顔で答えてくれました。一生懸命にやるからそう答えることができる。この子たちが心の中でどう感じているのかは分りません。本当に良い表情をしていたのでこちらの伝えたかったことが分ってもらえたのではないかと思います。どうせやるなら一生懸命にやらないと面白くない。周りがどうであれ自分たちが一生懸命やることが大事。来年の文化祭はもっともっと色々とやりたい。担任ができるかどうか分りませんが、一緒に盛り上げていきたい。目の前の生徒が喜んで取り組める、人の気持ちが分るようになるというのは私の役目だと思っています。本当に盛り上がれたと思います。これからもやっていきたいですね。クラスとしては本当に良い文化祭になったと思います。涙を流すところまではいきませんでしたが、来年はそこまで気持ちを盛り上げていけるくらいチャレンジしていきたいと思います。

練習は通常通り実施。練習前に学内の掃除・ゴミ拾いをするように指示しました。本来なら我々の仕事ではありません。生徒会の仕事です。そこまで気が回りませんからうちの選手にやらせました。学内での取り組みはこういうところに出てきます。雨でグランドが使えないので身体づくりメニューとしました。練習終了は7時過ぎ。このあと少しだけ話をしました。文化祭週間であっても練習をする。うちのクラスを例に挙げて話をしました。クラスの生徒は1日のために数日間の準備をする。前日に遅くまで残ってやる。この度合いです。他のクラスはそこまでの情熱をかけることができていません。だから放課後に準備することはほとんどない。残っていたとしても雰囲気で遊んでいるだけ。それなら練習をするほうが絶対に意味がある。これから半年間、県総体3日間、中国大会3日間を勝ちあがるためにやっていく。実際に走る時間はたった数十秒。そこで何かを得るためには準備をしっかりとやっていかないといけないのです。その価値が分るかどうか。しっかりと準備をするからこそ試合で戦う意味があるのです。理解してもらいたいですね。

その後思うことがあってクラスの生徒にメールをしました。私の気持ちを感じ取って、ある生徒の気持ちをくみ取って協力をしてくれるということになりました。これに関してはまた別に書こうと思います。良い気持ちがする話ではないので・・・。

かなりエネルギーを使いましたが、子どもたちの顔を見るとそれだけで救われます。子供たちの取り組みに感謝。
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文化祭1日目

2011-11-20 | 陸上競技
金曜日、文化祭1日目。朝からかなりの雨でした。朝練は実施。ドリル等をやるように指示をしました。私はバタバタしていたので見に行くことはできませんでしたが・・・。

SHR時にクラスの生徒には話をしました。前日のことを聞いていたので何かトラブルになる前に止めておかなければいけないと思ったからです。前の記事にも書きましたが木曜日の準備終了後、他の学年の女子生徒から「2年生の展示はしょぼい」と言われたようです。言った本人は2年生がいると思わずに言ったようですが、それを聞いていたクラスの生徒が激切れして叫んでいたという話を聞きました。こういう状態で文化祭に入ると間違いなくトラブルになります。こういう話はクラスの全員に伝わり、言った子を探し始め挙句の果てには言い合いになったりする可能性がある。せっかくの一致団結がこういう負の部分に出てしまったら面白くありませんから。「言いたい者には言わせておけばいい。うちのクラスの準備はこれから。他のクラスとは違う。これで言った者を見つけて文句を言ったら同じレベルになる。自分たちのやらないといけないことをきちんとやろう」と。また、これも他の生徒が言っていたのですがある教員に「中途半端なモノになるのだから大賞になることはない」と言われて悔しかったとのこと。当たり前ですね。まだ何もやっていないのに何故そのような言い方をするのか?私も大人ですからブチ切れはしませんが、通常ならあり得ない発言です。「悔しかったら見返してやれ」とだけ言いました。周りからあれこれ言われても自分たちがきちんとやればそれで十分。

午前中は作成したCMを流す。これもクラス全員が協力してできました。1・2年生は1分、3年生は3~5分。これで単純に比較して大賞を決めるというのは全くのナンセンスですね。基準が違います。「いままでやっていたから」という流れだけでやる。本当に工夫が足りません。まー言っても仕方ないことですが・・・。せっかくの発表の場であれば実際にステージ上で何かをやるというスタンスでやっていくほうがいいと思っています。吹奏楽の演奏も1時間程度。これは生徒がずっと準備してきたものですから当然やってもらいと思います。思うことはたくさんありますが、一部の生徒のための文化祭ではないと強く思っています。教育的な視点が違うので・・・。

午後は落語家が来ての話。これも教育講演会です。3時過ぎに終了。これからの準備です。普段よりも3時間以上時間が遅れます。めちゃくちゃ頑張ってやっていきました。前にも書きましたが風船を使った教室展示ですから前日が勝負です。あまり早く作ることはできません。限られた時間を使ってやっていくしかありません。ほとんどのクラスは教育講演会が終わったい時点で解散。展示は前日の2時間で終わっていたようです。うーん、こういう機会を利用しない手はないと思うのですが。これも価値観ですし、私が他人のことをどうこういう資格はありません。かなり頑張ってやっているところもありました。もう少し全体で盛り上がる雰囲気ができれば全く違うモノになると思うのですが・・・。

クラスはメインとなるクリスマスツリーの制作、それを飾るサンタクロースと雪だるまの制作、風船の中にお菓子を入れる、教室内を飾り付けするためのリースや星の作成と多くのグループに分かれて作業をしていきました。この時点で翌日の模擬店のフライドポテトも実際に油を使って揚げてみないといけません。それぞれが自分の仕事を見つけてやっていきました。本当に生き生きしていたと思います。風船ですから100%上手くいくわけではありません。空気が少しでも多ければ風船は割れます。マジックバルーンといって細長い風船を使って加工するとかなりの頻度で風船が割れます。教室内にパンパンという音が鳴り響きました。作業をするときにはクラスで作ったパーカーを着てやりました。42人(担任・副担任を含む)で作成したものです。全員で同じことをしているという一体感が芽生えると思って作成しました。雰囲気は非常に良かったですね。もちろん、生徒は途中途中で帰っていきます。しかし、「本当にごめんね」とみんなに行って帰る。こういう姿に心が温まります。

皆で何かをやると普段は見えない姿を見ることができます。普段は少し冷めている感じがあっても、実は一生懸命な部分があったこういう行事では本気で手伝ってくれる。リーダーシップを発揮しながら周りに指示を出す。黙々とやる子もいれば周りとコミュニケーションをとりながらやっていく子もいる。一生懸命にやるからこそクラス内の気持ちが一つになってくるのだと思います。中途半端にやると意味がなくなります。一生懸命だから見えてくるものがある。最初は「全然手伝ってくれない」と不満が出ていましたが、こうやってみんなが協力すると本当に良いものができます。いつの間にか「展示の部で大賞をとりたい」という言葉が出てくるようになってきました。来てもらうお客さんに喜んでもらうためにも風船の中にお菓子を入れてプレゼントしようという意見も出てきました。実際にやっているから出てくる言葉です。
翌日の天気予報は雨。そのため教室内に入るときに困ることが出てきます。うちは外廊下なので雨にぬれた靴で教室内に入ると教室が汚れてしまいます。風船で良い雰囲気が作れても足場が汚れていたらなんとなくイメージが悪い。そう思い通路を作ろうと私が言い出しました。それに生徒も賛同してくれて急きょ、通路を作ってその間を歩いてもらうことに。ダンボールで通路を作りその周りを風船で枠を作る。大変な作業でしたがかなり頑張ってくれました。
教室展示は8時半くらいまでかかりましたがまだ未完成。これ以上遅くなるのは・・・と思ったので翌日早く来て最後の仕上げをすることに。この時点でかなりの一体感が出ていました。この時点での写真を載せておきます。

      

練習はこの日も他のクラスは早い段階で終わっていたのでサーキットをやってあとはドリル。走ることはできませんから出来ることをしっかりとやっておこうということにしました。私はクラスのほうがあったのでそちらにいました。選手は自分たちでやるようにしました。こういう書き方をすると「選手は文化祭に参加させない」「自分だけはやる」と思われるかもしれません。そういう見方もあると思います。しかし、選手がクラスで本気でやらないといけないことがあるのであれば参加させても良いと思っています。もちろん、別の時間に練習はさせますが。今の状況であれば間違いなく練習をするほうがこの子たちのためになる。そう判断しています。クラスは一応担任がいなければ進みません。部活動だけやればいいというのであれば担任をしていないと思います。部活動も教育の場ですが、クラス担任としての責任を果たすのは当然です。クラスの生徒に一生懸命頑張る場面を設定してあげること。これが私の役目です。これが不平等だと言われたら価値観が違うので説明はできません。部活の選手もクラスの生徒も私にとっては本当に大切な存在です。blogに書いてきた内容を理解してもらえる人には分ってもらえる部分だと思っています。

生徒はかなりやってくれています。本当に嬉しいですね。また書きます。



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文化祭前日

2011-11-20 | 陸上競技
木曜日、文化祭前日でした。この日は午後から文化祭の準備。実は午後からクラスの数人が弓道の中国大会のため近くの総合スポーツセンターへ行かなければいけません。全体で色々とできる時間が確保することは難しい。せっかくの文化祭、クラスの気持ちが1つになるチャンスです。イベント事というのは大切にしないといけないと考えています。たんに「文化祭をやった」という事実が大事なのではなくてそのためにどれだけ準備をして時間を共有できたか。共有する時間が短いのであれば中身の濃い時間を使うことができるか。この意味が分らなければ学校行事の持つ本当の価値が半減してしまいます。

そこで1時間目の私の授業を文化祭の準備をしました。授業時間確保という部分からすると大きく離れてしまいますが、もっともっと大事なことがあると思っています。うちのクラスはバルーンアートをすると決めています。基本的には生徒主体でやります。私が主となってやっていくと面白くないので。道具の準備などは私がやりますが、風船を使っての作品の作成は生徒がやります。あまり早い段階から準備はできません。それまではきちんと目標とするものが作れるかどうかの練習期間となります。1時間目を使ってダンボールで看板を作成したり、細かい作業をひたすらやっていました。終了後、弓道部の子が「これをみんなに渡してほしい」と人数分のお菓子を持ってきてくれました。自分が参加できないからからみんなに頑張って欲しいという気持ちで保護者に作成してもらったようです。嬉しいですね。

午後からは準備と買い出し。教室の飾り付けや机の運び出し。かなり多くのことをやらないといけません。ある程度のことができていました。放課後は日曜日に検定があったりするので部活に行って勉強する子が複数いました。ここに関しては全く問題ないと持っています。自分たちの本当にやらないといけないことを最優先する必要があります。出来るときにしっかりやってくれたらいい。残った子たちが「もう自分たちで先に作っていいか?」と聞いてきました。本当に完成するかどうか不安もあったでしょうし、早く取りかかりたいという気持ちが大きかったのだと思います。しかし、私は「ダメ」と伝えました。残って出来るのであれば他の者が参加した時にスムーズに作業ができるように下準備をして欲しいと。特定の者だけで作成すると他の者が参加できなくなります。これではクラス内で溝ができる。残ってやってくれる子は前向きの取り組むことが出来る子ばかりでしたから、話を理解してくれたと思います。この時点で他のクラスはほとんど準備が終わっています。うちのクラスだけ・・・という気持ちが焦りを呼ぶのだと思います。あまり早く作ってしまうと風船がしぼんでしまう危険性がります。うちは集中して作ればいいと。前日だけの準備ではなく、1週間以上前から風船を使って練習を続けてきました。ある程度の短時間でモノは作れるはずです。

この時点ではサンタクロースが1~2体、雪だるまが10体くらいの完成度でした。他から比べると間違いなく遅れています。まー教室の飾りつけができる部分はやっていましたが、目標に比べるとまだ1割くらいでしたから(笑)。私がいない時に他の学年の生徒に「しょぼい」と言われてようでクラスの生徒がブチ切れていたと聞きました。一生懸命やっている生徒に対して本当に失礼な話だと思います。まだ何もできていないところを見て何を言うのかと思いますね。他の教員からその話を聞いたので本人たちを落ち着かせることはできませんでした。もう生徒が帰っていましたから・・・。一生懸命やろうとしている人間を非難する資格があるのか?大きな疑問です。

練習は通常通り。他のクラスの準備は本当に簡単に終わります。ほとんどの生徒が残ってやるという感じにはなりません。選手は全員参加していました。メニューはいつ戻りの身体づくりメニュー。次第に慣れてきてかなり練習がスムーズにできるようになってきました。外補強を終えて武道場の中に入ったのは6時。そこから中補強をやって6時半。今までよりも30分早く終わるようになっていました。そこでもう少し種目を増やすことに。ある程度出来るようになってくると自分たちに必要な練習負荷を増やすことができる。「早く終わったのだから早く帰りたい」というレベルの考え方では絶対に強くはなりません。プラスアルファの練習ができるようにならないとだめですね。7時前には終了。かなりスムーズにできるようになりました。周りの雰囲気に流されずしっかりと出来るようになってきたのかなと思います。

これからが色々と時間との戦いとなりました。また書きます。
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