kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

本格的冬期練習開始

2011-11-08 | 陸上競技
月曜日、冬期練習を本格的に始めることにしました。前の週はほとんど走っていませんから少し走るだけでもかなりの負荷になります。先週は今週からの練習内容の確認のために使いました。新しくやりたい動きなどは先週やっています。この日は最初は選手に任せました。私はケーブルテレビに行って生徒の宣伝に付き合っていました。3年生が手伝いに来てくれたので最初のサーキットはお願いしました。

私が戻った時には一歩ハードルに入った所でした。予定ではもっと早く進んでいるはずでしたが…。慣れるまでは手際が悪いですね。そのお陰で練習をほとんど見ることができました。速い動きを意識しながら走りにつなげていくというこの冬の最大のテーマを実現するために少し工夫をしています。月曜日はハードル選手&跳躍選手は別メニューにしています。ドリルをさせてハードルに結びつけるようにしました。こちらはハードル選手に任せて進めていきました。

ある程度進んだところでスタートの確認。この冬は色々考えてしっかりと動きの確認をしていきたいと思っています。最初の脚運びは長い時間をかけて身に付けさせたいと考えています。マークを使ってからしっかりと動きを身に付けさせたいですね。しっかりとしたイメージを持たせないといけないですね。

この日は走ることにしていました。タイヤ引きとスプリントを組み合わせて行きました。ハードルは実際のハードルを越えるようにしました。昨年までは全員にハードル練習をさせていましたが、今年は分けてやることにしました。何となくですが。タイヤ引きをこの冬の中である程度課題を持って取り組めるようにしたいと思います。

途中でアクシデントが発生しました。大変なことですからすぐに保護者に連絡をして対応しました。一刻を争う出来事ですから…。なかなか上手くいかないですね。かなり良い感じだったので何と声をかけていいのか分からない感じでしたが本人はかなり前向きでした。救われます。

対応に追われてなかなか練習をが見れませんでした。単に走るだけでなく目標意識を持って取り組んでもらえたかなというところが気にかかります。目標達成のための取り組みを考えています。必ず強くなれると信じて練習を組み立てています。

やっとやりたいことが出来るような状態まで来ました。全員がアクシデントを乗り越えてポジティブに前を向いてやっていってもらいたいですね。これからが本番です。
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実践での取り組み

2011-11-08 | 陸上競技
月曜日、この日は放課後地元ケーブルテレビへ伺うことになっていました。今月学校で文化祭があるのですがこの文化祭で商業科の生徒が取り組む内容をアピールするためです。一応私が総括という形で関わっていますからこの手の動きは担当するようにしています。わざわざ文化祭くらいでケーブルテレビを利用するほどの宣伝をする必要があるのかと思われると思います。今回はいろいろとやりたいことがあるので我々だけの力ではなく幅広い人々の力を借りたいと思っています。

ここ数年文化祭で3年生商業2クラスは総合実践という授業を使っていろいろなことをやっています。自分たちで担当商店を決めて交渉し、新商品の開発を行いそれを実際に文化祭で販売するということをやっています。我々は基本的な路線を作りそれで生徒を動かすという関わり方です。実際の交渉は全て生徒。6つのグループに分け、そのグループがそれぞれ仕入計画・販売計画を立てて行動します。1年間をかけて取り組んでいきますから成長する生徒は見違えるほどの力をつけます。これだけでは普通の取り組みと同じかもしれませんね。

実はこの取り組みの中で「グループ会議」を何度も行います。コミュニケーション能力の必要性を感じさせるためです。1学期はこれが中心にやっていくのですが、今年は私が「東北大震災に対して高校生ができることは何か」を1時間以上話し合いをさせました。同じ高校生、今までとは全く違う環境で生活しなければいけないという学生がいる。そのことを感じ取ってもらいたいという気持ちでこのテーマを掲げました。2学期になり実践の中でテーマを決めようと話し合いました。自分たちで決めさせると「助け合い」というテーマにしようということに。嬉しかったですね。こういう他者を思いやる言葉が出てくるというのは成長の証。今回の実践では担当商店に助けてもらいながらやっています。我々も助けてもらっている、だから何か自分たちにできることはないかという感じで考えていきました。

最初はペットボトルのふた、プルタブを集めると言っていましたがこれは現実味がない。文化祭1日で集めることは不可能だと思います。目的が不明瞭なのでもっともっと狙いを絞ってできるように考えさせんした。この辺りは生徒の自主性と現実の部分をコントロールしないといけません。「支援物資を集めて送るのはどうか?」と投げかけてみました。実際に調べさせると「服は新品」であり、暖房器具なども未使用のものを送ってほしいというものが多く高校生ができるレベルではありませんでした。さらに調べさせると福島のある小学校で「雑巾」を募集しているというのが分かりました。学校を再開するために掃除をする。しかし、放射能の影響で1度使った雑巾をもう一度使うことはできない。使い捨てのような形でやっていかないといけないということなのでかなりの枚数が必要になるということでした。

実際にその小学校の担当者対し生徒が電話をかけ、「自分たちに協力させてほしい」とお願いしました。快く受けてください新商品等の販売だけではなく「助け合い」というテーマで雑巾を集めてそれを送ることにしました。自分たちだけで多くの雑巾を集めることはできない。文化祭を利用して多くの人に協力をしてもらえればと思いました。そこですぐに実行。自分たちがやろうとしていることを多くの人に知ってもらう必要があります。そのためにはメディアを利用する。運よく卒業生がケーブルテレビで働いていたのですぐに連絡を取りました。下松よりも東側の担当なのでそのケーブルテレビ局では難しいということでしたが、徳山にあるテレビ局を紹介してもらい制作本部長に直接お願いをしてくれました。とんとん拍子に話は進みケーブルテレビで放送してもらえることになりました。我ながらこういう時の行動力は優れています。

そのままの勢いで下松にある周南FMにも連絡をしました。来週ラジオ放送で宣伝してもらうことが可能となりました。どれだけの効果があるかはわかりませんができるだけ多くの人に知ってもらうというのが必要になります。1人の力では雑巾を集められなくても多くの人の力を借りれば実現できます。私たちに何ができるのか?それをしっかりと考えていきたいと思います。

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