kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体のケア

2018-05-23 | 陸上競技
ちょっと感じたことがあるので。忘れないように記録しておきたいと思います。

身体のケアについて。ここに関しては普段からかなり話をしています。それでもなかなか徹底できない部分があるというのが現状ですが。選手はどうしても脚などを痛めてから始めて「ケアをしなければいけない」と感じます。それまでは自分には怪我は関係ないと思うのかもしれません。絶対に怪我をしないように配慮するというのはなかなかできない。文字通り「痛い目にあう」ことで必要性を感じるようになるのだと思います。

こちらとしてもセルフケアができるように様々な道具を準備します。それを使うかどうかは本人達次第なのですが。1年生はそのあたりの感覚がやはり鈍い。練習中に伸ばしたりなどはほとんどしない。うちの3年生女子、MとSは必ずといって良いほど空き時間に必要な箇所を伸ばしています。2人とも「痛い目」にあっていますから、自ずと危機感を持っているのだと思います。自分の身体にしっかりと目を向ける。その部分がきちんとできるかどうかは大きいなと思います。痛い目にあってからでは本当は遅い。ここは経験的な部分があるのかもしれません。

高校生が普段から整体などに通うのは難しい部分があると思います。金銭的な部分もありますから。どうしても故障をしてから治療として整体に行くというパターンが大半。筋肉が硬くなっているのを弛めてもらうのはその時がメインになる。故障箇所そのものに原因があるというよりは他の部分が引っ張って故障を生み出している可能性が大きいと思います。その筋肉を弛めることで初めて故障箇所が回復していく。基本的にはその時に整体を利用するというのが多いのかなと感じています。

選手が試合前に整体に行く。これは悪いことではないと思っています。自分の身体のバランスを整えてもらうという意味では最大のパフォーマンスを発揮するために必要な要素だと。しかし、それが試合の直前だとどうなのかなという感覚があります。直前に整体に行く。そこで筋肉の張りなどを取ってもらう。それにより筋肉自体がかなり弛むと思います。ここに問題点が2つ存在するのではないかと考えています。

1つは「筋肉が弛み過ぎると爆発的な力が発揮できないのではないか」という部分が。筋肉自体にある程度張りがないと弛緩し過ぎて力が出せなくなる可能性はないか。試合前に鍼治療はやらない方が良いと言われます。故障していて致し方なく鍼を打って弛めるということはあっても身体のバランス調整としての鍼は良くない。直接筋肉に刺激を入れて弛めますから弛緩しすぎて力が出なくなる。整体でも同様の部分があるのではないかも考えています。ある程度の硬さを取るのは必要だと思います。しかし、柔軟性を出すために弛めると筋肉本来の強さがなくなってしまう気がします。これは経験則なので確証があるわけではない。弛緩すると身体が弛んで気持ちいい状態になると思いますが、それは競技パフォーマンスからすれば実はあまり良くないのではないか。

もう1つは「感覚の違い」が生まれるのではないかという部分。プロ選手のように毎日トレーナーが付いて練習後や試合後に身体のケアをしている選手であればそれは関係ないかもしれません。上述のように高校生は毎日、毎週整体に行って身体のケアをするのは困難です。時間的な余裕もないでしょう。その段階で試合前日などに整体に行くと「普段とは異なる状態」が生まれると思います。筋肉としては良い状態なのかもしれない。しかし、普段とは全く違う身体の状態の中で競技をするとそれは「感覚と動きの誤差」が生まれると思います。普段の練習とは異なる感覚の中でレースを迎える。本人は身体が軽く良く動いていると感じていたとしても実際はそこに「誤差」が生まれてくるのではないかと思います。動きのタイミングであったり、筋出力の感じであったり。細かい部分が異なる。

理想をいえば毎日毎日整体に行って身体を整えるのが良いのかもしれません。それは物理的に無理。プロスポーツではないのでそこまでの時間的な余裕もなければ金銭的な余裕もない。そんな状態の中でどうするのか。

ある選手が整体に行きました。以前は弛み過ぎて力が入らないという話をしていたので少しはタイミングをずらして。走りを見ると悪くない。本人と話をすると「イマイチ」とのこと。見ている動き自体は悪くないのに本人の感覚は微妙。何がどうなのか?と聞くと「自分の感覚と身体の動きが一致しない」と言っていました。鋭いなと。ひょっとしたら身体の状態としては良いのかもしれません。整体で先生方も色々と選手のためにやってくださっているので「身体」としてはベストの状態を生み出している可能性はある。しかし、それを動かす本人の「感覚」がその「身体」にマッチングしていない。そうであればやはりベストパフォーマンスにはならないのではないかと思います。

そういう状態だったので練習の中で一つ一つ確認しながら修正しながらやっていきました。最終的にはかなり動きと感覚が一致してきた部分があります。これが試合前日であればちょっとしんどいなと思いますね。ある程度すり合わせをしなければいけない部分がある。あくまで高校生です。普段と異なる状況の中で力を発揮するのはやはり難しくなると思います。だからこそこちらも考えなければいけない。

これに関してはあくまで私見でしかありません。正解なのかどうかは不明。しかし、目の前の選手を見ていて感じたことは真実に近いと考えています。それぞれの立場からそれぞれで一生懸命にやる。選手は身体の状態を良くしたいと思う。整体の先生方は少しでも選手のためにと力を尽くしてくださる。どちらも本当に大切なことだと思います。最後にそれを統合する部分はどうしても「現場」です。テリトリーがある。走りや状態に関しては毎日指導している者が一番的確に判断できると思います。

とりあえず感じたことを記録しておきます。感想を個別に聞かせてもらえると嬉しいです(笑)
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最終刺激

2018-05-23 | 陸上競技
火曜日。この日は県総体に向けての最終刺激。この日の練習にはかなり重きを置いています。ここを迎えるまでにどのように過ごすか。自分の身体と向き合いながらやって行く必要性があります。整体に行きたいという申し出を先日受けていました。県総体に向けてバランスを整えておきたいという部分。大切です。これに関しては色々と思うことがあり日程調整をどうするか。選択肢の中で月曜日に行くことにしました。ここに関してはまた書きます。とにかく自分の身体に目を向けるという部分は大切にしたい。

前日の朝の練習の中でショートを1本抜けた選手がいました。かなり前からハムストリングに張りを訴えていました。テスト期間中に話をしてすぐに整体に行かせました。不安要素はなくしておきたい。そう考えてやっていましたがまだハムが張るとのこと。うーん。他の部分もあったので呼んで個別に話をしました。色々なプレッシャーの中でやっていると思います。だからこそ自分の身体に目を向けなければいけない。きちんと出来ればかなり強くなると思います。しかし、今はその前段階。競技者にならなければいけない。インターハイへの鍵を握っています。こちらも真摯に向き合いたいと思います。

練習はいつもと同様。試合のアップからの流れで。しばらくは選手に任せました。ずっと見ていなければできないというのでは困ります。まーこの辺りは大丈夫ですが。私は来月末に来客があるのでお迎えするための準備を少ししていました。コンディショニングと動きの確認が終わってからは細かく見ることにしました。スパイクを履いてチューブ腿上げ、ウインドスプリント、片脚スキップ、チューブシザースです。それぞれの学校で試合のアップは異なると思います。うちは普段の練習でやっている動きのみをやります。試合は特別な場所ではない。普段のままでいいと思います。

この辺りを見ていると良く進むなと感じました。練習では記録を計りませんから具体的な数値では示せませんが(笑)重心移動を意識したウインドスプリントで進む。ここはすごく大切な話だと思います。きちんと進むかどうか。形が大切なのではなくやはり「進む」というところが重要かなと。気になるところは確認をしながらやっていきました。

チューブ走と10バトン、25並走。ここは外せない練習です。毎日やっているといってもいいくらいの練習。スピードを出した中でのバトンの受け渡しをしています。バトンが落ちるというのはやはりスピードを出して受け渡しをする経験が少ないからではないかと勝手に考えています。手の出る位置、バトンを離すタイミングもジョグやウインドスプリントでは違ってきます。全力で動く中でやっていくことで感覚が身につくと思っています。年間を通じてやっていくことが必要。それでもミスを生む可能性はあります。やはり繰り返しやるしかないなと。

バトン基礎をやってからトゥトレ。オーバースピードでスピード刺激を入れました。2本ずつ。本数は多くなくていいので「しっかりと進む」という感覚が必要です。これを実際の走りに繋げていく必要があります。トゥトレの後にバトン合わせを入れていました。全体に対して「スピード刺激を走りに繋げていくために合わせをやる前に自分で動くように」と指示をしていました。バトン合わせの場所に行く前にNが「こっちで走ってから移動しても良いですか?」と言ってきました。ん?と思って確認すると「追い風の中でスピード出しておきたい」とのこと。考えています。単純に走れば良いというのではなく前段階の刺激をどのように走りに繋げて行くのかを考えての結果。見てみると何人かはきちんと考えてやっています。練習の意味合いをそれぞれが理解するというのは必要だと思いますね。

合わせは私は1-2走の所で見ていました。風の状態もあるのでそれぞれの場所で合わせをしたので両方は見れません。一番気になっている1-2走のバトンを確認しておきたいなと。女子のリレーはやはり1走がポイント。経験が少ない選手に任せています。更には走力差がある。ここで流れてしまうと絶対に届かなくなります。勝ち上がっていくためにはポイントとなる。意図的に詰めています。ありがたいことに今年度からルール変更がありました。ダッシュゾーンから30m以内でバトンが渡れば良い。かなり早めに渡すことにしています。2本実施しましたが2本とも旧リレーゾーンの入りの所で渡りました。1走は90mしか走らないという感じですね。それによりうちの「強み」が発揮されると思っています。まだ油断はできませんがしっかりと確認作業をしたいと思いますね。

そこからスタート確認。雷管を鳴らすかどうかを確認しました。微妙な空気だったので取りやめ(笑)まー女子はある意味ピリピリしているでしょうから。力が拮抗している状態でレース前に競争するというのも必要な気はしますが「心」の問題も出てきます。ここは私自身も配慮していかなければいけないと思っています。それぞれのスタートを個別に見ていくことにしました。ある一定水準以上にはなっています。それでも微調整が必要になる。一斉スタートにするとなかなかできないところもあるので。本数はそれほど増やしていませんが細かい所はしっかりとやらなければいけません。スタート局面だけではなくそれを中間に繋げていく部分まで。かなり良い感じだと思います。

ロングスプリントも同様に。長めのスタートをやっておきました。こちらも加速段階から中間に上手く繋げていく。感覚的なもの作っていかなければいけない。かなり良い感じだったのでそのまま250へ。楽に速く。それを意識して実施。終わってからすぐに120m。刺激は入れられたなという感じです。走りも良かった。自己ベスト更新して中国へ進んでもらいたいですね。

ショートスプリントは120-90-60。各自で走っても良いよと話したのですが段差スタートでやることに。良い走りをしていました。これだけで十分だなと感じました。これだけ動けば疲労抜きをしていけばもうワンランク上がる。確信しています。スピードレベルが上がっているなと思います。最後に少しアクシデントがありましたが大丈夫そう。唯一の不安要素がどのように出るか。こちらもフォローしなければいけないですし、周りもサポートしなければいけないと思います。

やるべきことはやってきたかなと思っています。あとは心の準備。その話だけをしました。

まとまりないのは相変わらず。思うことがあるのでまた書きたいとは思います。最終刺激でした。県総体に向けて。慢心せず。油断せず。気を引き締めてやっていこうと思います。
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