kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

人との向き合い方

2018-05-17 | 陸上競技
思う事を。

水曜日、代休だったのでラーメンを食べに行った。時間がある時には自分の時間を使いたいなと考えている。まーラーメン食べるだけなのに何を大げさなという話ではあるが。

今回はちょっと離れた場所へ。ssk先生とやりとりをする中であるお店が移転するという話を聞いていた。聞いてすぐに行ったらまだオープンしていなかった(笑)。多分春休みくらいだったと思う。今回は時間があるのでちょっと足を伸ばしてもう一度訪問することに。

到着したのは11時20分くらいだっただろうか。練習が終わってその足で向かった。到着するとお店の人が出迎えてくれた。何かな?と思って話を聞くと「まだスープが出ていない」とのこと。豚骨ベースのラーメンなので店主が思っているスープになっていなかったのだと思う。「ちょっと待ってもらうことになるが良いでしょうか?」と言われる。全然問題ない。食べるために行っているのだから。

10分もしないうちにラーメンが出来上がる。その時に店主が「今回はご迷惑をおかけしたので味をみてください。お代は頂きません。」と言われた。いやいや、申し訳ない。ラーメンを食べるのに10分待つくらいなら全然大丈夫。人が多い時などは店の前で並ぶことだってある。支払う旨を伝えたが「味見をしてもらいたい」とのこと。「良かったらまた足を運んで食べてもらいたい」と言われた。ご厚意に甘えることに。流石に申し訳ないのでネギ増しにして餃子を頼んでその分の代金を支払わせてもらった。

これによりこのお店の商売に対する態度が分かる。開店時間が11時。その時間までにスープの準備ができていなかった。それに対してお客さんに対して申し訳ないという気持ちが強く現れていた。中途半端な商品は提供できないというプライドもあるのだと思う。だからこそ待たせたことに対して「お代は必要ない」という言葉になるのだと思う。商いをする上でのプライド。きちんとしたものを提供できないことに対する憤り。お金の問題ではない。その気持ちがお客さんの心を動かすと思う。

先日からあるメーカーの対応に対して「なんだ?」と思うことが頻発していた。今回の事を考えると「仕事に対するプライド」というかこだわりという部分が全く違うなと感じた。「どうせ買うんでしょう?」みたいな態度があって本当に購入するかを2週間以上悩んだ。結局、購入することになったのだが他の商品があるなら真違いなくそちらにする。それくらい嫌だなと思った。

そのメーカーの話を他の人にすると「提案されたのでユニフォームを変更したが同時に変更した他チームと全く同じものであった」と言われていた。いや、ありえないだろうと思う。ユニフォームなどはそのチームを示すもの。うちのジャージは広島と福岡で1チームずつある。他県の試合に行った時に初めて気付く。伝統校ではないのでそういう部分は仕方ないかなと思っている。県内チームと同じでなければ。

ユニフォームやジャージが県内で全く同じになるとやはり面白くはない。選手も指導者も気持ち新たに変更したはず。それなのに試合に行ってみると他校と全く同じ。注文する前に確認は取れると思う。それなのに。

ラーメンと陸上。全く関係はない。しかし、物事に向き合う姿勢というのは同じではないか。仕事としてプライドを持っていたらやはり「ありえないミス」は起きない。顧問の先生方がどう思っているのか。「ありえない」とは言われていたがユニフォームを刷新するまでには至らないと思う。それでも「信頼関係」という部分ではこれから先取引をしなくなる可能性は十分に考えられる。

こういう話を聞くにつれてやはり人との向き合い方は考えなければいけないと思う。売れればいい。勝てばいいという話ではない。きちんと対応しなければやはり問題が生じることになる。一時的なことであってもそれがその後にどのような影響を及ぼすか。

考えさせられる。
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指導すること

2018-05-17 | 陸上競技
思うことを。今巷ではN大学のアメフトの話で持ちきり。車での通勤の間もかなり大きく取り扱っている。実際はどの部分が事実なのかは分からない。もう少し詳細が出てみないと分からない部分はある。プレーとは全く関係ない場面で無防備の相手に後ろからタックルするという行為自体は決して許される事ではない。「大きな怪我にならなかったから」で済まされる話でない。

監督の指示だったかどうか。この部分も大きく取り上げられている。「勝つためには手段を選ばない」というのであればこれはスポーツではない。コンタクトスポーツをやったことがないが大なり小なり「反則すれすれの行為」はあると思う。審判の見えないところで服を引っ張ったりというのはサッカーやバスケでは日常的にあると思う。位置取りが重視されるスポーツならそれは尚更なのかもしれない。しかし、「怪我をさせて退場させる」ことを狙いとしてやるのであれば明らかに間違っていると思う。

これもマスコミ報道の中での情報なのでどこまでが事実かわからない。今回、危険なプレーをした選手はここ最近試合に出ていないという状態だったという。集団スポーツにはありがちな「干される」という感じなのだろうか。きちんとやるべき事が出来ていないので試合には出さずに客観的に考えさせるという時期なのかもしれない。それはそれで必要だとは思う。もちろん、きちんと説明をしなければいけないとは思うが。「出場できないのにはきちんと理由がある」というのは明確に示さなければわからない。

「最初のプレーで退場させろ」という指示が本当であったとしたらどうだろうか。「それごできなければ今後も出場機会は与えない」と言われて追い詰められていたとしたら。だからといってその行為が許されるものではない。しかし、それ以外に選択肢がないという状態であればやらざるをえなかったのではないかと感じる。今後も試合に出られなくなるくらいなら監督の指示に従って退場になる方が良いという気持ちになっていたとしたらどうだろうか。もちろん、選手が思い込みでやったのかもしれない。どちらにしてもラフプレーは許されるべきではない。

こんな危険な部分があるならアメフトはやらせたくないと思う保護者も多くいるだろう。陸上競技でも様々な危険は存在する。走っていて肉離れする事だってある。長距離で接触して転倒することも。幅跳の着地で足をスパイクで削ることもある。何かをすればそれなりにリスクは生じると思う。が、今回のことはそのリスクとは全く別の問題だと思う。起きてはいけない部分だから。

指導をする。この部分、本当に気をつけないといけないと思う。今のご時世、「怒られない」事が当たり前のようになり何をしても許されるという風潮がある。注意をしたらそちらの方が悪者になる感じが強い。本当はそれではいけないが、何かアクションを起こせばそれに対するクレームがつく。それを避けるためには「何もしない」というのが一番だから。

しかし、今回の場合は「監督」という立場を利用して「逆らえない」状態を作り出していたのではないか。「時間を守らなければ試合には出さない」という部分は当然だと考えている。普段きちんと練習していなかったりルールを守れないのであれば「学校の名前」を背負って何かをするのは許されないと考える。これの延長線上に「監督の出した指示を聞かなければ試合に出さない」というのがあるのだろうか。全くの別物だと思う。集団スポーツでは「監督がメンバーを決める」ことになる。日本代表サッカーなどでも沸き起こる論争だが「監督の好みの問題」で出場選手が決まることはある。これは致し方ないことではないかと個人的には考える。

例えば「攻撃的なチーム作りをする」というのであればオフェンスが重視される。「スピード重視」になればやはり足が速くて動ける選手が中心になってくる。これに対してプレーは上手いが機動力が低い選手はメンバーから外れることはあると思う。そこに対して「なんで試合に出れないんだ」といったとしても認められにくいかなと。それぞれのチーム作りがある。

負傷退場させる。それができなかったら試合には出れない。ここは根本的に違う。監督は自分が出した指示の正当性を理解するべきだと思う。もちろんこれが事実なのかはこれから先に明らかになると思う。忖度して選手が勝手にやったという事もありえる。が、そこに至るまでにどのような精神状態だったのかはしっかりと考える必要がある。このことにより被害者となった選手もしばらくは試合に出れない。また、加害者となった選手も今後アメフトを続けていく事ができなくなる可能性が高い。本来であればできる可能性があるのに意志とは別の形でできなくなるというのは違うと思う。

少し話が逸れる。かなり前の大会で4継で接触があった。師匠のチームの3走とうちのチームの4走が接触。師匠のチームの方が少し先行していた。3走が内側を走る。うちのアンカーが外側を走る。腕振りが横振りだったため相手チームの3走に接触して減速してしまったらしい。それによりうちのバトンはきちんと渡ったが相手チームのバトンは流れてしまった。結果、うちが優勝した。意図的ではないが気持ち的にはすっきりしないレースとなった。

周りからは笑い話で「普段から相手に当たるように腕振り指導をしてるんじゃないか?!」と言われた。この時の大会は上につながる大会ではなかったが、県総体や中国大会だったらどうだろうか?一方が6位、もう一方が7位になったとすればやり切れない。6位のチームが接触して失格になり7位のチームが上に上がることになってもやはりわだかまりが残るだろう。ここに関しては難しい部分が多々ある。指導者同士、選手同士が割り切れないだろうから。笑って済ませる話には絶対にならない。

今回の事件、指導する側としては真剣に考えなければいけないと思う。人によっては「お前たちは技術指導だけしておけばいいんだ」と言うだろう。しかし、そこを身につけるためにはあれこれ段階がある。物事に取り組む姿勢を整えなければやなり競技力も上がらない。そこは外せないかなと。従わないから使わないというのではなくきちんと意味を理解させなければいけない。偉そうなことを書いているが私自身「批判の的」になることは多くある。耐え難い想いも何度もしている。それでも「一生懸命にやる」という選手に対してはこちらも向き合わなければいけない。温度差が激しい環境の中でそれをどう対応するかは考えさせられる部分ではある。

一生懸命にやるから指導者は何を求めても良いという話ではない。ここは常に頭に入れておきたい。「やりたくない」という者に対してはそれなりでいいんじゃないかと思うようになった。こちらが無理に方向付けするのは違う。表面的な話ではなくきちんとした対応が必要になる。

指導をする。選手と指導者の関係として様々なことを考えていかなければいけない。何かあれば「パワハラだ」と言われる時代。本人が問題だと思わなくても周りが「なんだ?」と感じてトラブルになる事も数え切れないくらいある。明らかに理不尽なことを要求するというのはやはり違うと思う。しかし、必要なことは求めなければいけない。その線引きはどこなのか。

まとまらない。今回の事件はやはり許さない行為だと思う。チーム存続に関わる大きな事件だと思う。考えさせられる。
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バトンと統合する

2018-05-17 | 陸上競技
水曜日。この日は先週の土曜日の代休となっていました。そのため朝から練習をすることに。わざわざ学校に集まって練習するのか?と言われるかもしれませんがやはりやっておかなければいけないことがあります。野球部が試合形式で練習をしたいということだったので練習開始時間を8時としました。普段の学校生活と同じ時間帯なので全く問題なし。勘違いで練習に遅れてきた者もがいました。一人だけ勘違いだったとのこと。うーん。戦うチームになっている部分となっていない部分の差が大きいですね。県総体への意気込みが行動に現れてくるのかなと。集団として同じ行動をするというのが難しい時代になっているのかもしれないですね。温度差はあります。

練習はバランス系の練習をしてからDM投げを。本当は体幹トレーニングをしたかったのですが時間的なこともあります。最低限の刺激を入れておくためにはDM投げが短時間で良いかなと。負荷的には物足りないかもしれないですが。足りない部分は家で補ってもらうしかないと考えていますし伝えています。基礎的なことをきちんとやれるかどうかは「意識」に比例すると思っています。

ハードルドリルを行ってからスピードスキップ。スイッチングランをやってからチューブ走へ。練習パターンは変えていませんがスプリント練習に入るまでの部分を若干変更しています。刺激として入れておきたいモノをこちらが選択して取り入れます。チューブ走をしている時にこの日はNの動きが良いなと感じていました。1本目は少し上に抜けましたがそれでもよく進む。練習中にNが進むというのはなかなかないので(笑)。

そこから前半マークをやらずに10バトンと25並走。この時点で女子の1-2のバトンが渡りません。少し前に出すように話をしましたがそれでも届かない。Nがきちんと走れればなかなか追いつくことはできません。追風参考とはいえ12秒00のスピードです。1走は1年生。判断は難しい。ここはきちんとお姉さんが自分の状況を判断して指示を出してあげなければいけないと思います。練習はだから許されるのか?という部分です。ここはきちんと考えなければいけないと思います。走れているからこそそこを考えないといけない。一旦離れてしまったら追いつくのは不可能になる。細心の注意を払わなければいけないのです。

そこからはバトン合わせ。先日スタブロを購入したのでそれを使うことに。スタブロ購入に関してはかなり思うことがありました。まー書きませんが。スタブロから出てバトン合わせを行う形式で。手狭なので50m地点をリレーの出の位置として実施。40m地点にすると渡す方が加速段階後半なのでスピードが上がる途中となりきちんとできない部分があります。本人たちの感覚を元に変更しました。

女子の1-2は1本目渡りませんでした。多分渡っていたと思いますが「不安」があるのだと思います。慣れないリレー。2走はエースです。少し遠かったら渡らないと感じてしまうのだと思います。とはいえ必ず渡さないといけない。練習の中で渡らない状態であれば試合では渡りません。100回やって100回渡る。ここは絶対条件です。渡らないという状態で終わるわけにはいきません。きちんと対応できるかどうか。慣れてきた時が一番怖い。絶対に油断できません。必ず渡す。徹底しておきたいですね。

男子は100本やって5本渡るか?!という感じでした。うーん。これは厳しい。かなりやっているつもりですが。走力的にはかなり劣るのでここだけでもきちんと対応しなければいけません。不安要素が大きい。

最後はハンドコートに移動してBT走→B走→T走。距離は50mくらいでしょうか。そこまで行ってグランドを使わせてもらって120m。実質は140くらいあるんじゃないかと思っていますがうちの学校ではこれは120mです。段差スタートで3mくらいにしました。前の練習の流れで行ったので3グループで。詰めて練習をしているので疲労感はかなりあると思いますが走らせました。動き的にはかなり。この部分がしっかりとできると面白いですね。歩いてハンドコートまで戻ってもう1セット。それぞれの練習の意味をきちんと考えて行うように話しました。120mまでの3つの種目に意味があります。ここが分かるかどうか。

前段階の3つの走りは加速段階や中間をイメージしたものです。ここで作ってきた動きをスプリントに繋げる。これまではここのスプリントは60m程度でした。しかし、実際のレースをイメージして120mにしました。スピード維持する区間を長めに取りたい。スピードを上げて終わりではなくそれをどうやって維持するかが今後のレースを左右すると思うので。ここの部分に時間を取るとやはり疲労度も変わってきます。大切な部分はしっかりとやりたいと思いますね。

終わってから何人かと話をしました。きちんと県総体と向き合いたいと思います。勝ち上がるのは簡単ではない。それでもやる。仕方ないやで終わらせたくないと思っています。強い気持ちを持って取り組んでいくことで初めて見えてくるものがある。中国大会が確実という種目は一つもありません。だからこそ気を引き締めてやっていきたい。改めてそう思います。細かいところがまだ出来ていないと感じる部分が多々あるので。

しっかりと走れました。計画通り進んでいます。
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