日曜日、広島で織田記念が開催されました。ありがたいことに昨年に引き続きうちのNが中国地区ジュニアの100mに選出されました。広島から4人、他の県からは1人ずつ選出される形です。各県のトップと戦えるチャンスです。とはいえ今後のことを考えるとここにピークを持っていくという考え方はありませんでした。前の記事にも書いていますが火曜日から木曜日まではしっかりと練習させています。金曜日の時点で筋肉痛だと言っていたくらいですから(笑)超回復という可能性もありますが少なからず万全の状態ではないのは確かかなと。
今回のレースについては少し考えながらやることにしました。1年生の時の岩手国体、昨年の織田記念、山形インターハイ、愛媛国体と「大きな大会」で一発目からきちんと走れたことがありません。Nは前からラウンドを進めていく中で力を発揮するタイプです。性格的なものもあると思いますがスロースタートです。それを打破しない限りはこれから先戦えない。そこを踏まえてアップの仕方を少し変えました。大した話ではないのですが。1次アップを省略して2次アップのみ。ここでしっかりと身体を動かすことにしました。もちろん、こちらから一方的にそうしたのではなくNと相談しながらどうするかを考えました。
アップの中に軸などをしっかりと取り入れることにしました。これは少し前からですが。軸とバランス系をアップの中に入れます。それによりこれから動かす自分の身体に目を向けることができるなと考えているからです。見てみるとトップ選手はかなりこの手の動きに時間を割いています。トップかやるかや正しいとは思いませんがやはりこの部分は大切にしたいなと感じました。
他の指導者とは異なりできればアップにはつきたいと思っています。本人の感覚などを確かめながらやっていく。もちろん、本人が自分でやらなければまだいけない部分が多くあるのは当然です。走るのは選手ですから。それでも普段と同じ形で進めていけるのが理想。動きの変化をしっかりと見ながら、本人と確認をしながら動きを作る。「至れり尽くせりやな」と言われましたが(笑)。まさに。甘やかしているとは思いません。こちらに依存させる気もありません。自分たちでやらなければいけない部分はある。が、こちらがサポートすることでもっと効率よく動くことはできる。
普段通りのアップをやっていっきました。休憩を挟みながらしっかりとやる。スタンディングからのショートダッシュをやってからカーブ直線。更にスタートですね。スタブロからの出の部分はちょっと時間をかけました。更には60mくらいの距離までを数本。課題はスタート部分だけではありません。中間に上手く繋げていくことができるかどうか。ここができれば問題なく戦えると思います。
今回はチームのメンバーにも応援に来てもらっていました。アップ場へは入れないのですがナンバーカードを付けたりとサポートはしてもらいました。こういう機会も必要だと思っています。アップに関してはあれこれ考える部分ありますが今回はこの手のパターンでチャレンジ。
レースは早い時間帯でした。10時40分から。真ん中の方に入れてもらえていました。昨年度の持ちタイムでいえば3番目。他の選手もかなり強いのでどれだけ戦えるのかというのが大事だなと感じていました。他にも12秒2台を出した選手もいるので厳しいレースになることはわかっていました。その中でどうやって自分の力を出せるか。
レースは3レーン。隣には昨年度12秒0台を出した選手。スタートとはまずまず。これまでは前半に完全に遅れてしまうパターンが多くありました。今回は遅れずにいける。ここは大きな成長だと思います。パワーを使ってスタートをするのではなく重心移動で進む感覚。上手く走れるようになったかなと。中間に繋ぐ部分で少し離されました。課題が残ります。目の前に12秒0台の選手がいる中で後半は離れず少しずつ詰める形でした。力まず走れて12秒37。追い風0.8mの公認。合格点かなと。競り合いの中で3位に入りました。
レース前日に話した時は「12秒4〜5は出したい」と話していました。「え?」みたいな(笑)。体調が万全ではないという不安感もあったのだと思います。いやいや。それでもそんなタイムを目標にしていたらレースにはなりません。もう一度聞くと「12秒36」という返答。去年出した自己ベストが12秒37なのでそれより0.01秒速いタイムを申告。かわいいものです。そして12秒37(笑)なかなかです。
今回はタイム云々よりも1本目からきちんと走れたことが大きいと思っています。岩手国体では寒さもあって13秒1かかりました。昨年の織田記念は12秒7くらいかかる。愛媛国体は12秒6くらいかかったと思います。まったく力が出せない。そんな中でやってきたので今回の12秒37は評価できると思っています。地方大会かもしれませんが大きな舞台で少し力が出せたかなと。
また、あれだけの競り合いの中できちんと走れたというのも大きい。スタートが遅れるという致命的な部分は今年は大丈夫そうです。本当にすごい差をつけられていましたが今は横一線くらいではついていけます。目の前にライバルがいるレースの中で最後まで力まず安定して走れたのは本当に大きいなと思います。本人的には後半の伸びがもう少し欲しかったと言っていました。本来であればあれくらいの差であれば追いつけたのかもしれません。それでも今のこの時期にこのタイムで走れれば面白いなと思います。例年、ここから少しずつタイムが伸びていきます。楽しみかなと。
こうやってNがきちんと走れればMの活躍も期待できます。あのレースにMが参加していたらどうなっていたか。競り合いの中で磨かれたのではないかと思います。ほぼ同じ力のNがあれだけ走れれば自分も走れるという感覚にはなるはずです。相乗効果が生まれるのではないかと思いますね。勝負できるだけの力は備わってきたのではないかと思います。
うちのような無名高校は目立ちません。県内でもそれほど注目を集めるチームではない。が、ある一定水準の力が出せるようになってきているのは大きなことだと思います。周りからは「強い選手がいったのだから」と揶揄されるかもしれません。確かにその部分は否めません。しかし、強かったから高校でも強いのかは全くの別問題。実際高校で結果を残せない選手も沢山います。その中である一定水準の力が出せるようになってきているのは大きい。もちろん、このレベルで終わるわけにはいかないのですが。
少しずつ前進はしているかなと感じています。まだまだですが。
今回の大会ではmiyashoでお世話になったkyy選手が参加していました。以前見かけた時よりもギュッとして力強さを感じました。実際に走っている姿も見ましたがかなり強いなーと。決勝では外国人選手に次いで2位。日本人トップでした。いや、本当に嬉しい。故障をしてそこから這い上がってきた話を聞いていました。インターハイチャンピオンになって故障をして苦しむ。5年以上も自己ベストを更新できない中でやってきた姿は本当に頭が下がります。追い風参考とはいえ13秒1で走っていました。うちの選手も多少なりと追い風になればと思い選手紹介の時に大声で名前を呼びました。そのかいあり追い風参考になったのではないかと微妙な気持ちですが(笑)
こういう場で様々な選手と再会できることも喜びです。本当にありがたいと思いますね。
我々は我々にできることをしっかりとやり続けたい。全てはインターハイに向けて。少しずつ進みます。見守ってもらえたらと思います。
今回のレースについては少し考えながらやることにしました。1年生の時の岩手国体、昨年の織田記念、山形インターハイ、愛媛国体と「大きな大会」で一発目からきちんと走れたことがありません。Nは前からラウンドを進めていく中で力を発揮するタイプです。性格的なものもあると思いますがスロースタートです。それを打破しない限りはこれから先戦えない。そこを踏まえてアップの仕方を少し変えました。大した話ではないのですが。1次アップを省略して2次アップのみ。ここでしっかりと身体を動かすことにしました。もちろん、こちらから一方的にそうしたのではなくNと相談しながらどうするかを考えました。
アップの中に軸などをしっかりと取り入れることにしました。これは少し前からですが。軸とバランス系をアップの中に入れます。それによりこれから動かす自分の身体に目を向けることができるなと考えているからです。見てみるとトップ選手はかなりこの手の動きに時間を割いています。トップかやるかや正しいとは思いませんがやはりこの部分は大切にしたいなと感じました。
他の指導者とは異なりできればアップにはつきたいと思っています。本人の感覚などを確かめながらやっていく。もちろん、本人が自分でやらなければまだいけない部分が多くあるのは当然です。走るのは選手ですから。それでも普段と同じ形で進めていけるのが理想。動きの変化をしっかりと見ながら、本人と確認をしながら動きを作る。「至れり尽くせりやな」と言われましたが(笑)。まさに。甘やかしているとは思いません。こちらに依存させる気もありません。自分たちでやらなければいけない部分はある。が、こちらがサポートすることでもっと効率よく動くことはできる。
普段通りのアップをやっていっきました。休憩を挟みながらしっかりとやる。スタンディングからのショートダッシュをやってからカーブ直線。更にスタートですね。スタブロからの出の部分はちょっと時間をかけました。更には60mくらいの距離までを数本。課題はスタート部分だけではありません。中間に上手く繋げていくことができるかどうか。ここができれば問題なく戦えると思います。
今回はチームのメンバーにも応援に来てもらっていました。アップ場へは入れないのですがナンバーカードを付けたりとサポートはしてもらいました。こういう機会も必要だと思っています。アップに関してはあれこれ考える部分ありますが今回はこの手のパターンでチャレンジ。
レースは早い時間帯でした。10時40分から。真ん中の方に入れてもらえていました。昨年度の持ちタイムでいえば3番目。他の選手もかなり強いのでどれだけ戦えるのかというのが大事だなと感じていました。他にも12秒2台を出した選手もいるので厳しいレースになることはわかっていました。その中でどうやって自分の力を出せるか。
レースは3レーン。隣には昨年度12秒0台を出した選手。スタートとはまずまず。これまでは前半に完全に遅れてしまうパターンが多くありました。今回は遅れずにいける。ここは大きな成長だと思います。パワーを使ってスタートをするのではなく重心移動で進む感覚。上手く走れるようになったかなと。中間に繋ぐ部分で少し離されました。課題が残ります。目の前に12秒0台の選手がいる中で後半は離れず少しずつ詰める形でした。力まず走れて12秒37。追い風0.8mの公認。合格点かなと。競り合いの中で3位に入りました。
レース前日に話した時は「12秒4〜5は出したい」と話していました。「え?」みたいな(笑)。体調が万全ではないという不安感もあったのだと思います。いやいや。それでもそんなタイムを目標にしていたらレースにはなりません。もう一度聞くと「12秒36」という返答。去年出した自己ベストが12秒37なのでそれより0.01秒速いタイムを申告。かわいいものです。そして12秒37(笑)なかなかです。
今回はタイム云々よりも1本目からきちんと走れたことが大きいと思っています。岩手国体では寒さもあって13秒1かかりました。昨年の織田記念は12秒7くらいかかる。愛媛国体は12秒6くらいかかったと思います。まったく力が出せない。そんな中でやってきたので今回の12秒37は評価できると思っています。地方大会かもしれませんが大きな舞台で少し力が出せたかなと。
また、あれだけの競り合いの中できちんと走れたというのも大きい。スタートが遅れるという致命的な部分は今年は大丈夫そうです。本当にすごい差をつけられていましたが今は横一線くらいではついていけます。目の前にライバルがいるレースの中で最後まで力まず安定して走れたのは本当に大きいなと思います。本人的には後半の伸びがもう少し欲しかったと言っていました。本来であればあれくらいの差であれば追いつけたのかもしれません。それでも今のこの時期にこのタイムで走れれば面白いなと思います。例年、ここから少しずつタイムが伸びていきます。楽しみかなと。
こうやってNがきちんと走れればMの活躍も期待できます。あのレースにMが参加していたらどうなっていたか。競り合いの中で磨かれたのではないかと思います。ほぼ同じ力のNがあれだけ走れれば自分も走れるという感覚にはなるはずです。相乗効果が生まれるのではないかと思いますね。勝負できるだけの力は備わってきたのではないかと思います。
うちのような無名高校は目立ちません。県内でもそれほど注目を集めるチームではない。が、ある一定水準の力が出せるようになってきているのは大きなことだと思います。周りからは「強い選手がいったのだから」と揶揄されるかもしれません。確かにその部分は否めません。しかし、強かったから高校でも強いのかは全くの別問題。実際高校で結果を残せない選手も沢山います。その中である一定水準の力が出せるようになってきているのは大きい。もちろん、このレベルで終わるわけにはいかないのですが。
少しずつ前進はしているかなと感じています。まだまだですが。
今回の大会ではmiyashoでお世話になったkyy選手が参加していました。以前見かけた時よりもギュッとして力強さを感じました。実際に走っている姿も見ましたがかなり強いなーと。決勝では外国人選手に次いで2位。日本人トップでした。いや、本当に嬉しい。故障をしてそこから這い上がってきた話を聞いていました。インターハイチャンピオンになって故障をして苦しむ。5年以上も自己ベストを更新できない中でやってきた姿は本当に頭が下がります。追い風参考とはいえ13秒1で走っていました。うちの選手も多少なりと追い風になればと思い選手紹介の時に大声で名前を呼びました。そのかいあり追い風参考になったのではないかと微妙な気持ちですが(笑)
こういう場で様々な選手と再会できることも喜びです。本当にありがたいと思いますね。
我々は我々にできることをしっかりとやり続けたい。全てはインターハイに向けて。少しずつ進みます。見守ってもらえたらと思います。