kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

あれこれ

2018-05-08 | 陸上競技
色々と思うことがあります。簡単に表現はできない。何のためにやっているのか。ここについて考えなけれればいけない。自分が絶対に正しいという気はさらさらない。かといって絶対に間違っているという気もない。どこの立場で物事を見るのかによって大きく変わると思います。「絶対的悪」はない。しかし、「絶対的悪」もない。争いごとが起きる一番の原因は「価値観の違い」です。

こうやってblogに何かを書くとやはり批判を受けると思います。選手のことについて触れたとしてもやはり受け取る側がどう感じるのかというのは大きい。立場が違えば発する言葉も異なる。それは当然だと思います。全ての人が納得する物事は存在しないから。

数日間で色々な人と関わった。その中で何を感じるのか。私が発する言葉によって気分を害する人もいると思う。そこまで重く考えない人もいると思う。別に私は私利私欲のために何かを考えているわけではない。選手が一番やりやすいようにしたいなと思う。練習においても同様。自分が立場的に優位に立ちたいからという感覚はない。

こういう性格なので「おかしいだろう」というものは極力発言するようにしている。審判がいてくれるから試合ができるというのは間違いない。高体連の試合をするためにも教員ではない方の力を借りなければ成立しない時代になってきている。だからこそこちらも協力をしていかなければいけないと思う。

マイル。今年から競技場のラインが変わった。3走と4走のスタート位置が以前に比べてかなり分かりにくくなった。本来であれば審判の立場からは説明する話ではないと思う。事前に知っていない方が悪いという部分があるから。かといってそれにより選手が自分の力を発揮できないというのは面白くない。高体連の試合においては意図的に説明するようにしている。これは「名物行事」みたいになっているが。

実際問題、「マイルのスタートラインの違い」を気にかけている人がどれだけいるだろうか。レースさえ成立すれば良い。大半はそこだと思う。県レベルでマイルが行われるのはほとんどない。これまではスタート位置に緑のマークがあってそれを踏むように指示を出していた。今はない(痕跡はあるが)。先日、支部大会でサブトラックでマイルをおこなったがやはり1レーンに1人入ってしまった。ラインの引き方がそうなっている。

他県であればそこは説明しなくても内側に詰めて入るのかもれない。上で戦うことを考えたら外側で待つというのはロスだから。とはいえ簡単な説明がなければやはり外に出て広がって立ってしまう。やはりレース前に簡単に説明しておく必要があるだろう。これまで県選手権はマイルの前に帰るようにしていたので細かいところは分からないがきちんとできていただろうか?私が勝手に思っているだけなのかもしれないが。

高校生の競技は見せるためにやるわけではない。実際に走っている選手が観客に見てもらうために走っているというのはほぼないと思う。もちろん、見ている観客に分かりやすい競技会運営は必要だとは思う。地味なスポーツだからエンターテイメント性は低い。盛り上げるという意味では音楽を流したりというのも必要なのかもしれない。興味のない人に見に来てもらうために何をするかを考えた時にそういう部分が必要になるのかも。

私は選手の立場に立って動きたいなと思う。レース前にはできる限り身体を動かさせてあげたい。自分自身がインカレに行った時にスタート直前までまったく身体を動かせないという状況を味わった。みんな同じ条件とはいえやはりきつかった。無知な自分が悪かったのだが。アップがそれほど必要のない選手もいると思う。天才肌の選手は特にそんな感じがする。パッと動けば走れる。うちの選手はそういうタイプではない。

ある県でリレーをした時にユニフォームの事で招集所で叱責された。ランパンとショートタイツでユニフォームが統一されていないという部分。20年くらい前になるのだが。日本代表もランパンとタイツで別々の下を履いていることは当時からあった。招集所での激しい叱責。出場させないという話まであった。それはうちだけではなく全国レベルの大学でもあったので監督さんが抗議してレースに出れるようになったのだが。審判の認識違いだったとのこと。

うちは監督不在だった。そのままだったら出場できなかったのではないかと思う。ありえない話だが。

昨年、中国大会での出来事。リレーのオーダーを出す時にうちの選手が招集所で酷い言われ方をした。リレーオーダーの書き方が県内と異なっていたためそこに対して「こんな事もしらないのか?」「もう一度出直せ」と言われた。リレーに関してはルール上、プログラムに記載されていればメンバーの6人に入っていなくても出場できる。その際に何ページの何の種目に参加している選手がメンバーに入るのかを記入しなければいけない。県内の大会ではそのような書式ではないので分からなかったとのこと。県内の高校では他のチームも同様に言われたとのこと。

確かにきちんとした書き方ができていなかったのは問題かもしれない。しかし、言い方があるのでは?これからレースを迎える選手に対して威圧的に言う必要があるのか?更にはこのご時世だからそこまで書かなくてもPCでナンバーカードの番号を入力すれば選手名は出てくるのではないか。昔の手書きの記入の名残があるからこの書式なのではないか?

審判がどの立場から考えるか。競技会は誰のためにあるのか。もちろん、ボランティアで試合運営をしてもらうというのは本当にありがたい。多くの人の協力がなければレース自体ができなくなる。しかし、根底は「陸上競技が好きだから」という感覚なのではないだろうか。全員が選手として競技をしていたとは思えない。また、以前とは異なる感覚もあるだろう。とはいえ、やはり選手が競技に集中できる環境を整えたい。

色々な人と関わることで感じることがある。私の価値観が正しいとは思わない。それぞれの立場での考え方があるだろうから。やはり選手を置き去りにした競技会にはしたくない。これから県総体や中国大会が行われる。私の立場として私にできることは最大限にやりたい。

上手く表現できない。考えさせられる。
コメント
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