kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

看板を背負う

2018-05-22 | 陸上競技
思うことを。

前任校からのことですがこだわりというか「ポリシー」の部分。

私は基本的に練習の時からチームジャージ以外は着ないようにさせています。高校のチームジャージ自体は安くありません。着る機会は高校時代しかないのでその期間に着潰すという感覚でしょうか。好みのジャージを複数買うという選手もいるのかもしれませんが、やはり無駄な費用だと思います。チームジャージには「学校名」が入っています。常にこの部分を大切にしたい。

試合の時は尚更です。チームジャージ以外を着るというのは絶対にありえません。これまで何度も国体選手がいました。その者には必ず指導をします。試合や合宿などで国体ジャージで移動することは認めない。なぜなら高校の試合や合宿は「国体選手」ではなく学校の選手だからです。やはり国体に選ばれたというのは一つのステイタスです。周りから見れば「国体選手だ」と評価を受ける。それが誇らしい部分もあるでしょう。しかし、それは何を意味するのか?自己満足です。チームの一員としての行動ではない。安いものではありませんがやはりこののこだわりは絶対に譲れない部分です。

同時に試合の時にはチームTシャツで行動させます。そのために3色のTシャツを作っています。負担が大きくならないように1枚1000円程度で収まるようにこちらも工夫しています。激安です。やはりこういう部分は外せない。学校名の入ったTシャツを着て動く。ここにチームとしてのプライドというか「看板を背負っている」という感覚を持たせたい。大きな大会に行った時には記念Tシャツを購入したりします。試合の時にはこの手のTシャツは着ません。そのTシャツを持っているというのは試合会場で示す必要はないと思うからです。

もっといえばチームTシャツ以外であれば「商標」の関係であちこちにテープを貼られる可能性があります。分かりきっている話ですからやはり最初から自分達のチームTシャツを着ている方が効率良く動けます。集団で同じTシャツを着ているので練習会場でもどこにいるか分かります。

学校のプライドを持つ。リレーを重視するのもその部分です。学校の代表としてリレーに出る。普段は個人的なレースになります。しかし、チームとして出る時には個人云々ではなく「学校名」を背負って行動することになります。一つ一つが大切になる。そこは指導の中で外せない部分だと思います。

ジャージやTシャツ。このことに関して少しありました。周りから見れば学校名が明確に示されています。良い評価も悪い評価もしやすい。誰かわからないというのではなく「特定される」のです。ここは意識して行動しなければいけない。何かあれば色々と批判されます。そういう目で見られるのです。学校の看板を背負うという意味。ここを自覚してもらいたい。

色々と思うことがあります。とりあえず記しておきます。
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刺激

2018-05-22 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。なかなかです。

前日、私は一人学校へ。正確にいうと娘を連れて体育館へ行きました。娘はバスケをやっていて今度の県総体で引退。もう高校3年生です。先日息子の練習試合を見に行ったこともあり、一度も見に行ったことのない娘の練習試合を一目見ておこうかなと。このタイミングでうちの学校と練習試合をやるという事だったので観戦させてもらうことに。テスト明けということもありなかなか微妙なゲームでした(笑)うちの学校の選手の活躍も見ることができました。貴重な機会。

バスケはインターハイにたどり着くのがほぼ不可能に近い。強豪校の力が抜けています。そこに勝つというのは現実的ではありません。しかし、1回でも多く、1分1秒でも長くコートに立ってもらいたいなと思います。終わった時にやり終えたと言い切れる試合をして欲しい。限られた時間ですができることをすべてやってもらいたいなと思います。

このことはうちの選手にも言えることです。週末に県総体を迎えます。もちろん目標はインターハイ。女子に関してはインターハイの決勝や準決勝を目指している。だからといって県総体は単純に通過点だとは考えていません。高校生のやることです。何が起こるかわかりません。目の前のことに一生懸命向き合わなければ進めない。同時にこの県総体が正念場になる選手もいます。勝ち上がるのは簡単ではない。それでも中国に進むためにやってきました。中途半端にやってきたつもりは全くありません。全力でやってきたから分かることもある。力を出してもらいたいなと思います。

で、月曜日。翌日にポイント練習をする予定にしていました。この日は7時間授業。授業終了後にあれこれやろうと思うと時間が足りません。色々な事情もあって朝から1時間程度やることにしました。実際、県総体や中国大会では朝一で身体を動かします。1年間かけて朝練をやるのは「生活のリズム」を作るためです。早い時間帯に動くためにはこの部分は外せません。練習負荷をかけるために朝練をやるのではなくここの部分を重視してやっている。総体をイメージしての練習としました。

練習自体は試合のアップで。10バトンくらいまでやりました。この日は選手に任せながら。私はちょっと離れた場所で全体を見ていました。動きはかなり良いなと。翌日のポイント練習のためには筋肉に刺激を与えるというのがこの日のメインです。あれこれ言う話ではない。これだけ動けば問題はないと思いますね。強い負荷をかけるつもりはありませんでした。短時間で刺激を入れて終わり。放課後は治療やバランス調整に使うように指示をしました。やるかどうかは本人達次第です。

午後は女子数人が練習。付き合いました。試合で力を出せない者もいます。本人が一番しんどいと思います。自ら午後も少し走りたいと言ってきたので。ここは大切にしたい。1年生も一緒に練習させました。ここに関してはこちらから指示を出して参加させました。先週、スタート練習をしたのですがあまりにも酷くてここを改善したいなと考えていました。県選手権でほとんど練習できていないのに自己ベスト更新。かなり疑っていました(笑)。本人の目標は「14秒0」でしたからそれくらいが妥当かなと思っていました。が、実際に走ってみると13秒56(笑)。公認で自己ベスト更新でした。この時期な1年生に細かい指導はしていません。基礎的な事優先です。この日は時間があったので個別に。

スタートの動きが悪すぎる。要因は様々。もう数えきれないくらいあります。金曜日にスタートをした時は見ながら苦笑い。スタンディングやワンハンドでもきちんと進まないのでこの辺りから修正しなければいけません。壁の引き出しとタイヤ押し、ワンハンドからの5歩を繰り返しました。この段階で1つだけ修正すれば良いという感じではありませんでした。膝締め、引き出しの方向、重心移動、頭の位置、リズムetc. 何か一つだけ修正するというのは難しいと思います。この日は重心移動を最優先することにしました。膝引き出しをしても進まない。意図的にマークを遠くに置いて無理矢理重心移動を作り出す。ここに壁とタイヤを組み合わせるという感じでしょうか。

一朝一夕にできることではありません。それは当然。NやMでさえ時間をかけてここまできました。実質1年半くらいはかけていると思います。なかなか周りには分かってもらえないと思います。何気なくやって速くなってきたわけではない。時間と労力をかけて動きを作ってきました。本人達と感覚をすり合わせ行きながらの作業です。簡単にはいかない。入学当初は「何とかできるのか?!」と本当に悩みました(笑)。親しい指導者の方々には真剣に相談しました(笑)。今ではまずまずの所まできたかなと。スタートに関しては単純に「速い者は速い」という感じもありますがやはり丁寧に動きを作っていけるかどうかで大きく変わってきます。

1時間くらいやったでしょうか。まだまだ全然ですが少し重心移動はできるようになりました。今度は2歩目が出てこない。まーやるしかないですね。きちんとできれば12秒台が見えると思います。まだまだやらなければいけないことが多い。そのために何をするか。しっかりと進めていきたいですね。

丁寧に練習を見る。これは大切だと思います。まー原点に帰るという意味でも大切な時間だったかなと思います。

まとまりなし(笑)
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