kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

活読

2018-12-28 | 陸上競技
木曜日。練習や課外などあれこれやる。なかなか職員室に戻る事ができず。戻ってみると机の上に封筒が届いていました。開けてみるとymm先生からプレゼントが入っていました。



「活読」というymm先生が担任をしていたクラスの生徒たちに定期的に配布されていた物をまとめて一冊の冊子にされたものでした。これは非常に興味深い内容です。私の琴線に触れまくり(笑)。

ある雑誌の無料メルマガから「生徒のために必要だ」と感じたものをymm先生が選択して記載、更にymm先生がその記事に一言感想などを加えてあるものです。その記事がその時その時に生徒の心に響く内容になっている。

ymm先生とは一昨年gt先生と一緒に大阪に行った時に初めてお会いしました。gt先生、mtm先生、ymm先生は若い頃近くの職場だったらしく一緒に競技や生き方などについてあれこれ話をされていた旧知の仲だという事でした。私もその場で紹介して頂き、「めちゃくちゃ面白い方だな」と感じていました。大阪の人として面白いというのではなく思慮深いというか様々な経験をされている。

指導する事、サポートする事、その中で伝えるべきことを考える。色々な角度から子供達と関わっていらっしゃるなと。初めて会ったにも関わらず「ゆっくり話を聞きたい」と感じました。昨年の山形インターハイの時に「お土産」を持参していたのですが会えるかな?と思っていたらタイムリーに東京駅で同じ便になる(笑)挨拶程度しかできませんでしたが。

Facebookの投稿などを拝見するとやはり色々とされている。こういう方と話をすることができたら面白いとずっと考えていました。今回大阪に行くことになり「是非とも一緒に食事をしたい!」と思いこちらから声かけをさせて頂いていました。が、翌日の事や私の時間の調整がつかずにお流れになりました。せっかくの機会だったのにもったいない。

メールのやり取りの中でまた「活読」を送ってくださると言って頂きました。その流れの中で私の手元に。

一番最初の記事。この時点でめちゃくちゃ面白い。「イチロー選手の目標設定」という内容。一番最後にymm先生のコメント

子曰く、「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。

「陸上競技を知るだけでは、陸上競技が大好きな者には勝てないですよ。でも、陸上競技が大好きな者は、陸上競技を楽しんでいる者には勝てないですよ」と。

まさに(笑)。私が大阪に行ってotk高校の選手やfnt先生、hrb先生、mtm先生から感じたことはこの言葉に尽きると思います。好きだけじゃなく本当に楽しんでいる。だからこそ色々な者が見えてくるのだと思いますね。あまりにもタイムリー過ぎて楽しすぎる。

陸上競技を通じて多くの人と出会えています。本来であれば出会うはずのない方々と出会いそこから多くのことを学べる。ありがたいと思います。この「縁」を大切にしていきたい。心からそうお思います。今回頂いた「活読」を読んでいきたいと思います。ここに必ず自分に必要なヒントがあると思います。

次回大阪に行く時には必ずymm先生と一緒に鴨を食べに行きたい(笑)。その時までに少しずつ成長していきたいですね。
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中間に課題を置く

2018-12-28 | 陸上競技
木曜日。この日は比較的暖かかったですね。寒波に襲われるという話になっていたので不安でしたが。翌日からかなり冷えるという話です。寒いのはなかなかしんどいですね。

練習に関して。メニューは前日の段階で提示していました。それについてどう考えているか。いつもは開始前に提示します。今回は前日。競技について真剣に考える選手であればそこから何かを読み取ろうとする。まだそこまで来ていない気はしています。なにを目指すのか。与えられる事に慣れすぎてしまわないようにしたい。

バランス系をやってから中臀筋意識。少しずつ取り入れていきたいですね。そこからDM投げ。これまでもやってきましたが更にレベルアップを図りたい。強く速く投げる。ここができるかどうか。私は諸事情で付きっ切りとはいきませんでした。導入段階はきちんと付いておきたい部分はあります。動的な股関節の柔軟性を高めておきたいというのもあって「ハードル股関節」も。大きく動かす、軸を保つ。基本です。

そこまでやってあとは前日の復習。台ドロップから接地確認のためのもも上げ。スイッチング、ハードルドリル。本当は最初の2つにかなりの時間を使いたいところです。ドリル信仰が抜けきらない部分があるのかもしれません。基礎的なことがきちんと出来なければ次の段階に進みにくい。やっているうちにできるようになるという部分もあります。どちらが良いのか悩むところです。

動きの感覚が鋭い選手であればある程度動きながらでも身につくと思います。しかし、その部分が苦手な選手は前段階に時間をかける必要がある。もちろん「出来ないから自分で時間を作ってやる」という選手になると良いのですが。そこも含めて指導をしていかなければいけない。少しの時間でも出来ることはある。そこを本人たちがどう理解するか。

スイッチングランをやってからチューブ走と前半マークを。これは久々にやったかもしれないですね。これも「基礎」だと思っています。前半の走りを作るために何をするか。チューブ走はリズムの安定、マーク走は「安定」→「リズムアップ」のため。身体を起こしていくイメージを持ちながらです。単純に走るよりも「道具」があるほうが意識しやすい。実際にそれで本人たちが意識をしているかどうかはわかりませんが(笑)。

前半の流れを作ってから10バトンと25並走。トップスピードを出すための練習。この前の段階で師匠と話す機会があったのですが「足を作る」という練習です。距離を踏むことで「足を作る」というチームもあるのだと思います。私はスピードをしっかりと上げていくことを最優先しています。ゆっくり走るということはしない。最大スピードで動きを作ってから距離を伸ばすという感じでしょうか。まーグランドが狭いのでどちらにしても145mくらいまでしか走れないのですが。

スピード刺激を入れてからT走へ。BT-T-Sの流れで。20-30-40-60を。ここも意図があります。タイトルに書いているように「中間の動きを作る」という部分。それなのに20mなのかという突っ込みも入る可能性はありますが(笑)。段階を追うのが好きですから少しずつ動きの変化を生み出していきたいと思っています。加速段階から中間に入る部分をしっかりとやりたい。本数的にはそれほどではないですが。

止まらずにDM往復走へ。貧血症状の選手は少し減らしました。高地トレーニングと同じような状況です。色々と話を聞くと「前から1本走ったらかなり疲れていた。年齢的なものかと思っていたのでこれからの練習どうなるのか不安だった」と話していました・・・。いやいや、まだ若いのに(笑)。

股関節強化サーキットをやってから複合走。動きの感覚をしっかりと作りたい。T走DM走を組み合わせて行っています。他のメニューと何が違うのか?スキップやシザースをするだけです。「どうやってスイングで進むのか」をテーマに置いています。これをやって走ると感覚の変化が生み出せます。まー本当に「感覚の話」でしかないので本当はどうなのかわかりませんが。そのまま「追いかけ走&合流走」を2セット。中間での走りの安定を目指して実施。

最後に各自練習を20分程度。それなりの量になったかなと思います。課題を持って取り組むことで変化が生まれる。そういう取り組みができればいいなと思っています。うちのような少人数の普通の学校ではいきなり大きな変化は生まれません。地道にやり続けていくことで何かが変わる。そう思っています。

他にも色々とあったのでまた書きます。多分(笑)。
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