kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

向き合う時間

2018-12-21 | 陸上競技
前の記事の続きになるてましょうか。

木曜日。朝選手達が自らミーティングを実施。話の展開はよくわかりません。どのような話をしたのかというのは任せています。任せたことにより大きな問題が発生したこともあります。が、これは通常はレアケース。普通はそんなことにはなりません。どのような発言をするのか、どう対応するのかは当然見えてくるという部分。考えさせられます。

朝にミーティングが終わったと言いにきましたが時間的に対応できない。放課後まで待つように伝えました。日誌は提出していましたがコメントは書かず。こちらもかなりのエネルギーを使ってコメントを書きます。今は日誌を通じでコミュニケーションをとる段階ではない。順序があります。何を優先して行くのか。ここも考えものだと思っています。全てをやってあげるという気はありません。まずはそれぞれが自分自身と向き合って振り返りをする。そこに対してきちんと考えてからどうするか。ここが出来なければ話をする必要性もなくなります。

放課後、話をしに来たので個別に。意図的にNaも同席させました。これから先のことを考えると選手がどのように考えているのかを知ることは大切かなと。数人から一度に来たので個別に話をすることに。かなりの時間を要しました。が、自分の口で自分の言葉で話をさせることは必要だと思います。沈黙になった時はこちらは待つ。話しません。基本話をさせることがメインだと思うので。

同席させたNaからもそれぞれに一言ずつ言わせました。客観的に聞いていてどう感じたのか。これからどのようにしていけば良いのか。同年代として少しでも話ができるようにならなければいけないと思います。このご時世、先輩後輩の関係も希薄になっています。時代錯誤と言われるかもしれませんがやはりそれぞれの立場がある。友達関係のような先輩後輩があるというのは良いのか悪いのか。ガチガチの関係ではなくても良いと思います。それでもある一定水準は保ちたい。必要だと思っています。

Na曰く。それぞれが思っていたことをきちんと聞けたのは大きい、と。普段そういう部分に関して真剣に深く考えて対応するこということさありません。漠然と過ごしている。なんとなくやり過ごしている。問題点があったとしてもそこを見て見ぬ振りをしている。そういう部分は少なからずあると思います。速く走れるかどうかだけを目指すならそこまで求めなくても良いのかもしれません。短期的に結果を出そうと思えば考えさせずに型にはめる方が早い。が、それだけが人生ではない。それから先の方が圧倒的に長い。そうであればやはり「育てる」という感覚で接していきたいなと思います。

この待ち時間に他の選手が何をしているのか。ここも大きいと思います。後で確認をしたら補強をしていたとのこと。こちらに関しても指示は出しませんでした。何をしたらいいのか分からずずっと話しているだけというのでは時間の無駄になります。

ここで大切になるのが「私は怒っていない」という部分です。こういう書き方をしているので激怒しているのではないかと思われるかもしれません。全くです。私が云々の話ではない。結局、それぞれが問題点を認識してどのように行動しなければいけないのかを考える必要があるというだけ。何もなかったかのように練習に参加して普通にやることはマイナスだと思っています。次に繋がらない。私が何を指摘しているのか。

ある選手が「日誌を朝練の後に慌てて書いて提出していた」と言っていました。そんなことは内容や字を見れば分かります。そこを指摘するのは簡単。しかし、そこで考えさせる必要があると思います。日誌を書くのは誰のためなのか。私に怒られるから書くというのでは何の意味もありません。提出忘れが何度もあるので「提出しなければ全員練習なし」という話もしています。だから慌てて書くという事態になる。

が、それは何か意味があるのか。自分自身がきちんと振り返りをするために日誌を書くのです。毎日10分から20分の時間を振り返りに使えないというのであれば結局「その程度の情熱」だと思います。練習時間だけ練習をしておけば強くなるという話ではない。全ての取り組みが繋がっている。振り返りをせずに次の日の練習を迎えるというのであればまた同じミスをする危険性がある。自分の中で動きに関してや取り組みに関して「自己分析する時間」を作る必要がある。そのための日誌だと思います。書くだけの日誌はお互いにマイナスでしかない。

こういう部分に関しては妥協なく見ていかなければいけないと思っています。それはかなりのエネルギーを要します。競技で絶対成功したい!という強い想いを持っている選手であってもこの辺りが考えられなければまだ「想い」だけで行動は変わらないと思います。「陸上競技が好き」という選手の方が競技力自体は低いかもしれませんがこれから先伸びていく可能性が高くなります。その方が互いに面白い。

自分自身と向き合う時間を作る。練習だけではないと思います。これが形になるかどうか。分かりません。私自身がやることではないですから。選手がどう感じてどう動くか。該当者以外が自分の事として捉えることができているか。そこも大きいと思います。しっかりと考えてもらいたいですね。他人事ではなく自分自身の話だと。

とりあえず記録しておきます。
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レールを敷かない

2018-12-21 | 陸上競技
前の記事にも書きました。まだまだ競技に対してというよりもやらなければいけないことの方が多い。その中で私がどのように関わるか。ここは考えなければいけないと思います。

これまで指導をする中で何かを伝えるとそれを穿った捉え方をして「発言した事が悪い」という形になる事が多くありました。現実問題、それが本当に悪だったのか。その時批判されていたとしても時間経過の中で「どちらが悪いのか」というのは明確になります。一部分だけを切り取ってその事だけを批判するというのは今の世の中の風潮。本当の意味で教育活動になるのかどうか。もう今のシステムは限界が来ていると思います。

「お客様」から言われたことに対して「誠心誠意対応する」事が求められる。どう考えてもおかしいと思うことであってもそこに対する対応が少しでも意に沿わなかったら「大バッシング」となる。こういう流れに辟易しています。世の中の全てにおいてこの手の流れがある。だからと言って事実が分かった、問題が鮮明になったからといって絶対に謝罪などはない。言った者勝ち。言われ損。

本気で何かをやろうとする。そこに対して見えてくるものが沢山あります。「一生懸命やる」と口にしてもやらないというのは良くあるパターン。そこに対して指摘をすると「やってます」という返答になる。いやいや、やっていないやろ?と再度伝えてもその意味は伝わらない。自分中心に考えている、感じているのでそれ以外の視点からの意見はなかなか入らない。そこは考えないといけない部分。この手のことを書き始めると延々と書いていける気がします。いや、理不尽な事が多すぎる。

前置きがめちゃくちゃ長くなりました。愚痴というか不満というか。マイナスの事を書くと面白くないですがそれをどう受け入れるか。いつもいつも楽しくできません。

これまで何かあった時はこちらが主導してある程度の話をしてきました。それによりその場は解決するのですが本質的な解決にはならない。それに意味があるのかどうかずっと考えていました。指導をしたからといって本当に分かっていなければ次も同じような事を繰り返す。指摘された事に対して本当の意味で分かっていなければやはり次も同じような事をする。次に何かある時は輪をかけてタチが悪くなるというパターンが多い。本質的な部分が分かっていないので「許してもらうために反省している態度を示す」というのでは誰のためにもならない。

助長していく。それは間違いなくあると思います。その場をそれでやり過ごす事が出来たのだから次もなんとかなる。そうやって少しずつ「負の強化」がなされる。ダメなものをダメだと教わるというのは必須だと思っていますがそこをやり過ごすと悪い方向に転がりやすい。本当に改善しなければいけない部分に対して周りが過剰なまでの擁護をすると「何かあっても守ってもらえるから大丈夫」という感覚になる。それではこれから先困る。それを分かるかどうか

話が大きく逸れている気がしますが。今回はそこまで大きな問題だとは思ってはいません。しかし、きちんと考えさせる必要はある。私から言われたから考えるというのではない。もちろん考えない者も出てくると思います。そこに関してはまた別問題。どちらにしても解決のための「レースを敷く」というのは辞めようと考えています。必要性がない。自分のために何をするのか。そこが分かるようにならなければ先には進まないと思っています。

今考えなければいけない事。「伝えられた事に対する理解」「自分の事として捉える」「最善の行動をとる」という部分だけ。「問題行動」ではなく行動の甘さが出ているだけです。そこに対してきちんとした振り返りをする。そこができるかどうか。私がすべて関わってレールを敷く必要はないと思います。ある程度のことは自分達でやらなければいけない。自分達に返ってくる事だから。

女子キャプテンであるNaに任せました。3年生の力も借りて。私が介在する必要はないと感じていたので。ミーティングをするという事だったので朝練はその時間に。大きな問題ではないかもしれませんが、小さい時にきちんと対応しておきたい。自分達の口で言葉にしてきちんと伝え合う。その経験を避けていたらやはり前には進まないと思います。大問題であれば私がすぐに入ります。問題が大きくなる危険性があるので。今回は「自分達について振り返る」という時間にしたい。練習云々よりも大切な事が沢山あると思います。

レールを敷かれてそれに乗っかっていれば考えなくても結果に繋がる。それは楽です。が、何も残りません。競技に対して真剣になれない選手に対してこれまでは「レールを敷く」事で対応してきました。お互いにとってそれが一番楽だから。それはやめようと考えています。「レールを敷かない」という選択を私自身がすることで選手達が「何のためにグランドに立つのか」を真剣に考えるようになるのではないかと。与えられた答えではなく自分達で考え考えて出す答えの方が良い。

これまでのミーティングは中心選手が話をしてそれで終わっていたと思います。それでは何も変わらない。何かを変えていくために。組織としてチーム作りをしていく必要があると思います。以前、選手だけでミーティングをさせた事を避難されたこともあります。何故その場に私がいなかったのか、と。そういう見方もあるのだと思います。甘んじて受け入れます。が、そんな事をいつまでも続けられない。選手が自分のために何かをやるという感覚を持つ。それが今やるべき事だと考えています。

まとまりません。それでも記しておきます。大きな問題はありません。自分達について考えさせる事。該当者だけが考えればいいわけでもない。成長を促していきたいと思います。
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