kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走練習を中心に2

2019-01-12 | 陸上競技
続き。

終わってからシャフト補強。年末からやっていません。かなりのダメージになるのではないかと思いました。色々考えて距離を減らしました。最大目標を50mに置いていたのですが逆行する事に。色々考えました。距離を伸ばして成功した事があるのは確かです。しかし、今の練習スタイルの中にそれを入れると時間がかかり過ぎる。それだけで30分以上かかるというのはロスです。

費用対効果。限られた時間の中で何をするかというのは大切だと思っています。この冬に入った時はやはりシャフト補強の距離を伸ばすことが必要だと考えていました。前任校でリレーでインターハイに進んだ成功体験からなのかもしれません。自分の中で経験則だけでやりたくないと思っているのですが何処かでこういう部分が出てくる。

シャフト補強の効果はあると思います。それだけではなく他にも効果的な練習はある。そうなるとバランス的にここだけに時間を割くのは効率的ではない。更に疲労感が半端ないのでそれ以後の走練習がヘロヘロになる。ということで距離を短くしようと思います(笑)。説明長いですが。

この日のメニュー。シャフト補強の後に「30m(*^^)v 」と書いておきました。反応は全くなし。それでも距離は30mにしていました(笑)。自分達に有利になる時にはチェック機能が働きます。天才的。

シャフト補強を椅子に座って見ていました。シャフトが終わったNが側に来たので何かあったのかと思って確認。何か言っていました。ん??近くにいるSoに用事があって来たのか?私に用事?もう一度聞いてみると「壁ぬき」とのこと。普段私が椅子に座っている場所で「壁ぬき」をやります。どうも私は邪魔だった様子(笑)。遠慮して「どこかに行ってくれ」とは言えなかったのでしょう(笑)申し訳ない。

小ネタを挟みながら(笑)

壁ぬき。前の記事にも書きましたが前日にやっていました。正確にやることを求めてハードルを使って。始める時にMとNaが「これだ!」と言い出しました。これも何の話かなと。壁ぬきをやったら感覚が良かったのか??様子が違う。そういえば練習した開始時に中臀筋と股関節が筋肉痛だと言っていました。その原因が壁ぬきだったというのがその時に初めて分かった様子。なるほど(笑)。きちんと使いたいところが使えたから筋肉痛になったのだ思います。逆にきちんとやらないと意味がないなと改めて感じる場面でした。

この日の壁抜きはより丁寧に。台とハードルを使って。チューブと組み合わせて更に正確性を増しました。チューブだけで方向性を修正できると思っていましたが前日にハードルを使った時にきちんと出来ていない部分がありました。ここを丁寧にやっていくことで完全にやりたい動きに近づける気がします。できていると思っていた部分ですがこちらも甘かった。きちんとやると他の部分にも繋がっていくなと思います。また練習の幅が広がります。

師匠と話をしていたのですがやはり「現場で見る」というのは大切だと思います。見ないと分からないことがある。聞いた話とかではなく実際の目で見て何がわかるかという部分が大切。前日とgt先生が「そんな所まで見る?」みたいな話をしていました。まー基本的に好きですからずっと見ているだけです。その中で気づくことはある。研究者ではないですからグランドレベルで何をするかだと思います。そこで感じることが私の中では全てなのかなと。

壁抜きをやってスピードスキップ。DMと普通に行うのを組み合わせて。両脚と片脚を1本ずつ。本数が少ないというよりは感覚づくりなのかなと。そのままT走やDM走を組み合わせて走る。スイングで進む感覚と中間の動きを。練習の前半で加速段階の動きを入れていますから後半部分ではきちんと中間の動きをやりたいなと思っていました。それぞれの動きを注視しながらです。何人かとは動きの確認をしました。本人の感覚と客観的な部分のすり合わせです。

最後にもう一度走る。120-90-40↑30→。疲労度はありますがそれなりにスピードレベルを維持して走っていました。こうやって続けていくことで何か変化が生まれるかなと。普段はそれほど走りません。この日に書いた内容としても多分ほとんど走ってはいないと思います。このスタンスも本当に良いのか悪いのか。量を追う練習がどれだけ効果的なのか。これも考え方だと思います。

少しだけ選手には考えて補強をさせました。クマランド整備は私が一人でやる。私自身は何も運動していませんからこれくらいは(笑)。それにより何分間かでも選手の時間が空きます。それを有効に使えるようにする方が意味があるだろうなと。私もこうやって練習に来ることで非常に楽しいですし、勉強になる部分があります。今は練習が楽しい。これはそこに存在する選手がいるからです。本気で取り組まない選手がいると楽しくはない。今は楽しいと感じる。そういうのが大切だと思っています。

なかなか充実した練習だったと思います。少しずつチームになってきているのかなと感じています。3年生の存在に感謝です。しっかりとチームづくりをしていけたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走練習中心に

2019-01-12 | 陸上競技
土曜日。この日は朝から小雨が。家を出る時にはワイパーをかけないといけないなという感じがありました。グランドが使えるかどうか不安がありました。それでも学校に着くと問題なし。私が赴任した時は水はけが悪くて少し雨が降ったら走れない状態でした。今はかなり改善。グランド整備をしてもらっているのが顕著に出ています。ありがたいですね。まったく問題なく練習をすることができました。

この日も練習開始時にあちこちに連絡。月末の事への対応を。何が最善か分かりません。それでも我々に出来ることは最大限やりたい。これは我が師匠がそういうスタンスなので。前の記事にも書きましたが「接待」は大切です。情けは人の為ならず。これまで我々が受けてきた恩を返してしかなければいけません。この事に関してはまた別に書きます。

電話などで連絡をしている間に練習は進んでいきました。いつも通りバランス系から。そろそろ飽きてきた感はあります。もう少し工夫をしなければ慣れてしまって効果が低くなる危険性はあります。最近書いていますが「慣れ」は良い面と悪い面があると思います。意識しなくてもできるようになっているというのはある意味マイナスなのではないか。安定を生み出したいという気持ちがあるのですが不安定を求める。なかなか分かってもらいにくい表現かもしれないですね。

体幹を意識するためにBCTを。ここもある程度スムーズになってきました。正確性は保ちながらしっかりとできるといいなと思います。身体の中心に意識を置いてからハードル股関節を。これもこの冬から取り入れています。忘れた頃にやるようにしています。動的な柔軟性を高めるためにやる練習です。

今更ですがうちは競技場での練習をしなくなりました。理由は簡単です。道具がないから。距離的なものもあるのですが「良い練習をする」という感覚があります。競技場で出来る練習は限られています。狙いとする動きをするためにはやはりそれなりの準備が必要になります。ハードルひとつ取っても競技場まで運ばなければいけなくなる。そうなると質が下がるのです。素晴らしい指導者であれば道具などは必要ないのかもしれません。私は三流ですからモノに頼らないとできないのです。股関節を大きく使うことを考えてもやはりここの部分は大きいかなという気はします。

DM投げのローテーションをやりました。細かい所をいうとキリがないくらいですね。まだまだ投げるのが弱い。性格的にこういう部分がかなり気になります。どうすればもっと良くなるか。ここだけにこだわってやっています。流れとしては体幹を意識してから股関節の柔軟性を高める。そして意識した体幹を上手く使って物を投げるという感じでしょうか。適当に組み合わせているようで実はそれなりに考えています(笑)

前日に中間の動きを意識した練習を行ったのでこの日は加速段階を。木曜日に少しだけやっていました。その流れを踏まえてです。DM投げから始めて壁などを使っての膝締め、タイヤ押しなど一連の流れの中でやっていきました。ちょっと遠目に確認していく。選手には互いに声かけをするように求めています。私が関わりすぎるとそこに頼りすぎてしまう。そうなると自分達の理解が深まりません。気になることは言いますが極力我慢(笑)。前半マークまで。ある選手がマークが終わってスピードを緩めていたので全体に指摘。マークを越えていく事が練習ではありません。狙いはそこにない。きちんと決められた距離まで流れを作っていかなければいけないと思います。

そこから40↑-30→。作った加速段階を中間へ。感じ的に「2本で良いよ」と伝えましたが最初から「2本」でした。一応考えてメニュー作りをしているつもりですが見ていて感じた部分で変更します。この日は考えと感覚が一致したのかなと。なぜか分かりませんがここまでで時間がかかっていました。1時間半。思っていたよりも掛かっているかなと。特段ロスはしていないと思うのですが。

ここで走練習。120T-120-120-90-40↑-30→。いや、久しぶりに走ります(笑)短長は120の間は走って戻る。トータルで5本にしました。ショートスプリントとは違う部分が出てくると思います。乳酸系の走りも入れていかなければいけない。ショートスプリントでも必要だとは思います。少しずつこの手の距離を入れていきたいと思います。まだまだ120Tが走れませんね。土曜日は前日のダメージが残っている可能性があるのですが。それでももう少し保てるようにならなければいけないと思います。Nが90の時にボソッと「疲れた」と言っていました。大して走っていません。マイナス発言と指摘すると「違う」と言っていましたが。

ここで年末の合宿時に足を痛めた者が少し抜けました。長い。話によると痛めていた所を合宿時に強くマッサージされたようでそれにより悪化したとのこと。治りかけていたようですが。勘弁してもらいたい。治療器を持って帰って使うように指示をしましたが「え?」と聞こえてなかった様子。それ以上は言いませんでした。冷たいかもしれませんが必要ならもう一度聞きに来るべきです。全てを与えるのは違うなと。もちろん治して走らせてあげたい気持ちは強くあります。しかし、それだけではない。先のことを考えると「自分に何が必要なのか」を考えないといけないと思います。

やはりきちんと走練習ができるかどうかは大切です。走り込みというのがあまりできない環境なのでこうやって走る機会は必要だと思います。そのタイミングできちんと走れるかどうか。そのための準備をしっかりとしてもらいたい。

書いていたら長くなりました。それほど中身がないのですが。記事を変えておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

N工業再来校

2019-01-12 | 陸上競技
金曜日。なかなか疲れています。この1週間長かったですね。やらなければいけない事をやっていたら時間が過ぎてしまう感じがあります。通常業務もしますし授業もする。更に日誌に対するコメントも書きます。で、練習計画を立てる。働き方改革万歳。

練習。前日はかなりトレーニングをしていました。多少なりと筋肉痛になっている部分があるかなという気はしていました。関係なくやりますが。前日の練習で多少気になっている部分がありました。これまでから進んだ練習をしたいと思っています。練習内容というよりはやっている事の質を上げたい。なかなか出来ません。ここが出来れば人数に関係なく良い練習ができると思っています。そこの部分は最初に少しだけ話をしました。行動を変える事ができるかどうか。

この日はN工業が再び練習に来てくれる事になっていました。県内で唯一うちに興味を持っているgt先生が連れてきてくれます。うちとしては本当にありがたいですね。定期的に刺激が入る事で雰囲気も変わっていきます。単独でやるより一緒にやれる方がいい。平日に来てくれるというのもありがたい。練習時間が多少短くなったとしてもそれ以上の意味があります。

gt先生が来てくれた時はタイムリーに電話をしていたので挨拶も出来ないまま練習に入って行きました。失礼極まりない(笑)。まー私が云々ではなくて選手がどうするかなのでお許し願いたい。ポール選手が来ているのでスプリントの練習をしたいという話でした。こちらは来てもらったら要望に応えながらやるしかないですから。半強制的(笑)。

バランス系をやってから体幹強化サーキット。初めてやる種目が多いので一緒にやるだけで大変かもしれません。本来であれば細かいところまで話をしてからやるといいのだと思うのですがそこまでやっていると練習が進みません。ある程度ザックリとした部分の中で進めていく。仕方ない部分があると思います。時間という制約がある中でやっていくと何かを妥協しないといけないかなと。

この日の体幹強化サーキットは種目間をジョグで移動するようにメニューに記入していました。が、相変わらず見ていない。「慣れの怖さ」だと思います。パターン化しているので「これまで通り」でやっていけばいいという部分がある。実はその日その日で少しずつメニューを変えていたりします。一応波線を引いたりしてはいるのですが。こういう部分も大切にしたいと思っています。全てがパターン化すると練習はスムーズに進むかもしれません。しかし、「考える」ことを奪ってしまう危険性がある。注意しなければいけないと思います。

台ドロップからのスティックもも上げ。この辺りで私とgt先生は練習そっちのけで「接地と重心移動」「スイッチング」の議論を始める(笑)。なかなかです。先日の大阪の話をしながらあーだこーだ言っていました。その間、選手の動きを細かく見れていない部分は反省点なのかもしれませんが。一応気づいたことに関しては指摘をしていました。練習の質を上げるためにもしっかりとここも目を光らせておきたい部分です。

ミニハードルを使ってのスイッチング。ここも見ながら話をしていました。ある程度やっていかないと出来ない部分なのかなと。うちは普段からあれこれやっています。それでも膝の締まりが甘かったり方向性が正確でない部分が出てくる。N工業の選手は更に出てきます。それをgt先生が見てどう思うか。gt先生はスプリントで勝負する気は一切ない。それでもこういう動きは必要なのだと思います。選手にアドバイスをしていました。きちんとした動きをする集団の中に入れば自ずと意識しなければいけなくなるかなと思います。それも狙いなのだと。

ハードルドリル。この日は意図的に横の動きを抜きました。ここも気づかずに普通にやろうとする(笑)もー。重心移動を作るために壁抜きを入れました。この数ヶ月間壁抜きをやっていない部分がありました。やはりここも丁寧にやらないといけない。ハードルを使ってやっていた部分をもう一度導入。直線的な足運びの基礎にも繋がっていきます。最後まで直線的に運べない選手が複数。やはり基礎的なことをきちんとやっておく必要があります。一つの手法ではなく複数の形で練習をやっていきたい。それが近道でしょうね。

ワンステップハードルをやってからスイッチングラン。これも道具を使わずに走るだけににしました。ここもメニューチェックが甘い。少し難しい動きだとは思います。初めてやる選手には理解しにくい。あれだけやっていてもまだタイミングが合わない選手がいます。ここももう少し工夫をしていかなければいけないのかもしれません。前段階からの流れが重要になります。

チューブ走をやってから前半マーク。ポール選手には難しいか?!うちでポールをやっていたmmもこの手の練習はやっていました。細かいドリルなどは割愛していたのですが気がつけば走れるようになっていました。練習は偉大。学校ではやらないでしょうからこういう機会にしっかりとやってもらえれば良いのかなと思いますね。

ほとんど走ってないですがそこからDM往復走へ。gt先生がこっそり写真を撮っていたようなので拝借してアップしておきます(笑)





グランド広く見えるかもしれませんが基本的に他の部活動が使っているので私たちは部室の前を走るだけです。直線で70mくらいしか走れません。恵まれているとは言えない環境かもしれませんがやればそれなりに結果につながると思っています。横幅10m、縦幅70mでもリレーでインターハイに行ける(笑)。学校にポールのピットがないのが非常に残念ですが...。

そこから再び補強へ。補強サーキット。これも始めてやる種目が多いのでやるだけで大変だったのではないかと思います。こう見るとうちの選手はそれなりに筋力が上がっている気はしますね。疲れている部分もあったでしょうが。まだまだやれることはあると思います。この辺りはもう一工夫しても良いのかなと感じています。選手は嫌がるかもしれないですが。

スイッチングをもう一度。ここは応用編です。タタタとタタタタを。メニューとして名前がないので「タタタ」やってという感じです伝えています(笑)。メニュー表に書いているので選手は何をやらないといけないのかは分かっていると思いますが。接地ポジションなども含めて改善されてきている感じはあります。もうひと押しかなという感じですね。

時間がかなり押していたのでスイッチングランver2を2本ずつ。何故かきちんとインターバルが取れていませんでした。この時間が無駄ですね。効率よく練習をしたいと思っています。この日はやはりロスが目立ちました。練習開始時にメニュー表を見る時間を与えています。ザックリとしか見ていないからこんなことになるのだろうと思っています。スイッチングランをすればいいという訳ではない。何が狙いでどうするのかを明確にしなければいけないと思っています。

最後に合流走をやって終了。こうやって走ることで「全力で走る」ことを覚えてもらえたらと思っています。一応来てもらったからには最大限の接待をしなければまたいけないと思っています。お世話になっている?と思うので。

少し雰囲気が変わっているのはあります。しかし、まだまだ目指すところは先。満足する話ではありません。まだまだ甘い部分が多くある。そこを認識して先に進まなければいけないと思います。人数は関係ない。数は力ですがそれ以上の練習をしっかりとやっていければと考えています。

進みたいと思います。N工業の選手には感謝したいと思います。足りないところに気づかせてもらえました。お互いに高め合えたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする