kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題を持って

2019-01-31 | 陸上競技
水曜日。この日で3年生が毎日学校に来るのは終わり。あとは時々学校に来る形です。3年生で練習をしているのでうちの選手のみ。進路に向けての準備です。これもtnk先生と話をしてたのですが「何をするために大学に行くのか」というのを常に考えないといけない。「大学に合格すること」が目的ではない。経済系の大学に進んだら勉強しなくていいのかというのは違うと思います。常に学び続ける姿勢を身につけてもらいたい。

この日の練習は私の中で明確に課題を決めていました。あえて細かく指示を出さないようにしたいなと思ってはいました。練習の最初に「今日の練習の課題」を3分間話し合うようにしています。その時にきちんと答えを導き出せるか。月火と「選択練習」をさせました。自分たちが選んでメニューをする。そこで「考える」や「自己理解」を深めるきっかけになるのではないかと。

最近のblogは細かく書いていたので今回はざっくりと(笑)。練習の前半の課題は「膝締め&縦の動き」。移動が少ない状況での動きをすることでしっかりと意識をさせたいと思っています。縄跳びやチューブもも上げで。少しやってから次は「接地ポイント」です。「乗り込み動作」というのは非常に難しい。そのため「身体の真下で捉える」という話をします。感覚的に非常難しいと思うので。どちらの言い方をするのかという感じではります。台ドロップとDMトントンをやる。当たり前ですが「意図的に組み合わせ」をしています。あれこれやっているように見えるのですが実は狙いは同じ。更には少しずつ重心移動を増やしています。地味なことですが結構考えています(笑)。

ハードルドリルの基礎的な部分だけやってスイッチングラン。これも道具を使おうかと思いましたが案外時間がないことに気づいて省略。実際練習開始時間が10分以上遅くなっています。NMが来てくれるのでそれを待つ時間です。10分待つことよりも2人が参加してくれることに価値があります。そのためメニューをカットしてでも待つ。道具を使ってのスイッチングランも効果的ですがそれ以外の選択をする。

動きを作って最大スピードを出すための刺激。前段階でやった膝締めと接地を走りにつなげる。細かいことをやっていなくても速い選手は速い。そこが明確なので多少動きが崩れる危険性はあるのですが最大スピードを出すための練習を入れました。「脚がちぎれるくらい速く」と言いましたがこれも「暴言」でしょうか。「限界を超えるくらい速く動こう」という意味で使いました。このご時世ですから「比喩」さえも許されなくなるのかもしれませんね。すべてを説明する必要はないと思いますが。間髪入れずに合流走。

シャフト補強を行ってからもう一度走る。後半の課題は「重心移動」です。膝と腰の連動を意識させる。どうすれば前に進むのかを考えさせる。身体で感じながらできると良いなと思っています。壁抜きとスピードシザースを。意図的に組み合わせて走りにつなげていきたい。一つだけではなく複数の方法でやる方が感覚がつかみやすいのではないかと考えています。もちろん、正解かどうかは全く分かりません。

スプリントサーキットもやりました。これはやっているうちに動きが修正されていきます。膝締めから中間の動きまでの一連の流れを入れ込む。走りながら全ての動きを統合していく形の練習形態もあると思います。今の練習パターンは強調しながら作り上げていくというものです。もちろん最後にスプリントを入れますがその前段階にあれこれやる。まーこれが長い(笑)3時間近くできるからこのパターンでやることができると思っています。これが2時間なら2時間、1時間半なら1時間半に練習メニューは変えていかなければいけないかなと思います。環境に応じて練習を組み立てる。

最後に各自で120DM-120-90-60を実施。これは任せています。競争とかではなく自分の動きをしっかりと作る。走練習というメニューは毎回この程度です。多分かなり少ないのではないかなと思っています。ショートスプリントに特化しているつもりはありません。状況に応じてはロングスプリントの練習もします。それでも走り込みというメニューはほぼ皆無。良いのか悪いのかもわかりませんが。

その流れの中で往復走を1セット。本当は2セット予定していたのですが2セットやると電車で帰るのが遅れてしまうので。T往復-スプリント往復-スイッチングラン。実質2分で終わります。休まないので。1組目は間違えて60mでやっていました。たった10mですが休憩が短くなるので負荷的にはかなりのものだったと思います。きちんと指示を出しておけばよかった。メニュー表には書いてあるのですがバタバタしているのでチェックしていなったのでしょう。それでもやり切りました。

やった事を書くだけになりますが。今は毎日の練習の中で様々な意図を持ってやってています。それぎどうプラスになるのか。見極めながらやりたい。これまでのようにずっと側で見続けるというスタイルから少しずつ変化しています。もちろんグランドに立ちます。それでもちょっとずつ任せる部分を作りたいなと。人数が少ないですがだからこそ成熟したチーム作りができるのではないかと。与えられることだけではない。それが大切な要素になると思います。

まずまずでしょうか。
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何を目指すか

2019-01-31 | 陸上競技
思う事を。

色々な先生とあれこれ話をする。

このご時世なので何か言ったらそれを「暴言だ」と言われる危険性がある。発言にはかなり気をつけている。ある授業を終えて教室を出る時に「喚起するように。インフルエンザになる!」と言った。職員室に戻りながらこの発言について考える。録音されて切り取られて「インフルエンザになる」という部分だけを取り上げられる。それにより「教員からウイルス扱いされた」と言われて訴えられたらどうするのか?という不安(笑)。

その事を職員室である先生に伝える。こんな馬鹿な話には付き合ってくれる(笑)まー本当にめんどくさいタイプですから。そしてその話をする中で「教員損害賠償保険」の話に飛躍。もしこれで訴えられた時にきちんと対応できるように保険にきちんと入っておいた方がいいなと。聞いてみるとその場にいた大半の人は「教員損害賠償保険」に入っているとのこと。え?本当に??

入ろうかな?という話をするとtnk先生が調べてくれました。月々150円(笑)。その保険を使ったことがありますか??と聞くと誰も使っていない。まー当然です。何が起きるかわからない時代。自分の身は自分で守らないといけないなと思います。こんな私のどうでも良い発言に対して真剣に付き合ってくれる数少ない人なのでtnk先生は「良い人だ」という評価を受けるのだと勝手に思っている。

前置きが長くなりました(笑)。で、なんの話をしたいのかという部分。日常会話で話をします。まー訳わからないと思います。実は今授業で「社会保険料」について勉強しました。求人票を見ながら雇用形態と給与、そして納めるべき税金。さらには支払うべき社会保険料。アルバイトと正社員の生涯賃金の違いや待遇の違い。高卒2年目からの手取り金の大幅な減少。この事は普通に働いていたらわからない事なのかもしれません。しかし、知っておく必要がある。

こう見えても一応ポリシーがあります。教科書の内容を教えて検定を取得させるというのが教育だとは思っていません。座学の授業でも必ず隣と話をさせます。質問に対して答えを導き出す。じっと座って話を聞いているだけというのは最も嫌います。そんな生徒を育てても社会人となった時に貢献できません。職場で可愛がってもらえる可能性も低くなります。コミュニケーションを取れる力を磨かなければ上手く働いていく事が出来なくなります。将来的に困る。

教科書内容だけを伝える。上述の授業の教科書にはビジネス英語や珠算などとあったりします。いやいや。教科書にはあるから全てを網羅しなければいけないと言われるかもしれません。しかし、目の前の生徒にとって何が必要なのか。そこを見極めながらやらないといけない。社会保険などはこの教科書に少しだけ記載されています。しかし、本当に「生きた知識」として何が必要か。そこを見極めるというのは必須だと思います。単なる「知識」を詰め込んでも何一つ役に立たない。面白くないですしね。

そういえば師匠が「クレジットカードのポイント」についてめちゃくちゃ詳しいのです。かなり前にその話をした時に「商業の授業を自分にやらせて欲しい。かなり有益な知識だと思う。」と言われていました。確かに(笑)。その辺りは私も完全に疎いので教えてもらいたいくらいです。実学。ここをどうするか。単純に教科書には記載されている情報を伝えるだけで良いのか。お利口さんに座ってノートを書き写すだけでいいのか。検定に受かりさえすればいいのか。そこは絶対に考えなければいけないと思います。

真面目な先生とその手の話をしました。国語力を高めるという意味について。単純に小説を読めば良いというわけではない。話をする中で「読めなくて損をするという人間がいる」という内容がありました。必要な書類などを読み解くことができない。とりあえず印鑑を押す。それによって損失が生まれてしまう。もったいない。小説や漢文を勉強することが直結するかどうかは分かりません。それでもそこに「学ぶこと」のエッセンスが含まれていると思います。

「教科」はあくまで「ツール」だと思います。「陸上競技」も同様。何かしらの「伝えたいこと」がある。それを一番うまく伝える方が私にとっての「陸上競技」です。足が速くなることだけを目指しているわけではありません。だからこそ細かいことも言う。それに対して批判的にとらえる生徒も出てくる。当然の話だと思います。「教科」を使って何を教えるのか。「簿記」を教えたところで実際は会計ソフトで処理をして終わりという感じになります。そういう部分ではなく「本質的な何か」を伝えていければと思います。

何の内容??という感じですね(笑)。まーいいんです。自己満足。
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