kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考え方

2019-01-28 | 陸上競技
思うことを。

今回、徳島からのお客様を迎えました。別にうちの練習に特別なモノがあるとは思いません。こうやってblogを書いているので興味関心を持ってくださったのかなと。繰り返しになりますが特別でもなんでもありません。やりたい動きがある。そこの部分は本当にシンプルなものです。ここに関しては周りに流されないようにやっているつもりです。流行りの動きだとかトップアスリートの動きなどにはほぼ興味はありません。今やるべき動きが何かというのをひたすら考えるようにしています。

今回、徳島からいらっしゃったysn先生とini先生。歓迎会の時に我が師匠が色々と話をされていました。若い指導者です。多くのことを学ぶチャンスがあると思います。師匠は私が最も尊敬する指導者です。今の私の指導があるのは間違いなく師匠のおかげです。指導のベースは全てここにあります。このこともしつこいくらいにblogに書いています。毎日のように連絡を取って質問をしまくっていましたから。悩んだ時、迷った時には必ず連絡をしていました。すごく支えられましたし、勉強になりました。

今回、師匠が若い指導者に対して「ヒント」になるようなことをいくつか言われていました。この時、思い出したことがあります。30代後半に宮崎に行った時のこと。私自身もある程度の指導ができるようになってきていたかなと感じていた時でした。ショートスプリントで13秒台の選手が12秒20と12秒35まで伸びていた。今のやり方のままでやっていけば上手くいくのかなと。しかし、選手の気持ちに寄り添うことができていませんでした。そんな中で宮崎に行きました。tks先生の元で2泊3日で練習をさせてもらいました。私のような無名の指導者に対して真剣に向き合ってくださいました。

自分自身の悩みや想いを打ち明けた時に色々とアドバイスをもらいました。県内県外関係なく「指導のために学びたい」と思っている人間に対して真剣に向き合ってくださいました。tks先生と我が師匠は同じ歳。後世を育てるという気持ちがあったのではないかと思います。その時の言葉がなければ当時チームは崩壊していたのではないかと思います。その年、100mで12秒14と12秒17の2人が育ちリレーでのインターハイ出場を果たすことができました。忘れられない出来事です。

その時の情景と重なりました。わざわざ5時間以上もかけて山口まで来る。これは簡単なことではありません。師匠のところに練習に行くというのは分かります。私の所へ来るというのは「藁にもすがる気持ち」というのがあったのかもしれません。自分の中の殻を破るために何かしなければいけないという気持ちがあったのではないかと。そこに対して師匠が話をされていました。懐が深いなと感じながら聞いていました。

本気で競技と向き合う。そのために何をするか。近しい人とだけ話をしているという人は多いと思います。居心地がいいでしょうから。しかし、自ら知らない土地に行ってなにかを学ぼうとするというのは簡単ではありません。そういう指導者に手を差し伸べる。私があれこれやるというのは趣味に近い。陸上競技について考える事が好きで好きでたまらない。あれこれ考える事が至福の時間なのです。変人なのかもしれないなと。が、やるからには突き詰めたい。

実際に多くの練習を見に行きました。1年に何回かは県外に行きたいと思ってやってきました。学びたい。そしてそれに答えて下さる優れた指導者に出会う事が出来ました。行く場所は思いつきではなく色々と考えて決めています。愛媛のsri先生も同じことを言われていましたが、しっかりと見極めて練習見学をさせてもらうようにしています。強豪校と言われるチームであっても自分が学びたいと思うところ以外は行かない。理由は色々とありますが。

私は無理矢理でもパイプを作って練習に突撃します。面識がなくても行きます。何故なら必要だと思うから。色々と話を聞くことで自分が変われると思う場所へ行く。必要な考え方だと思います。自分がそうやってやってきたように他の方がやるなら私が断る理由はありません。「情けは人の為ならず」です。これまで受けた恩を自分一人で抱えていたらダメだと思います。少しずつでも周囲に還元する必要がある。

一昨年、sri先生が山口に来た時、BOSSが「県外から来たお客さんに対しては最大限のことをするよう」と言われました。これは師匠も同じ考え方だと思います。自分のやっている事が正解かどうかは分かりません。それでも見せれるものは全て見せたい。そこに何かしらのヒントがあるかもしれないから。見てもらって「意味がなかった」と思われる事があるかもしれない。自分の指導の方が上だなと感じられることの方が多いはずです。それでも恥も外聞も捨てて自分のやっている事を示す。それが責任だと思っています。

若い指導者が熱心になる。そこに対してオッサンが何をするか。やはりできることは最大限にやることだと思います。県内で一緒に練習したいという指導者はほぼいません。県外には複数名いる。ここに何かしらの意味があると思っています。人望がないのが最大の理由なのかもしれないですが(笑)。

師匠の姿を見て自分もこうやって人と関わりたいなと思いました。考え方の部分です。その事がきっと育てるという話につながっていく。そう信じています。

あーまとまらない(笑)。眠くなってきたのでこれくらいで。何書いてるのか分かってもらえるのか?!まー自己満足なのでいいんですが。
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合同練習〜午後〜

2019-01-28 | 陸上競技
続き。土曜日。せっかくの来客があったので屋外で練習をしたい。が、ひたすら雪。半ば諦め気味で練習を室内で行うことに。

お昼休憩は1時間としていたのですがこれも気持ち早めに。時間がない(笑)。アップで補強をしたいのですがそこさえも時間がない。廊下でできるアップで手っ取り早い種目を。おんぶ走と抱っこ走を。人数が足りなかったので私が重り役になることに。徳島から来てくれている選手と一緒に。この選手、めちゃくちゃ「真面目」です。おんぶ走も全力。他の子を抜き去ります。いやいや、おっさんおんぶしてるんだから手加減してよ(笑)ジェットコースターよりも怖い。すごいスピード感でした。

その手のことをやってから軸系とバランス系。ここは外せないと思っています。単純に走ればいいとは思っていません。やらないといけない事が沢山ある中で選択をするのであればここは絶対に入れる。正確性を保ちながら、ジャンプ系も入れながら。バランスをとりながらアンバランスを生み出す。ここはすごく大切だと思っています。

中心部意識してからDM投げ。その前段階で意識した部分から動きにつなげていきます。普通に投げるだけではなく強くですね。軸やバランスを意識してから何かをやる。この段階で少し雪が止みました。隙を見て屋外DM投げをすることに。スタートでの重心移動を創り出したい。そのために何をするか。連続倒立からのDM投げです。うちは常に少人数なので道具があまりない。道具はかなりありますが数がない。合同練習には向かない(笑)それでもDM投げはやっておく必要があると思います。ちょっと特殊な形でやっています。残念ながら後半また雪が降り始めてしまいました。なんだか。

室内に戻って少しスイッチングを。膝締めを意識した練習と切り替えのイメージを持って。ここも地味に。タタタとタタタタをやりました。かわす動きにならないようにしたい。ここも難しい部分なのですが。膝締めと切り替え。走りの中でやりたいと思っています。


そこから加速段階の動きを少し。本来であればスパイクを履いて屋外でやるメニューです。室内でやったことはない(笑)それでもエッセンスとして入れておきたいなと。ここでも少し説明を。他県に練習見学に行った時はほぼ「流れの中での練習」になります。私はこういう性格なので個別に質問しに行きますが(笑)。うちの練習のスタイルは「やりたいことを理解してもらう」というのがあります。加速段階の動きに関しては様々な考え方があると思います。だからこそ「私はこう考えている」という部分を明確に示し、やっていることこ意味を考えてもらう。もちろん一度話しただけで分からないと思いますが(笑)

膝締めと方向性。ここがポイントだと思っています。どちらの方向に引き出すのか。一歩目を早く着く。そういう考え方もあると思いますが進むための動きとしてはどうなのか。ここの部分はスタンスの違いなのかもしれません。あくまで私の考えたかということで話をしました。そこを踏まえて椅子を使っての膝の引き出しとマーク5歩を組み合わせる。滑ってしまうので難しいですが。

何本かやって今度は目線の使い方も。一歩目で身体が起きてしまう選手がいたので。マークを使っての5歩。本当はこの手の練習をするためにはもう少しだけやりたい事があるのですが。とにかく時間がない(笑)やれる事はしっかりとやりました。


二階に上がってスイッチングラン。スタート5歩をやったのでこれを走りにつなげたい。前の段階でスイッチングをやっていたのでそこの部分を上手く持っていきたいなと。走りながら足の切り替えをする。これもタタ、タタタ、タタタタをやりながら段階を追ってやる。最初は遅れていましたがやっているうちにタイミングが合ってくる。練習をする中で動きが変わっていくのは楽しいですね。近くで見ているとなかなか分かりにくいのですが。タイミングだけに注目してやると変化が見られます。やっているうちに変わる。

そこを意識したので時間がない中でBDMSを。中間の動きを意識をする。走りながら自然に膝が出るようになる動きを。スイングで進むのと前で動く動きをする。やっていくと動きの変化が見られます。接地のポイントも含めてやっていく。道具を使うとこの部分ができる。これも体感してもらって分かる部分が出てくると思います。2セット実施。

膝の引き出しの感覚を作りたかったのでスピードシザースを。外でT走をやりながらだともう少し感覚を作りやすいのでしょうが。TuBシザース、Tuシザース、DMシザース、普通のシザースを。全ての動きでタイミングを合わせたりしながらやると良い。これも感覚的なものなので正解かどうかは全く分かりません。段階を追って走りを作っていく。その過程の中の一つです。

最後に再びBDMSを。さらに膝の引き出しのイメージが作れるので前で動かす感覚が作れると思います。普段は詰め込んで練習する事はあまりない。それでもこの日は多少なりと変化を生み出す必要があったので。走りが変わっている感覚は多少ありました。スイッチングランのようにマークがあるとそれを超えるタイミングが分かりやすい。狭い廊下ですからその辺りが非常に分かりにくい。目の前を通り過ぎるのが一瞬なので。選手が変化を感じてくれたら良いなと思います。

いつも通りの練習。本当にこれで良かったのか?わざわざ県外から来てくださったのにこの程度の練習で。関西のような練習を期待されていたらちょっと申し訳ないですね。目に見えて特別な練習をしているわけでありません。まーオーソドックスな練習でもないとは思いますが。コンセプトを明確にしてそれをどのように身につけるか。そこを考えながらやっています。単純にやるだけではなく意図を明確にしながらやっていく。だからこそあえて説明の時間を作りました。何をやりたいと思ってそのメニューがあるのか。そこだけはこだわってやっています。

うちのような学校を選んで来てくださった理由を聞くのを忘れていました(笑)少しだけでも得るのものがあったでしょうか?刺激になったでしょうか。こういう機会を与えてもらえたことを感謝したいと思います。練習の組み立てなどに関しても考える時間を作る事が出来ました。若い指導者がこうやって勉強したいと思うエネルギー。我々も忘れたくないですね。まー私はそこだけは結構いけると思いますが(笑)

夜は歓迎会のために下関へ。翌日の事があるので電車で行って電車で帰るという強行(笑)それでも楽しい時間を過ごせました。本当に感謝です。

上手く書けていませんが(笑)こんな感じでした。
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