kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ミーティングをさせるものの...

2019-01-16 | 陸上競技
火曜日。この日から検定課外が始まります。2週間に渡っての課外。勉強時間の確保は必要です。本人達が普段からしっかりとやっていればそこまで慌てなくて良いのですが。

前日に朝はミーティングにすると伝えていました。これは少し前から始めています。その週の目標をそれぞれが掲げる。そのことについて全員の前で宣言するような形で進めていく。週目標をみんなで共有する感覚です。更にこの週からは検定課外のため商業系の選手が参加するのが遅れます。それをそれぞれがどう考えるのか。有効に時間を使ってもらいたいと思っていました。

8時前後に報告に来ました。は?早くないか?実質7時50分前後からしか始めていないはずです。10分弱で話が終わり。こちらから提示した内容だけを数人で意見を言って終わったとのこと。目標宣言をやって今週少人数でどのように練習していくのかを考える時間としたら10分弱という時間は短くないか?それなら朝練習をした方が余程効果がある。

先日から練習に関しては思うことがあります。こちらがメニューを提示するのが「当然」という風潮があります。もちろん私も好きでやっているところはあります。だとしても「言われたメニューをやればいい」という感覚が強い。他校の選手で専門的な指導を受けたいと願っている選手は沢山います。それでも実際は指導者の関係で受けられないことがある。私が好きだから指導するというのではなく「自分達が強くなるために」という欠乏欲求が不足しているのではないか?そこを今年に入ってすごく感じていました。

この日、ミーティングとして与えた朝練の時間。結局、自分達で練習を作るという感覚がない。高校生なのでそんな難しいことを求めるなと言われるのかもしれません。しかし、本来的には選手が自分が求めてグランドに来るはずです。「やりたくない」と思っているのにグランドに立つ必要はないと思っています。強くなりたいと口にはするものの物足りなさがある。私から「話をするように」と言われたことのみ話せば良いという感覚。与えられすぎているのかもしれないと思います。

より良い練習を作ろうと思えばそれぞれでもっと課題を挙げて改善方法を見出すべきです。練習中に何度も同じようなことを言われています。声を出すことは全て自分のために。指摘するのも全て自分に返ってくる。そういう話をしていますが一向に改善しません。それで本当に良いのか?

本当に良い練習をしようと思えば自分達で考えるというのは必須だと思います。練習の中に工夫する要素がたくさんある。そこに対して何も感じないようであればやはり「やらされる練習」以外の何物でもないと思います。ミーティングの時間を与えても10分程度で終わって解散する。コミュニケーションをとるという話を常にしていますが結局それが実現できません。私が与えすぎてしまうのが悪いのかもしれないですね。成長するチャンスを奪っているのかもしれない。

指導者がいない。そういう環境であれば選手が工夫するようになると思います。合宿で習った事などを自分で整理してきちんと順序立てて考えるようになる。しかし、今は「メニュー」が提示される。私から練習中に指摘された事をやっていけばある程度走れるようになる。本来は私が伝えることがベースとなりそれぞれの感覚を作ることが大切になるのですが。それができない。考えさせられます。

うーん。かなり葛藤があります。今のスタイルで本当に良いのか。ある程度指導できるようになったと思っていますが。それでも組織作りという意味では不足する部分の方が多いのかもしれません。もう一度自分自身考えなければいけないのかもしれません。情けない話です。偉そうにブログを書いていると批判を受けても仕方ない。
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ハードル練習

2019-01-16 | 陸上競技
前の記事のもう一側面。うちの練習と並行してハードル練習をしていきました。先日の合宿の時に「ハードル跳びたい」と言っていたのでそれを受けて。

ハードル壁抜きまで一緒にやってから別メニュー。krkはここ数日間練習負荷を高めているという話だったので様子を見ながら。ハードル基本を少しやりました。狙いを明確にしてです。リード足で進む動きとしっかりと踏み切る。ここは常に意識しておきたい。歩行から始めてリズムをつけての動きまで。時々苦手な動きがあります。リズムをつけてのリードで少し方向がズレる。まー総じて能力は高いと思いますね。

そのままタンブリングと一歩ハードル。krkをお手本にもう一人の選手もやっていきました。単独でやるよりもお互いに効率が良くなります。ポイントになる部分をkrkに伝えてもらいました。本人の理解を確かめる作業になります。krkに関しては一定レベル以上のハードリングができるのでドリル的な動きよりは実践的な練習の方が良いだろうという気はしています。

ある程度やってからハードルアプローチ。1台目までの入りの練習です。これも本人の要望で。1台目がきちんと入れるかどうかは大きい。ショートハードルであれば歩数が少ないので対応しやすいですがヨンパは歩数が多いのでかなり難しい。一歩で5センチ変わると20歩で1mです。1m異なれば踏切が全く合わない。ここのもって行きかたは重要。

これまでの練習の中で調整力は抜群。大抵のことは一度言ったら修正できます。陸上競技に関しては(笑)。土の上なので少し詰めておきました。が、走ってみると全く合わない。詰まりまくりです。10mと35mの所にマークをおきました。ストライドの調整のためです。しかし、中間でめちゃくちゃスピードに乗ります。元々大きなストライドで走るタイプですがさらに走れるようになっている感じがします。恐ろしい(笑)

本人と話をすると「俺、最近めちゃ速いんですよ」と(笑)。おっしゃる通りです(笑)。しかし、ヨンパは単純に脚が速ければいいという種目ではありません。調整しなければいけない。決められた距離を限られた歩数で走ることになります。ここが難しい。単純にストライドを小さくすればkrkの動きの良さがなくなります。型にはめる事が合うタイプではない。どうするか?

21歩で走る。ストライド調整。6歩目11歩目17歩目にマークを置きました。とにかくそこに合わせて走る。幅跳びのような練習かもしれません。自由に走ることができない。制約の中で一番良い動きをする必要性が出てきます。

冬季練習中にアプローチ練習をするというのはあまりないのかもしれません。基礎的な能力を上げていくという時期だからです。しかし、これだけスピードレベルが上がって来ている選手であれば定期的にやっておく必要があるのではないかと感じました。秋の感覚と今の感覚のギャップが大きいからです。これが春になっていきなりやるともっと混乱すると思います。微調整をしながら春を迎える必要があるのかなと。

kd先生に電話で確認をしながら。国体練習会も何度かあるので定期的にこの手の練習をしていくことが必要になるのかなと。シーズンに向けてある程度準備していかなければいけないのかなと。私にできる援助は最大限にしたいと思います。

最後はある程度の所までできるようになりました。まだ安定はしていませんが。

とりあえずやったことを記録しておきたいと思います。中身が薄いですが(笑)
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