kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

記録会&投擲練習

2019-11-10 | 陸上競技
土曜日。記録会に参加してきました。記録が出るというのはなかなか難しいかなと思いながらも。県新人や県体は各種目2人ずつしか出場できないので100mに出ることができない選手もいます。せっかくなので一回くらいは走らせてあげたいなと。事前に作ってもらった記録会に参加させてもらいました。

前の記事にも書きましたが場所は岩国。これはなかなかの距離です。レース開始が9時からという日程もあったので早めに動く。5時過ぎに家を出て6時に学校出発。7時に岩国着という流れです。なかなかハード。アップの時間が必要になるので。それでも足りないくらいでした。

レースは女子は全員同じ組。走ったのは良いのですが色々あって再レースへ。100mから200mまでの時間が元々1時間くらいでした。レース後に栄養補給をしていたようでしたがお腹にモノが入った状態で急遽レース。4人のうち1人は先週から謎の体調不良になっているのでレースには出ず。もう1人1本目のレースで接地が少し前になったらしく「腰が痛い」というので再レースは棄権。無理させる必要性はないと思っています。

女子は再レースから10分後に200m。もう練習ですね。更に人生初の400mにもチャレンジ。かなり過酷だったと思いますが。それでもこういう機会を与えるというのは必要かなと思っています。これまでやってきた事とは別な切り口から先を目指す。決まり切ったレールに沿ってやるのでではなく色々なことをやりたいなと。

男子はボチボチ。なかなか競技者になれない者も。ここを繰り返し話をしていく中で見えてくることがあるのかなと感じてはいます。できないなりにやっている者は少しずつ走れるようになってきています。まだまだ戦えるという水準ではないですが。練習の効果をどれだけ高められるか。今のまま冬季を越えるというのであれば得るものは少ない気はします。

そしてこの記録会にkrkくんが出場。県体で県記録が更新できなかった時の保険でkd先生が申し込んでいました。2週間前に出しているのでもう良いかなという気持ちもあったのではないかなと思いますが。朝から「いつものkrkくん」という感じでした。「今日ヨンパ走ったら1分かかります」と言っていましたし(笑)

レース自体は1台目までに少し潰れてしまう。そのため1台目を当てる。流れが微妙だなと感じながらも見ていました。インターバルもキレキレという感じではない。が、右手を突き出してフィニッシュしたら「14秒10」でタイマーが止まる。え?!という驚き(笑)実際は14秒18でしたが「県記録更新」です。




朝、県記録出したら「カズキスタジアム」に名前が変わるかもよ?!というアホ話をしていました(笑)元々このスタジアムが「キズナスタジアム」だったので同じかなと(笑)。13秒台を出したら「13.98スタジアム」になるかもという話もしましたが「誰も分からない」という感じでした(笑)

岩国市陸協の役員の方々は本当に親切で競技会としては本当に良い雰囲気でした。記録云々ではなくこういう部分は大きいなと。ありがたいなと感じました。

11時半くらいに400mが終了。そこからとんぼ返りで防府へ。荷物を降ろしてレンタカーを返却してその足で下関へ。kd先生にやり投げの指導をしてもらうことにしていました。半ば強引にお願いしました。kd先生の体調の事もあるのに。大変申し訳ないなと。うちの選手はkd先生の車に乗せてもらって先にtb高校に行っていました。13時過ぎからの練習開始。









私は14時過ぎに到着。そこからやり投げの基本的なことを教えてもらうことに。これまでほとんど他種目の勉強をしていませんでした。短距離やハードルでさえまだ勉強不足なのに他の種目を学ぶことができるのかどうかという葛藤が自分の中にありました。今回練習を見てもらう選手は男子で40mを投げることができないレベルです。県体で初めて記録を測ってもらえた。まだまだ力がない。その段階で「教えてもらう」という話になるのかどうか。それでも「やり投げをやりたい」と望むので私にできることはしたいなと。

実際に練習を見る。投げのことはほとんど分かりません。メディの壁当てなどは見ていましたが。今回は投げるためのことを。漠然と見るのではなく「ポイントが何か」を見極めていく方が良いなと勝手に判断していました。じっくり見ていると「タイミング」が全く合っていないのでは?というのがありました。その辺りをkd先生に聞いてみる。やはりその辺りに動きのポイントがあるようです。

kd先生が「他の種目を勉強したから短距離指導に活きてくる部分がある」と言われていました。たしかに。間違いなく繋がっています。「意識と現象」の話もされていました。この部分はスプリントでも同様だと思います。異なる視点から物事を見ることで分かることがある。未だにkd先生から学ぶことは多い。色々な「ヒント」をもらうことができる。かなり無理をしているのではないかという心配もありますが。体調の事もあるので。

「タイミングを取る動き」を何度も見ました。クロスの時の動きや最後の瞬間のタイミング。いや、なかなか面白い。結局身体の使い方やタイミングの取り方が大きく影響するのだと思います。今回連れてきた選手は器用な方ではありません。言われてパッとできる事もない。それでも私にできることをやっていかなければいけないなと感じています。

16時半過ぎまで見てもらえました。動きが良くなったとは言い切れません。もう1人来ていた他校の砲丸投げ選手は劇的に変わっていましたが(笑)。それでも私自身が「何をやらなければいけないか」を見ることができたのが大きい。色々な視点から見ていく、ポイントを絞って見ていく。それが本当にやりたいスプリントの指導に活きてくる。

しかし、やり投げは「複合的な動き」なので何か一つをやれば良いという感じにはなりませんね。今更ですがやることが多い。時間がどれだけかかるかはしっかりと考えないといけないと思います。

貴重な時間でした。kd先生に感謝。ちなみに夢にkd先生が出てきて一緒に食事をしながら「だからアンタはダメなんよ」とダメ出しを受け続けました(笑)。今の自分の課題を色々指摘されました。どんな夢なんだ?!という話ですが。私にとっては本当に本当に尊敬できる大きな指導者です。出逢っていなければ間違いなく今の私はいません。恩返しをする、きちんと指導する姿を見せる。これが支えになって今の私がいます。

まだまだ学ばなければいけません。やることは多い。

若干ヘロヘロになりました(笑)結構な移動と陸上生活でした。
コメント
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