kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

テスト期間の練習の違い?!

2019-11-30 | 陸上競技

テスト期間中の練習について。ここについて触れようと思っていたのに話がそれていました。書こうと思ったら色々と話が飛ぶ。いつものことですが。

 

今回のテスト期間からメニューの部分を少し変えました。このことは前の記事に書いています。実際に前のメニューも書いておきます。毎回変えるというのではなく「3パターンのローテーション」というのは同じです。メニューを毎回変えると時間がかかるので。

 

Aメニュー 

「バランス系」

「体幹補強系」 種目間はジョグ(有酸素系) 20分

「加速段階T走」 出力を上げて重心移動を作り出す 実施距離20m

「TDM走」 60BT-60T-60DM-60m 2サイクル

  

Bメニュー

 「BCT」 

「シャフト補強」 30m 6種目ずつ 

「スイッチング&片足スキップ」 B持ち×1ずつ DM持ち×1ずつ なし×1ずつ

「合流走」

「60mバトン」

 

Cメニュー

「軸系」 2人1組で実施 身体のラインを意識

「瞬発系シャフト」

「ハードルジャンプ」  瞬発系 一瞬で力を発揮して身体を浮かす 空中で重心移動

「片足キップ走」 50m 1本目:B持ち 2本目:DM持ち 3本目:なし

「チューブドリル」 シザースの動きをチューブでコントロール 空中でのタメ 速いリズム

「10バトン」

「25並走」

「走練習」  120-120-90


大きな流れとしては変えない。Aメニューに関しては大きく変えています。ここが一番「予備負荷」と「走練習」の繋がりが生まれてくるかなと。他の補強メニューもこれまでと変えています。種目を変えるのではなく「セット数」を、これまでは「補強は大切」という感覚でやっていたのでここは外せないなと思ってやっていました。


が、しっかりと考えていく中で優先順位が違うという部分が浮き上がりました。補強は絶対必要だと思います。それは「補強」という意味合いではなくです。考え方が難しいのですが。「予備負荷」としての「補強」にしたいなと。時間があれば2サイクルやっても良いと思います。が、1時間しかない練習の中で「補強」に大きな時間を割くというのは「主たる目的」に向かうには弱いかなと。


走るための「準備」としての「補強」にしたいなと考えています。これまでの練習は「補強をする」ということに重きが置かれていました。「筋力を上げる」という部分がメニューに出ていると思います。


あとは「枝葉」の部分があるかなと。チューブシザースなどは「膝の引き出し」と「重心移動」を生み出すための練習です。しかし、その前段階をしっかりとやる必要がある動きがあるのではないかと。時間があるなら「時々必要」かもしれませんが「絶対に外せない練習」ではない。


補強のサイクルを増やすのではなく「必要な刺激」として配置する。2学期の中間考査時は「補強をする」ことに重きが置かれていました。走りに繋がる補強になっていなかった。補強をした後に走ることで「走りにつなげていく」と考えていましたが、実際のところ「補強」と「走り」の融合が十分にできていなかったのではないかなと思います。


前の記事と見比べてみるとその辺りの差があるのかなと。この練習自体が悪いというのではなく「改善の余地があった」ということです。自分の中で一本のラインが出てきたのでそれに合わせてマイナーチェンジをしていきたいと考えています。


この違い。なかなか分かりにくいですね(笑)。とにかく考えます。何がいいのかを判断していきたい。常に最善を尽くしたい。やりたいことをどのように組み込むか。


楽しいです。

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共通する「考え方」について

2019-11-30 | 陸上競技

2年生女子が「練習をする」というので土曜日は学校に来ています。この土日に関しては「練習は見ない」と宣言しています。テスト勉強をする必要があります。学校に集めて「勉強会」をしてもいいのですが、「取り組みの姿勢」の部分がこれから先の競技の結果を大きく左右すると思っています。

 

金曜日の練習終了後に全体に話をしました。全体といっても欠席者と補習者で半分程度しかいませんでしたが。それはそれでいいと思っています。これから先、かなり本気で勝負しようと思っています。女子はそこに対する「基礎的な部分」ができてきたかなと感じているので。そうであれば合わせるのはどこか。考える余地はないと思います。

 

テスト期間中は「1時間程度」しか練習をしません。そうであれば「土曜日」に時間をかけてくるのがもったいない。それであれば家の周りで各自でやればいいと思っています。逆「1時間程度」の練習が自分でできない選手であればこちらがどのようなアプローチをしても効果は出ないのではないか。そう感じています。本気で競技をやりたいのであれば「自分のために時間を作る」ことはたいして難しくないと思います。「グランドに来たから練習をする」という部分の選手であれば「今からやろうとしていること」に対して理解できないと思います。

 

「やったほうがいい」という話はします。が、やるかどうかは各自の問題です。「結果」を出そうと思えば「やる」という選択肢しかないと思います。たった「1時間」の話ですから。それ以外の時間をすべて勉強に充てることができれば十分対応できます。しかし、「1時間身体を動かす」という選択ができない者は勉強時間の確保もできないと思います。スマホでゲームをしたりする時間は作れるが「勉強」と「身体を動かす」時間が作れない。それは顕著に結果と取り組みの姿勢に出ると思っています。

 

練習においても全く同じではないか。「技術的な要素」を練習に取り入れる。「走っておけ」という部分はグランドにおける練習ではありません。色々な課題を克服するための時間になります。見ていて「やろうとしてできない」選手と「はなからやろうとしていない」選手では行動が異なります。これまでは「何とかやらせよう」と思っていましたが、「競技」という部分を考えると「やらない者にやらせようとする時間」は生産的ではない。本当の意味で平等なのは「速く走る」ために練習をしている選手への対応だと思います。

 

テスト週間に入って「勉強が間に合わないから」という。ある程度は仕方ないと思っています。しかし、授業中の態度や取り組みなどを聞くと「そこでやっておけばいいのではないか」と感じます。提出物も含めて。これは「試合」にも当てはまると思っています。冬季練習などは試合が目の前にない。だから「それなり」にやる。「それなり」ならまだいいほうかもしれません。「やるだけ」になってしまう。が、試合が近づいてきたときに「やらないと結果が出ない」と慌てる。もちろん間に合うわけがない。選手自身は結果が出ないので「面白くない」と感じるかもしれませんがそれは明らかな「準備不足」です。

 

最近の話。土曜日にレースがあったそうです。待機場所でひたすら検定試験の勉強をしている。その場面だけを見ると必死にやっているのかなという気はします。試合に集中できているかどうかは全く別問題ですが。そのときに「今必死に勉強しているが昨日の勉強時間はどうなのか?」と聞く。「勉強時間は0」とのこと。これが何を意味するか。前の日にまったくやらない。そして試合会場で「間に合わないから」とってやる。そこに大きな間違いがあるのではないか。「やり尽くしても間に合わない」のではなく「やっていないから間に合わない」だけの話。競技に対して真剣に考えることができればそのような選択にはならないと思いますね。

 

短絡的に「良い結果」を求めようと思う。それは誰にでもあることだと思います。しかし、本当はそんなに簡単に世の中は回らない。普段から言っていますが「すべては繋がっている」のです。簡単に「良い結果」だけを求めようとすることに対して「上手くいかない」ことを知るべきだと思います。これは何度言っても伝わりにくい部分かもしれません。「グランドだけ」で何かをしようと思ってもできないことのほうが多い。

 

「そんなことはない」といわれるかもしれません。しかし、物事に対する「考え方」はすべて同じだと思います。だから様々な場面で「取り組みの姿勢」について指導をすることになる。

 

競技のために「1時間」の時間が作れない者は結局「競技」の場面で「結果」を求めていないのです。考査のために「勉強時間」が確保できない者は「考査」の場面での「結果」を求めていない。求めているのに何もしないで「結果」が出るほど簡単ではありません。そこに関して今回のこの土日でしっかりとこちらも見たいと思います。大きな差がつくと思います。

 

2年生女子は「勉強を教えて欲しい」と申し出てきたのでこちらも時間を作ります。グランドで練習をしてから勉強ということ。グランドにはあえて行きませんでした。「自分たちでやる」ことにしていますから。私が行ったら見てしまうので。見ているからやるというのではなく「自分のためにやる」という感覚を持たせたい。そう考えています。

 

いつもと違うかもしれません。そこに意味はあります。「やらない者」にやらせる努力ではなく「やろうとする者」に手を差し伸べる。ここが本当に大切なことではないかなと感じています。勉強を教えながら自分のやることをしたいと思います。

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最低限のことをやる中で

2019-11-30 | 陸上競技

そういえば火曜日からテスト期間に入っています。これは少し触れたかもしれませんが。そのため練習に関しては「1時間程度」ということになります。無理する必要はないかなと考えています。2年生に関しては修学旅行があったのでほとんど練習ができていません。Saは県体終了後、体調を崩していたので修学旅行に行くまでの2週間も練習をしていない。3週間近くほとんど身体を動かしていないような状況です。

 

以前であれば「補う」ことを考えていました。しかし、慌てなくていいのかなと思っています。これからきちんとやっていけば対応できるのではないかなと。練習をしていた1年生であっても結局「正確な練習をしているかどうか」という部分で疑問符が付きます。練習をやったかどうかでいえば「やった」といえますがその効果のほどは?!と問われるとあまりない気がします。半年以上経過して動きの変化がほぼ見られない。これに全てが現れていると思いますね。

 

1時間程度の練習の中で何をするのか。「必要最低限のことをやる」ようにしています。「追い込む」という部分は止めました。短時間で負荷をかけることを考えると「往復走」が手っ取り早いと思います。心肺機能にある程度の負荷をかける。短時間でしっかりと走る。「身体を動かすこと」をメインに考えるのであればそれでいいのかなと。せっかくなのでこれから先にやりたいことの「基礎作り」に時間に充てようかなと考えています。走る量はほぼなし。「走る」という行為の前にどれだけ「予備負荷」をかけていけるか。それが走りにつながるか。

ABCという3パターンをローテーションでやるようにしています。これは検討の余地ありだと思っています。それぞれ「1時間」という限られた時間の中で「補強」「予備負荷」「走練習」をやる。このこと自体が「目的がぼやける」ことにつながるのかもしれませんが、方向性定めてやっているので問題はないかなと。

 

Aメニューは

「バランス系」

「体幹補強系」 種目間はジョグ(有酸素系) 8分

「DM投げ」 地面に力を加えそれを身体で受け止めるための練習 10分

「台ドロップ」 乗り込み動作&軸固定 連続5台 接地して固定の繰り返し 2ずつ

「縄跳びもも上げ」 その場 50回×2セット 膝締め&前回し意識

「ハードルドリル」 1のリズムで引き出した膝に重心を乗せるイメージを作る

「加速段階T走」 出力を上げて重心移動を作り出す

「10バトン」

「25並走」 

 

Bメニューは

「バランス系」

「BCT」 正確に行う

「シャフト補強」 40m  Aメニュー 6種目ずつ 

「ハードルドリル」 1のリズムで引き出した膝に重心を乗せるイメージを作る

「スイッチング&片足スキップ」 B持ち×1ずつ DM持ち×1ずつ なし×1ずつ

「合流走」

「60mバトン」

 

Cメニューは

「バランス系」

「サーキットトレーニング」 25秒運動+5秒Rest 基礎筋力向上 心肺機能強化 1サイクル

「シャフト補強」 40m  Bメニュー 6種目ずつ 

「ハードルジャン」プ  瞬発系 一瞬で力を発揮して身体を浮かす 空中で重心移動

「片足キップ走」 50m 1本目:B持ち 2本目:DM持ち 3本目:なし

「10バトン」

「25並走」  

「走練習」  120-120-90

 

「1時間」という決められた時間の中で「何をやるのか」という部分です。一見すると「要素が多い」という感じがあるかもしれません。自分でもそういう気はしています。が、「走る」に至るまでに「やっておく必要がある部分」はあります。これまでは「補強」をしっかりとやるという形でした。前やっていた練習に関しては次の記事に書きたいと思います。その差についてはそこで触れたいなと。

 

2サイクル目に入っています、Aメニューの効果はかなりあるのではないかなと感じています。必要な要素が詰まっている。そしてこれを「意識してやる」「理解してやる」ことで大きな変化が生まれると思います。声をかける部分としては「意識の徹底」です。「1ミリも緩めない」という言葉かけをしています。力を逃がさないためにどうするかという話ですね。この辺りのことも色々とか考えていきたいと思っています。

 

順序が逆になるかもしれませんがこれまでの「テスト期間のメニュー」も次の記事に記録しておきます。差は微々たるものかもしれませんが。

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