kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

rkn高校での修行4

2019-11-20 | 陸上競技

続きを。

今さらですが私が感じたことをひたすら書いています。これって他の人が見て楽しいですか?!(笑)私的には自分の頭の整理のために書いているので楽しいのですが、他の人が読んでどのように感じるのかなと。高校生では言っていることの意味があまりわからないのではないかと思います。実際問題高校生に指導するときにここまでのことを説明する必要があるかどうか。簡単に説明する必要はあるかもしれませんが実際の指導では考えていることの半分も説明しません。


必要だから「やる」という部分だと思います。rknで見てきたことをそのまま他校で導入しても効果はないと思います。「マネ」でしかないから。本当に必要なことを示しているのではなく「やっているから」やるというのは違う。そのことを自分自身理解しながらやっていかなければいけません。

 

で、サーキットが終わってから「ミニハードル」を使ったもも上げ。ここは実はすごく気になっていました。電車で移動する時間にkbt先生と話をしていました。書籍で予習していたので。私はこの静止画の写真をみて「身体が後傾して接地が前になるのではないか」と話していました。だから練習の意図が読めないと。kbt先生は「身体の前側で動かすための練習ではないか」と。実際の動きを見ていたいので「何を目指す動きなのか」というのが分かりませんでした。

 

が、実際に「大きく動かすもも上げ」を見て二人が苦笑い。二人の考え方は「的外れ」でした。このもも上げ、実際は「固定」のためのもも上げでした。大きく動かすのですが接地した瞬間に「膝」と「足首」を完全に固定する。地面をける動きではなく反発をもらいながら下腿を「道具」として使うための練習でした。股関節や大臀筋を使って大きな力を発揮し、それを地面に伝える。一切緩衝することなく反発をもらって足を上げていく。「速く走るための動き」をこのもも上げの中でやっているのです。「同じような動き」をするのは簡単だと思います。しかし、「明確な狙い」をもって動けるかというとできないと思います。


ここからは様々なところで紹介されているミニハードルを使ったもも上げ。マイクロハードルを使って。単純に速く動くことを目的とするのではなく「鉛直方向から水平方向へ」の流れ中かで配置されている種目でした。そこから少しずつ距離を伸ばしていって進む。1.5mや1.8mでは後半がかなり窮屈になります。その時にどう動くか。面白かったですね。


今回はtrg高校の女子もいたので女子の走りを確認することもできました。やはり女子はミニハードルの高さが気になる選手が出てきます。そうなると「かわす」動きになる。本来は直線的な足を運びたいのですが「かわす」ことで身体の後ろで円運動を始めます。こうなると「身体の前側で動かす」というイメージが持てなくなります。難しい。


そこからスパイクを履く時間が休憩。タイヤ押しを。前日に「タイヤの重さは?」と質問をすると「こだわりはない」と。冗談か本気か分かりませんが「その辺にあったからこれを使っている」と(笑)。スタートのための足運びをするための練習。前に持ってくることが大切になるのですが、できない選手は脚が後ろで回ります。速く押そうとして無駄に回転してしまう。この辺りは普段やっている練習の中でも意識させることができるなと。


ここも同様。「膝」「足首」の伸展をせずに。固定する感覚の中でやっていく。本当に徹底しているなと。腰の位置も指摘されていました。高くなると大きな筋肉を使えずに使いたくない部分を使ってしまう。考えさせられます。


更にソリ引きを。段階を追って走りにつなげていくという感じだと思います。単純に走るのではなく「前側で動かす」という部分を重視。蹴って進むのではなくあくまで大きな筋群を使って走ることを意識する。タイヤ押しと同様ですね。実際、どこでもやっている練習のようですがそこにおける「課題意識」が違う。ここも「走練習」ではなく「技術練習」なのです。何をやるためのこの練習をしているのか。そこがわからずに「タイヤ押し」「ソリ引き」をすればいいという話ではない。この部分に関しては繰り返し書いていますが。


人数が多くなっていたので選手に聞いてみました。「いつもと比べてどう?」と。「普段は戻ったらすぐに走る。今日は1本走るのに5分以上かかるので楽です。」と言っていました。「いつもならもうメインも全て終わってますね」という話でした。普段の練習の流れのスピードはかなりのものだと思います。決められた時間で何をするか。その部分が徹底されているなと。


最後に50mを数本走って終わり。最大スピードです。走り終わった後rknの選手はしゃがみ込んでいました。sbt先生の話によると「毎回倒れ込む」と言われていでした。高い出力で走るので負荷が高いのだと思います。何本も何本も走って負荷をかけるのではなく少ない本数でも高い負荷をかける。この辺りのことは「競技レベル」にも関わってくると思います。ここに関してはまた書きたいと思っています。


ひとまず練習を見て感じたこと、事実を記しておきたいと思います。ここから先は私が勝手に思っていることやsbt先生の話を聞いて感じたことになると思います。とにかく頭の整理をしておきたいなと。


また書きます。多分。

コメント
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