kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

rkn高校での修行

2019-11-18 | 陸上競技

土曜日と日曜日で京都に行ってきました。今回は国体スタッフとしての勉強でした。kd先生のご配慮により「県外視察」の機会を作っていただきました。訪問する学校はrkn高校。これはかなりハードルが高いなという感じです。sbt先生も言われていましたが「rknだからできる練習」という部分もあります。そのまま各校で取り入れたからといって「急激に強くなる」という部分ではない。

 

今回勉強するにあたって以前購入した書籍を読み直す。更には月刊陸上の記事も。kry選手が高校2年生の時の記事でした。リレーで40秒切りを果たした時の特集。「基礎と基本の違い」についていも書かれていました。予習です。「どのような練習をしているか」という部分への興味よりも「何をやろうとしているのか」が重要だと思っています。「本に載っている練習が全てです」と伺っていましたが、実際に目で見て感じないと分からない部分があると思っていました。

 

土曜日の午後からの練習を見学させていただきました。今回はkbt先生と一緒に。移動の電車の中で「競技の話」を延々と。気になる部分を二人で共有してから質問をしようと。同じ練習から何を感じるか。「本質的な部分」がそこにあるというのが共通認識でした。ここがきちんと見極められるか。必死(笑)。

 

「普段通り」の練習を見させていただきました。本当に書籍に紹介されている練習が中心。しかし、そこに何があるのか。今回はNTN所属の社会人選手も練習に参加していました。二人ともIH優勝者。その選手の動きを見ることができるというのも貴重な機会でした。実際は動画も撮っていますがこれは色々と問題があるかもしれないので載せません。あしからず。

 

倒立歩行と鉄棒から。「鉄棒をやったから速くなるわけではない」と言われていました。こういう「努力種目」を練習の最初に入れておく。最初の段階では上手くできないが日々練習を重ねていく中で少しずつできるようになる。「すぐに成果を求めない」「コツコツ努力することで変化が生まれる」というのを体感させるための練習だといわれていました。

 

そこからメディシングボールを使ってのアップ。で、バランス系。このバランス系で重視する部分が「スプリント」に繋がっていく。「見た目の動き」では「バランスを取る」という感じに見えます。普通の「片足支持」と「T字バランス」です。しかし、そこで何を重視するか。ここがポイントになってくる。「見た目」だけではなく「狙い」がここで重要になるなと感じました。実際にsbt先生に教えてもらいながら。支持脚の「大臀筋」と「中臀筋」に刺激を入れる。そのための動きでした。実際にやってみてポイントを教わって分かる部分。「観ているだけ」では分からないと思います。

 

社会人選手もやっていました。すでにこの種目だけでかなりきつそうでした。軸足をしっかりと伸ばす。足を上にあげる。その上げ方。T字バランスでのフォーム。動かし方、意識するポイント。とにかく徹底されている感じがありました。シンプルながらそこを重視。「実際に走りで使う筋肉」がどれだけ呼び覚まされるか。股関節を鍛えるという感じではなく「必要な筋肉をどうするか」という部分がありました。

 

で、ハードルドリル。これも本当に書籍に書いてある内容です。しかし、その動かし方が目で見て分かる部分がある。バランス系でやった内容を実際に動かしながら意識する。特別な動きではない。動き自体は本当にシンプル。その動きに対しての「課題意識」がどうなのかが重要なのだと感じました。股関節を様々な方向に動かすことで使えるようにしていく。

 

メディシングボール投げをしていました。これも単純に「投げる」というのではない。ここは本当に新鮮でした。見ていたら「普通の練習」です。が、そこにどのような鍵があるのか。重視されていたのが「パワーポジション」でした。きちんと「力が発揮できる形」を作る。ここで一番最初にやった「中臀筋」「大臀筋」「ハムストリング」が関係してくる。「投げる」という同じ動作をしても「何をやりたいか」という部分が違えば結果も効果も全く違ってくる。重視すべきは「膝関節」「足関節」の固定。

 

この辺りのことはかなり聞きました。なるほどなという部分。どうしても「投げる」ということが重視されてしまう。物を投げれば「練習した感」が出ます。が、ここで重視されているのは「パワーポジション」でした。きちんと「必要な部分に力が入っているか」を確認する。そして、そこを使って投げる。

 

印象的だったので「使いたくない部分を使わない」という話。「膝関節」「足関節」を使って投げてしまうとそちらが「働く」ので本来働かせたい「大切な部分」が仕事をしなくなる。そこを使うためには必要ない部分が「働かない」ように固定していく。そのポジションを徹底的に覚え込ませるという練習になっていました。ボールを「真上に投げる」という言葉だけをとらえるのではなく「下腿の角度に対しての真上」という部分。だから力を発揮して「ネットを超える」という動きになる。本当に面白いなと感じながら練習を見ていました。

 

まとまりませんが。自分の頭の中の整理のために書いています。ザーッと書いていってまた振り返りたいなと感じています。とにかく「シンプル」な部分が多い。「正しいことは正しい」という言葉を繰り返されていました。

 

また書きます。

コメント
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