kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

色々と考えさせられる

2019-11-25 | 陸上競技

土曜日の練習について。この日から2年生が練習に参加。修学旅行明けなので身体が動かないというのはあると思いますが、そこに重きはおかず。週明けからテスト週間に入るのでそこまでにある程度の練習をしておきたいなと。1年生は水曜日から引き続き練習をしています。どれくらいの負荷になっているかわかりませんが前日の走りが良かっただけに期待していました。

 

準備の段階で「サーキット」の配置にモノを置いていました。前日に体幹強化サーキットをやっているので流れ的に「サーキット」になると判断したようです。少し考えて動けるようになってきました。連続でやることはない。そうであれば確率としては「サーキット」になります。こういう部分ができるようになると少し成長してきたかなと思いますね。小さなことですが。

 

練習はバランス系から。地味にです。そこからサーキット。マイナーチェンジをしながらやっています。セラバンドを入れていましたが止めました。この部分で流れが止まってしまうからです。セラバンドをセッティングするのに数秒かかるのでロスが生まれる。25秒運動ですからその数秒はかなりもったいない。スクワットジャンプに変更。

 

形を作ってから走ろうと思っていたのでDM投げを。前日にやった「台&BOX」。この練習は時間がかかります。特に説明を要する部分があるので流れができにくい。この時期は仕方ないかなと思っています。負荷を上げるというよりは「やりたいことを理解する」時間にしたいからです。理解できなければ「練習の意味」がなくなる。「それらしきこと」をやりたいのではなく「走るために必要な動き」を身につける。重要な部分だと思いますね。ある程度のところで次の練習へ。

 

シャフトトレーニングをやってから台ドロップ。これも前日に引き続き説明を。どうやって「地面に力を伝えるか」を理解する。テニスボールがあったのでそれを利用しながらです。ボールが跳ねる。強く投げると跳ね返ってくる。どうすればそれができるか。走りにつながっているという感覚を大切にしてもらいたい。接地した瞬間にどうするか。いくつかの意識が必要になります。それを同時にできれば進むようになる。まずは地面に大きな力を伝えることが求められる。この部分を何度か話しながら。

 

流れ中でDMトントンも。しっかりと乗る。少しずつ進みながら乗せていく。前方向に進む意識ではなくしっかりと「乗る」感覚を作る。台ドロップは1回ずつですがDMトントンは連続です。そのときに感覚を作りながらやってくれると走りにつながると思っています。補強や補助的な動きをいくつもやりますがこれはすべて「走り」に結びつかなければいけない。簡単な話ですね。

 

縄跳びをやってからハードルドリル。スイッチング。スイッチングももう少し丁寧にやれたらいいなと思っています。単純に「身体の前で」という動きではない。直線的に足を運んできて前側で入れ替える。さらには緩衝せずに弾むような動きになる。上下移動があってもいいと思っています。台ドロップが連続の動きになって「フォローレッグ」で方向を変えていくだけの話です。

 

10バトンと25並走をすることに。前日まで1年生が良い動きをしていました。ここまでの動きはまずまず。が、実際にスプリントに入ると驚くくらい動きません。足が重いという話をしていました、走練習でそこまで追い込んではいません。話を聞くと「今週はしっかりと考えて練習をしたので」という返答。疲れて動かないという感じではなく「足が重い」という感じでした。色々な負荷をかけているので「筋疲労」があるのだと思います。衝撃を逃がさないというだけでも体には負担がかかります。ここまで動けなくなるのかなという感じでした。

 

気になったので各方面に連絡して聞いてみる。今回は練習を4日連続でやっています。他県の状況を確認。色々聞いてみると「週5回」の練習パターンが多いということでした。疲労を考慮して、進学のために、遠距離通学の選手を早く帰らせるためetc。それぞれに理由があります。実際問題この日の1年生の走りであれば「練習効果」は走りに関してはあまりないと思います。スピードを上げるという最大テーマとは違う部分がありました。今週は1年生に対してかなり目を配って指導しました。それもストレスになっているのかもしれません(笑)。検討課題かなと思っています。

 

スピードが出ない者もいますが2年生に走らせておきたいので120-120-90-60を。前回の反省?を生かし走練習はこれでいったん終わってシャフト補強にしました。「回復力を高める練習」として走練習を繰り返すというのも必要な時があると思います。実際問題、近畿であれば4日間すべてのレースに出ると思ったら負荷的にも大きい。今のうちの状況であればそこまで種目を兼ねているというのはありません。「練習での強さ」よりも「しっかりとスピードを出す」ことが優先されるべきではないか。もちろん、時として「しっかりと走る」というメニューも必要だと思います。今は別の形がいいと思っているので。

 

シャフト補強もAメニューだけにしました。時間の関係もあります。可能な限り継続してやりたいと思っていますがこれだけに時間を割くというのは難しい。そうであれば「分割して導入」というのもありだと思います。「追い込むために補強をする」という概念から抜け出すことで練習の組み立ても正直変わってくると思います。終わってから少しだけ「ジャンプサーキット」を。これができません。空中で足の入れ替えをして戻す「シザース」をやろうとしたのですが半分くらいはできません。説明を加えながら。やりたいことはそこではなく別の部分にあるのですが。こういう「巧緻性」を高める練習も必要なんだろうなと。

 

スパイクを履いてスイッチングランを3本。決められた間を速く動く。そこから120-90を走る。最後に60バトンを2本。かなりの負荷だと思います。走り終わって転がっている選手もいました。スピードを高めるための練習にしたい。その割には結構な負荷をかけているという話ですが。走っている距離や本数に関しては明らかに少ないと思います。今の段階ではこれでいいと思っているので。

 

色々と考えさせられます。明らかに周囲とは異なる形で進んでいるのでそれが「正しいのか」という判断を冷静にしていかなければいけない。何かと比較してやっているという感じではないので。自分自身は「意味がある」と考えています。それが周囲からどのように思われるか。走りが変わっていくという段階で何を求めるか。「普通の練習」ではない。「走り込み」をやるだけで速くなるとは思っていません。だからこそ何をするか。

 

また書きます。多分。

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数日間の振り返り〜金曜日〜

2019-11-25 | 陸上競技
金曜日。この日も引き続きしっかりとやりたいなと考えていました。追い込むというよりは「練習での目的の確認」がメイン。人数が少ないのでこちらもしっかりと伝えたいことが伝えられます。

バランス系をやってから体幹強化サーキット。補強はそれなりにできるようななっています。しかし。その精度には差がある。全ての動きはこの辺りにつながっていきます。ハードルを使った練習でも走りを意識できるかどうか。スケーターズジャンプでは片足支持。そこでガチ関節の固定ができるか。「やるだけ」の練習から「速くなるための練習」になって欲しい。

ハードル股関節をやって大きく動かす。使ったら動かす。その繰り返しかなと。少し時間をかけてBOXジャンプを。前日に少しやった時に感じたことがあったのでそれを導入。BOXだけではなく台を利用した練習にする。縦の動きのためにしっかりと上から下への力の伝達をする。台の上で滑るような感じになる者も。爪先で入る者も。やりたい事と違っているというのに気付ける能力も必要だと思います。かなり時間を使いました。

その感覚を使って台ドロップ。ここも説明をしました。やろうとしている動きを理解してもらわなければいけない。「上から下」という感覚。地面に力を加えるために何をするか。前側に着いていたら力は加わりません。足だけで踏むのではない。しっかりと乗せないといけない。力を加えようとしても関節が緩んで緩衝してしまえば力は伝わらない。

それだけではない。しっかりと縦の動きをしたとしてもそれだけでは力は上に抜けてしまう。大きな力を加えればそれで良いわけではない。方向を変えないといけない。そのタイミングを覚える。単純にこの動きをやれば感覚が掴めるとは思いません。「乗せる」「切り替える」という動きをやる。ある程度の負荷がかかります。この衝撃に耐えられる筋力は必要だと思いますね。

縄跳びもも上げ、ハードルドリル、チューブ5歩、前半マークを。これまで何度か指摘していたのですが前半マークで横を走るというのがありました。これはマーク走のように見えますが実際は「好きに走っている」だけなのでやりたいことではない。マークを踏むかもしれないというのがあるのだと思いますが踏んだら戻せば良いだけ。誤魔化しが効かないようにやりたいなと。

ある程度の動きを作ったのでそのままTDMを。2サイクル。この練習は「走練習」として位置付けていません。技術練習、感覚作りだと考えています。走れば良いというのではなく段階を追ってやっていく中で「感覚の変化」を生み出したい。周りから見れば変な練習しているなと思われるのだと思います。

補強サーキットを。これまでやってきたものに股関節強化サーキットのメニューを加えたもの。20分くらいかかります。もう少しかかったかも。練習のバランスとしてどうするかを考えていかなければいけないかなと。そのままハードルジャンプ。身体を上に浮かすための練習。やはりこの動きで潰れてしまう者がでます。ここが大きな課題になるかなと感じています。「跳べない」というのがどういうことなのか。

加速段階T走をやってから最後にT走。ここ最近やっていませんでした。T走とスプリントの組み合わせです。この時にこれまでやってきた動きが上手くリンクしてきた者はかなり良い動きをしていました。疲労感はあるでしょうがかなりのスピード感。勢いだけでやるのではなく「意図してやる者」は少しずつ変化が出ます。もちろん単純に「実力が上がった」とは思いません。それでも変化を生み出すというキッカケにはなったかなと。

1年生だけで練習をする。ここはなかなか難しい部分があります。自立を促しながらやるしかやっていくことで考え方も変わっていきます。この部分がどうなのか。全ての選手を変えていくことは不可能だと感じています。元々何を目指すかが違う部分に対して「同じもの」を提供しても変化の幅は小さくなる。それを指導者が全て背負って変えようとするのは違うのかなと。

この辺りのことを感じながら見ていました。基本的な動きに関しても普段よりは徹底できたかなと。説明を加えながらやることで時間はかかります。それでも時間内に練習を終える。きちんとできれば30分近く削れるのかなと思いますね。

色々と感じるものがありました。すぐに書いていないので忘れつつありますが。とりあえず記録だけはしておきます。

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