土曜日の練習について。この日から2年生が練習に参加。修学旅行明けなので身体が動かないというのはあると思いますが、そこに重きはおかず。週明けからテスト週間に入るのでそこまでにある程度の練習をしておきたいなと。1年生は水曜日から引き続き練習をしています。どれくらいの負荷になっているかわかりませんが前日の走りが良かっただけに期待していました。
準備の段階で「サーキット」の配置にモノを置いていました。前日に体幹強化サーキットをやっているので流れ的に「サーキット」になると判断したようです。少し考えて動けるようになってきました。連続でやることはない。そうであれば確率としては「サーキット」になります。こういう部分ができるようになると少し成長してきたかなと思いますね。小さなことですが。
練習はバランス系から。地味にです。そこからサーキット。マイナーチェンジをしながらやっています。セラバンドを入れていましたが止めました。この部分で流れが止まってしまうからです。セラバンドをセッティングするのに数秒かかるのでロスが生まれる。25秒運動ですからその数秒はかなりもったいない。スクワットジャンプに変更。
形を作ってから走ろうと思っていたのでDM投げを。前日にやった「台&BOX」。この練習は時間がかかります。特に説明を要する部分があるので流れができにくい。この時期は仕方ないかなと思っています。負荷を上げるというよりは「やりたいことを理解する」時間にしたいからです。理解できなければ「練習の意味」がなくなる。「それらしきこと」をやりたいのではなく「走るために必要な動き」を身につける。重要な部分だと思いますね。ある程度のところで次の練習へ。
シャフトトレーニングをやってから台ドロップ。これも前日に引き続き説明を。どうやって「地面に力を伝えるか」を理解する。テニスボールがあったのでそれを利用しながらです。ボールが跳ねる。強く投げると跳ね返ってくる。どうすればそれができるか。走りにつながっているという感覚を大切にしてもらいたい。接地した瞬間にどうするか。いくつかの意識が必要になります。それを同時にできれば進むようになる。まずは地面に大きな力を伝えることが求められる。この部分を何度か話しながら。
流れ中でDMトントンも。しっかりと乗る。少しずつ進みながら乗せていく。前方向に進む意識ではなくしっかりと「乗る」感覚を作る。台ドロップは1回ずつですがDMトントンは連続です。そのときに感覚を作りながらやってくれると走りにつながると思っています。補強や補助的な動きをいくつもやりますがこれはすべて「走り」に結びつかなければいけない。簡単な話ですね。
縄跳びをやってからハードルドリル。スイッチング。スイッチングももう少し丁寧にやれたらいいなと思っています。単純に「身体の前で」という動きではない。直線的に足を運んできて前側で入れ替える。さらには緩衝せずに弾むような動きになる。上下移動があってもいいと思っています。台ドロップが連続の動きになって「フォローレッグ」で方向を変えていくだけの話です。
10バトンと25並走をすることに。前日まで1年生が良い動きをしていました。ここまでの動きはまずまず。が、実際にスプリントに入ると驚くくらい動きません。足が重いという話をしていました、走練習でそこまで追い込んではいません。話を聞くと「今週はしっかりと考えて練習をしたので」という返答。疲れて動かないという感じではなく「足が重い」という感じでした。色々な負荷をかけているので「筋疲労」があるのだと思います。衝撃を逃がさないというだけでも体には負担がかかります。ここまで動けなくなるのかなという感じでした。
気になったので各方面に連絡して聞いてみる。今回は練習を4日連続でやっています。他県の状況を確認。色々聞いてみると「週5回」の練習パターンが多いということでした。疲労を考慮して、進学のために、遠距離通学の選手を早く帰らせるためetc。それぞれに理由があります。実際問題この日の1年生の走りであれば「練習効果」は走りに関してはあまりないと思います。スピードを上げるという最大テーマとは違う部分がありました。今週は1年生に対してかなり目を配って指導しました。それもストレスになっているのかもしれません(笑)。検討課題かなと思っています。
スピードが出ない者もいますが2年生に走らせておきたいので120-120-90-60を。前回の反省?を生かし走練習はこれでいったん終わってシャフト補強にしました。「回復力を高める練習」として走練習を繰り返すというのも必要な時があると思います。実際問題、近畿であれば4日間すべてのレースに出ると思ったら負荷的にも大きい。今のうちの状況であればそこまで種目を兼ねているというのはありません。「練習での強さ」よりも「しっかりとスピードを出す」ことが優先されるべきではないか。もちろん、時として「しっかりと走る」というメニューも必要だと思います。今は別の形がいいと思っているので。
シャフト補強もAメニューだけにしました。時間の関係もあります。可能な限り継続してやりたいと思っていますがこれだけに時間を割くというのは難しい。そうであれば「分割して導入」というのもありだと思います。「追い込むために補強をする」という概念から抜け出すことで練習の組み立ても正直変わってくると思います。終わってから少しだけ「ジャンプサーキット」を。これができません。空中で足の入れ替えをして戻す「シザース」をやろうとしたのですが半分くらいはできません。説明を加えながら。やりたいことはそこではなく別の部分にあるのですが。こういう「巧緻性」を高める練習も必要なんだろうなと。
スパイクを履いてスイッチングランを3本。決められた間を速く動く。そこから120-90を走る。最後に60バトンを2本。かなりの負荷だと思います。走り終わって転がっている選手もいました。スピードを高めるための練習にしたい。その割には結構な負荷をかけているという話ですが。走っている距離や本数に関しては明らかに少ないと思います。今の段階ではこれでいいと思っているので。
色々と考えさせられます。明らかに周囲とは異なる形で進んでいるのでそれが「正しいのか」という判断を冷静にしていかなければいけない。何かと比較してやっているという感じではないので。自分自身は「意味がある」と考えています。それが周囲からどのように思われるか。走りが変わっていくという段階で何を求めるか。「普通の練習」ではない。「走り込み」をやるだけで速くなるとは思っていません。だからこそ何をするか。
また書きます。多分。