kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

関西遠征〜雑記〜

2020-02-07 | 陸上競技
おまけというか。とりあえず記録しておきたいなと思うことを書いておきます。

木曜日に奈良。金曜日の朝に朝練をみてそこから兵庫へ。sndの練習を見る。この日は落としのメニューだったのでそれほど多くのことはやっていないと言われていました。fjk先生に誘われてラーメンを食べる。ここは書いたと思います。その辺りの話をsgy先生にすると「fjk先生、本当にラーメン好きなんですよ。いつも食べてます(笑)」と言われていました。

これも以前書いた気がするのですが私が2回目にsndを訪問させてもらった時のこと。沖縄インターハイの年でした。その際、他の高校から練習に来ている赤いウインドブレーカーを着ている選手がいました。その経緯も聞いていたのですが、実はその時の選手がsgy先生でした。私は数年前に大阪でmtm先生の所で一緒に練習させてもらった時にその話をしていました。ひょっとするともっと前にもfjk先生に話をしていた気もします。これはすごい偶然だと思います。印象が強かったのかもしれません。縁は大切だなと。

金曜日にsndからkytbnへ移動。その後一緒に食事をすることに。京都市内で歩いていて目的地に着く寸前に「あ?!kaneko先生!!」と呼ばれる。これも奇跡的な話なのですが山口県で陸上競技をやっていて何度も一緒に合宿をやっていた子に会う。こんな奇跡的な話があるのか?体型が劇的に変わっているのでもう当時の面影さえないのですが(笑)本当にすごい偶然でした。

土曜日、練習見学が終わってmtm先生に茨木駅まで送ってもらってそこから大阪城公園へ。kd先生が大阪室内にkrkくんと来ているのでそこに向かいました。前日に連絡を取っていて「終わってからなら合流でにるやろ」という流れに(笑)必死にたどり着きました。

到着時は予選が始まる直前。これまでスタートが課題でした。インターハイや国体では前半遅れて後半追い上げるという流れ。今回は60mHです。持ち味を出す前にもレースが終わってしまうかもしれません(笑)。が、少し前にkd先生からkrkくんが室内でDMを投げる動画が送られてきていました。それはそれは驚異的なものでした。関節の伸展を一切使わずに投げたDMは勢い良く投げられていました。筋力が上がったのかどうかは分かりませんが、すごい投げでした。これってスタート局面の動きなのできちんとできたらスタート速いんじゃないか、とkd先生と話をしていました。

レースが始まってみるとスタートから独走(笑)もう天才的です。かなりスタートが改善されていました。kd先生が言われていたのですがkrkくんがこの室内で走った時に「ユースハードルの高さに合わせて跳んだらハイハードルのイメージになる」と言っていたようです。すごく弾む走路なので普通にやっていたら浮いてしまうというのを表現していたようです。もうすごすぎる(笑)

決勝は7秒71で2位。これまでの大会記録が7秒70なので十分すぎる走りだと思います。ショートハードルでも大活躍する可能性はありますが最終的にはヨンパだと思います。日本代表になる可能性が大きい選手です。帰る途中で優勝者から電話がかかってきていました。一緒に写真を撮ろうと約束していたようです。本人は完全に忘れて帰っていました(笑)枠に収まらない。

結局ほぼ終電に近い新幹線で帰りました。3日間、本当に陸上競技だけを考えて過ごせた。これは本当に至福の時間でした。

雑記のようになりましたがこの部分だけは絶対に残しておきたかったので。記録しておきます(笑)
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kytbnでの練習見学〜強く感じたこと〜

2020-02-07 | 陸上競技
雑感に近くなるかもしれません。素直に感じたことを書いておきたいなと思います。

今回、念願であった関西での練習見学。それぞれの指導スタイルについて色々と感じることがありました。sekm高校では「マネジメント」の部分。選手との関わりや色々なマネジメントについて感じる部分がありました。

kytbn高校、指導者が3人いてそれぞれがそれぞれの「役割」をきちんと果たしている。sgy先生が選手の「お姉さん」という感じで近くで関わる。女性だから聞ける話というのもあると思います。時には厳しく背中を押す。そんな雰囲気がありました。mtm先生が「技術的な部分」をしっかりと見る。これまではysd先生がやられていた部分をmtm先生が前面に出てやられていました。二人のコンセプトが同じだからできる部分があるんだろうなと。そしてysd先生が見守る。時に大切なことを指摘される。総括というかそんな感じを受けました。

専門的な指導者が複数いる場合は難しい部分があるんだろうなと考えていました。それぞれがやりたいことがあってそれを中心に練習を進める。サポートし合うところもありますがそれぞれが「主張」したいことが出てくる。考え方が違えばやり方も違う。その中でどう調整するのかなと。

しかし、実際はめちゃくちゃ上手く機能していました。これはもうズルイなと(笑)。専門家が3人いていろいろな角度から指導をする。時として前に出る人が変わる。練習に対する考え方が共通していて指導に「軸」がある。それに沿って進んでいくのでブレない。3人の指導者が「色」を出しながら上手く融合する。日本一になるチームだなと感じました。

ysd先生の人柄が大きく影響している部分はあると思います。ysd先生と話をしていると何となく穏やかな気持ちになります。例え話も面白い。そういう雰囲気の中でそれぞれが力を最大限に発揮する。ysd先生が「良いなと思ったことはやる」と話されていました。

そして3人とも陸上競技が好き。私が質問する訳の分からない内容に対しても真剣に答えてくれました。かなりめんどくさい質問もしています。私にとっては貴重な時間でした。指導者の雰囲気が選手にも大きく影響している。全員が陸上が好きで「速くなりたい」と心から願って競技と向き合っている。それが随所に見られました。

練習に関しては「シンプル」ですが「狙い」が明確。全ての種目が本数が少ない。意識付けするために練習を繰り返すという部分はない。「できるようになるまでやる」というのはありませんでした。導入段階では違うのかもしれませんが「その場で結果を求める」という感じは少ないのかなと。

全てが「スプリント」に繋がっている。走りで意識したいことをその前段階に織り込んでいる。実際に走る時にあれこれ考えるのではなく、そこまでにどうするのか。この辺りは今のうちの練習の流れだと思うので自信が持てるなと。このblogを読んでくださっている方には分かってもらえるかなと。ひたすら走るという形態ではなく「準備」をしてスプリントに繋げていく。

そこがかなり徹底されているなと。やりたい動き以外はやらない。だから練習自体がシンプルになる。シンプルになるから選手が意識する部分が明確になる。良い循環を生み出すことができます。複雑化すると選手がわからなくなるし、考えることが多くなりすぎると処理できなくなって上手く走りに繋がることが難しくなるのかなと。

失礼な書き方になるかもしれませんが、「特殊な練習」はないなと思いました。特にグランドにおいては「他の学校でもできる」という種目ばかりでした。しかし、「見た目の練習」が同じでもこの中身が大切になる。「マニアックなこだわり」という表現をされていましたがこの部分が全てにおいて大切なのだと思います。意味を考えず、理解せずにこの練習をやって大きな結果につながるわけではない。そういう意味では「特殊な練習」なのかもしれません。

この部分がkytbn高校の練習の中に存在していました。徹底的にです。座らないというのもかなり印象的でした。先日うちの選手と話をしていて「結構練習できるね」という会話になりました。色々なことをやっているので削らないといけないかなと感じていたのですが問題なくできました。その時に「今日は座っていませんよ」と。次々と動くことで効率よく練習ができる。うちはまだ「練習と練習の間」が空きます。そこを減らしていかなければいけないなと。意識レベルを引き上げるために何をするかというのも大きい。

ysd先生とmtm先生にこれまでのチーム作りについて聞きました。今の私の現状を伝えました。その時に2人の話を詳しく聞く。本当に勇気がもらえました。情熱を持って自分のやっていること、やろうとしていることを信じて進んでいく。選手と共に前を向くことで大きく変わっていく。この部分が私の心には響いています。技術的なこと、チームとしての方向性のこと。ここも大きいのですが、それ以上に「人として」という部分で器の大きさを目の当たりにすることができた。

県内では大人しく自分を隠しています。しかし、こういう「同じ嗜好」を持つ方々と話をすることで自分の素の姿を出すことができる。これはなかなか経験できません。こうやってblogに書いていることをもっと詰めて話せる人は本当に少ない。私は自分のことを「普通」だと考えています。その「普通」を本気で出せるのは「マニアックな人」の前だけ。かなりレアな体験です。

今回の経験は今後に活かしていきたい。活かしていかなければいけない。恩返しになるので。blogに書ききれないこともあります。私の感じたことが的外れな可能性もあります。ここに関してはまたしっかりと考えていきたいと思っています。

感謝しかない時間でした。しっかりと取り組んでいこうと思います。
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kytbn高校で練習見学〜本当にやるべきこと〜

2020-02-07 | 陸上競技
すでに関西に行ってから1週間が経過しました。blogの更新はかなりしていますが追いつかない。あまりダラダラ書くのも良くないのである程度のところでとは思っているのですが。今更ですが。

往復走を行った所まで書いたと思います。かなりのスピードで走っていました。すごいなと感じながら見ていました。走り終わってから倒れ込むこともなく淡々と次の練習へ。こういう部分だと思います。もうすでに書いたかもしれませんが、練習中に一切座りません。休息というのはほぼない。ここも大きな特徴だと思います。

がむしゃらにやる練習はない。力みまくって必死に走るというのではない。誤解される書き方になっているかもしれませんが。最大スピードでは走っています。しかし、歯を食いしばって走るという練習はないのです。これはmtm先生が言われていた部分に重なるのだと思います。必要ない力みは必要ない筋肉に刺激が入る。だからそんな状態に持っていく練習はしない。共感します。

練習量を増やす。これは間違いなく「満足感」を得られます。必死に走って自分を追い込んで倒れ込むまで走る。その事によりやっている選手もやらせている指導者も「よくやった」という満足感に浸る。200mを6本とか走れば「やった感」はあります。疲労度は高い。それが競技力に繋がるのかどうかは別問題だと思います。この感覚もなかなか他者には伝わらないのかなという気はしますが。

話を戻して。往復走が終わってからそのまま次の練習へ。もう笑えてくる(笑)。さっきまであれだけ負荷をかけていたのに平然とやっています。指導者もそれを平然と見ている。いつものことなんだと改めて感じました。練習が流れる。本当に止まらない。

今度はまた予備動作を。「グッドモーニング」と名付けられた起き上がる動きをしてからBを持ってのその場ジャンプ。ジャンプの部分はいますまさに私がやりたいと思って取り組んでいることでした。接地した瞬間に力を逃がさない。そのためのポジションを意識する。ここも「鍛えたい所を鍛える」というテーマに沿っています。

この辺りのメニューは鍛えたい場所が分かりにくい。mtm先生に聞くと「ハムストリング」ということでした。それもかなり細かい部分を意識して行っている。実際に使いたい所を触って教えてもらいましたが、もうかなりマニアックな部分でした。「中身を詰めるという意識ですね」と。表面的に見てなかなか分かりにくい部分がある。私のように小心者にはなかなか聞きにくい部分です(笑)

その後の流れがかなり好きでした。腱反射を意識したドロップジャンプ。接地時間を短くして反発をもらう。この前段階でその場でのジャンプをして固める意識を持たせています。その感覚を持ったままドロップジャンプ。そして今度は前に進むためにホッピング。この進み具合が半端ない(笑)

前日に「スイングで進みたい」という話をysd先生にしていました。その時に「ホッピング」な話になりました。ysd先生はホッピングを重視していると言われていました。普通の女子がやると「ケンケン」になります。力を発揮するというのではなく「落ちてきた力を伝えるだけ」の役割しか果たせない。ホッピングで前に進もうと思えば地面に力を加えてその足を前まで持ってこなければいけません。ここの部分をどう作り出すか。

引き出しのタイミングでしっかりと力を加えることができれば進みます。ここまでの練習を見てkytbn高校の練習の特徴の一つに「動きのタイミングを徹底する」という部分にあると感じました。どこか一部分を強化するのではない。上半身と下半身のタイミングであったり、スイングと接地のタイミングを合わせる。これにより動きのロスをなくしていく。この部分の徹底。身体バランスなどもかなり磨かれています。

ホッピングに繋げていくための予備動作をする。そしてホッピングもスプリントのための予備動作となる。本当に流れる練習だなと感じました。

最後にリレー。男女混合で。200mを2本。エンドレスリレーではなく2本。ここも最大スピードを出すための練習になっていました。ガンガン走るというのではなく100%の力で走るための練習。そこにもkytbn高校の練習の特徴があるのかなと感じました。勝負事に負けたくないというのが前面に出ていました(笑)

最後に60mを走って終わり。流れとしてはきちんと良い動きをしてから終わる。ここも徹底していました。

2日間、本当に充実した時間を過ごすことができました。陸上競技のことをひたすら考える。幸せな時間でした。

もう少しだけお付き合いください。まとめも書いておきたいなと。多分書きます。
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