kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習3~午後~

2020-02-10 | 陸上競技

続きを。午後の練習は14時から。2時間休憩なのでしんどいかなと思いましたがondkが帰る時間もあるので。寒い日に待ち時間が長いと意味がないかなというにもありました。

 

午後は午前中の流れの中から次に進む感じです。練習の最初の部分は変えず。軸系をやってからバランス系。BCTも。これは昼休みの間に種目を教えておくように伝えていました。いちいち教えてたら練習が進みません。これこそ「体幹から動かす」という意識付けができなければいけない部分。本来的には丁寧に時間をかけてやるほうがいいのだと思いますが。身体の内側に意識をもってもらいたいなと思っていました。

 

縄跳びをやって「弾く感じ」をつかむ。この部分ですでに「意図が分からない」選手は出てきます説明をしっかりしないからだという話もありますが。反発をもらう動きの中で縄跳びを跳ぶ。一生懸命に力を使って跳ぶのではない。そのことが分からずに膝の進展で跳ぶような動きになるともったいない。跳ぶことに意味があるのではなく「狙い」があるからやっている。

 

そこから再び台を使った固定の動き。DM投げも。短期間で繰り返しやることで感覚づくりはできやすいかなと思っています。ウエイトをしないという部分もありますが、この「固定」することで力は逃げなくなります。そうなると「筋肉」への刺激は大きくなる。力を逃がしていると負荷はかかりませんがきちんと受け止められるようになると「刺激」が入る。この意味も大きいのかなと感じています。腰回りの筋群が発達してくるとやりたい動きもできるようになっていくのかなと。

 

台ドロップとタンブリングを。これも台を使うことで意識しやすいと思っています。実は万能(笑)。作るんはそれほど手間ではありません。作ってしまえばある程度の練習の幅が広がっていきます。本当はもう少し増やしていきたいのですがなかなか(笑)。競技力や感覚の違いによって何パターンも作れるといいなと思っています。弾く感じが作れるとタンブリングなどは簡単にできる。ここも積み重ねなのかなと。

 

壁抜きをやってハードルドリル。ここも地味に続けています。練習の時間の割合としては「走るまでの準備」に時間を割いています。スパイクを履いて走るまでにかなりの時間を要する。それがどうなのかはわかりません。走る本数はそれほど多くないので準備に時間を割くほうが効果的なのかなと。走って走ってというタイプのスタイルではないので。こういう練習をysn先生に見てもらうのもどうなのか・・・という気はしていましたが。

 

前日にToに聞くと「スイッチングドリルがやりたいです」とのことでした。この部分があったので午後の練習のメインはここにしようと思っていました。mtm先生にhr高校で教えてもらったことをアレンジしながらうちの選手のレベルに合わせて実施しています。ここで「基礎的な感覚」を作る。それを少しずつ重心移動を加えていって走りにつなげる。最初から「スイッチング」をやると「同じような動き」にはなりますが、本来狙っている動きにならないことが多くあります。段階を追うことで少しずつ作っていく。時間がかかりますが・・・。


スイッチング&スキップをメニューに追加しました。せっかくなのでもう少し徹底しようかなと。身体の前で脚を入れ替える。そこを少しずつスプリントに繋げていく。そこからスイッチングランとスイッチングラン(シザース)を。ミニハードルを使っての練習です。一昨年はかなりやりました。狙っている動きができない感じがあるので一旦やめていました。時々入れていたのですが流れを考える上で「同じような動き」の中で「意識するポイントが違う」という練習をやる方が効果的かなと。本数は最低限にしていますが。


その感覚を生かしたままスピードバウンディング。これも選手が感覚的に良いと言っていたのでやる事に。膝の引き出しと重心移動、さらにはスイッチング。この部分をどれだけ取り入れることができるか。単純にやればいいという感じはありません。スピードバウンディングは「オン」と「オフ」の繰り返しだと思っています。この前段階で行った「スイッチングラン」「スイッチングラン(シザース)」を一度に行う。切り替えの「タタ」の部分をしっかりと行ってシザースの部分で空中で移動する。前段階でやった動きを一度にやる。統合の意味合いが強い。


その感覚の中で60mのスプリントを。疲労度もあると思いますがやはりここはやっておきたい。本数は少なくてもしっかりと走りたい。通常であれば丁度いい量なのかもしれませんが、午前中からやっています。何人かは「走るだけ」になります。ここは仕方ないかなという感じですね。明らかに「差」は出ます。


走り終わってから補強サーキット。ここは丁寧にやりたいなと思っていました。初めてやる種目かもしれませんが。ボードトレーニングなどは出来ない部分もある。何人かは丁寧に教えようとしていましたがもうそんな時間はない。やりたい負荷をしっかりとかける。ここはすごく大切だなと。そのまま更に腸腰筋に負荷をかけて次の練習へとつなげていく。


かなり時間が経過したのスイッチングスプリントのタタタを。これは今かなりの頻度で実施しています。どれだけスプリントに繋げていけるのかはこの部分が大切かなという気はしています。どうしてもマークを越えない選手が出てくるので。何度か言っていますがそれが定着しません。これは間違いなくレースに出るだろうなと感じています。正確性の部分が出てくるので。


最後にT走を。これも中間を作るための大切な練習です。全てはこの辺りで統合されていくイメージです。タイヤの数は4つしかないので非効率的な部分は出て来ますが重要な話かなという感覚があります。疲労度はMAXに近いと思いますがある程度の走りができていました。練習量から考えると十分かなという気はしました。


4日分の練習を凝縮して1日でやった感覚です。要素をかなり詰め込みました。良いことではないかなという気はしますが。量を追うという意味合いではない練習です。初めてやる選手にとってはよく分からないまま過ぎてしまうかもしれません。それでも正確にやれば効果はあると信じて取り組んでいます。


選手には明日に向けてどのように「準備」をするかを伝えました。練習ではスプリントをするまでの「準備」が必要になります。これは他の部分にも当てはまる。翌日の「練習」をするためにらそこまでの「準備」が必要になる。それは身体のケアであったり栄養補給であったりする。やることは決まっています。その感覚を持てるかどうか。


やりたいことはできたかなと感じています。長々と書きました。この日の練習がysn先生やssk先生の目にどのように映ったのかはきになります。多分特殊なスタイルだと思うので。また機会があれば聞いてみたいなと考えたいはいます。


夜はysn先生と二人で食事へ。陸上の話で盛り上がりました。いや、至福の時間(笑)


また書きます。面白いかどうか分かりませんが...。

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合同練習2

2020-02-10 | 陸上競技

続きを。別にうちがやった練習を事細かく書いておく必要性はないのではないかという噂はありますが。まーとにかく記録しておきたいという気持ちがあります。それがいいのか悪いのかは別にして。興味関心を持つ人がいるのか。理解しようとしてくれる人がいるのか。この辺りも含めて必要性が問われる部分ですが。

 

いちいち練習の予定にしていたので午前中と午後である程度課題を決めました。せっかくできるのでやっておくほうがいいかなと。盛りだくさんになるというのがうちの練習の課題なのですが。やることが多くて「ぼやける」危険性があります。しかし、順序立てて準備していく必要性はある。「走り」は準備の結果であってそこまでにどのような準備をするかによって変わってくると思っています。「目的」は一つであって「方法」は複数ある。方法論の是非を問うのではなく「狙い」を明確にしながら取り組めればと思っています。

 

道具が少ないですが「加速段階」の練習を重点的に。移動が少ない状況から作っていって少しずつ走りにつなげていくパターンです。「速く動く」「移動を大きくする」とやりたい動きが変わってきます。この部分の段階はしっかりとやりたい。壁を使った「直線的な引き出し」と「タイヤ押し」を。タイヤ押しが3つしかないの効率よくできない。人数が多くなった時にこういう部分が困ります。基本的には「うちの選手のために」というスタンスで練習道具なども準備しています。検討の余地はあるのかもしれませんが

 

膝の引き出しで進む。接地足の角度を重視する。直線的に運ぶ。押し切らない。この辺りを徹底しています。まだまだできない部分があるのですが。押し切って進むと次の足が遅れる。そうなると重心移動が大きくなるかもしれませんが、遅れていくのでタイミングがずれる。走りにつながりにくいと思っています。直線運動をしたいのに足が回ると進まなくなる。この部分も含めて徹底していきたいと考えています。

 

そこから少し進む。加速段階T走を。これも段階を追って「進むための動き」をしていきます。中間での動きではなく「加速段階」に特化して考えてやる練習です。力の発揮の仕方などを身に着けてもらいたいなと思っています。ここも難しいのですが。本当は「準備段階」でやっていたDM投げとつながっています。しっかりと力を加えて重心を大きく動かす。それで前に進む。つながりが難しい部分ではあるのですが。T走にすることで進みにくい&大きな力を必要とします。チューブなどで代用するのも一つの手段かなと感じました。T走だと一瞬「タイムラグ」がある気がしました。ペアでやるときにはタイミングが難しいかもしれないなとは思いますが。

 

中間マークよりもかなり手前にマークを置いて走るのを2本程度。これも以前はやっていたのですがいつのまにか中間マークになっていました。マークまでの距離が遠くなると「足を合わせに行ってしまう」部分が出てきます。思い切り駆け抜ける。距離の設定は試行錯誤しながらかなという気はしています。kytbnで感じた部分を少し取り入れたいなと思います。この練習を「加速段階の練習」として位置付ける。また一段階増えたので練習の内容が複雑化してしまうという話もありますが・・・。

 

「最初の数歩」「中間への繋ぎ」をそれぞれやってから「前半マーク」へ。段階を追うことで「練習の目的」を明確にしたいなと思っています。最初の5歩のリズムの安定とそこからのピッチアップ。間延びせずに加速していくことで中間の動きが改善される。中間の動きをどれだけやってもその前段階がきちんとできなければ効果はないと思っています。

 

中間の練習をしていないのですがそのまま1本60mを。これまでやってきた前半の動きを実際に60mでできるかどうかです。細かいことは言わずにとりあえず走る。つながりを考えられる選手にとってはこの1本が必要かなと。実際のレースの時にはマークなどの道具はありません。マークを使ってうまく走れてもそれがレースの走りに直結しないこともある。そうであればやはり「何もない状況で走る」というのも必要かなと。

 

で、スパイクを脱いで補強へ。思ったよりも時間が経過していました。これはよくない。流れが止まると進みが悪くなります。説明をする時間なども入ってくるのが影響しているのは間違いないですがそれでも悪すぎる。効率よく説明をしたり理解をしていかなければいい練習にはならないのです。検討の余地あり。

 

補強は「シャフトトレーニング」です。少し話をしたのですがこれは前任校でかなりやっていました。週2回のトレーニングの日に実施。当時は「追い込むための補強」という感じでした。時間を決めてひたすら回数を消化する。サーキット形式で取り入れていました。が、今は「上半身と下半身のタイミング」を合わせるために実施しています。このことが分かってやれるかどうかは大きな話だと思っています。

 

流れ的には「下半身」で生み出した力を「上半身」にうまく伝えるという感じです。タイミングや連動がうまくいかない選手は「パワー」でシャフトを上げます。走るときには「上半身」と「下半身」のタイミングが重要です。それがずれると10の力が8しか伝わらないという感じになります。力をしっかりと伝えるためには「タイミング」が合わないといけない。こんな基本的なことをわざわざ書くなという話ですが(笑)。それでもじっくり見ていると「ずれ」が生じます。これではどれだけ「緩衝しない」といっても伝わる力自体が小さくなる。もっと徹底しないといけない部分だなと感じました。甘かった。

 

時間が無くなってきていました。女子はジャンプトレーニングを。これは「固める」という部分と反発をうまくもらうための練習を組み合わせたものです。それがどのようにできるかはわかりませんが。効率よくやっていくためには「無駄な力」を使いたくない。「走りを作る」という部分よりも「基礎的な感覚づくり」でしょうか。一応流れが。

 

そのままDM投げ∞を。この日は意図的にここに入れました。前半部分の練習をしたいと考えていたので。重心移動や力の発揮の感覚を作るためにはこの部分は必要かなと。本来は練習の前半部分に「アップ」として入れます。シャフトトレーニングなどを行った後に入れることで「下半身で生み出した力を伝える」ことと「動きのタイミング」を覚えさせたいなと。手だけで投げるというのではない。うまくコントロールして使うことで必ず走りにつながると。

 

時間が無くなったので片足スキップをしてから前半マーク2本(?)と60mスプリント。本来であれば1.5日分の練習内容かなと思います。それを詰め込んでやっているので「習得」という部分ではいまいちかもしれません。やることが多くなるとそれだけ力が分散するので。流れの中で「少しでも感覚がつかめる」というんがテーマでした。多すぎて混乱する選手もいたかもしれません。それはそれ。

 

ということで午前中の練習は終わり。3時間ちょっとの時間でした。自分の中では間延びした感じがあったので微妙ですが(笑)。

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合同練習

2020-02-10 | 陸上競技

関西遠征のことを書いていたらそれだけで1週間が過ぎ去りました。そのため他のことは全く書けず。その間も何とか学校の練習は進んでいました。また余力があれば振り返りたいとは思いますが、そこは難しいかなと。次から次へとやることが出てくるので。

 
前の記事にも書きましたが金曜日は出張で萩。土日はしっかりと練習することにしていました。金曜日戻って来たのが17時くらい。翌日以降のことを考えて18時で練習を終わらせることに。どこまでやるかは別にして。前半メニューで終わらせました。この辺りは今後の私自身の課題だと思っています。
 
土曜日、徳島からysn先生がいらっしゃる事になっていました。わざわざ足を運んでもらうレベルではないのですが。うちは人数も少ないですし競技力もそこまでではありません。見学してもらうには心許ない状態です。それでも来て頂けるならやれることはやらないといけない。今回は単独では微妙なのでssk先生にお願いをしてondkにも来てもらいました。まー枯れ木も山の賑わい(笑)少しでも多い方が見栄えがいいかなと。
 
練習に関しては色々と考えました。といってもいつもの流れを変えることはせず。普段なら2日間に分ける練習を午前中に凝縮して行うという感じでしょうか。特別難しいことはせず。年始の合宿で何度かやっている部分もあるので何人かはそれなりに形になっていました。初めてやることだとそこの説明に時間をかけてしまうので予定が進まない。
 
軸をやってからバランス系。ここもいつも通り。最近は意図的に練習の始めに軸系を入れる事に。バランス系をやる前の段階できちんと軸を意識させておいた方がいいかなと。感覚的な部分です。きちんとやらないと全く意味がない練習。本当に意識して身体の中心から力を出しているかどうかは見ていると分かります。やるだけから抜け出して欲しいなと感じながら。
 
前半の練習は普段通りとしました。「いつもやっていることが良い」と言われたので本当にいつも通り。サーキットをやってから台を使った練習へ。これは何度もblogに書いています。固定する感覚を作るための準備。ギュッと身体を締める。反発をもらうための感覚作り。そのままDM投げ。ここは感覚的に難しいのだと思います。下半身で生み出した力を上半身に伝えていく。上手く繋がりません。今後の課題になるなと感じながら見ていました。
 
固定する感じを台ドロップで片脚の動きに落とし込む。乗せる動き、固める意識、切り替えのタイミング。実は少しのことですがかなり多くの要素があります。もちろんすべてを意識するのは困難ですが。重心の移動が小さい中でどのような動きをするのか。大きく速く動いてしまうとここができなくなります。丁寧に。そこが一番難しいのかもしれませんが。
 
そこから壁抜き。ssk先生が「違い」について聞いてくれました。普段やる動きと違う部分があったのだと思います。一般的な壁抜き(?)は抜くタイミングだけ。この部分で腰が移動する感覚を作るというものだと思います。うちの「壁抜き」は腰を後に残す感じで始めます。軸が横向きになっている感じでしょうか。「膝」の引き出しと「腰」の移動を合わせる。これはmakinoやkanaがいたときから続けています。腰の移動が大きくなるようにする。膝が動き続ける間、腰が動き続ける。その感覚を作りたいなと。
 
ここは細かい部分を意識させながらです。男子はほぼ出来ていません感覚の部分もあると思います。「できていない」のであればできる方法を探らないといけないと思います。股関節が硬いので骨盤が開く。それによりやりたい動きではなくなる。その中で正確な動きを求めていこうと思えばやはり「股関節」だったり「移動」だったりする部分が必要になる。ここは「教えてできる」部分とは違うかなと。
 
壁抜きでやった動きをそのまま「ハードルドリル」へ。練習のつながりを意識できるかどうかだと思います。前方向へ膝が動いたときに腰が進む。歩行から始めてリズムを入れていく。サイドの動きを入れてワンステップハードル。膝の引き出しと重心の移動が生まれる。どうすればうまく進めるか。抜いた脚の接地ポジションがどうなるか。このん部分はしっかりと丁寧に見ていきたいと思っています。
 
まとまりがないですが。ひとまずここまで。また書きます。できるだけ早く(笑)。
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