月曜日。朝の段階でミーティングとしました。これは合同練習の振り返りです。最初は自分達で話をさせましたが、日誌に書いているものを読むだけになる。もっと自信を持って人前で話ができるようになってもらいたいなという部分があります。熱意の部分が伝わりにくい。
後半は私がホワイトボードを使いながら話をすることに。前の記事に書いたようなことを中心に話をしました。これがどれだけ伝わるかは別問題ですが。これまでの指導を踏まえての話。その中での失敗談を含めて「本当にやるべきことは何か」を考えるきっかけを与えたつもりです。
うちの練習は最終的な目的に向けて進んでいく形で組んでいます。練習は全て「スプリント」に向かっていく。「軸」→「バランス」→「固定(締め)」がベーシックな部分です。そこから「接地」「重心移動」「スイッチング」を段階を追って練習を積み上げていく。練習量を追うのではなく「スプリント」に向かって集約させていく感覚です。今のうちの選手にとってはこれが一番分かりやすい。過保護かもしれないとは思いますが。
これはあくまで私見なので本当に正しいかは分かりません。以前から「縦の動き」「地面に大きな力を加える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」という4つの要素を重視しています。これを練習の中に落とし込む。全て「スプリント」に集約させていく。
ある意味「考えなくてもできる」部分はあるかもしれません。練習の流れの中にいれば自然と「スプリント」へと繋がっていたく。その時その時に「自分がやらなければいけないこと」に目が向くかどうか。本当の意味での「理解」に繋がってはいないかもしれない。それぞれの「パーツ」への理解はある程度できていると思いますが、「全体像」が見えていないのかなという気はしました。
うちのレベルの選手であれば「道具」を使って動きを作ることが必要だと感じています。ルーティンのようになるかもしれませんが。走りの感覚を作るために何をするか。どのように「準備」するか。今は私が「一覧表」を提示してそれに沿って「準備」をすれば良いという状態。本当は自分でリストを作って「準備」をしていかなければいけない。
とはいえ、あまりにも高いレベルを求めるのは今の状態では難しい。学校によっては「与えられない中でやる」というところもあります。何をやったらいいか分からないけど走っていたら速くなるという学校はかなりある。その中で選手が「これをやったらいいかもな」と感じとる。そこに至るまではかなりの時間を要しますし、遠回りすることになる。
うちの選手は「ヒント」を与えられています。そこからどうするのか。少しずつ「正解」を与える頻度は減らしていかなければいけないのかもしれないというのはある。その時その時に「自分に必要なもの」を感じ取って合間に自分で取り入れるという感覚。「練習計画」の中で自分がやらなければいけないことを自らの判断で入れる。
そして、それらを支える最も大切なものは「心」だと思っています。「心」が育たないとどれだけやっても「結果」は出ないと思います。本当にやるべきことを見極める。それができなければ「成果」にはつながらないと思います。「与えられていることをやる」というだけではなく「自分に必要なことをやる」という感覚。それが分からなければ何をやっても意味がない。本当に「強くなりたい」と思えば「行動」が変わる。間の時間に何をするかを考える。
「技術的なこと」をどれだけやっていても「心」という土台がしっかりとしなければ「高く積み上げる」ことはできないのです。そこが重要な話になる。
上手くまとまりませんが・・・。一応書いておきます。話したことの概要を・・・。