kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

人間としてのプライド

2009-02-22 | 陸上競技
先ほどの内容にもつながるのですが、冷静になって今のチーム状況を分析することができるようになればと思っています。いつもは一時的な変化で安心してしまって結局は上手くいかないまま終わってしまうことが多かった。そして過大に評価することで選手が一時的に満足してしまい、その時その時の感情で終わってしまう。目標とするべき成長が出来なかったのだと思います。かなり「甘い」指導だったともいますね。「乗せる」部分も重要ですが、「その気がない」のに乗せても意味がないですね。はっきりいって「厳しさ」だけで最初の数年はやっていた気がします。もちろん、自分から「強くなりたい」という子もいたのでその子達は力が上がっていきますが、「とりあえず部に所属」する者に関しては無意味な時間の積み重ねだった気がします。伝えきれない私の力不足も大きいと思いますが。

以前から思っていたのですが、選手は最大目標に向かってなかなか努力を継続できません。だから少しずつ目標レベルを高くしていく「スモールステップ」を踏んでいく必要があります。冬期練習などは目指す大会が遠いのでなかなか意識が継続できません。大抵の失敗は選手が試合が近づいてきて「あのとききちんとやっておけば良かった」と考える部分ですね。もう手遅れです。チームとしての女子の体重管理は実際やらなくても良いはずです。自分の目標があるのなら一時的な感情で過剰な間食をするはずがないからです。本当の目標をきちんと設定して、それを「絶対に達成できる」とどれだけ信じて取り組めるかが重要だと思いますね。自分がやるべき事に対してどれだけ「本気」になり、自分の感情をきちんとコントロールできるか?出来ない選手は最後に慌てることになります。当然ですね。

以前読んだ本にちょっとした文章があったので紹介します。トレーニング系の本ですがメンタル的な部分についても少し触れてあったので。プライドというコラムです。(筋肉を「高反発ゴム」に変える 著:池上信三)

「プライド」前半省略

『スポーツは不必要にカラダを酷使して、不必要に集中力を要求する。獣(けもの)が速さを競うのは捕りたい獲物に対してである。仲間同士では無意味なことだ。そんなところで疲れてしまっては、獲物を捕る時に支障が出る。また、獣がウエイトを持ち上げて筋肉を誇示したところで、それを賞賛してくれる仲間もいなければ、あなたの筋肉がすごいからといって獲物を分けてくれる仲間もいない。

だから、スポーツは獣としてではなく「人間として取り組む」必要がある。「どのように生きるのか」という「人としてのプライド」がスポーツの苦しみに耐え抜く時には必要なのだ。「楽ではないことばかり選択し続ける必要がある」スポーツは、人の心に共存する「獣の欲求」を「人間の理性」で抑え続けなければならない。

獣ののうみそは、いつも楽をしたい。それが楽しいかどうかは分からないが、しんどいことや苦しいことはやりたくないのだ。苦しいことは全て生命の維持のためにマイナスになるからだ。スポーツに取り組む人間は、理性で「なぜこの苦しみをし続けることが必要なのか」、また「この苦しみを、楽しいと思わせるためにはどのような経験や工夫が必要なのか」を納得して「それをやり抜くことにプライドを持つ」ことが必要なのだ。

「食いたいから食う」「寝たいから寝る」「やりたいからやる」。スポーツはこういった欲求のまま行動したい獣の思いを、人間の理性で通常よりも強く抑え続ける必要がある。スポーツが人間形成に役立つ理由はここにある。

~中略~

努力し続ける選手を生み出す方法、それは、人としてのプライドを植え付けることだ』

しっかりと考えなければいけない部分だと思いますね。目の前に「楽」があれば人は流れやすい。結局「楽」に流れて将来的にプラスになることはほとんどありません。大切な場面で「あの時言われたことをやっておけば良かった」と後悔する。その時は分からないのですが、将来的に気づきます。そういう場面になっても気づかないのであれば無意味だったということになるのですが・・・。目標があれば人は必ず動く。それが遠すぎれば全力を尽くさず、近づいてきた時に慌てる。そして失敗する。そうならないためにも達成可能な目標から積み上げていき、遠い目標に近づいていく。大切な部分です。

まーこれも繰り返し繰り返し話している内容です。自分がやっていることに対して「プライド」を持てるか?自分は普通の人とは違うことをやっているという「プライド」を持つべきです。その場限りの「見せかけの努力」は何も生み出しません。絶対にミスにつながります。ミスというか力が付かないだけなので「実力」といえばそれまでですが・・・。

長くなりました。こんな内容を書くとまたチームに何か発生したのか?と思われるかもしれません。残念ながら何もありません。逆に・・・というくらいです。冷静に判断するために一度自分達の取り組みを見直しているだけです。今の状態は「過去最高」というのは間違いありません。これに関してはまた書きます(笑)。どれだけ書くのかって話です(笑)。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨年の4月の記事

2009-02-22 | 陸上競技
ちょっと思うことがあって昨日から過去のblogを見直しています。過去との比較で意味が生まれるとは思いませんが、もっと自分自身の考え方について見つめ直してみたかったので。

昨年の4月にこんな事を書いています。

『冷たいようですが、最終的にやるのは私ではありません。私がどれだけ話しても聞く気がないものは何も変わりません。そこまで面倒をみる気は今の私にはありません。これは外部から「なんでやってくれないのか?」と言われても理由を説明できると思います。こちらはかなりのモノを提供しています。情報もかなり与えています。朝から晩までつきっきりでみていくわけにはいきません。目の届かない部分で、私が与えた情報を無視するならそこまで責任は持てないと思います。

別に私が「絶対的存在」だとは思っていません。様々な事に対して「本気」になれない者に対してそこまで情熱を傾ける必要はない。たいていの人間は言われたその場では「やるぞ」と思います。補強にしても練習に対する取り組みにしても思うのは簡単です。実際に行動に移して継続するのはよほど「強い気持ち」がなければできません。だから何度も繰り返し話をします。

私も約束を守るために最善の方法を考えます。相手に同じ事を求めるのは間違っているのかもしれませんが、ある程度見返りがなければ私自身「継続」が困難だと思います。何度も様々な話をしている部分がどこまで伝わるのかが問題になってきます。伝える事がいつまでたっても行動に現れないのなら待つほうも疲れます。

子供達には話を聞いて自分の気持ちと一致しなければ、「認めてもらえない」と感じる部分があると思います。これば部活ではなく様々な場面で感じています。私は結構気付いていますが、気付かない振りをします。わざとです。だからストレスもたまるのだと思います。期待すればそれに見合う見返りを人は求めます。期待しないのが一番楽です。まーそれでは何も変わらないのですが…。

私は直接話す時(クラスや部活、授業)も日誌にも厳しい事を話したり書いたりします。私が求めるレベルを下げればそれに合わして生徒のレベルも下がります。できるだけ良い方向に導きたいと考えています。私の自己満足なのかもしれませんが…。その都度、生徒とは個別に話をします。全体への投げかけとは違う内容を話します。それがどこまで伝わっていくのかは分かりませんが、きちんと対応はしていかなければいけないと思っています。

結局、生徒や選手が「本気」になれないのは担任として、教員として、顧問としての私の力が不足しているからなのかもしれません。だから伝わらないのかもしれません。 最近はそう感じています。伝わる者にだけ力を注ぐ事が一番良い気がしています。クラスや授業はそうはいきませんが、部活はそれでも良いのではないかと。

長くなりましたが、今強くそう思っています。そんな話も部活ではするようになりました。本心です。それでもかなり作っている部分がありますが…。

そう考える。様々なメッセージを送るというのはエネルギーが必要になります。それに見合うモノを得られるのか??考えながらやっていきます。全てを期待はしません。』

この時期に何があったか・・・。はっきりとは覚えていません。が、きっと何かあったのだと思います。ここ最近はこの手の内容をblogに書いていません。意識的に書かないのではなく、書く必要がないのです。何度も言っていますが、最終的には「やるか」「やらないか」のどちらかだと思います。頑張りますというのは誰でも出来ますが、本当にそれに見合う努力が出来るのかが重要なのです。他人の責任にして逃げても意味はない。「先生が自分に厳しいことを言うから嫌だ」と感じる者もいるでしょう。だから「怒られるからやる」という雰囲気になる。結局は自分自身の問題だということに本人がどれだけ気づけるか?

冬期練習に入ってから師事している方に何度か「熱くなり過ぎ」「冷静に」と言われてきました。自分ではものすごく「冷静」なつもりでしたが、客観的に見てみると私自身が「想い」が強くなりすぎていた部分があった気がします。何故、過去のblogを見直したのか?これまでは「1日の練習の中での一時的な変化」に私自身が納得していた部分があるのではないかと感じたからです。「すごい成長だ」と感じた直後にまた「上手くいかない」と思うということは、私は一時的な変化だけを見ていたのではないか?「冷静」になれないからきちんとした部分を見逃してしまっていたのではないか?そう思って過去を振り返りました。

これまでの私の「冷静」は全く無意味でした。本質を見抜いていなかった。だからきちんと戦うことが出来ない。私がリードしてチームを作っても意味はないのです。ある程度までは引っ張らなければいけませんが、そこから「やるか」「やらないか」は選手自身の問題です。結局、本気になれるかどうかなんですよ。一時的な本気を信じすぎていた部分があります。過去の指導の失敗は私の「甘さ」です。そこを見抜けなかった。目に映る一時的なモノだけを信じすぎていました。上手くいくはずはありません。

今は・・・。自分が雰囲気に酔うことは避けようと強く思っています。無意味だから。逆に選手が「雰囲気」でやるのを止めさせたいと思っています。「何のためにやるのか」を見失う練習ほど効果のないモノはありません。間違った方向への努力ですから。「目に見えないモノ」を伝えていく努力は必要です。難しい部分ですが、自分なりの「哲学」を持ち、指導スタイルを作っていかなければいけないと思います。

長くなりましたが、この手のことを今はひたすら考えています。面白くない人間ですね。真面目すぎる・・・(笑)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

積み重ねの中で感じること

2009-02-21 | 陸上競技
冬期に入り練習をかなり積み重ねています。練習時間や練習量に関しては感覚が麻痺しているんじゃないかと思うくらいやってます(笑)。

以前は「早く帰りたい」という雰囲気があったので、私がそれに合わせて若干気を使っていた感じがあります。今考えると私が指導者として意識レベルが低かったのだと思います。恥ずかしいですが「選手に合わせる」レベルの指導しかできていなかった…。だから選手の意識レベルを引き上げることが出来なかったと思います。選手の信頼を得ることが出来ていなかった事が最大の原因だった。最初から私を信頼していない選手もいたと感じます。「怒られるから合わせておく」という感じが強かったですね。だから私が居ないところでは化粧もするし、勝手な行動をしてしまう。選手の「心」を動かせなかった私の力不足が大きい気がします。

今のチームはこれまでになく「チーム」として活動していると思います。例年冬期からテスト週間に入る時期にトラブルが発生したり、「諦め」が生まれます。時間を積み重ねていく中で見えてくるのですが、何か問題が発生する時には必ず数ヶ月前にその原因となる事件が発生します。練習に対しての意欲を失うような事が起きて「無理だ…」と感じることが増えます。勝負の場面を迎える前に「結果」が見えています。こちらがどんな「想い」で話をしても伝わらないモノがあったからだと思います。

今のチームでも冬期に入って何度か崩れる可能性がある事件がありました。blogにも書いていますが、12月の初めにあった「少しだから…」という「甘え」の部分が1番大きいと思っています。かなり激怒しましたが、私がどのような「想い」で話をしたかが分かってもらえたので大きく変わりました。見違えるような変化を示しました。まるで別人のように成長しました。「弱さ」と「甘さ」を認めてから大きな成長が出来るのです。ここから逃げる選手はたくさんいます。向き合う事で大きな成長につながります。チームにとって最大の出来事だと思います。あの時全体に繰り返し話していった部分が成長につながったと感じます。

もう1つ大きな出来事は1人部員が辞めたという事です。なかなか本気になれない選手でした。悪く書くつもりはありませんが、辞めた時に少し書いています。
実は年始の合宿から戻って何人かに冬期前半を振り返っての課題を話させ、更に私が技術的な話をした日があります。この時に辞めた者は居眠りをしていました…。前で話した選手は気付いていました。今更そのレベルの話をするのか?と思いましたし、男子が自分達でミーティングを繰り返してきている中での行為でした。許されるべきではないと思います。

何度話しても伝わらない者にどれだけエネルギーを使うのか?これもこれまでの積み重ねです。みんながどれだけ伝えようとしても理解できなかった(理解しようとしなかった?)部分でした。結局、指導者や仲間がどれだけ本気になっても本人がやらなければ何も変わらないのです。

冷たいかもしれませんが、「辞める」と言った時に私は一切止めませんでした。選手も理由は聞いたようですが止めませんでした。ここもチームにとっては大きかったと思います。自分達が目指すモノを見失わなかったのです。「友達ごっこ」ではないのですから。何度も話してきて、伝えてきてそれでも分からない者に力は使えません。これまでの経験からいって結局大切な時に崩れるのはこういう場面での「甘さ」ですから。自分達の目指すモノに向けて真剣に考えるから「甘さ」は許せないのだと思います。

今のチームは非常に良い状態だと思います。私が見ていないところで騙されているかもしれませんが、それを許す雰囲気はチーム内にはありません。キャプテンの取り組む姿勢が周りに与える影響は大きいと思います。今までとは違う「手応え」があります。これから更に目指す場所に向けて気持ちを育てていきたいですね。

まとまりが無い文章かもしれません…。冬期の中でのチームにとっての大きな出来事を書いてみました。積み重ねの中で見えてくるものです。

また書きます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬期後半の走り込み

2009-02-21 | 陸上競技
冬期も終盤。月曜日は雨が降る確率が高いようです。来週からはテスト週間に入りますから走り込みが出来るのも冬期としては今日が最後になるかもしれません。

かなり暖かかったので、練習としてはやりやすかったのですが競技場が霜で凍っていた状態から溶けはじめたのでグランドで練習するまでにかなりの時間がかかりました。それでも今日は走りたかったので長めにアップをしました。

昨日ハードル走でかなりの負荷をかけていました。全ては接地の感覚をつかむため。様々な練習をしていますが、重心を移動させる事と接地感覚をつかむことを意識して取り組んでいます。冬期の中で力がついてきたのは実感できますが、今の段階では満足出来ませんから更に上のレベルを目指してやっていきたいと考えています。昨日やった感覚作りをスティックでやってから、いつものスティックドリル。強いと接地感覚と接地位置を確認しながら繰り返しました。その感覚を生かしたままショートスプリントへ。まずまずの動きになってきました。やはり繰り返さなければ変わりませんね。意識してやっていけば必ず変わると思います。積み重ねです。

スプリント練習は4週間で初めて予定通りのメニュー。どれだけ天気が悪かったかがわかります…。テスト前の最後の走り込みになるのでトラックでの走練習を増やして、1セットの予定を2セットにしました。走りを見るとかなり力が付いているのを感じますね。女子の走りは可能性を感じさせてくれます。短長は最初の1本、少し長い距離を走りましたが力が均衡してきています。秋の力と単純に比較は出来ませんが力が上がっているのは確かです。戦えます!!

トラック練習が終わってから学校に戻り、更にタイヤ引きとショートスプリント。昨日のハードルの感覚を強めるために少し長めの距離で走りました。トラック練習で疲れているとは思うのですが、以前に比べてスピードが維持できるようになってきています。強い接地が出来るようになってきたのも大きく影響していると思いますね。きちんと接地場所がハマる者最後まで動きが崩れません。この走りが本物になってくれば面白いと思いますね。

その後更にウエイト(笑)。これもいつもの土曜日の流れです。トレーニングルームが使えるときにしか出来ませんから、時間はかかりますが必要な負荷をかけます。2時過ぎまでかかりましたが、本当によくやると思います。やらされている感が全くないのは本人達の「明るさ」も影響していると思います。「目指す場所」がはっきりしているので、必要だと思っている事はひたすら取り組みます。

良い練習が出来たと思います。以前の「悲壮感」が漂う雰囲気はありません。きちんと前を向いていると思います。

感じた事がいくつかあるのでまた書きます。まだ書くのかって話ですね(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

接地感覚を養う

2009-02-20 | 陸上競技
昨日かなりの雨でした。今日も微妙に雨が降り続けていましたが、なんとか練習開始時間には持ち直しました。ここ1ヶ月、週末に天気が悪い日が多過ぎる気がしますね。やりたい練習を調整していかなければいけないのは…。自然の力には勝てませんが…。

今日はハードルの日。リズムスキップから始めて重心移動と切り替えを意識したドリル。昨年度はかなりやったのですが、今年度は回数が少ないですね。週末に持ってきたので天候不順の影響をもろに受けています。そのかわり昨年度と比べると動きの質が上がっています。これは「上手くドリルをする」事から「走りに結び付ける」という部分が強調され始めたからだと思っています。昨年度は股関節の柔軟性なども意識していたので比較的「形」にこだわっていた部分がありますが、今は「ポイント」だけに意識を置かせています。スムーズに動きに結び付き始めましたね。頻度が低いのでまだまだ定着していませんが、回数を重ねる中で飛躍的に動きのコントロール能力が上がっていきます。まー慣れという部分が多いですが(笑)。

他の練習は様々なアドバイスを元に組み立てていますが、ハードルに関しては私が勝手に「効果がある」と判断してやってます。裏付けは「私の感覚」です(笑)。かなりアバウト(笑)。今日はマネージャー(仮)と一緒にハードル練習を見ていましたが、接地の感覚がかなり変わっていくのがマネージャー(仮)も分かったようです。最初はとにかく跳ぶだけですが、回数を重ねる中で接地が変わっていきます。感覚を作りやすいのだと思いますね。1本1本感覚を確かめながらやっていきました。うちにはハードル選手が数人いますからこういう練習も必要です。冬期はハードルを全く跳ばないという指導者も多いと思います。私はスプリントの「技術練習」として取り入れていますから、継続していく事で結果的にハードリングの向上にもつながっていくと思います。

近くで見ていたtakeshige先生と技術的な話をしながら見ていましたが、akaneのパワフルなハードリングを非常に評価されていました。低いのもありますが上手くつなげることが出来れば100mHではかなり面白いと思いますね。スピードとパワーがあるので自信を持って臨めば強いと思います。

ハードル練習後にショートスプリントを実施。前回実施した時よりも寒さは厳しかったですが動きはかなり良くなっていました。今日は加速段階の練習をやっていませんが、ハードルで接地感覚を意識させたのと週の前半に加速を意識した練習を実施したのが上手くかみ合ってきた感じです。身体が動くと選手も楽しいみたいですね。いつもはピリピリした雰囲気ですが、ハードルをすることで気分転換にもなるみたいです。走りもスピード感がかなりありました。

マネージャー(仮)も客観的に見て「接地の力強さが感じられた」と話していました。自分もやりたいと言っていました。まーテストが終わってからも少しずつ入れておきたいですね。
課題はこれをいつも走りに生かさないといけないという部分ですが。こうやって時間をかけた時に出来るのは当たり前です。やらないときにこの感覚を忘れずに出せるか??大会等では出来ませんから、日頃からその感覚を引き出すための練習を考えておかなければいけません。無意識に出来る選手はいいですが、感覚を作って少しずつ力をつけるうちの選手にとっては死活問題です。難しい部分ですがしっかりと考えていきたいと思います。

今日はかなり良い走りができたと思います。昨日よりも40分くらい早目に終了(笑)。昨日が長すぎです(笑)。私がいなかったらマッサージ等にかなりの時間を使うみたいですから、逆に長引きます。どれだけやるのかって話です(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それぞれの生きる道

2009-02-19 | 陸上競技
今日は私的な用事で休みをもらい全く職場にはいきませんでした。働き始めて初めてといって良いくらい完全に離れましたね。今まで休みをもらっても職場には居ましたからね(笑)。

今日は妻の用事で休みました。うちの妻は学生時代、特別支援教育(当時とは呼び方が変わっているので今に合わせます)を先攻していて大学院まで出ています。学部時代も修士時代も休みになれば障害児関係のキャンプや勉強会に参加していました。学生の時から個別指導の教室で働き、かなりの力を持っていました。まだまだ考えの甘かった私は大きな影響を受けました。1人の1時間授業の準備に3時間くらいかけていましたからね。

結婚して子供が生まれ、自分が志してきた道を断念して8年近く子育てに専念してきました。私はやりたいことをやらせてもらっていますが、妻は他の事を優先するために自分の「やりたいこと」に携わらずにいました。性格的に1つの事を始めるとそこに力を注ぐタイプですから(ここは良く似てます(笑))。

そんな妻が色々な関わりで、少しだけ特別支援教育に触れるきっかけがありました。それにより今日は防府の特別支援センターに行ってくるというので私も協力をして育児をするために休みました。こういう姿をみているとやはり人は「輝ける場所」があると強く感じますね。この2週間くらいは今日のためにひたすら個別指導のための資料を作っていました。こういう情熱は見習うべき部分ですね。

これから少しずつ子供達から手が離れていけばこういう機会が増えていくのではないかと思います。肢体不自由、ADHD、アスペルガー、自閉症等様々な障害がありますが、またまだ理解されていない部分があります。私も理解できていない部分のが多い。偏見等も多い部分です。教育現場でもまだまだ知識が不足していると思いますね。少しの関わりかもしれませんが、何かが変わればと思います。

それぞれが輝ける場所がある。私は私の輝ける場所を、妻は妻の輝ける場所があります。選手には選手の場所が。1番輝ける場所を見つけていくべきだと思います。自分だけの「道」を歩んでいけるようにしたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習の中で感じたこと

2009-02-19 | 陸上競技
昨日の練習、非常に重要視していました。疲れていても走るというのもありますが、意識面での重要度が高かったと思います。

前の記事にも書きましたが、全員で「4人」に入るという意識を持たせたいというのもありました。短短の選手に初めて短長のメニューに参加させるというのはメンバー全員にとってプレッシャーだと思います。akaneには朝の時点で1セットだけは短長に参加させる事を予告していました。前日の日誌に春までには短長と同じメニューをやれるようになると自分で書いていましたからそれなりに「自覚」が芽生えているのだと思います。まだまだですが。

もう1人短短男子のkazukiが自分から「短長と一緒に走らせてほしい」と言って来ました。中学時代何回か400mを走った事があります。4継と100m中心に1年間練習してきましたが、マイルを走るためにも少し負荷をかけたいと思っているようです。今まで怪我や甘さから自分の力に合った練習負荷がかけられませんでしたが、少し成長してきた感じがありますね。もちろんまだまだ走り自体にムラがあるので、10の力を使い切れていない部分があります。スタートの反応や前半の動きはかなり良いものを持っていますから、短長に一部参加する事で持っているモノを引き出せる可能性があります。しっかりと取り組ませたいですね。

この2人が短長に参加したことで今まで安定しかけていた力関係が崩れ始めました。狙い通りです。misatoが追っても詰めるのが精一杯の相手ですから、全体のスピードレベルが上がります。misatoの前から出るので前にいる4人はかなりの緊張感だと思いますね。だから1本目からスピードを上げて走ることが出来ました。その分乳酸が蓄積しますが(笑)。安定からは何も生まれません。バランスを崩す事でそれぞれが持っている力を最大限に引き出せると考えています。

今回の刺激により、走りが崩れていたshimaが本数を重ねる中で少しずつ感覚を取り戻しつつあるようです。走れなくなって自分を見失う部分があったので、これがきっかけになればと思いますね。筋力はかなり上がっているのでそれを生かすように感覚作りができると面白いと思います。
やはりやり過ぎる部分があるので強制的に2日間の「練習禁止令」を出しました(笑)。練習をやり過ぎるので無理矢理にでも抑えないと身体がもちません。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。何度か失敗していますから…。負荷をかけるときはかける、休むときは休むです。守れるかどうかが今後を左右すると思いますね。監視役までつけていますからきちんと守らなければいけません。

バランスを崩した事で「競争」が生まれ、それが各自に刺激を与えている。目指す所は一つだけですから、それに向けて全力で取り組んでいかせたいですね。随分成長をしていると思います。これからにつなげて欲しいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チーム内で争う事の意味

2009-02-19 | 陸上競技
昨年は練習中、いつの間にか自分のポジションが決まってしまっていました。ここはかなり前から指摘しています。自分がチームで4番目だと思っている間はそれ以上の成長はありません。秋に女子のマイルの4番手だったmikiにはこのことをかなり言い続けてきました。

以前女子マイルのアンカーの話を全体にした時にも「misatoを走らせる」と伝えた時に女子は納得していました。「力」では勝てないかもしれませんが、負けを認めたらそこで終わりです。「自分がアンカーを走りたい」と思う気持ちが無いのでは「私は弱い」と認めてしまっているのと同じです。だから「misatoに勝って自分が1番になる」という意識を持たせて来ました。女子は日誌にここを意識した内容を書くようになりました。ある程度の意識レベルまで上がってきました。mikiはrinaと競り合いながら確実に力を付けています。2番手争いは激しい。

shimaは今全く、自分の走りができません。責任感が強く「やらなければ」と思う部分が大きすぎるのも原因の一つだと思っています。ここも本人には繰り返し話していますが、相変わらずやり過ぎます…。抑える事を覚えなければ追い付く所が置いていかれてしまいます。私が伝えている部分と本人の感覚がズレ過ぎていますからここを修正していかなければいけません。チーム内で戦えなければ先はありませんからね。

昨年秋から短長に移ったyukaは少し走れるようになった矢先に腰を痛め、無理をしながらやっていたため回復が遅くなりました。やっと走れるようになった年始に合宿でまた無理をしてしまい「腰椎分離症」と診断され我慢の日々を過ごしました。今は走れるようになってきたので楽しいようです。きちんと争わなければいけませんね。これからです。

昨日からはそこに今まで4継しか走った事のないakaneも加えて6人でメンバー争いをするようにしました。これまでakaneは「自分には400mは走れない」と勝手に決めつけていました。だから途中で集中力が切れる。ここに関してはかなり話をしてきてやっと準備が出来てきたので短長の練習に参加させました。

スプリント練習に入る前に全体に投げ掛けをしました。男子にも同様に。男子は4継中心ですがやるべき事は同じ。
うちはリレーを中心にチーム作りをしています。それが私の学生時代からの考え方です。個人種目の陸上競技だからこそ同じモノを共有する必要がある。一人でも「自分はリレーメンバーとは関係ない」と思う者がいればチーム内で競争は生まれません。どれだけ頑張ったとしてもリレーを走れるのは「4人」です。昨日はmisatoにも「絶対にメンバーで走れる保証はない」と話しました。これだけやっているのだから中途半端な決め事は作れません。

強い者から「4人」が走るべきです。「4人」が決まってしまったらそこでレベルアップはありません。他のメンバーが「4人」を本気で狙ってやらなければ戦えないと思っています。「昨年走ったから今年も走れる」「最後の学年だから走るのが当たり前」ではありません。「4人」を賭けて勝負していくのが怖いならチームのレベルアップはない。そう考えています。

女子はakaneを参加させた事により更に競争が激しくなります。基本は短短でやらせますが、1本勝負ならスピードとパワーがあるから強いと思います。実際昨日はmisatoの次位の力を見せていましたからね。他の5人も強くなると思います。目指す場所に向けて進みます。

私は特別熱くなってはいません。他県のチームでは当たり前の競争だと思います。人数が少ないから自然とメンバーが決まるというのでは困りますからね。「自分が走るのが当たり前」だと思っている者がいたら女子は100%崩れますから…。痛い目にあってきましたから。チーム内で「4人」に入る。厳しい争いになりますが、「覚悟」が必要です。

長くなりました…。これからが本当の勝負になります。安定させず上を目指していきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走り込む

2009-02-18 | 陸上競技
今日は比較的暖かかったですが、やはり風が強い。風が吹かなければかな例年よりも気温は高かったと思います。

今日もしっかりと走り込む予定でした。強化練習も4週間目です。かなりの負荷をかけ続けていますが、脚の痛み等も全く走れないレベルではありませんからなんとか継続して全体が取り組めています。週3回の高負荷ですからギリギリのラインでやっているとは思います。身体的にも精神的にも追い込んでいますから…。それでも今は緩める事はできません。目指す所が明確ですからね。

今日は前半に少し長めに時間を取りました。いつも通りサーキットをやってから動的柔軟、膝の引き出しをやってからスティックを使ってドリル。いつもは少し速い動き(walkレベル)から始めるのですが、もっとゆっくりとした動きから意識させました。普段より動きを繰り返したかったので。スティックドリルを繰り返してからスティック走へ。様々な方法で、様々な角度から「同じモノを目指してやる」というので感覚が上手く作れる選手も出て来ると思うので。ここにもかなり時間をかけてショートスプリントへ移行。全体的に走りがかみ合っていた感じですね。1人は感覚をひたすら作る段階です。自分の走りを見失っていますから、何本も走る中で自分の走りを取り戻す必要があります。時間がかかるかもしれませんが確実に修正しなければいけません。必ず…。

後はしっかりと走り込みました。いつものメニュー通り。先週の水曜日と今週の月曜日は動きやスピードがイマイチでしたが、今日はかなり動きましたね。本人達にも話しましたが動きもスピードもかなり良かったですね。前回を6としたら今日は10近く出ていたと思います。疲れてがあるととは思いますが、力は付いているのだと思いますね。短長はかなり走ります。

いつもと比べると乳酸の蓄積が激しかったと話していました。「乳酸がたまる」ということは私が求めている練習が出来ていると判断しています。乳酸の蓄積に関しては短短も話していました。詳しく話すとマニアックになりすぎるので今回は省略しますが、乳酸を出すというのは非常に大切だと考えています。中途半端な負荷では乳酸はたまりませんから…。

きちんと追い込みながら必要な負荷をかける。ここが大切だと思います。スピード持続だけでは戦えないのは事実ですが、走り込み練習の一番の課題はここにあります。本数が多いので1本1本が加速練習にもなります。練習時間はかなり長くなります。他校よりも長時間練習になりますし、負荷もかかります。
疲れはたまりますが必要だと思う負荷はかけれていると思いますね。ここを選手がきちんと理解してケアをしなければ必ず故障につながってしまいます。ここも繰り返し話します。怪我をするのが一番怖いですからね。いつ故障してもおかしくないような練習をしているのではないかと思います。各自がきちんと意識してケアや栄養面に目を向けていく必要があります。やるべき事をしっかりとやるべきですね。

まだ書きたい事がいくつかあります。明日は所用により休みをもらっていますから、時間があるときに少しずつ更新していきたいと思います。我ながらよく書きます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強く感じたこと

2009-02-18 | 陸上競技
今日は授業変更をお願いして変則的な日程で授業をしました。授業といってもロングホームルームを2時間連続にしてもらってクラスの生徒と「お楽しみ会」を実施したのですが(笑)。今回は副担任の発案によって計画されたので私は「お客さん」状態。準備等はクラスの代表者と副担任がやってくれました。今回はホットケーキパーティーとゲームで2時間です。

朝練の時間帯に私も少し手伝おうと思い、ホイップクリーム(合ってるのかな??)を泡立て器でかきまぜる作業をしにいきました。10人近く集まっていてホットケーキ生地を作ったり、フルーツを切ったりしていました。私はひたすら機械を使って混ぜるだけ(笑)。あまり役に立ってません。

授業開始に合わせてすぐに焼き作業に移りました。こういう機会に生徒を見ると普段とは違う様子が分かります。勉強ももちろん大切ですが、こういう「みんなで何かやる」という中で力を発揮する子もたくさんいます。こういう姿を見ると担任が出来て良かったなーと感じますね。

食べ終わったらゲーム。私の連想する「動物の名前」を使ってのビンゴをしたりクラスを4つにわけて様々な対抗戦をしました。私も普通に生徒の中に入ってゲームを楽しみました。勝負事は負けたくないので全力でやりましたが見事3位…。結構頑張ってやったんですけどね。紅白に出場した白組のアーティストの名前を答えるクイズは全く分かりませんでした(-.-;)。聞いたことも無い人がいて驚きました…。興味無さすぎです(笑)。

ゲームが終わって後片付けに入ろうとした時に、学級委員から呼び止められました。全く空気が読めませんでした…。クラスを代表して1年間(2年間?)のお礼を言われました。驚きましたね。副担任が気を使ってくれたのもあると思いますが(笑)。その中の言葉に「自分達が卒業するまで担任として見ておいて欲しい」というのがありました。ちょっとやばかったですね。まだ2年生だから私自身感情的になることはありませんでしたが…。やはり嬉しかったですね。私みたいな担任でも良いと思ってくれるなんて。

感謝の気持ちを込めてということでクラス全員の一言メッセージを書いたノートをもらいました。今まで担任をやっていて初めてです。中には「来年も担任をして欲しい」「来年もよろしく」と書いてありました。うちは女子クラスですから、私みたいな担任で本当に良いのか分かりませんがやっぱり嬉しいですね。心から「卒業までは一緒にいたい」と強く思いました。

上手く表現出来ませんね…。あらためていうことではないのですが、私にとってクラスの生徒と部活の選手は特別な存在です。どちらが大切かと言われても天秤にはかけられません。当たり前ですが。勉強が出来る出来ない、脚が速い遅いではないのです。1人1人が大切な存在です。だからずっと見守りたい…。

馬鹿みたいと思われるかもしれませんが、素直にそう思いましたね。来年度も担任をしたいですね。強くそう思います。元気をもらった気がします。他の嫌な事を全て忘れてしまいそうな感じですね。良いクラスを持たせてもらったと思います。頑張れそうです!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする