kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

無力感

2011-02-20 | 陸上競技
ここ最近の教育活動、若干無意味だなと感じることが増えています。本気になって人と向き合っても受けとる側に素直さが無くなってきている感じが強くあります。注意を受けても別に構わないという感じがあります。この状態の中で何を目指すのか非常に疑問を感じます。

万人に受け入れられようという気持ちは全くありません。人間ですから好き嫌いは必ずあります。しかし、本気で話していてもそれを受け入れる気持ちがなければそれは無意味になってしまいます。だからといって止めてしまえばそれで終わりなのですが。
高校生は「他者から何かを言われる」のを嫌います。ここ数年、特にその部分が強くあると思います。どこの段階が間違っているとは言えませんが、教育活動のどこかで「自分がやりたくないことはやらなくていい」という意識が身に付いてしまっています。

マスコミは何かあれば教師を叩きます。もちろん、大きな問題がある人間もいるでしょう。しかし、現場でどれだけの苦労をしているかは公表しません。モンスターペアレント云々だけは大きく取り上げていますが、それにより何かを変えようとするわけではない。現場で教職に就いている者がどれだけ精神的な負担を強いられているのかは分かってもらえません。

生徒に合わせて何かあっても注意もせず見てみぬ振りをする、友達感覚で生徒と関わる。生徒に関心を持たず淡々とやるのであればそれほど不快感を感じることはないでしょうが、何とかしようと思えばどうしても生徒に何かを伝える時間が必要になります。
しかし、それをすると「何でそんなことを言われないといけないのか」「ムカつく」「ウザい」という反抗的な態度を取られる。真剣に向き合おうとすればするほどそう感じることが多くなります。授業だけを教えておけばいいという仕事ではありません。かなりの精神的な不快感を感じながらやらなければいけない。

ここの部分は制度としてもっと考えていかなければいけないのではないかと思いますね。一時的な感情だけで書いている訳ではありません。注意をするのも感情だけでやっている訳ではない。別に嫌われても問題はありません。人気取りのために仕事をやっているわけではありません。こちらが「育てたい人物像」を持っていなければ進んでいく方向性も見えてきません。ポリシーを持ってやっているつもりです。

しかし、最近は「教育活動の無力感」を感じることが多くなっています。今の教育制度の中で本当に人が育つのか疑問を感じます。別に私が正しいと思っているわけではありません。全員が同じようなタイプで指導をするわけではない。年齢的な部分があるのかもしれませんが今のままで本当に意味があるのかを感じています。

高校生が間違いなく幼くなってきていると感じます。精神年齢が上がってこない。1人の大人として関わっていく事は出来ません。もちろん、高校生ですから幼い部分があるのは当然です。関わり方が希薄になっているというか相手が真剣に話している事を感じ取れない気がしています。私が求めている水準が高いのは分かっています。ある程度高い水準に意識を置いておかなければ自然にレベルが下がってしまいますから。

高校生と真剣に向き合える状態を作りたい。今はちょっと遠いですね。せめて部活はきちんと育てる環境を保ちたい。生徒の現状に合わせていく事も必要だとは思いますが、全てを生徒に合わせるというのは違うと感じています。無力感があるのは確かです。だからといって諦める気はありません。何とかしないといけない。そう思っています。

上手く書けませんが…。今のままでは嫌だなと感じます。この1年、特に感じている部分です。表現できないもどかしさ…。難しいですね。
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方向性の確認

2011-02-20 | 陸上競技
合同練習が終わってから学校に戻ってミーティングをしました。時間がなかったのですが最優先は「今後の自分達の方向性を確認」する事だと思います。

何人かに話をさせました。練習を見ていて「これは…」と感じた者に意図的に話をさせました。男子は「力の差を感じて悔しかった」「自分が思うように走れていない」と言っていました。ここに関してはちょっと視点が違うなと感じて指摘しました。私が求めている現状分析とは違います。
女子は「周りが気になって声が出せなかった」「雰囲気を変えようと思っていたが結局先生に雰囲気を作ってもらった」という内容でした。「自分が声を出さないといけないのに周りの目が怖くて出せなかった」と言っていましたがこちらは私が答えさせたかった内容(笑)。ここが大事だと思っています。県総体や中国大会では周りの目を気にしていたり、遠慮していたら自分達の力を出すことは出来ません。周りに何と思われようと自分達のやり方で取り組むことの大切さを感じて欲しかったのです。

今のチーム内には先頭に立ってムードメーカーになれる者がいません。自然発生的に出てくるのが理想なのですがそういう選手は最初から声出しもできますから、いないのであれば育てるしかないと思っています。この冬期に入ってから1年生女子にその事を個別に言い続けてきました。性格的になかなか自信が持てなくて他人の目を気にするタイプです。しかし、キャラクター的に一番相応しいと考えています。この子がチームの成長の鍵を握っていると考えています。簡単ではありませんがしっかりと意識させていきたいですね。

自分達の課題を認識させてから今の段階の話をしました。何故強い練習負荷をかけているのか?単純に追い込めば良いというわけではありません。目的を持って目標に向かって進んでいます。強い練習を1ヶ月やってきた意味をもう一度再確認しました。シーズン中とは違います、1本速く走れば良いというわけではなく春先のスピード練習に耐えられる、きちんと移行できるように準備をしているのです。大きな波を作ってしっかりと休息を取ることでこれまで以上のスピードに耐えられるような身体を作る。そのためにこの1ヶ月はほとんど休まないで負荷をかけ続けました。試合が近いときにはできません。

あくまで重要なのは総体路線のレースです。ここにいかに持っていくか。狙っている試合の前にはこれほどの負荷はかけません。疲れはてた中で練習をしてきている今の状態では試合には出れません。選手に「明日試合があったらどうか?」と聞くと「出ろと言われたら出ます」とピントがずれた返答(笑)。そういう話ではなくきちんと走れるかどうかを聞いていたのですが…。強化期の練習は疲れているから抑えようというのではなく、ある程度の強い負荷を必要とするのです。記録を出そうという時期ではありませんから。

そのために今はきつくてもしっかりと練習をしてもらいたい。そう考えてやってきました。今からは少し休んで回復に充てる。それからはスピード練習を重ねて仕上げていく。追い込んできたからその休みの効果が上がるのです。メニュー的には中途半端にはやっていないと思います。本人達が高い意識を持ってやっていれば精神的にも鍛えられているでしょうし、身体の疲労もかなりのものです。その中である程度の水準で走れるようになってきているというのは「力」が上がってきている証拠だと思いますね。

今後の方向性を示しました。それから更に午後の部の練習を開始。疲れが勝つか強くなりたいという想いが勝つか。当然考えると疲れはてています。通常の練習ができるはずはありません。それでも気力で身体を奮い起たせる事でもうワンランク上がると思います。身体は疲れていても気力でなんとかなる。そこを体験してくれるだけでも違います。これが「好きでやる」事はできないでしょう。楽しいとは真反対にあります。あとは選手の「想い」の強さです。

私はやらないといけないことがあり、距離を置きながら練習を見ました。この状態で付きっきりで100%を求めるのは不可能ですから。距離を置きながら自分達のペースでしっかり練習をすることも必要です。熱くなりすぎないために自分のコントロールをしないといけません(笑)。この辺りは私も学習しています(笑)。

集中して良い雰囲気でできたようです。これがいつでもどこでも出来るようにならなければいけません。練習をきちんと積めたら次は身体のケア。これの繰り返しです。故障しては意味がなくなります。ここに関しても言い続けています。本当に向かう方向性がはっきりしているならできます。

しっかりと次を見ていきたいですね。
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合同練習

2011-02-20 | 陸上競技
土曜日、テスト週間に入る前の最後の練習になります。この1ヶ月間継続的にやってきた「強化練習」の締めくくり。土曜日は1日練習をやっています。通常の練習の2倍近い負荷をかけていますから疲労はかなり蓄積していると思いますが、強化のためには大きな波を作る必要があります。しっかりと取り組ませたいと思ってやってきました。
強化練習の最後にtabe高校と一緒にやろうということになりました。自分達だけで追い込む事は難しいですから、他校の力を借りてしっかりと負荷をかけていきたいと思ったからです。

普段の練習でもかなり強い負荷をかけています。繰り返しになりますがこの1ヶ月は本当に追い込んでいます。肉体的にも精神的にも追い込んできて、更にもう一押し。疲労はピークだと思いますし、一つ間違えば故障につながる危険性もあります。ギリギリのラインで戦っていますから。疲れ果てているのは当然分かっていますが、だからといって最後の一押しができないというのはもったいないですから。

これまではうちのチームのリズムで練習をしてきました。合同練習とはいえ私が指導する事が多かったですから。しかし、今回は完全に他校に任せてその中でどれだけ感じ取れるものがあるかを見ようと思っていました。出発前に「どこに行っても自分達のスタイルを崩さずに練習をしてみろ」と話をしました。他校に囲まれた状態であっても自分達力を出し切るためには普段と同じことをやっていく「図太さ」が必要になります。今のうちにはこの部分の強さが不足しています。もまれて初めて見えてくるのです。

練習の様子を客観的に見ましたが、やはり遠慮していました。普段の練習の半分以下の声の大きさ、他校の後ろについて行動するというのが目立ちました。これでは大会で力を出し切ることはできません。それを本人達が感じて「このままではダメだ」と考えれるようにならなければいけません。特に1年生は上級生に囲まれていますから自分達の役割を果たすことができません。こういう現実を突き付けられて成長していけると考えています。

走り自体はやはりキレがありません。仕方ない部分だと考えています。これでスピードが全開になるようであれば、この1ヶ月の練習がきちんと出来ていないことになります。それでもある程度の水準で走りをまとめることができるようにはなってきています。大幅な成長です。ある程度の手応えを感じました。単純に勝った負けたではなく、動きや取り組みに変化が見られる事の方が重要だと。

単独でやると自分達の中で力関係を決めつけてしまって「追い付けなくても仕方ない」という気持ちが出てしまいます。1人がそう思えば、周りの選手も知らず知らずに追い込みきれません。他校との練習で追い込み練習をすると「負けたくない」という気持ちが強くなりますから最後まできっちり走れるようになります。うちの選手は「最後まできちんと走る」という意識はありますからスピードはゆるめません。しかし、その1本の質が競争相手がいれば高まります。走るだけの練習とは大きく違います。力を使い果たすまで負荷がかけられたかどうか分かりませんが、普段よりは粘れたかなと思います。

雰囲気的に全員が「強くなってやろう 」という感じになってくるともっと質が上がると思います。微妙な場面が何度か見受けられました。集中力が切れかかっていたり、何のために走っているのかが見ていて伝わってこない部分があります。あえて触れませんでした。苦しい場面ではその選手の本質が見えてきます。飾るほどの力がないときにどうするか。まだまだ不十分だなと強く感じました。

最後の追い込み練習です。しっかりと負荷をかけられたと思います。通常ならここで終わるところですが学校に戻って更にトレーニング系を少しやることにしました。周りからみれば「やり過ぎ」だと言われるのは間違いないでしょうね(笑)。当然自覚しています。それでも「苦しくても妥協しない」という姿勢を身に付けさせたいと思いました。疲れはてているなかで何を思うか。そこにかかっています。

また書きます。
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確認をする

2011-02-18 | 陸上競技
金曜日、前日まで降っていた雨も止んでいました。ここ最近は天候が悪くなかなか思うような練習ができていませんでしたからやっとできるといった感じです。朝からジョグを実施。1週間振りですね。久々に見てみることにしました。これまでは朝練は選手に任せる部分が多かったのですが、まだまだチームとして成熟していない感じがありますからきちんと負荷をかけられるように距離を置きながら見ていきたいと。何とかこちらが求める最低レベルの練習は出来るようになってきたかなと感じています。

午後はいつも通り。サーキットが終わってからは加速練習に時間を割きました。繰り返しやってきていますが、あともう一歩という感じです。これまではあまり時間をかけなかったこの部分をしっかりと修正していく必要があると感じていました。スタンディングからの加速は他校と一緒にやると出るタイミングが異なるので感じがあります。実際のレースではスタブロからの出になりますから今後戦っていくためにはきちんとやっていかなければいけません。

今日はかなりの時間をかけました。今までは自分のタイミングで出る練習形態にしていました。テスト終了後くらいからピストルに反応していくような練習に切り替えていこうと考えていました。しかし、客観的に見ていて女子2名のスタートがかなり良くなっていました。実際にどちらが速いのか純粋に見てみたいと感じました。通常考えれば1人は追風参考とはいえ12秒5で走っていますから力は上です。しかし、スタブロからの出になるともう1人の動きも見劣りしません。少し予定よりは早いですがピストルの音に反応してスタートをさせてみようと思いました。

実際に走らせてみると、やはり互角でした。というより、持ちタイムが13秒7の選手のほうが少し前に出ています。距離的に20mくらいですから単純にタイムに直結するとは言い切れませんが、飛躍的に力が上がっている感じを受けています。他の者もまずまずの動きをしています。1人、明らかに動きが遅れてしまう者がいました…。うーん、難しいですね。種目特性としてスタートが大きなウエイトを占めるわけではありませんが、あまりにも悪い。一緒に見ていたesaki先生と驚きました。これまでのスタート練習でも動きの悪さが目立っていましたがやはり上手くいきません。戦うためにはやはり改善していかなければいけません。

その後、バトン走を少し。スピードが出ていますから負荷的にはかなりのものだと思います。見ていて動きにキレがある者はしっかりと走れています。自分が走れていると気持ちも乗ってくるのでしょう。
ある程度の所で終わらせました。が、バトンに関してかなり怪しい部分がありました。安定しない理由がはっきりとしました。この部分に関して細かい指導が必要になります。これまでのレースで上手くいかなかった原因が今更明確になりました。適材適所を考えていくことも必要になるでしょう。今後のことを考えると非常に大きな意味があります。リレーで戦っていくためにも必要不可欠です。

まずまず。明日はテスト週間に入る前の最後の走練習になると思います。大きな刺激をもらうためにtabe高校に行きたいと思います。有意義な練習になるはずです。しっかりと練習に取り組ませたいですね。
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指導をする

2011-02-17 | 陸上競技
木曜日、朝から雨でした。これはどうにもなりません。1日雨が降るという予報でしたから前日に走っておいて正解でした。どちらにしても身体作りの日に充てていますから大きな問題はありませんでしたが。

朝の段階でバスケットボール部の顧問から話を受けました。ここ最近思うことがあって股関節のストレッチ等を教えて欲しいということでした。うちのバスケットボール部は県内でも有数のチームです。公立高校ではトップ、前年度はインターハイにも出場しています。これまで多くの話を聞かせてもらって、アドバイスをもらってきました。私が役に立つのであればということで手伝うことに。

私に話があったのは、陸上競技は身体の使い方や強化の部分に力を注いでいるからです。ごまかしが利かない、身体だけで勝負する種目ですからこの辺りは他のスポーツよりは細かくやるかもしれません。特に私はここに力を注いでいます。バスケットボールは戦略・戦術で戦える種目だと常々言われていましたが、普段から身体の強化については高い関心をもっておられました。

放課後はうちの練習は選手に任せて、バスケットボール部の所に行きました。同じ場所でバレー部も練習していたので一緒にやることになりました。基本的に静的ストレッチはアップ時に必要ないと思っています。故障の予防という意味では必要ないとだと思いますが、今から競技をやろうというときにはあまり意味がない。動的柔軟を中心に教えることにしました。股関節は肘や膝とは異なる間接です。様々な方向に動かすことができまし。だからこそ、使い方については考えていく必要があるのです。

トータルで1時間半くらい教えたでしょうか。普段から同じような動きを練習でやっているようです。あとはその動きの意味を理解して、意識して動かしているかどうかの部分です。顧問と話ながらやっていたのですが、共通する感覚が多かったですね。私は身体の軸を意識して股関節を動かすように指導しています。全ての動きにおいてです。細かくは言わなかったのですが、私が意図している事を察知されて話を聞いてこられました。洞察力が鋭い。だからチームが育つのだと思います。

こうやって学校内で指導者の部活交流があるというのは面白いと思いますね。私もかなり新鮮に感じました。選手もそうだと思います。それぞれの得意とする部分を生かしていけば間違いなく活動は活性化します。大切なことだと思います。
そのまま流れで様々な話をしていました。気がつくとうちの練習が終わる時間でした。同時並行して簿記の勉強を教えていましたが、それすら忘れ去られていました(笑)。慌てて「戻ります」と伝えると「バスケの副顧問にならないか?」と誘われました。うーん、どうしましょうか(笑)。こういうのも楽しいなと感じています。

戻った頃には全ては終わっていました。練習どころか選手の顔を見たのは3分くらいでしょうか。まーたまには良いでしょう。その後、忘れ去られていたmikiに1時間程度簿記を教えました。申し訳ないなと思いながら(笑)。本人は私が全く悪いと思っていなかったのが分かっていたと感じていたでしょう(笑)。基本は自分でやるのが勉強だといつも言ってます。問題ないはず。かなりやっていました。分からないところを中心に教えて終了。

良い経験ができました。気分転換にもなりました。あとはバスケの副顧問になるかどうかを考えないといけません(笑)。こういう機会を大切にしたいですね。
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悪条件の中で走る

2011-02-17 | 陸上競技
水曜日、練習は競技場に行かず学校でやることにしました。放課後は会議があったので最初から参加することが出来ませんでした。それはそれでありかなと思っています。自分達で取り組む大切さを学ばないといけないという気持ちがありました。

グランドはサッカーの試合で使われたため全く使えない状態でした。野球部の内野まで練習で使われたらしくぐちゃぐちゃになっていました。目に余る状態です。整備されそうな雰囲気があったので一先ず坂を走ることにしました。前日も走っていますが関係はないですね。あまりデリケートに考えたくはないと思います。脚にかかる負担はあると思いますが、翌日は雨予報でしたから走れるときに走っておきたいと。どうも先週に比べると覇気が低下している感じがありました。波がある…。良いことではありません。質が下がります。

その後グランドに戻ってタイヤ引きをしました。学校のグランドでできる練習は限られています。距離的にもなかなか取れません。そのためタイヤ引きとスプリントを組み合わせています。グランド状態は悪かったですからタイヤ引きをすることで少しは整地できるかもしれません。
客観的に見ると声も出て走れている感じがありました。しかし、先週と比べるとやはり物足りなさを感じました。声の出方も中途半端です。集中が途切れているのか走り自体もイマイチな感じがしました。端から見ると「良い練習」と判断されるのではないかと思います。このレベルの練習ができる所はそれほど多くないかなと。が、目指すのは「練習での満足」ではなく、「目標達成に必要な練習」です。なかなか足りないですね。もちろん、見る目が厳しくなっているのは分かっています。集中して全力で取り組まないと届かないのですから。

ある程度の距離を使って走りました。負荷的にはかなりかかっていると思いますが、終了後短い距離でのタイヤ引きを実施。最後にショートで終了。先週の金曜日と同様に全てが終わってから女子は折り返し走。持っている力を使い果たすことを意識しました。女子は基本的に守りに入ります。意識しないうちに力をセーブしていて最後まで無難に練習を終わらせてしまいます。特に今回のように波があるような練習をしているときには力を使い果たすことぱできません。休息時間も短くしてひたすら走らせました。考える時間すら与えないといった感じでしょうか。

きちんとした負荷はかけることが出来ました。が、それが本当に狙いとするレベルの負荷かというと疑問が残ります。もっと質の高い練習ができたのではないかと感じています。若干消化不良です。悪い練習ではないと思いますが、まだまだ出来たのではないかという気持ちがあります。

もう一段上がりたいと思いますが、結局やるのは選手です。どれだけ本気になれるかですね。まだまだです。
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我慢

2011-02-17 | 陸上競技
水曜日、なんとなく気分が乗らない感じがありました。前日に「成長しないな」と思われることがあったためです。この繰り返しなのだと思いますが、やはりエネルギーを必要とするので疲れてしまいます。だからといってやらないというわけではなく、指導はしていきます。これがないといつまでたっても前には進みませんから…。

日誌に「最大限の努力」について書かせました。口頭で言われ続けていても本人達がどれだけ意識しているか、理解しているかが分かりません。実際に文章にさせることで本人達に「考える」時間を与えたいと思いました。やはりそれぞれ認識が違います。同じことを話しても受け取る側がどう感じるかで全く違う内容になります。ここの辺りは表現を変えながら話をしていかなければいけません。チームを作るために出来るだけ「個」に目を向けていかなければいけません。なかなかチームが出来ないと嘆き、他のチームと比較する指導者がいます。こういう部分は自然発生的に出来るわけではありません。きちんと積み重ねていく大切さがあるのです。能力が高い選手が集まったからチームができるわけではありません。1つ1つを大切にしていくことが大きな結果につながるのです。時間がかかります。

結果というのは「小さなこと」の積み重ねだと思います。どんなことであっても「小さなこと」を大切にしない者は上手くいきません。練習だけしっかりやれば良い、と考えている者は絶対に失敗します。練習への取り組みはどのような「考え方」で臨むかが重要になります。普段から「小さなこと」だからといって手を抜いたり、楽をしようとする者は絶対に練習でも手を抜きます。普段の考え方自体がきちんとしていない者が場面が変わったからといって大きく変わることは100%ありません。だから日常生活をきちんと送る必要がある。練習以外の時間が「心」を作るからです。ここができれば必ず変わります。

「最大限の努力」とは目の前にある全てのことに対して全力で取り組むことから生まれてくる。場面が違ってもやることの「本質」は同じ。練習以外の事をどれだけ真剣に全力で取り組めるかで、練習の中身は変わってくる。そこが分かるかどうかなのです。1つ1つの出来事は独立しているようで、実は密接につながっている。ここが分からないと場面が変わると別人のような行動をしてしまう。だから成長しない。

見ている私はひたすら我慢しかありません。成長を促しながら、本人達が気づくのを待つ。最も苦手な部分です(笑)。常に劇的な変化をしないかと期待していますが、そんなことは絶対にないというのも分かっています。だから我慢。それしかないと思います。かなりの労力を使います。

競技成績が上がれば何をしてもいい、とは思いません。学校で応援されないようなチーム、選手が勝っても意味はないのです。日常生活がきちんと送れない、他者に迷惑をかけるような選手が勝っても何も得るものはない。そう考えています。だからこそ細かい部分まで言い続けていかなければいけない。

「最大限の努力」ができるか?ここが大切です。繰り返し言い続けていきます。これが私の「最大限の努力」だと。我慢してやるしかないですね。
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本当の前進とは…

2011-02-15 | 陸上競技
火曜日、天気はイマイチでした。雨がポツポツ落ちる状態が続いていましたが朝からジョグをさせました。この時点ではほとんど降っていなかったので問題なし。
ジョグをした日は若干気になることがあります。この日も…でした。なかなか本当の成長につながりません。日常生活がきちんと送れない者は絶対に競技で上手くいきません。せっかくチームとして少しずつ成長してきているかなと感じていたのですがまた元に戻るのかもしれないという危機感があったので対応をしました。前に進んでいかないといけませんから。

ここ最近、少し良い感じになっていましたから私もちょっと気負っている部分がありました。何とか戦えそうな手応えがあったので更に何とかしようという部分がありました。気づかないうちに少しずつ視野が狭くなってきていました。毎回の事ですが肩の力を抜くことが下手です。ここを今回も指摘してもらいました。毎回過ぎて恥ずかしいですね(笑)。冷静でいようと思っているのですがなかなか難しいですね。練習を見ているとどうしても熱くなりすぎてしまいます。反省しないといけません。

練習は月曜日と火曜日のメニューを入れ替えました。しかし、グランドは前日のサッカーのおかげでボロボロになっているのでとてもではありませんが走れる状態ではありません。ハードルを使った基本的なメニューを実施してから坂道を走ることにしました。やりたいこと、課題とする部分は同じですから問題ないと思います。
付きっきりで見ることは出来ませんでした。入れ込み過ぎるのでこれくらいが調度良かったかもしれません。久々に坂道を走りましたが、走れてきている者はここの動きも悪くありません。足が流れ気味の者や身体が浮いてしまう者はなかなか進みません。当然ですね。本数的に少し抑えながら走らせました。

そのまま終わるのでは意味がないので狭いスペースでタイヤ引きとランを組み合わせて走らせることにしました。荒れているグランドを整備するにも良いかなと。こちらも飛び飛びで見ていましたが動きはまずまず。前日に走っていませんから疲れが蓄積していないのもあるかもしれません。
タイヤ引きを3セットやりたかったのですが、時間が足らなくなったので2セットで終了としました。負荷的にはある程度かかっていると思いますが、意図的に短い距離しか走らせませんでした。坂道も同様に短めにしました。長い距離を走るよりは意識しやすいでしょうから。スピードを維持できるレベルの練習にしたかったので我慢(笑)。

練習終了時に「最大限の努力」について真剣に考えてくるように言いました。日誌に自分の考える「最大限の努力 」について日誌に書いてくるようにと。なかなか前進しません。きちんと考えていく必要があると考えています。技術的なものばかりではなくきちんとした「考え方」を身に付けない限り、同じことを繰り返します。まだまだ信頼をすることができない部分があります。信頼される行動が十分ではありません。指導を受けるのであればきちんとした事が出来る、当たり前の事を当たり前にやるという一番基本的な部分を身に付けさせたいと思います。きちんと考えてもらわないといけません。

明日以降の行動をしっかりと見ていきたいですね。
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予定変更

2011-02-14 | 陸上競技
月曜日、朝から雨でした。少しはジョグをしたいなと思っていたのですが残念ながら無理でした。仕方ないので体幹補強を実施。本当なら身体をしっかりと動かさせたかったのですが…。土曜日も天候不良のため走れませんでしたし。予報では夕方からは天気が持ち直すという感じだったので若干期待していました。が、全く雨が弱くなる感じがありません。グランドではひたすらサッカーが試合をやっていましたが、水溜まりの中でやっている感じでした。もう少し良い条件で試合ができたら良いのに…。

午後からは坂道を走りたいと考えていたのですが、とてもそんな感じではありませんでした。これだけ雨が降って無理して走る必要はないと思います。風邪を引いても意味はないですし…。色々と調整をして火曜日と月曜日のメニューを入れ替えることにしました。出来ることを最大限にやることが大切になります。

ウエイト、やはり上がるようになっています。主動筋が強くなることで大きな力を発揮できるようになります。これが直結するとは言い切れませんが地道な積み重ねが結びついて筋力がアップします。それだけは間違いないですね。他の部分も同様です。やはり継続していくことで少しずつ力に変わっていきます。

外補強は色々な場所で実施しています。雨が降らないところでやらなければいけませんから。それぞれの種目を見て回っていましたが、他の部が意味もなく声出しをしていました。何なのかなと考えていましたが、後で考えると声を出して「練習をしている振り」をしていたのではないかという気がしました。何のために練習に取り組むのか。ここが分からないのに練習をする意味があるのか…。疑問に思います。
うちの選手は声を出します。見ていない所でもそれなりに集中して出来ているのではないかと感じています。これは当然の話ですが、目標意識を持っていれば最大限の努力ができるはずです。意味のある時間にしなければいけません。

練習途中に中国地区のトップ選手の記事を女子に渡しました。中学1年時から12秒3で走っていて昨年はインターハイチャンピオンになりました。同じ地区に11秒9の選手がいる。この事をどう感じるかです。もちろん、強い選手です。普通に考えると「すごい選手がいる」で終わってしまいます。しかし、選手に渡して「ライバルだと思え」「勝つために何をしないといけないかを考えろ」と話しました。雲の上の存在だと認めてしまったら一生勝てません。諦めてしまったら100mでは残り5つの枠しかなくなってしまいます。実際に勝てるかどうかは別にして「勝つんだ」という意識があるかどうかです。この意欲の有無で結果は変わってくると思います。私は勝ちにいきたい。無謀だと思われるかもしれませんが少しずつでも追い付いていく事ができると信じています。

意識レベルを引き上げて、それに見合う取り組みが出来るようになってもらいたい。そのためには本気にならなければいけません。戦うのは選手自身。その気になれるかどうかです。なれば必ず変わる。そう信じています。

まだまだ伸びる要素がたくさんあります。そこを選手が認識して取り組めるか。中国地区の中で勝ち上がっていきたいと思います。人数が少なくてもできる。そう信じています。しっかりと取り組む姿勢を身に付けさせたいですね。自分のためにやるという意識があれば何でもできるはず。これからです。
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今の課題

2011-02-14 | 陸上競技
冬期練習もほぼ終盤にきました。あと1週間はしっかりと強化してテスト週間に入りたいと思います。終わってから春休みが終わるまではもう1度強化をしたいと思っています。あと2ヶ月は引っ張れるかなと。3月末にはもう少し本数を減らしてスピードレベルを上げるような練習を入れていきたいと考えています。今の課題の洗い出しをしておかなければいけません。

今一番気になっているのが「本当に400mが走れるのか?」という部分です(笑)。この冬期は練習パターンを大幅に変えました。基本的な流れは同じなのですが組み合わせを変えています。どちらかというと短短よりの練習に近いかなと。短長、最大距離でも150mです。もちろん1本走ってスマートに終わるような練習はしていませんから十分対応できるとは思っています。本数は半端ではないですから(笑)。
今は珍しく短短の選手のほうが多くなっています。今までは長い距離から400mへというパターンだったので短長が多くなっていました。今年の冬は短い距離のスピードを重視した練習にしています。今までは短短と短長を分けていましたが、ほとんど一緒になっています。週1くらいで距離を変えていますがどれくらい対応できるか未知数です。他校との練習で短長走れていないと感じたことはないので大丈夫だと思いますが。

また、計画通りに基礎筋力が上がっていない部分が気になっています。これは特に男子。あれだけの補強をやっているにも関わらず体幹の筋力が大きくなりません。見ていてかなり雑な部分があります。今までにないことです。ここも理由をきちんと考えていかないといけません。雑になるのは補強の必要性をきちんと分かっていないからというのもあるかなというのもあります。自分ではやっているつもりになっているというのも。客観的に見て軸が出来ずにフラフラしている。卒業生が見たときも違うと指摘されました。なかなか成長できません。あと2ヶ月でどこまでもっていけるか…。不安が残ります。
女子では体重管理。ここもなかなか進みません。目標値までは程遠いのが現実です。冬の間に体重を増やさないという目標はものの見事に崩れ去りました。今から中途半端な取り組みでは解消できないレベルです。本気で取り組まないといけません。休日返上で取り組んでいる者もいますが間に合うかどうか。増えるのはあっという間ですが、減らすのはかなりの時間と労力を要します。ここに関しては本人と覚悟と保護者の協力が不可欠です。なんとかしなければいけません。

メンタル的な部分の課題が一番大きい気がしています。今までと同じレベルでやっていくとこれ以上上はありません。「やらされている」という水準からは脱却しつつありますが、何がなんでもやるんだという気迫はまだまだ足りません。「強くなれたら」くらいではいつまでたっても変わりません。集中力を最後まで保つというのも同様です。目標意識が明確であれば最後まで気を抜くことはありません。しかし、ある程度練習した所で「よく頑張った」と満足していたら更なる成長はありません。当然です。
努力はできるようになってきました。しかし、それは「今までよりは」という話であって目標到達に必要な努力ではありません。今までは「練習できない」のが「練習できる」ようになっただけで評価されていました。しかし、これからは「取り組み」の内容が重要になります。やるのは当たり前です。どこの学校でもやっているのですから。その中身が充実していかない限りは目標には届きません。満足するレベルを引き上げていかなければいけないと思います。本当に強くなりたいと思っている選手は「自分は頑張っている」とは考えません。どのような練習わしても「まだまだ」だと満足しないからです。「こんなに頑張っているのに先生に注意を受ける」と思っている間は本物ではないのです。

意識レベルが上がれば間違いなく取り組むレベルが上がります。これからはこの部分をしっかりと考えさせていきたいですね。更なる成長を期待したいと思います。
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