kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

支部大会2

2014-04-22 | 陸上競技
日曜日、支部大会2日目。この日も朝から小雨が降り続けていました。なかなか気温が上がらないですね。この数週間とにかく週末の天候が悪い。週末ごとに雨が降ったり気温が下がったりします。こればっかりは言っても仕方ないのですが少しでも良い状況で走らせてあげたい。そう思うことは通常の感覚だと思います。宇部地区などは土のグランドなので雨が降ると「実力勝負」ではない所が出てしまいます。高校生の最大の大会につながっていきます。可能な限り良い条件で走れたらいいのですがなかなかそうはいきません。

この日も小さなエースの走りが際立っていました。前日同様動きの切れは抜群。手動計時なので記録云々は何とも言えない部分がありますが「とにかく速い」という感じでした。スタートした瞬間から「勝負あり」という流れでした。本人も「スタートが上手くいった」という感覚があったようです。そのまま勢いで走り切りました。記録は12秒4。12秒31などで止まっていたということですからかなりの走りだったことは間違いありません。条件的にもよくない中でこのタイムというのは自信になります。電気刑事での12秒1切りも現実味を帯びてきているのではないかという走りでした。圧巻の走り。

が、前日と同じく大きなエースは自分のレースができませんでした。深刻です。力的には本当に差はないと思っています。この日のレースも途中で追いつけないと感じてレースを投げてしまう感じがありました。70m地点までは2位だったのですが最後スピードを緩めてなんと3位に・・・。通常であれば絶対に許されないレースです。負けることを覚悟しても途中でレースを投げてしまうというのは今後のことを考えると良いことではありません。しかし、精神的にしんどかったのだと思います。周囲は昨年のことあるのであれこれ言います。が、本人の気持ちは分かりません。ここは何としてでも乗り越えないといけません。

両エースの明暗が大きく分かれてしまった感じがあります。練習ではどちらが強いか分からないと常々思っています。後日談になるのですが大きなエースにとってはそれも「マイナス思考」になる原因の一つ様子。自分が一番強いというプライドがあるはずです。それを私が「どちらが強いか分からない」ということで「自分は走れていない」と感じるのかもしれません。が、実際に高いレベルで力は安定していると思っています。現実を受け止めて自分の力を発揮しない限りは上のレベルの大会には進めないと思います。正直、小さなエースは強い。ピークが上手くいけばすごいことになると思っています。その選手と勝負しなければいけないというのは簡単ではない。それでもやるしかないのです。大きなエースが吹っ切れてくれないとうちのチームは「終わり」です。それだけこの2人の存在はチームの中に大きな影響力を与えているのですから。

3人目の100m。これも予選で12秒9。昨年の小さなエースと同じくらいの走りでした。決勝は期待したのですがスタートが上手くいきませんでした。というかん、隣であれだけ鋭いスタートを見せられたら自分のレースはなかなかできないと思います。決勝では13秒かかってしまいました。何をやっているのか・・・。2年生の2人、予選のタイムを決勝で上回ることができませんでした。理由は予選のタイムで少し安心してしまった部分があると感じています。まだまだやることはあるにもかかわらず「自己ベスト」ということに一安心している。安心するれるではないという感覚が足りません。まだまだですね。

1年生は専門種目以外への出場。これまでやったことのない種目へ強制出場です。うちのチーム事情からすると「総合優勝」というのはかなり厳しい状況です。基本的に「ショートスプリント」しかやっていませんから100mと200mで大量得点を取ってそれ以外には得点源はありません。支部大会で「総合優勝」を目指す必要性はないと言われるかもしれません。が、チームの一員として「総合優勝」に貢献するという感覚、自分がチームのために「役に立っている」という感覚を持たせたい。通常考えると「不可能」です。短距離系の部員が7人しかいません。長距離は2人。長距離種目はなかなか点が取れませんから本当に厳しい。そのなかで「総合優勝」を目指す。1年生には無理をさせました。それでも確実に得点を取ってくれる。最終種目のマイルを残す中で「総合優勝」は確定しました。

女子マイル。昨年この大会で4分25秒かかったと思います。大会記録は4分01秒。うちのチームが持っています。あまりにも差が大きすぎてそれ以後エントリーしませんでした。本来であればショートスプリント選手なのでマイルに出る必要はないのですが私も色々と思うことがありました。先週からの練習量が少し減っているのでそれを補う必要があります。また「チーム」としてのまとまりを考えたときに今のチームであればマイルに出場しても「勝てる」という感覚がありました。昨年は無理やり1年生を投入してレース直前まで泣きながらアップをしていた。が、今回は「4継メンバーと同じでいく」という話を事前にしていました。それなりの「覚悟」はあったはずです。決めたときには小さなエースが「走るんなら1位になって賞状もらおう」とみんなに宣言していました。こういう状況でしたから「勝負できる」という感覚でした。

初めてのまともに400mを走ります。不安もあったでしょう。それでも何とかなると思っていました。1走が200m選手。他校の1走は個人で400m優勝した選手。うちの1走はトップでバトンを運んできました。いやー、強い(笑)。もともと200mよりも400mに向いていると感じているのですが本人が400m嫌いなので避けていました。うちのチーム事情からすれば間違いなくショートスプリントをやってもらうことになる。それでいいと思っているのですが速いですね。2走は小さなエース。これも抜群に速い。前に選手がいればもっと速かっただろうなという感じでした。最後までスピードが鈍りません。15m差はつけてくれたでしょうか。大車輪の活躍です。3走は高跳び選手。唯一のうちのウイークポイント(笑)。どう考えても400mを走りきれません。昨年の夏には300mを59秒で走ったというレベルです。それでも何とか粘りました。抜かれてしまいまいましたが先頭と15m差でした。この時点で勝負ありだと確信。アンカーは大きなエース。個人種目では「自分の走り」ができませんでしたがこういう場面では「絶対的強さ」を示します。もともと「速い」のですから「自分が何とかしなければいけない」という状況になれば力は出します。結局、逆転して4分12秒で優勝。十分です。

これにより「総合優勝」に花を添えました。そこまでこだわって優勝する必要はないと言われるかもしれません。この日、卒業した子達が役員としてきてくれていました。この子たちがいたときからの連続の「総合優勝」です。マイルの大会記録を持っている選手たち。自分たちのことと重ねてマイルを見ていたのではないかと思います。こういうい部分もあってマイル出場を決めていました。「チーム」としての「つながり」です。良い表情をしていました。大切な時間だったと思います。

次に向けて動き始めないといけません。勝負の時は近づいています。この日のことはまた書きたいと思っていますが・・・。どうなることか(笑)。ちょっと翌日のことを書きたいので。お許しを。
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支部大会

2014-04-21 | 陸上競技
土曜日日曜日の2日間で徳山支部大会が実施されました。この大会でシード選手を除く6位以内に入らなければ県総体への出場はできません。とにかく順位へのこだわりを持って取り組むように指示を出していました。負けてもいいレースができたらいい。そんなことはありません。この大会を迎えるまでに努力をしてきたはずです。その努力が本物かどうか??ここはすごく大切なところだと思います。練習はしています。が、その練習の中身が問われるのです。

天候は相変わらず微妙。他の会場とは少し違って「大会をやる」という雰囲気になかなからない会場です。タータンでレースができるというのは大きなメリットですが、若干「運動会」的な雰囲気になります。このなかで「記録を出す」というのは簡単なことではありません。勝負にこだわるという話をしたのはこのあたりのこともあります。記録は強い選手と一緒に走る中で出せると思います。が、その場に立つためにはまずは勝ち上がる必要がある。ここの感覚を大切にしてもらいたい。

1日目、やはり圧巻だったのは小さなエースの走りですね。これに尽きます。気温も低く条件が非常に悪い中で「圧倒的な力」を示しました。手動計時ですから何とも言えない話ですがこの条件で「25秒7」で走りました。向い風も吹いており気温も低温。レーンの周りには運動会のように人が集まる状況でのタイム。他の選手を寄せ付けない強さがありました。うちの選手と比べるよりも他校の選手と比べる方がその「力」のすごさが分かると思います。最初から最後まで「高速ピッチ」を保ち続けました。条件が整えば25秒前半は確実に出せるだろうなという感じでした。予選から26秒0で走っていましたから問題なしですね。

が、大きなエースが大問題。予選で26秒3。まずまずの状況で予選通過して決勝。直線に出る時に並ばれていました。ここからが彼女の本領発揮するところなのですが並ばれていることで自分の走りができなくなりました。そこからズルズル遅れていき26秒7・・・。通常では考えられない走りです。ここ最近の「弱さ」が前面に出てしまった感じがありました。予選のタイムからそこまで落ちることは考えられません。「体力が落ちた」という言い方をしていましたが基本的には「心の持ちよう」だと思っています。厳しいようですがこの状況が続けば勝負する舞台には立てないと思います。練習ができていてしっかり走れる。しかし、実際のレースで不安になり走れない。これは私がどうこうではないと思っています。

もう一人も予選で26秒9のベスト更新。が、決勝では27秒1。条件的に悪くなっているので致し方ないところはありますが力的には26秒5が出せると考えていますから物足りないものがあります。それでも自己ベスト。これが自信になってくれればと思っています。まだまだ足りない部分があるのでそれをこれから先に向けて強化していくしかありません。

その状況で迎えた4継。最大の心配事はアンカーのところでバトンが渡るかどうか。200mの決勝の後になります。疲れているのもあると思いますし、精神状態がどうなのかという部分もあります。「走れていない」という不安感から間違いなく早く出るだろうという予感がありました。案の定、若干の早出。3走が声をかけて減速してなんとかバトンは渡りました。これはこれまでも何度も練習していることですから「最小限のロス」だと思っています。記録は49秒5。最低限のノルマである大会記録の更新ができました。これまでの大会記録が50秒8でしたから更新するのは「当然」というところもありますが、4継では最後まで油断はできません。ひとまずクリアという感じでしょうか。

小さなエースが「覚醒」しつつあることと同時に大きなエースが「不安」を抱えているレースをする。1人だけ速くなってもうちが戦えることはありません。「普通の選手」が集まっているのですから全員が速くなる必要があります。特に両エースの存在は大きいと思っています。この2人が持っている力を発揮してくれない限りはリレーでインターハイというのは不可能です。両輪の一人は「絶好調」です。これまで見たことのない強さがあります。もう一人は「力」が出せずにもがいている。これを打破する必要があります。どうなるか??

また書きます。
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支部大会前日

2014-04-19 | 陸上競技
金曜日、支部大会の前日です。木曜日の時点でミーティングをしていますからこれ以上ここで話をしても仕方ないと思っています。というか、そんな時間は確保できないという状況だったのですが・・・。

放課後、すぐに「テント運搬」の作業がありました。うちの学校が一番(!?)会場に近いということもあり、大会運営上に必要なテントを準備することになっています。今回は天候が怪しいという予報が続いていたので本部用に5張、うちの学校用に2張、計7張りのテントを運ぶことになりました。これは運ぶだけで大変です。もちろん軽トラックを使いますがそこに積み込む作業と降ろす作業もあるのでかなりの時間を要します。大会前日ですからパッとやってパッと終わりたいところですがなかなかそうもいきません。

選手がどのように感じているか分かりませんが「大会運営」というのは一人の力ではできません。多くの人の協力があって初めて成立するのです。自分たちは走るだけだから関係ないという感覚ではよくないと思っています。単純に「走る」という競技ですが自分以外の多くの支えがあって初めて成立するのです。その一端を自分たちが担うというのも大切。たかが「テント運搬」「テント設営」かもしれませんがこういう部分も高校生には必要だと思います。もちろん、これが県総体だったら絶対にやりませんが(笑)。「勝負する」のはこの支部大会も県総体でも同じ。ですが、前日に競技以外のことを県総体の時にはやらせたくありません。「自己中心的」と批判されるかもしれませんが選手がずっとやってきたことの集大成の県総体です。ここだけは競技に集中させてあげたいと思います。

結局、1時間程度かかりました。こればっかりは仕方ないと思います。新しく入ってきた1年生がいるのでその子達中心に準備をさせました。女子は荷卸しだけやって自分たちの練習へ。男子は往復する必要があったので学校で待機して積んでから会場へ移動。会場で練習をさせてもらいました。これも批判されるかもしれませんが1時間かけて荷物の運搬を行ってそれから学校に戻って練習開始なんてことはさすがにできません。試合前日ですから早く帰って休ませたいという気持ちは強くあります。それでも最低限の練習はしておきたい。難しいところです。

私はテント運搬に労力を注いでいました。この日、卒業した前キャプテンが練習に来てくれました。どうもリレーで使う「白テープ」を購入して持って来てくれたようです。支部大会の2日間は仕事の関係で直接見ることができないとのこと。自分自身が「リレーに賭ける」という気持ちでやっていたので今年のリレーは自分のことのように様々な「想い」があるのだと思います。決して暇なわけではないと思います。自分の時間を削ってまでも後輩の活躍を期待したいと思い、リレーのテープを購入してきてくれる。現役の選手たちはこのことの意味を強く感じてもらいたいですね。だからと言って気負いすぎないようにしないといけないのですが。

バトンはまずまず。ちょっと調整が必要なところがあります。ここもこれまでとは全く違う感じですね。選手自身が「シビアに考える」感じです。これまでなら「渡るだろう」という感じでした。が、今回は「このままだと確実に渡すことができない可能性がある」という判断をしていました。1m程度の差ですがこの「1m」の怖さを考えているのだと思います。前回のバトン練習の時にも話をしましたがリレーでバトンを落とすのが最も悪い。少し流れても詰まっても絶対にバトンは渡さなければいけません。同じくオーバーゾーンもダメ。ここ最近の練習でオーバーゾーンで渡らないということは一度もありません。だからと言って慢心しないで「細かな配慮」をしようとしていました。こういう部分の成長はすごいと思いますね。「絶対に渡す」ためにどのようにするか。ここを真剣に考えることの必要性を強く感じているのでしょう。面白くなると思います。

走り的には問題ないと思います。前回と違いアップから体を冷やさない工夫もできると思います。まずは一人でも多く県総体に出場すること。最低でも4継は49秒台ですね。ここをクリアしていくことがこれから先の大会に結びついていくと思います。しっかりと力を出していってもらえたらと思います。
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卒業生の話

2014-04-19 | 陸上競技
木曜日、今年度から授業中に卒業生に来てもらって「働くとは?」という話をしてもらうことになりました。色々考えることがあり時間の有効活用、進路意識を持たせるという意味合いで直接卒業生の話を聞く方がいいだろうと思っていました。我々の話だけではなく実際に卒業した子がどのように感じていてどんな勉強をしておけばよかったのかというのを自分の言葉で話してもらうことで今の生徒にも伝わるのではないかと考えたからです。提案をさせてもらって実際には他の先生が実務をしてくださいました。「生徒のために」という感覚があればこういう部分は早いと思いますね。

今回来てもらったのはShokoの2期生、私が担任をしたクラスの生徒でした。まー成績的にも人物的にも「どこに出しても問題ない」という子ですか。お願いをしたらすぐにOKをもらい、一応職場宛に「派遣依頼」を送って実際に来てもらいました。今回、わざわざ後輩のためにプレゼンの用意までしてくれていました。自分の時間を削ってまで準備をしてくれるというのは本当にありがたいことです。本人と話をしていると「自分たちの時にもこういうのがもっとあったら良かったのに」と言っていました。1回は行ったのですが実際に働いてみると自分が考えていたこと全然違ったということです。これってすごく大切なことだと思います。

普段我々が同じようなことを言ってもなかなか伝わりません。が、卒業生が私が言うことと全く同じことを言っていました。この意味を生徒が感じ取ってくれると成長は早いと思います。「怒られるからやる」のではなく「必要だからやる」という感覚。表面的に見ると同じことかもしれませんが結果的に全く違うと思います。卒業生が何度も「実践で学んだことが役に立っている」と言ってくれていました。実際はこの子たちの時から総合実践の形を変えています。今までとは大きく違う形の実践ですから戸惑いもありましたがこうやって言ってくれるとやっていてよかったと改めて思いますね。まー私がいるので「リップサービス」という所もあるかもしれませんが(笑)。

次回は来週の月曜日。今度は看護師になった卒業生が来てくれます。まー言うまでもなく陸上競技部のキャプテンですが(笑)。こういう人前で何かやったりするのは好きな方だと思うのでこちらも問題なしでしょう。学校を卒業して近くの看護学校に進学しそのまま看護師へ。時々一緒に食事に行ったりします。当時はいつも敬語だったのですが最近は「友達」のような扱いになっています(笑)。まーこんなものかもしれません(笑)。ここ最近はこの子の同級生が2週にわたって練習に顔を出してくれています。卒業してもつながりが続くというのは本当にありがたいことですね。

ひとまず記録として残しておきます。
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ミーティング

2014-04-18 | 陸上競技
木曜日、いろいろと書きたいことはあるのですがこれはまた別に。

午後の練習前にミーティングを行いました。内容は「支部大会に向けて」です。金曜日はテント運搬などで全体が集まることはできません。そんな時間を確保するのが難しいためこの日にしました。

「支部大会」といえ、ついに本格的にインターハイ路線の試合が始まります。シード権を持っている選手がいるとはいえこのレースはしっかりと走らせます。「通過すればよい」という試合ではありません。これから数か月にかけて熾烈な勝負をしていくスタートラインに立つのです。可能な限り万全な状態で迎えなければいけません。体調云々もですが「心」の部分の準備が必要になってくると考えています。

3年生、このインターハイ路線が上につながる最後の大会になります。1年生の時からこのインターハイに向けてやってきました。だからこそ3年生は試合に集中してもらいたい。とにかく「勝負にこだわる」という姿勢を持ってもらいたいと思います。うちの両エース、勝負はこの支部大会から始まります。通常は仲が良いですが勝負となると全く別です。互いに「嫌だな」と思いながらやっていくのではなく相乗効果で強くなってもらいたいと思っています。このライバル関係は中国まで間違いなく続きます。どちらが強いのか?現時点では分かりません。お互いに「絶対に負けない」という気持ちで取り組ませたい。勝ったからと言って慢心せず、負けたからと言って腐らず。常に勝負し合える関係を作ってもらいたいと思います。中国大会の決勝で2人で勝負してインターハイ出場。それを実現してもらいたいと考えています。

そのためには2年生がどう動くか?今の2年生真面目に物事に取り組みます。しかし、女子は3年生の陰に隠れています。強い選手がいるからチームが強いという感じがあるのです。本当はこの2人も走れます。が、どうしても目立たない。「4継でインターハイに」と言い続けていますが今のままでは「3年生に連れて行ってもらう」だけです。チームは一番弱い者に合わせることになります。他の3人が強くても1人が弱ければやはり強くはなりません。そこの部分の自覚を持つべきです。自分がチームの中心にいるんだ、3年生にばかりいいところを持っていかせない。この感覚はすごく大切だと思います。

チームとして取り組みます。1年生は「得点稼ぎ」という大きな仕事があります。チームのために何ができるのか?一点でも多く得点を取ること。専門種目ではないですがそれはやらなければいけません。自分の存在がチームにプラスになっているという感覚を持てるようになることでこれから先の取り組みも大きく変わってくるからです。

リレー。代表としてい走る選手は「Shoko」としてのプライドを持つ必要があります。うちのチームがここまで来たのはこれまでの卒業生のおかげ。全ての行動で「Shoko」の生徒として見られます。「Shoko」のユニフォームを着てリレーを走る。もちろん自分たちが勝ち上がっていきたいから走るはずです。しかし、その「ユニフォーム」には多くの人の想いが込められています。スタートしてからフィニッシュラインを越えるまでの48秒間、4分間にこれまで「Shoko」で陸上をやってきた多くの人の「想い」が入っているのです。最高のレースを続けていきたい。今のこのメンバーでリレーを組むという機会はそれほど多くありません。1本でも多く「最高のレース」を続けていく。そのためには勝つしかないのです。

当たり前の話しかしていないと思っています。最後は「確認」でしかありません。特に3年生2人。この2人がいてくれたから今戦える力があるのは間違いない事実です。本当に感謝の気持ちで一杯です。下級生が恩返しをするためには自分たちが勝ち上がって3年生に自分たちのことに集中できる環境を作ること以外にはありません。

しっかりと勝負していきたいと思います。
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準備

2014-04-18 | 陸上競技
水曜日、練習は軽めに、朝練はバトンウォークをしてから適度にストレッチ。ほとんど身体を動かしませんでした。それなら朝練をやる必要はないのではないかと言われるかもしれませんが「生活リズム」を安定させるという意味合いが強いですね。部活によっては試合が違いから朝練を行うというのもあるのかもしれません。逆に試合が近づいてきたから休むために朝練をやらない。どれが正しいというのはないともっています。私は「毎日のリズムを大切にする」という選択をしています。

支部大会に「投擲種目」に出場する選手が基本的なことを習いました。普段は短距離練習をしているのでなかなかそういう時間はありません。朝の短い時間ですが基本的なことを教えてもらうことができました。そこまでして出場する意味があるのか??と言われるとまーそうなのですが(笑)。今回1年生女子は出場種目がありません。100mと200mは上級生が出場するからです。このblogには何度か書いていますが上級生を優先しているわけではありません。陸上競技はシビアな種目だと思っています。「強い者が強い」のです。これまで練習をしてきた上級生には申し訳ないですが1年生が勝てば1年生を出します。「チャンスを与える」というのは平等でなければいけないと思うからです。

今の上級生の女子が入ってきた1年生にいきなり負けるようであればそれまで。4継のメンバーさえも変更しなければいけなくなります。その自覚があれば簡単に負けるはずがありません。それを分かっていて「勝った者が代表」と宣言している部分もあります。結果、やはり上級生が勝ちました。そのため1年生は何も出る種目がありません。「サポート」で良いという気もしていましたが「一つのことを一緒にやる」という経験をさせたいと考えました。そのため「出場できる種目に出る」ことにしました。これは他校からは批判されるかもしれないですが・・・。

投擲、うちからは専門で出場する選手はいません。枠は大きく余っています。「チームに貢献する」という意味で参加です。いきなり行っていきなり投げるというのはあまりにも失礼(笑)。一応最大限の配慮をしておこうというものです。最低限の記録は出して迷惑をかけないようにしたいですね。

午後はダイナマックスを少し投げて終了。爆発的に筋力を発揮するためです。基本的に10分程度で終わり。終了後は同じく投擲の練習をする者と支部大会のタイムテーブルを作成する者に分かれて行動させました。毎回のことですがタイムテーブルを作るという作業は一人ではできません。試合に向けてみんなが協力して初めて完成します。自分たちの力で試合に向けて準備をしているのだという感覚を持つためには必要なことかもしれないと思っています。同時に自分たちが出場する種目の時間の確認、他の選手が出場する種目の確認にもなります。「チームとして」の取り組みをしていきたいと考えています。

終了後は解散としていました。が、職員室で仕事をしていたら生徒が私を呼びに来ました。理由は「部室のカギが折れてしまった」とのこと。カギを締めようとして折れたようです。よくよく話を聞いていると以前からカギは曲がっていたようです。カギをかける際に無理やり占めていた部分もあるのでしょう。負荷がかかって曲がっていたのがこの日、完全に折れてしまった。それも差したまま折れていますから鍵穴から鍵を抜き出さないといけません。大変な作業です。

「折れたこと」について考えさせなければいけないと思いました。以前から曲がっているのであれば何故その時点で報告をしないのか?折れてから報告をすると結局大きなことになる。折れる前に新しいモノに変えておけば他の人に大きな迷惑をかけることがなくなるのです。ここを考えて行動しないというのは良いことではないと思っています。これに関連付けて「故障」の話もしました。結局選手は「故障した」時に初めてケアをしっかりしておけばよかったと反省する。が、故障してしまってから治療しようと思えばかなりの時間と費用を要します。痛くなる前に故障する前にしっかりとしたケアをしておくことで予防することができるのです。

こういう部分は実際は同じ。鍵が折れる、怪我をする。起きている出来事は違いますが結局は「事前に対処しておくかどうか」の部分です。人は「問題ない」という時には気づきません。問題が発生してから初めて「もっとやっておけばよかった」と感じる。この時点では手遅れです。今回のことを自分の競技に重ねて考えていかなければいけない。失敗をすることは誰にでもあることです。大切なのは「失敗をどう生かすか」です。ここはしっかりと考えてもらいたいと思います。

全てのことはつながっている。ここを意識して生活をしていってもらいたいですね。
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ポイント練習

2014-04-17 | 陸上競技
火曜日、支部大会前の最終のポイント練習としました。通常であればできるだけフレッシュな状況でこの日を迎えたいのですが日曜日が県記録会だったためなかなか日程調整が難しくなっていました。県記録会終了後、何本か走っておきたいというのもあったのですが天候も悪くこの状況で体調を崩すのは避けたいと思いレース終了後はすぐに学校に戻りました。そのため刺激不足。少し無理をして月曜日にトレーニングを入れました。

そのため、火曜日のポイント練習は若干身体が重い状況で迎えることになりました。前日のトレーニング終了後にすぐにアミノバイタルを飲ませ、帰宅してからも飲むように指示をしておきましたが1週間以上シャフト補強をやっていなかったので身体にかかる負荷は大きかったはずです。それでもスピード練習やバトン練習をやっておかなければいけません。「重い動かない」というのではなくその中でどうやって最大スピードを出すかを考える必要があります。ここが「取り組む姿勢」に影響してくると思っています。

練習開始時に若干手間取りました。この日は別の場所で練習をしたのですが練習で使う道具を持ってくるのを忘れていました。こういう細かい部分がきちんとできるかどうかというのは大きいと思いますね。これにより緊張感が低くなります。特に週末試合があるのですからここはもっとピリピリしておかなければいけない部分です。「詰めの甘さ」を残すようなことはしたくありません。こういう部分が「0.01秒」に出てくるのです。油断せずに自分自身できちんと判断していけるようになる。ここは選手の意識をもう少し上げないといけないと思いますね。

バトン練習をしました。が、合いません。ここ最近ではなかったことです。特に3・4走のところが全く駄目。あろうことか1回目にバトンを落としてしまいました。このことに関しては何度も言い続けています。「バトンが詰まる」「バトンが流れる」のは何とか誤魔化せます。「0.01秒」を争う勝負になった時には危機的な状況になるかもしれませんが多少減速してもなんとか記録を出すことができる状況を作り出すことはできます。が、バトンが落ちてしまったらそこで全ては終わりです。マイルではなく4継ですから落ちた時点で勝負にはなりません。ここに関しては何度も何度も言い続けています。厳しく話をしました。

ここ最近、声を荒げることは本当に少なくなりました。しかし、「許されないこと」はあるのです。練習だから「落としても仕方ない」のか?このような考えのもとでは実際のレースでも失敗してしまいます。アンカーの出が安定しませんでした。ここに大きな原因があると思います。普段の練習ではないのですがこの日は全くと言っていいほど安定しません。本来であれば1回やって終わりにしておきたいレベルの話です。が、1走を使って出の練習を何度も行いました。3走は2走との合わせがあるので時間が確保できません。とにかく「安定して出る」という大きな課題を克服できなければいけない。支部大会の大会記録は「50秒8」です。昨年は雨のため更新できませんでした。そして県選手権で失格。流れが悪かった。今年は「レースの流れ」だけではなく「年間を通じての流れ」も大切にしたいと思っています。48秒台が目標ですね。うち以外に更新することができない大会記録を作っておきたい。

その後、二手に分かれスタート。カーブと直線で行いました。200mに出場する選手もいますしカーブの練習もしておかなければいけません。一人で全てを見るのは若干難しいところもあるので移動しながら見ていました。このSDでは両エースの動きが良かったですね。上述のように「万全の状態ではない」のですがスタートから中間に入る動きに安定感がありました。4継の1走も一緒に走らせていたのですが若干置いていかれていました。レースの流れを作るのは1走ですからもう少し力を上げなければいけないかなと思いますね。間違いなく昨年よりは強くなっています。そこが発揮できるようになるかどうか。

最後に120mを数本。大きなエース、この日スタンディングからのスタートが上手くいきません。バトンの時にもそうだったのですが上手く加速できない感じがありました。120mも同様。決して動きが悪いわけではないのですが加速段階が上手く作れないのでもたついている間に置いていかれてしまう。スタートからの動きは良かったので問題はないのですが、リレーのことを考えたり「自信」という部分ではやはり気になります。本人が使い分けができるタイプだったらよいのですがここはなかなか難しい。走れていないわけではないのであとはどれだけ自分自身に「できる」と思えるかだと思います。

小さなエースは他の者にハンデを与えて追わせました。身体が重い中ではよく動いていたのではないかと思います。それに1走は何とかついていける状況。1本目、3走は置いていかれていました。この子も加速段階に課題があります。中間では抜群の伸びを見せるのですが120mで瀬前半置いていかれると勝負になりません。本人も身体が重く思うように走れないという感覚があったようですがそれでも行かなければいけません。誰か一人が強くなって勝負するのではなく全体で勝負できるチームにならなければいけません。カギを握っているのは1・3走だと思っています。

自分たちが何をしなければいけないのか?本当に目指すところはどこなのかを常に考える必要があると思っています。ここができなければ勝負になりません。走力が上がっているのは間違いありません。雰囲気も明るくなっています。あとは「絶対に勝つんだ」という意識ですね。ここが出てくると全く変わってくると思います。残された時間「心」をどのように持っていくかですね。高い集中を期待したいと思います。
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植物を育ててみようと思う

2014-04-16 | 陸上競技
どうでもいい話かもしれません。まー適当に書きます。

実は先日、一番下の息子から「アサガオの種」をもらいました。1年生の夏休みいに家でアサガオに水やりをやって一生懸命に育てていました。その結果、多くの花が咲き種ができた。それを小学校に持っていき「封筒」に入れて私にプレゼントしてくれました。せっかくもらったの育ててみるかなという気になっているのですが家で育てると毎日世話をすることができない。ということで「学校で育てるのはどうか」と考えました。もし私がお世話を忘れても優秀な生徒がきちんと水やりをしてくれるはず(笑)。



が、アサガオを育てるというのはたぶん大変です。鉢を準備し、土と肥料が必要になると思います。いきなりそんな大変なことができるのかどうか?不安要素が大きすぎるのでまずは簡単に育てられるであろう植物から挑戦してみるのはどうだろうかと考えました。雑貨屋さんに行くと「栽培キット」を販売しています。それなら誰でも育てられるのではないかという気になりました。アサガオを育てたいとクラスの生徒に話した時に「プチトマトを育ててみんなで食べよう」という話もしていました。アサガオができるならプチトマトも可能なのでは??という安易な考えですが(笑)。ということで「プチトマト」の栽培キットを購入。

1つだけでは寂しいなと思ったので「クローバー」を育ててみることに。四葉のクローバーかどうかわかりませんがなんとなく「ラッキー」という感じがするので(笑)。どちらもペットボトルに水を入れておけば勝手に育つようです。これで植物を育てるという話になるのかどうかは分かりませんが・・・。水やり係を決めてやろうと思っていたのですがこれにより必要なし。日光に当てるために入れ物を移動させる係りくらいは作りましょうか。これが順調にできたら今度はアサガオですね。



こんな「無駄」なことをしていていのか?と言われるかもしれません。職場で遊んでいると感じられるかもしれません。確かに一番楽しんでいるのは私自身かもしれないので何とも言えないのですが。しかし、何かを生徒と一緒にやるということはすごく大事だと思っています。単純に授業に行って勉強を教えることだけが今の仕事でしょうか?「勉強だけすればよい」のであれば塾でひたすらやっておけばいいだけのこと。学校という環境の中で多くのことを経験し、いろいろなものを感じることが必要だと思っています。

こういう「共通項」が生徒との間にあるというのはすごく大切。少しずつ年齢も離れていき「感覚的なもの」にギャップが生まれます。会話する内容も「親子」のレベルで差が出てきますから、今の子供たちの「価値観」と相いれないものが出てくると思っています。しかし、こうやって「誰にでも大切にできる何か」を一緒にやることで「共有する感覚」が生まれると思っています。これはなかなか周りからは分かってもらえない部分かなと感じています。これをやっているからクラス経営が上手くいくというわけではありません。が、他の人よりも生徒と話をする機会は多くなると思っています。

「教育」というのは一義的なものではない。色々な形で生徒と関わることが必要になってくると思っています。20年以上前に小学校で「豚を育てて食べる」という取り組みが紹介されていました。自分たちが1年間かけて豚の飼育をする。最終的にはその豚を自分たちで食べるというもの。最初はそのつもりで飼っていたがいたが次第に愛着がわき結局、他の施設に引き取ってもらう。

「ブタがいた教室」というタイトルで映画にもなっています。概要は・・・

4月、6年2組の新任教師の星はこどもたちに「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います。」と提案。6年2組は騒然となる。ブタにPちゃんと名づけ、校庭に小屋をつくり、交代しながらえさやりから掃除、糞尿の始末まで生まれて初めての作業に戸惑う子どもたちであったが、やがてPちゃんに家畜としてではなくペットとしての愛着を抱くようになっていた。卒業の時は迫り、星はPちゃんをどうするかみんなで話し合って決めてほしいと提案。クラスの意見は「食べる」「食べない」に二分されてしまう。

というもの。何かを育てることで「いのち」について考える。自分たちが当たり前のように食しているものでも実際には「いのち」がある。そのことの意味について考えること。目の前で飼っているブタには愛着がわくので食用にしたくない。その反面、家では豚肉を食べる。目の前にある出来事であれば「かわいそう」と思うが、知らないところで起きているものであれば何も感じない。ある意味当然の出来事かもしれません。しかし、同じ「ブタ」です。ここをどう考えていくかというのは重要かなと。色々な形で「いのち」について考えていく必要はあると思っています。

大きなことを書いていますが、結局は「自分が育ててみたい」だけなのですが(笑)。こういうツールを使って生徒に色々と考えさせる機会を与える。一番楽しんでいるのは私ではないかという話もありますが。成長の過程を少しずつアップできたらいいなと思います。

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考えることの大切さ

2014-04-15 | 陸上競技
県記録会を終え、次は週末に行われる支部大会に向けて準備を進めていかなければいけません。が、レースでの反省ができなければ次には生かされません。アップ会場でかなり動いていたのに実際のレースでは動かない。こういう「現実」に対して自分たちの行動を振り返る時間は必要です。

月曜日の練習の初めに「振り返り」の時間を作りました。最初に支部大会に向けての「シード枠」を伝えました。これは長距離も含めて。自分が出場する種目で何位に入らなければいけないのかを知っておく必要があります。県総体に出場する。これは高校生にとっては一つの目標となります。他種目では無条件で県総体に出場できますが陸上競技は支部大会で6位以内が県総体への出場条件です。昨年度の実績も含めて「シード枠」があります。うちの支部であれば女子100mはシード選手が3人いるのでその3人を除いて6人が県総体出場が可能。つまり9位になっても県総体に出れるのです。かなり優遇措置がされているとは思います。話を聞くと他県では一発勝負なので怪我をしていたらそこで終わりというのもあるようです。

うちもすべての種目で全員がシードを持っているわけではありません。まだまだ力が足りなくて「県総体出場」が目標となる選手もいます。それでも「県総体」を経験できるかどうかは重要なことだと考えています。全員がインターハイを目指せるわけではない。全国で戦うことがチーム全体の目標ですが高すぎる目標になっても仕方ありません。自分たちがどこを目指すのかを考え、しっかりと力を出していけばよいと思います。そのために「順位にこだわる」という姿勢は持つべきです。長距離種目であれば目の前に何人いるかは分かります。そこで順位を意識して我慢を続ける。何も意識しないで自分のペースで走るというのでは「県総体」には届きませんから。

その後、短距離だけ残し記録会の反省。前日も少し話をしていますが「アップ」や「召集」についての話をしました。アップ会場ではよく動いていたと思います。本人たちもそこは自覚している。が、レースになると先ほどの速い動きができずに鈍い走りになってしまう。ここの原因は何か?しっかりとメモ書きをさせました。頭で分かっていても実際の行動に移せないのであれば意味がなくなってしまいます。どのようなアップをして召集の後は何をしないといけないのか。ここは考えていかなければいけません。県総体の2日目、1発目が4継です。ここで力が出せなければ勝負にはなりませんから。そういう意味でこの記録会は「反省材料」があると感じています。

通常のアップであればショートをしてからバトンの並走、バトンパスを行います。それプラスアルファも。今回はどうだったか?ショートまで行って「身体が動く」ことの確認はできています。それ以後のアップは??という部分の話をしていきました。

また、県総体でのレース展開の話も。ある程度の力があれば「予選は流す」という感じでとらえる選手も出てきます。ひどい選手になるとスタートからすべて流す。それでも力があれば問題なく通過するかもしれません。しかし、大会のレースとしての流れがありません。これも考え方だと思いますが。中国大会やインターハイであればそれができるのか?最初から力を出し続けていけなければいけません。特に加速段階やレースの前半というのは重要になります。そこをきちんと考えて行わなければいけないと思っています。そうであればどのようなレース展開をしなければいけないのか??ここを理解させました。県総体以降は消耗戦です。どれだけタフになれるか?

それ以外にも話をしていきました。1年生女子は残念ながら100m、200mへの出場権を得られませんでした。そのため支部大会は「専門外の種目」に出場します。「そんなことをする意味があるのか」と批判されるかもしれませんが「チームに貢献する」という意味では重要なことになります。県総体ではリレーや上級生の「サポート」に回ることになります。大会でどのように動けばよいのか、どうすれば上級生の競技のサポートができるかを考えることで来年以降自分たちが競技をする場面で生きてくると思っています。「出たくない」云々ではなく、それぞれの場面で貢献する、できることをやるというのが重要だと考えています。1年生は中国、インターハイと上の大会にもついていかせようと思っています。「雰囲気」を味わうことで今までの価値観から大きく抜け出すことができると思います。

更に上級生の女子のは「大きな課題」を与えました。有無を言わさずです。これも「タフになる」という意味では重要。最初で最後になると思います。これまでの自分たちの「殻」を破るという意味ですごく重要なことだと考えています。スピードを上げてきています。それをどう生かすか?今後のことを考えてあえての挑戦です。

また書きます。理解して行動で示してもらいたいですね。
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県記録会

2014-04-14 | 陸上競技
日曜日、県記録会でした。例年始業式前に記録会が行われて2週間置いて支部大会という感じでしたが、昨年今年と1週間ずれています。結構厳しいですね。できればもう少し早い段階でシーズンインしておきたい。試合で走るというのは通常よりも刺激が強いですし、もっている力を最大限に出すことができます。それを繰り返しながら競技レベルを上げていくというのが重要。が、すぐに大会ですから難しい部分があります。

また、大会参加料が1500円という値段。参加者は間違いなく減ります。これは私が行っても仕方ないことですし、あまり書くとまた大バッシングを受ける可能性があるので差し控えますが・・・。役員の数を半分にして参加料を安くするというのもできるのではないかと思います。

記録会、天候は最悪でした。雨が降る&気温は低い&風は向い風。この状況で記録が出るかどうかと言われると無理ですね。最大スピードを出すためにはちょっと厳しい環境でした。それでも試合を経験するという大事な部分はできます。記録や順位云々は度外視して「自分の課題」を見つけることができるかどうかが重要になってくると思います。できれば記録が出ると良いのですがとてもそのような環境ではありませんでした。

アップは室内練習場が使えるので行えます。1次アップを行って本アップ。短い距離の走りを見ていましたがかなり動いていると感じました。これで「走れない」というのであれば私の見る目の問題だと思いますね。私が「良く走れている」と感じていても本当は全く走れていないというのであれば指導する方法を完全に変えないといけないと思います。本人たちの感覚も「良い」という状況だったのでそれでいいかなと。あえて言いませんでしたが「1本勝負」の時のアップとは少し違ったかなと思います。最初からMAXスピードを求められる状況です。そうであればアップの時に「刺激」を入れないといけません。それが不足していました。これは後日話をすればいいのかなと。「寒い」「雨が降る」以外にも記録が出ない理由はあるのですから。

女子の200m、欠場者も出たため参加者は7名。うち6名がうちの選手。これを2組に分けて行います。うーん、どうなんでしょうね。この状況で「記録が出る」という雰囲気にはなりません。他県の記録会を見てみると開催している県だけではなく近隣の県から多数の参加者がいます。100mも20組くらいある。その理由を考えてみる必要があると思っています。200mの1組目はうちの選手が3人だけ。記録的にもベストから1秒落ちくらい。まーこんなものだと思います。

100mの頃になるとさらに雨がひどくなりとても記録が狙える状況ではありませんでした。結果、大きなエースが12秒7、小さなエースが12秒8、2年生が13秒2と13秒3という記録でした。1組目は向い風2mですから天候の割には記録は良かったのではないかと思いますね。それでも他校の選手に負けていますから「納得できない」というのはあるでしょう。100mHの選手ですがアップやハードルのレースを見ている限り「強いな」という印象を受けていました。以前から「最大のライバルになるかも」という話は選手にはしていましたが。

基本的に全く気にしていません。「負けた」という事実はきちんと受け入れなければいけません。が、この時期に勝った負けたを言っている場合ではない。それよりも自分自身のレースの課題がどうなのかをきちんと分析していかなければいけないと思っています。そこができずに「負けてしまったからどうしよう」なんてことを考えているのはナンセンスです。悪条件の中で12秒7、12秒8で走れたということが評価できるところです。風が吹かないだけでも12秒5近くはいっているはずです。そこの部分を冷静に受け入れていかなければいけない。もちろん「勝ちたい」というのはありますが今はそこだけにとらわれずにしっかりと次にやるべきことを考えていきたいと思っています。

全体的に記録は低調でした。仕方ないと思います。次の週に向けてやっていきたいと思っています。順調にきていると思います。
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