kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

snd学園と練習3

2020-02-18 | 陸上競技

なかなか一気に書き進めることができません。

 

土曜日の午後。補強系をしっかりとしていました。午前中に少し走っていました。午後からもある程度走るのだろうなと思いながら。実は朝の段階で「合間に動きの確認をする」という話をしておきました。後日談でいうと「昼休みに集まって話をした」という部分があったようです。どれだけそれが実行できるか。午後も基本的には「何も言わない」というスタイルでやっておきたいと。

 

のんびり「見守り隊」でやっていこうと思っていました。が、再び「ハードル練習」をすることに・・・。午前中に最後に「400mHのための練習」を少しだけしました。カーブでのハードリングを。腕の使い方などを意識しながらやっていました。午後はもう少し専門的なことを。

 

最初の段階で「100mHから400mH」なのか「400mから400mH」なのか。これによってハードリングが大きく変わってきます。400mからの選手はハードルが基本苦手。女子のハードルであれば低いのでいくらでも対応できるかなという部分はあります。それでも「逆脚」が使えるかどうかは大きな差が出てきます。こういう部分も対応する。基本的にワンステップハードルを継続しておけば両足で跳ぶ感覚は作れると思っています。頻度の問題もあるのですが。

 

最初の段階はkrkくんに任せて「ハードルアプローチ」の練習。強く踏み切って前方向に進む。その感覚づくりです。踏切が弱いと前方向への推進力が生まれません。さらに股関節の開きが小さくなる。こうなると重心が移動しにくくなるので難しい。何度か繰り返す。基本的なことをやってkらワンステップハードルなどを繰り返して「抜き足を前で落とす」という感覚を。

 

そこから若干の「専門性」をもった練習へ。歩数の切り替えです。16歩から17歩へ。17歩から18歩へという部分。話を聞くと「走力でカバー」というパターンが多くなっていたので「専門的な部分」を少しやっておきたいという要望が。それに対応した練習。これはある程度の競技力を持った選手のために取り入れる練習です。「感覚づくり」です。krkくんともよくやりました。13歩から14歩の切り替えをどうするか。ここで減速しないということは400mHのためには必須だと思います。減速をいかに抑えるか。

 

400mHのレースパターンについても話を。一度足が詰まって減速してしまうとそこからスピードが上がることはありません。そうなると力があっても勝負できなくなる。その減速をどうやって抑えるか。ハードルの直前で足を合わせると減速しやすくなる。17歩なら17歩を使ってストライドを調整していく必要があります。直前の減速は無駄にエネルギーを使うことになります。歩数を切り替えるという練習は実は大切。「たまたま来た脚で跳ぶ」という器用さがなければやはり「戦略」は必要かなと。

 

スティックを使って最初に確認。かなりの本数をやりました。最初はチョコチョコなってしまっていましたが何本かやる中で「ピッチアップ」する感覚が作れたかなと。そこから実際にハードルを使っての練習を。ハードルが低いというのもあったので早く落ちてしまいます。これは難しいところです。。「この高さに合わせる必要はない」と伝えてもどうしても「低く」跳んでしまう。そうなるとハードルインターバルが遠くなってしまいます。微調整しながらですね。

 

何本かやっていく中で上手く越えられるようになっていました。まー意欲の問題もあると思います。何とかしようと思ってやっているかどうかで結果は大きく変わってきます。他のパートが終わりそうだったのでこちらも200mを走った後にもう一度ハードルを跳ぶことに。かなりしんどい部分があったかなと思いますが良く走っていました。意欲は偉大。

 

うちの選手たちの走りは・・・。相変わらずでした。午前中よりも走りが作れていないという感じでした。足が遅れる。膝が開く。タイミングがずれる。何とかしようという感覚があるのかどうか。激怒するという話にはなりませんが。「放置する」と決めていましたがここまで酷いとさすがに・・・。「待ち時間に何をするのか」と。普段の練習の流れとは異なります。その中で自分たちの動きを作ろうと思えばもっとやるべきことがある。「いつもと違うから走れない」というのでは。「走りが作れない」という感覚の中で考えずに練習に参加していて何をするのか。

 

Hoに関しては結構真面目に「勝負する」という感覚で来ていました。直前の練習の動きを10としたら本当に7くらいの走りしかできない。これで勝負をするということができるのか。直接呼んで「こんな走りをするために来たのか?」という部分だけ伝えました。「自分で何をするのか」という感覚が足りない。合間にスイッチングをし始めて最後の1本は8割くらいになりましたが。本当は競争する中で何をするのかという部分が重要だったので。

 

うちの選手に関してはほとんど見ていないのですが「酷いな」と感じました。このことに関してはまた別に触れます。今回のことがきっかけで「目が覚める」「理解が深まる」という部分につながればと思います。

 

大学生に引っ張ってもらって刺激を受けたと思います。それだけで終われない。ここは忘れて欲しくないですね。

 

また書きます。多分。

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snd学園との練習2

2020-02-17 | 陸上競技
今回は国体合宿も同時に実施でした。各コーチの選手は練習会自体に参加が認められていました。毎日参加するのはかなり厳しいので土曜日のみとさせてもらいました。一番早い者は朝の5時過ぎに家を出てきたようです。帰着は21時くらいだったとか...。それでも必要なことだったかなと。

練習に関してはsnd学園の練習の流れに入れてもらう形でした。うちの選手はここ最近他校の練習の流れに合わせてやることがありませんでした。これは色々な意味で新鮮です。普段やらないことをやる。自分達のペースで動くのではなく他者のペースで動く。ここは良い経験になったのではないかなと思います。

今回は意図的に練習を極力見ないようにしていました。金曜日の段階で「自分達の練習をする」という話をしていました。声を出して積極的に動く。大学生に負けないくらいの声を出す。どんな場所でも自分達のやりたいことをやるというのができるかどうか。見ているとどうしても気になるので。練習に関してはサポートする者に動画を撮らせたりメモを取らせたりしました。

しばらくして少しだけ見に行くと声が出ていません。数人には「声が聞こえない」と伝えました。大学生の声が大きいというのは当然あります。しかし、それに負けるのか。今回は大学生と勝負するくらいの気持ちで来ていました。最初の段階で負けている。これで勝負することはできない。言いたくはなかったのですが...。

途中から専門練習になりました。krkくんが呼びに来ました。「ハードルやりましょう」と。いやいや、きちんとやれよという話をしていると本当にハードルパートができていたようでした。専門練習という形で。snd学園の選手も一緒にやることに。これによりうちの選手の練習は一切見ないことに。ある意味丁度良かったのかなと。

大学生に合わせた練習にしました。やりたいことを合わせる。基本的な動きから始めてワンステップハードル、タンブリング  、一歩ハードルを。抜き足の動きなどを少しずつ詳しく説明しました。幸いお手本としてkrkくんがいるのでひたすら見せることができました。こうやって練習をさせるというのがいつものパターンです。お手本を示すと最後まできちんとやるので。

さらに「なぜやるのか」についてもある程度説明をすることに。なぜ抜き足を締めて動かすのか。腕をどのように使うのか。この手の事を話しながら練習を。krkくんに問いかけると「正解」を答えます。ヨンパの最大スピードは何台目か?とかカーブはハードルのポイントなど「こちらが答えて欲しいこと」を的確に答えてくれる。いや、感心しました。分かってやってくれていたんだなと。合宿などでも説明する機会が多くありました。間違いなくヨンパやハードルに関する知識や理解は普通の選手よりも高い。

あるタイミングで短距離も外に出てきました。うちの選手がどれだけ動けるのかなと思っていましたが驚くべき動きの悪さ。木曜日に見た時を10とすると6〜7くらいです。とくに脚が前に出て来ない。スイッチングのタイミングも遅れています。これでは走れない。こちらも気になってはいましたが我慢。走り自体がここまで作れていないというのは致命的です。

普段と異なる練習の流れの中で何をするか。ここが大切だと思っています。高校生に求めるのは難しいと思いますが、「自分の走りの理解」をしていたら何を意識したら動きが修正できるか、パッと出てパッと走るという流れができるようになる。それがうちの選手にはできない。ここはかなり重要な話だと思っています。

ここ数年この時期にこの合宿に参加させてもらっています。その都度感じていました。普段の走りがこういう場でできない。普段の流れの中でやっていることができないというのは高校生では難しいのかもしれないなと。以前、gt先生が「軽くアップをしてサッと結果が出せるような選手でなければインターハイの入賞はできないと思う」という私見を述べていました。まさにその部分なのかなと。

本当の意味で「走りに対する理解」ができているのか。何を意識すれば走れるのか。この部分についてかなり考えさせられる機会になるのかなと。やはり時として「私以外の指導」を受けることも必要なのではないか。そう考えてogw先生に「今度面倒を見て欲しい」と伝えました。微妙な感じでしたが(笑)

午前中の走りを見ていて「うーん」という印象を受けました。うちの選手、このままでは戦えないなと。ここに関しては色々と感じている部分があります。

また書きます。雰囲気作りは大学生に頼っている感じがありました。前向きな雰囲気の中で乗せてもらって取り組めるという部分が強くあったのではないかなと。感謝です。
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snd学園と練習

2020-02-17 | 陸上競技
更新滞っていました。blogを書くほどの余力なく。数日間陸上生活をしていました。色々な意味で疲れていたのでやり切れるかどうかという不安はありました。私自身の気持ちの問題が...。

先日急遽snd学園を訪問させていただきました。その際は本当に急だったので手土産さえもなく。慌てて近くのコンビニでチロルチョコを買いました。流石にそれはないなと...。深い反省をしていました。今回は山口にバス1台分の人数がいらっしゃるということだったのでなんとか対応を、と。

山口でしか食べられないものが良いだろうなと思って色々と考える中で「豆子郎」の「生ういろう」が良いかなと。3日間しか持たないということで県外では食べられません。販売している場所が限られるので店舗を探して買いに行く。1本140円(笑)どうなんだ?!naoやmichiがお世話になっています。makinoも。人数分プラスアルファを購入。なかなかです。

悔しいのでコンビニで「うまい棒」を購入。山口県出身者が何名かいるのでその子達にはわざと最初に「うまい棒」を渡すことに。細やかな意地悪。

snd学園がtb高校で練習をするために来校。michiに会ったので「うまい棒」を渡す。「はい」だけの反応。相変わらず冷たい(笑)。makinoが来たので「うまい棒」を渡す。「なんでうまい棒なんですか?!」と期待通りの反応。他の県内出身者も同時に来たので「これ山口県で作ったうまい棒だから」と伝えると「本当ですか?!すごい!」と生産場所を調べ始める。まーそんなことがあるわけないのですが(笑)結構盛り上がる。

最後にnaoがいたので同じく「うまい棒」を渡す。「ありがとうございます」だけ(笑)。もう鉄板ネタのようになっています。一応「生ういろう」も渡しましたが。

このネタは最後まで続きました。最終日に学校を出る際、makino達は山口県の先生方に挨拶をしてバスに乗り込む。michiは何事もなかったかのようにバスへ。naoは我々の後ろを通り過ぎて行きましたが誰にも挨拶をせず。もー。私のところに来ないのは「いつものこと」ですがせめてお世話になった他の先生方に一言挨拶をしてよ(笑)

コーチ陣は大盛り上がり。「さすがやね」というだけではなく「最後にバスの中で身を乗り出して挨拶をするつもりだ」「サプライズを考えているから窓を開けて最高の笑顔で両手を振るはずだ」「kanekoは塀の上に登って存在感をアピールして手を振り返せ」と。もう我々の中でのネタにしかなっていません。

結局michiは窓側だったので窓を開けてぺこりとしていましたが、naoは反対側に座っていたらしく発見できず。他の先生が「naoは前側にいた」と爆笑しながら喜ぶ。コーチ陣に喜んでもらえるならそれでも良いんですが。

練習とは全く関係ない部分ですが。それでも2人とも楽しそうにやってくれているというのは唯一?の救いでした(笑)明るい雰囲気の中で練習をしてくれている。何人かには「大丈夫やろうか?」と確認をする。「去年来た時には無表情で、コミュニケーションタッチをやっていたけど今は明るいですよ!声もめちゃくちゃ出すし」と。我々が見ていないところでそうやって評価をしてもらえるのであればきっとそれで良いと思っています。

とりあえず全然関係ない話しを書いておきます。はぁ(笑)
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どれだけ必要とするか

2020-02-14 | 陸上競技
木曜日。この日はしっかりと走ろうと考えていました。金曜日は私が不在のため練習を休みにしようという流れにしていたので。普段に比べると負荷は高めかなという練習を意図的に入れました。前日の流れのの中で「これがきちんとできるか」というは大きいなと感じていたので。

アップはいつも通り。軸とバランス。時間を考慮してバランス系は少し抑えめに。メインに時間を割きたいのでそこが最優先事項。このタイミングで色々と対応しなければいけないことが発生したので連絡を取りながら。復伝をしなければいけません。その準備です。

時間はなかったのですが「体幹強化サーキット」を1サイクル。ここでどれだけ声が出るか。前向きになれるか。重要な話だと感じていました。2サイクルやっていたものを最近は1サイクルのみ。最初の補強で追い込むというよりは「流れ」の中でどうするかの方が重要だなと感じています。一回の負荷を高めるのではなく「流れ」に入れていく。10分短縮になります。これだけで他の練習に割く時間が増えてくる。

体幹固定の練習を入れてから台ドロップとタンブリング。固定するという言葉がイメージしにくいかもしれないので時折「体幹を締める」という話をしながら。ある程度の感覚は作れてきたかなと感じています。雰囲気作りに関してはかなり言ったので大きな声が出始めていました。素直にやってくれる選手が何人かいるのでそこに救われます。本来はもっと多くの選手が自発的にそれをやらなければいけない。まだまだですが。

壁抜きをやってからハードルドリル。ここの部分は電話対応を余儀なくされていたので全くみていません。これくらいの内容は自分達で確認をしながらやらなければいけない。ルーティンのようにやっている内容ですから。ある程度の水準まではきていると思っています。技術的な変化はある。その札をどうやって上げていくか。

スパイクを履いてスイッチング&スキップ。前日にやったスイッチングランを再び実施。面白いことに速く正確にできるようになっていました。「タタ」を速くしたいのです。部分的な変更ではなく走りに生かすための練習をしたい。そのままスイッチングランスプリントを。今回は距離が取れるのでミニハードルで。前回この距離設定がうまく行かずに40分以上ロスしました。見ているとかなり良くなっていました。きちんとできない者は少し浮きます。水平方向に進みたい。そしてスプリントのリズムを変えたくない。狙いがあります。そこを果たせない練習であればやらない方がいい。強くそう感じています。

「タタタ」をミニハードルでやる。これまで意識的に避けていたのですが「擬態語」を使うようにしました。「バババババッ」や「グッ」という表現方法。分かりにくいかなというのもあったのですがリズムやイメージで伝えるためにはその方がいい場合もあるなと感じたので。今更ですが「タタタ」も擬音ではないかという噂もありますが。イメージできればもうなんでも良いかなと(笑)

スプリントミニハードルをやってから50mT×2-60mを。走りにつなげていくためのワンクッションという感じでしょうか。前半部分の練習はどちらかというと「中間の走り」のための準備です。前半部分の練習はまた別の機会にやれば良い。流れを崩さずやることが大切かなと。

終わってから休まずに120m-120m-60mを。うちの練習の最大距離です。かなりスピードが維持できるようになってきたかなと。流れの中で往復走までやることにしていました。ここには明らかな意図があります。前日に見せた動画との比較。苦しくなった時、しんどくなった時に自分達で持ち堪えられるか。更に前向きな方向に持っていけるか。

ここはあえて声をかけずにいました。するとよく分からず円陣を組んで大きな声で何かを言っていました。そこまでの一大事ではないのですが。それでも自分達で考えて「鼓舞する」という部分をやろうとする。ここに大きな意味があるのかなと。3往復。これまではグダグダになっていたのが最後までスピードの維持ができた。途中Saが「空に星があるから頑張ろう!」と全く意味の分からない発言をしていました。「あ、まだ星はなかった(笑)」と言い直しをしていましたが。

今のうちにとってこういう部分は必要だと思います。苦しい場面でなんとかしようとする姿勢。しんどい時に下を向いてハァハァ言っているだけでは士気は上がりません。Hoも「頑張ろう」と叫んでいました。こうやってやればできることを最大限にやろうとする。ここが大切なんだと思っています。最後までしっかりとやり切ることができました。これだけで質が劇的に上がった感じがあります。3分休憩した後に60mを1本。疲労感がある中で良い動きをしていました。気持ちが変われば間違いなく走りが変わる。

ここからは選手に任せる。遠くから見守ることにしました。シャフト補強とハードル補強、30秒腸腰筋をやってからホッピング基礎。片足台ジャンプをやってスピードバウンディング。時間がなかったので自主的に往復していました。「最後に60m良い動きをして終わろう」とだけ声をかけて走る。遠くから全体を見るようにしていました。1本走るとかなり良い動きになっていました。これくらいの動きができたら十分すぎるかなと。

「どう?1本でいいんじゃない?」と投げかけて終わらせる。するとMiが近寄ってきて「1本目はリズムを重視して走っていたので今度は膝の引き出しをして最大スピードで走りたいのでもう1本走っていいですか?」と聞きにきました。1本目でかなりスピードが出ている選手が複数いたので無理をさせる必要はないなと考えていましたが、「意味があるもう1本」を走るなら止める理由はないなと。

何故か全員がもう1本走ることに。自分達で申し合わせてです。こういう雰囲気になれば全く違ってくると思います。誰のためにやるのか。この1本は強制されるものではありません。自分達で必要と思ってやった練習。もっというと「今の動きが良かったから自分は1本で良い」という理由のあるストップができるようになってくるとまた違うかなという気はします。

ある意味この日も「できて当たり前」の部分があるのかなと感じています。前日の刺激が本物になるかどうかです。少し話をして終わり。今私ができる方は成長を待つことなのかなと。

良い練習ができたとは思います。走りの部分でもかなりの手応えを感じました。驚くほど結果に繋がるのではないかなと考えています。これが続けばですが。

 
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ミーティング後の室内練習

2020-02-14 | 陸上競技

前の記事に書きましたが動画を見ながら話をしました。「食べたい」と思っていない者も前に「美味しい料理」を出しても食べない。「速くなりたい」と思っていない者に「速くなるためにやるべき事」を示しても何も感じない。これは絶対に変わらない事実だと思います。私がどれだけ本気になったとしても意味はない。

 
練習自体はかなりきちんとできる者が増えています。しかし、その場面だけの取り組みでしかない。練習中の雰囲気作りも含めて。波がある中で練習をしても今まで以上の成果は生み出せないと感じています。それなら「結果」は見えているのでやる必要性がなくなる。前の記事にも書いているように「目標」が明確であれば行動自体が大きく変わる。これで変化がなければもう二度と変わらない気はします。
 
かなりの時間ミーティングと振り返りに使いました。そこから練習開始。軸系をやってからバランス系。バランスは少し種目を増やして。雨だったので外でやるのは難しい。そうであれば与えられた環境の中で何をするかという部分が大切。
 
室内でサーキット。室内ではできない種目があったので別メニューとして作りました。こういう形で練習形態が少しずつ変わっていきます。狙いは同じでもその場でできることをやるようにすると様々な変化が生まれていきます。
 
膝締めが甘くなるのでチューブを使って膝締めドリル。直線的に運ぶ意識で。この数年、練習でミニハードルを使うようになっています。我が師匠と話をする中でずっとミニハードルではなくスティックを使う方が効果的だと感じていたからです。ミニハードルを使うと「かわす動き」になってしまう。足の回転が後ろになって回ってしまう。やりたくない動きを強化するような練習になってしまう。特に女子はその辺りが見られます。
 
そう考えていました。実際に目の前で動きを見ていると確かに足が回る。跳ね上がる感じになってしまって何のための練習か分からなくなる。数年前から「スイッチングラン」という形でミニハードルを使ってのスイッチングをやっていました。少し上に浮いてもいいので切り替えるタイミングを意識づける。
 
さらにそれを派生させて「スイッチング&スキップ」を入れました。縦の動きを水平方向に変えていくための練習です。最初はスティックでやっていたのですが膝が締まらなくても越えてしまうので膝が開き気味になってしまっていました。これは面白くない。そこからミニハードルを使って斜め上に引き上げる動きにしました。
 
もちろんそのためには準備動作が必要です。徹底的に膝締めの動きをする。縄跳びとチューブをもも上げを徹底しています。前に進むと開きやすくなる。速く進みたがる選手はどうしても膝が開く。ここは考えなければいけない。まだまだ。
 
ある程度膝締めをやってからスイッチングドリル。室内の廊下でやっているので手狭。少し時間がかかりました。ミニハードルを使ってのスイッチングまでを1階で。スイッチングランからは2階で。こちらの方が距離があるのでやりやすい。スイッチングランの切り替えをしっかりとやることに。これは消えてしまった火曜日の練習の所に書いていました。課題となる「タタ」の部分を速くしたい。さらに挟み込む意識を持たせる。スイングに意識が行きやすいので「降ろす」ことも含めての挟み込みです。
 
これまで強調するという部分だけをやっていました。そのため距離が遠すぎて「タ・タ」という感じになっていました。これではスキップやシザースの動きも同様に遅れてしまいます。やりたい動きとは違う。ここをどうするかを考えたときにもっと速い動きの中での切り替えを意識する。空中にいる時間と接地している時間を分けて素早く動く。この部分は重要だと思いますね。

その感覚を残したままスイッチングランスプリトを。選手は「タタタ」と呼んでいます。火曜日はこれをミニハードルに変更する時に手間取りました。この日は室内なのでスティックで。距離も短めに設定しました。壁にぶつかってしまうので。ひたすら走り抜ける。間の「タタタ」をしっかりと走る。

そこからミニハードルの「駆け抜け」を。短い距離と少し伸ばした距離で。足が回らないように直線的に運ぶ。素早く直線的に。かなりいい感じになっていました。

最後に上半身補強。ここ最近は下半身の部分が多くなっていたので意図的に上半身を。腕立て系だけですが。これは全て上半身と下半身のタイミングを合わせるようにしました。これも大切な要素。普段の練習でやっていることを抜き出してやりました。さらにワニウォークをいれて上半身と下半身の連動を図る。

この時にはかなり声が出ていました。当たり前といえば当たり前ですが。室内なので声が響くというのもあると思います。それだけではなく意識して出す。この部分ができれば変わってくる。この日だけできるのはある意味当然です。これでできなかったら先はない。

変化の兆しはあります。ここからどうするか。本物になれば信じられないくらいの結果に繋がると思います。どうなるか。
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きっかけを与える

2020-02-13 | 陸上競技
前の記事も微妙でしたが。水曜日の午後は練習の初めにミーティングを実施することにしました。こちらもある程度の「覚悟」を持って。「競技力」としてはかなり上がって来ていると感じています。が、そこに足りない部分もある。ちょっとした飛躍を目指すのではなく大きく伸びるためには今のままでは難しい。

ミーティングでkytbnで見た練習の様子を何度も繰り返し見せました。技術的な練習ではなく「往復走」での姿を見て何度も何度も。同じ高校生です。競技力に差はありますが年暦的には差はありません。その選手達が必死に「日本一」を目指す練習の雰囲気。これを私は目の前で見てきました。うちの選手にどれだけ話をしても伝わらないのであれば動画を見ることで少しでも雰囲気を感じられるのではないかなと。

走る前に全員が声を出して自分たちを鼓舞しています。走り始めると最大スピードで走り抜ける。その後も誰一人下を向く事がない。待ち時間もそれほどないですがずっと声を出して鼓舞し続ける。「出し切るよ」「行けるよ」とそれぞれが大きな声で言葉にしている。明確な目標があってそこに向かって進んでいるチームだなと強く感じました。

これまで私が何度も伝えてきました。それでも実感が湧かない。当然です。「本物」を見ていないのですから。自分達は「一生懸命にやっている」と思ってやっています。だから私に何を言われても入らない。が、こうやぅて「本当に必死になっている選手」の姿を見る事で気づく事がある。明確な差があります。

この練習の様子を見た時に「この子達は自分達は頑張っていると思っていないな」と感じていました。強くなるために、日本一になるために「当たり前のことをしている」と思ってやっている。特別なことではないのです。自分達が強くなるために声を出すのは当たり前。雰囲気が暗くなれば練習の質が下がる。そうなれば良い練習にならない。だから「当たり前」になる。

そもそも練習自体が楽しくて仕方ないという感じでした。普通の高校生ではない。でも彼女達にとってそれは「日常の一コマ」でしかない。特別な練習ではなく楽しみながらやっているのです。「好き」という次元はとうの昔に飛び越えて「楽しくて仕方ない」という表情でした。自分自身を磨く時間が楽しいのだと思います。

ハイアップの動画も。走っているだけではない部分。途中力の差があって離れていく選手がいます。それに対して怪我をして走れない選手がずっと声かけをしています。「離れるな!」と絶叫している。人生がかかった最後のレースを応援するかのような大きな声(笑)。

これは動画に撮っていなかったので補足説明をしたのですが走り終わった選手が疲れているのにしゃがみ込む訳でもなく後ろを振り返って「ラスト頑張れ〜!!」と全員で応援している。自分のことだけではない。チームとしてみんなで強くなろうという雰囲気しかない。

最高の練習の組み立ての中で練習をしているだけではなく、選手自身が強くなるための「考え方」「姿勢」で取り組んでいる。強くならない理由がありません。

その動画を見せ続けました。私がこの日に感じたことを言葉にして伝えながら。ここから何を感じ取るかは人それぞれだと思います。きっかけは与えました。同じ高校生でも「取り組みの姿勢」や「考え方」が全く違う。それを目の当たりにした時にどう感じるか。山口県という小さな枠組みの中で考えていたら先には進みません。持っている力を全て引き出せるかどうか。そういう練習をしたいのです。

動画を見てその後、日誌に自分達で感想を書いてから練習にしました。これで変わらないのであれば今後何をやっても無理だと思います。これも感覚。感じ取る能力。

今更ながらysd先生、mtm先生、sgy先生に感謝です。技術的な部分だけではなく「チームとしての在り方」についても学ばせてもらいました。何とかしてチームを変えたいと思います。
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話をする

2020-02-13 | 陸上競技
水曜日。前日のことがあったので様子を見ることに。

朝の段階で陸上競技部全体を見ていて気づいたことを投げかけました。短距離と長距離は基本的た全くの別行動です。一緒に何かをすることはありません。しかし、やはり同じ集団として扱われる。うちがきちんとした行動をしなければ長距離に迷惑をかけることになりますし。逆もまた然り。

朝練習が始まる。長距離が先に始まる。この日は様子を見ていました。雨が降り始めたのでグランドではなく部室棟の軒下で実施。1階で長距離、2階で短距離。短距離はDMを使った補強。前日話をしたにも関わらず声が出ません。「やればできることをやる」という話をし続けています。声を出すことはできます。長距離が全体で体操をしていますが声を出すのは数人。上級生のみという感じでした。

滅多に全体で話すことはないのですが集合させて話をすることに。練習前に他の人が長距離について指摘がありました。2年生はきちんと挨拶をしていたが他は...、と。こちらから挨拶をしても返ってこなかったようです。この日の朝の出来事。一事が万事。体操や補強での「やるだけ感」が繋がっています。

数多くある活動の中から自分で選んで陸上競技部に所属しているはずです。うちの学校は全員加入制ですが「選択する権利」は与えられています。最初の段階で「部としての方針」は示しています。それが分かって入ってくるのであればそれに従ってもらわなければいけない。

うちは競技をする部活動です。サークル的なことをやるつもりは一切ありません。ある程度の規律は必要です。以前「生活指導するなら技術指導をしておけばいい」というコメントがありました。生活指導をしているから「強豪校にならないのだ」というコメントもありました。そういう考え方もあるのでしょう。否定する気はありませんが私達の視点とは異なります。

「声を出す」ことで速く走れるようになるのか?と言われるかもしれません。逆に問いたい。「やればできる」事をやらないのに「やってもできないかもしれない」事を達成できるのか。基本的な事をやらずに難しい事をやる事はプラスになるのか。

こういう考え方をして指導をしていたら「選手が陸上競技の楽しさとは別のところでやりたくなくなる」と言われるかもしれません。繰り返しになりますがサークル的な活動をするなら「身体を動かす楽しさ」を感じさせる事がメインになるかもしれません。競技をする部分とは意味合いが違ってくる」のではないか。

先日訪問したkytbn。「kytbnで陸上競技がしたい」と中学部から上がってきたそうです。決して足が速かったわけではない。100mが16秒くらいからスタートした。それでも周りに必死についていく。周りの選手も仲間として声を掛け合う。競技力云々ではなく「速くなりたい」という必死な想いがあるからチームとしての目標を共有できるのだと思います。

「競技力」だけではない。「取り組む姿勢」だと思っています。だからこそ「やればできる」ことに関しては徹底的に求めたい。土台となる部分をどれだけ丁寧に身につけさせるか。これは部としての方針です。サークル的な活動をする気はありません。

体操の時に声を出さない。それでも練習は回ります。きちんとやる数人が引っ張っていけばなんとなく形になる。本質的な変化がなくても表面的に活動できる。それがどれだけ分かるか。

本来であれば「ゼロトレランス」で対応する方がいいのかもしれません。「1か0か」で判断する。枠組みに収まらない場合は全てアウトとする。私はそこまでは徹底していません。甘いかもしれませんが。それが緩みを生み出す原因かもしれない。完全に「ゼロトレランス」でやるほどの厳しさが足りない。とはいえ現場としてはそこまではできない。グレーな部分がある。

指導するという中でも譲れないことはあると思っています。根幹を成す部分に関してはやはり徹底したい。この部分がどれだけなのか。意味を理解するというのが大変なのかもしれませんが。

まとまりませんが。
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あー

2020-02-12 | 陸上競技
火曜日の練習についてかなり詳しく書いていました。今、私が感じている練習に対しての課題と改善方法についての考察を書いていたのですが、意味もわからずアプリから記事が消え去りました。もう書く気にはなりません。

いや、この記事自体は面白い内容になっていたと思うんです。私なりにですが。何が課題でそれをどう克服するかを書いておいたのですが...。後半メニューが思い出せずに確認をしている時に何故かデータが消えました。2500字くらい書いていたので。読書感想文で原稿用紙6枚分書くというのは大変だと思います。それくらいの量書いていて消えたときの失望感。

私の中で整理できたのでもう良いかなという気はしています。読んでくださる方々に申し訳ないのですが。自分の中で結論が出たのでそれでいいかなと。

しかし、何なんでしょうか。最近は滅多になくなっていたのですが。

この分量で500字。まー意欲激減です。
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何をやればいいか

2020-02-12 | 陸上競技
火曜日。祝日なので朝から練習を。土日に練習をしていたので月曜日は休みとしていました。土日に感じたことを練習に生かそうかなと考えていました。

夏は暑くなるので難しいかもしれませんが、冬は少し練習開始時間を遅くしようと。これまで8時開始にしていました。普段の流れの中からです。が、電車通学の者が到着するのは7時45分くらいになります。これでは準備を手伝うことができません。身体の状態の確認もできない。

そうであれば8時集合にして8時半開始にすれば色々な意味で変化が生まれるのではないか。そう考えていました。この30分の使い方をどうするか。この部分も含めて「準備」になるのかなと。

が、8時少し前にグランドに行くと数人いない。普段は8時開始なのでこの段階で準備を終えておかなければいけません。が、この日は8時集合です。決して無理なことではない。それなのにその時間が守れないというのは...。待たずに集合をしました。

練習さえやれば良いと思う指導者もいるかもしれません。1分だろうが5分だろうが「約束」「ルール」を守らないというのは集団として相応しくない。未だにこの手の話をしなければいけないというというのはどうなのか。

また、練習で補強をしていた時明らかに手を抜く者がいます。これもその都度指摘していますが改善されない。更には1本走ったら「疲れた」というのを前面に出す者も。60mを1本走った時にキツそうな表情をするのはどうなのか。これは少し前にも話をしています。すぐに倒れ込むというのは練習の雰囲気が違う方向に向かいます。「自分達は頑張っている」という勘違いを生み出すことになる。最も避けたい。

全体に対して「今後の活動」について考えるように投げかけました。関西に行った時に感じたこと。「速く走る」ことなら対して貪欲です。練習態度や取り組みについて言われることはありません。最初からモチベーションが全く違うからという話もありますが...。

近隣の学校と比べるとそういう部分に対する指導は厳しいのかもしれません。練習に来て身体を動かして帰るという活動とは違います。そこまで本気でやろうと思っていない者に対してこちらが「本気」を求めるのが「悪」なのかもしれません。そうであれば「活動」そのものを考える必要があります。

考え方や求めるものが異なる。その中で「練習」をすることは互いに「不幸」だと思います。約束事を守らず試合で速い。それがチーム内にいるとルールを守ってコツコツやっている選手に対して説明ができません。そうであれば集団の中で活動を強いる必要性はない。一度や二度の話なら「成長」を促すために我慢する必要だと思います。

先日ある場所で「レッドカードを出す権利が欲しい」と話をしました。多分他の人は言わない場面で、です。「それは教育の放棄だ」「粘り強く指導していくことが必要だ」との返答。いきなりレッドカードを出すというのを求めているわけではありません。しかし、何の抑止力もない中で「粘り強く」というのが本当にできるのか。これまで以上にストレスを感じながら人と関わることが求められるのか。

「教員だからやるのが当たり前」という風潮が世間にはあります。元々、部活動自体は「教育活動」として位置付けられています。だからこそ「成長を促す」という場面になる。技術的なことを学ぶことで成長していくこともあります。別人のようになることも。「変わらない」からといって「もう良いのでは?」と投げ出してしまえばそれから先の成長はない。そういう考え方もありだと思います。

が、痛い目に合わなければ分からないことがあります。実際の学生時代には守られています。そのことに対して気づかないことはある。こちらが「このままでは良くない」と言い続けても変わらないのは「痛い目に合わない」からだと思います。無責任といわれるかもしれませんが、「物事は自分の思い通りにいかない」ことはどこかで分からなければいけないと思います。

本当にやりたいことができる環境というのはほとんど存在しないと思います。そのことは分かっています。しかし、「約束事を守る」とか「最後までやる」という根本的な部分の話をどれだけ続けるか。

無理難題を押しつけているわけではありません。それでも「本気」になりきれない。グランドだけきちんとやっても意味はない。私に指導されるからやるというのであればやってもらう必要性はない。強く考えています。

何をやるのか。自分の中にある課題をどうするのか。その課題を課題として認識できているか。どこまで私に求められるのか分かりません。この「ギャップ」を埋めていくことができるのか。

面白くない内容ですね。本当に。
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練習を見てもらう

2020-02-11 | 陸上競技
日曜日。この日は前日に引き続きysn先生に練習を見てもらうことに。練習自体も単独になりました。もともと人数が少ないのですが一人体調不良、一人検定ということで申し訳ないほどの人数になりました。それでも練習はするのですが。

これまで負荷を高めた日の翌日や金曜日に練習をした翌日は「全く」といって良いほど動きませんできた。土曜日に1日練習をしています。合宿などでは負荷を段階的にして翌日も走れるようにしてきました。今回は全く配慮していません。

8時に集合にして練習開始を9時に。この待ち時間を各自で身体に目を向けるように指示を。うちの選手はこの部分がかなり弱い。練習に対してはそれなりにやるようになっていますが、ケアや身体の使い方などに関してはまだまだ。前日にも言いましたが練習のための準備が足りない。怪我をしないと分からないのかもしれません。表面的な変化だけではなく本質的な変化が生まれると良いのですが。

練習はいつも通りの流れから。軸意識をしてからバランス系。連続倒立も入れておきました。まだ重心が取れない選手がいます。こういう部分への繋がりが生まれてくると全く違うと思うのですが。そこから体幹強化サーキット。ysn先生とはサーキットについて意見交換を。ウエイトではなくサーキットをやるという考え方の中でやっています。この辺りは共通する部分。指導者によって様々な考え方があります。最近はセット数は減らしています。色々と思うことがあるので。

ここ最近少なくなってきていた「ハードル股関節」を。股関節から大きく動かす感覚を使ってしっかりと腰を入れる練習。リズム感という最大の敵がいますが。普通の選手なら出来る範囲の内容かなと思っています。

そのまま固定と台ドロップ。ここはいつも通りの流れですね。ここから少しだけ膝締めを。先週からあまりできていなかった部分です。前日見ていて開く部分が見られたのでそこは改善したいなと。意識の問題です。これまでしつこくやってきています。直線的に運んできて落とす。色々な要素が含まれますが。徹底していかなければいけない部分なのかなと。チューブもも上げと縄跳びもも上げをしてから壁抜きへ。段階を追っていく感じですね。

ハードルドリル、ホッピング基礎、台ジャンプの流れで。ホッピングをやりたくて数年経過しています。一先ずこの冬は台を使って少しずつホッピングをしています。先日kytbnに伺った時に導入方法を教わりました。とにかくケンケンから抜け出したい。膝の引き出しの局面だけではなく反対脚でしっかりと地面に力を加えたい。矛盾している感じになるのかもしれませんが。シザースで股関節の開きが小さい。これは地面に力が加えられていないから。ハードルの踏切と同じだと思っています。股関節を広げようとして広がるのではなく地面に力を加えることが出来ればしっかりと広がる。だからうちの選手はこの部分が弱い。手を変え品を変えながら取り組みたいなと。

スイッチングスプリントをやってからTDM走を。リズムをしっかりと意識してから中間の動きに繋げていく。前日の負荷があるので走る量は極力少なくする方が良いのかなと。これまでの経緯からするとこの日は「全く走れない」という感じがあったので。が、思っていた以上に走れます。どちらかというと前日よりも良いのではないか?という感覚。話を聞いてみると練習開始前に与えた30分超の時間で股関節周りのストレッチなどをしていたので身体が動く、と。これはどういうことなのか?普段は何をやっているのか?それだけが原因だとは思いません。ある選手は「タイミングが合う」と話していました。上半身と下半身の動きについてしつこく言っていますが何故かこの日はそれができたと。確かに走りが安定しています。

そのまま120mT-120m-60mを。ここも最後まで動きが安定していました。見られている緊張感もあったのかなと思います。ysn先生が普段見ているレベルからすればうちの選手のスピードは物足りないかもしれません。が、うちとしては疲労度などを配慮しても良い走りだったと思っています。また数人がキツそうな態度を取っていたのを除いては...。

シャフト補強をやってから中臀筋補強。この前までのスプリント系の練習がほぼメインになっています。ここからはもう一度動きの確認をする意識でやる。シャフト補強もタイミングがきちんと取れるかどうか。重心移動が作れるかどうか。この辺りが重要だと思います。そして次にやりたいことに合わせて中臀筋に刺激。

台ドロップとDM投げを組み合わせて。スタートの意識をするためです。台ドロップをしてからそのまま投げる。一瞬で体幹を締めてその反動を使ってDMに力を伝える。それほど多くやらないですが後半の練習のために。片足スキップをしてから最後に50mT×2-60mで。この練習がどれだけきちんとできるかかなと。最後にきちんと動きを作って終わっておきたいなと。

3時間ちょうどで終わりました。もう少し早くできたかなという気はしています。まだまだ。うちの練習スタイルは他校と比べるとシンプルではないかもしれません。同じ練習を何度も繰り返すというのは少ない。「目的」を明確にしてそこに向けてさまざまな角度から持っていく。本当はシンプルな方がいいと思っています。が、今のうちの選手に「同じことを繰り返させる」というのは無理かなと。それぞれのチーム事情によって違ってくると思っています。

最後にysn先生に少し話をしてもらいました。「本気」について。普段学校で選手に伝えられている内容をうちの選手に伝えてもらいました。言葉は違っても伝えたいことは普段から言っていることと同じです。
そのことを感じ取ってくれるかどうか。様々な指導者から話を聞くというのは大きいなと思っています。そのことを分かってくれるかどうか。

ひとまず書いておきます。わざわざうちまで足を運んでくださったysn先生に感謝。私自身も楽しい時間を過ごすことができました。


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