11期生、小山誠一郎です。
■
前回2月29日"診断士資格のビジネス市場価値"の続編です。
ビジネス社会の中でどのように評価されるのか、
転職市場での実情調査報告を。
暫定結論として、
・資格単独での効力は、「殆ど無い」
・ただし、本人の持つ専門分野・キャリアとのギャップが大きければ大きいほど、
意外性をアピールするには”やや”効力がある。(関心は持たれる)
などが前回の要旨でした。
でも一人の体験談では独りよがりかもしれない。
それでは、書籍だと?
当たった書籍の中で、最もシックリきたのはこの一節。
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「中小企業診断士」という資格がありますが、これもまた取得すると、コンサル
ティング会社への転職が有利になると考えられているものの一つです。しかし、
少なくとも外資系のコンサルティング会社は大手企業が顧客なので、「中小企業
診断士」の有無は全く関係ありません。日系の中小企業を顧客とする規模の小さ
なコンサルティング会社への転職であれば、確かに持っていて損をすることはあ
りませんが、そうした会社の年収は500~600万円が相場。やはり高収入に
繋がるような資格ではないということになります。
(「年収2000万円の転職術」神川貴実彦 プレジデント社 2008年)
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リーマンショック以前に出版された書籍ですが、
2012年に入って実施した私の実地調査結果も同様でした。
また、上記では「外資系の」とありますが、大手企業を顧客としている場合は
日系のコンサルティング会社であっても同様なのは私の職歴からも違和感ありません。
つまり、
・コンサルティング会社への転職においては、顧客が大企業か否かで
診断士資格の効果有無に違いがある。
・中小企業を顧客とする場合は、志向や知識をある程度持っていることを
証明する一つの手段として、診断士資格は有効である。
といった線が妥当かなと捉えています。
それでは、"コンサルティング会社"から"コンサルティング会社以外"への
転職時における診断士資格のビジネス市場価値はどうなのか?
実はこのルート、書籍やWeb上にも情報が少なく本稿の本題なのです。
が、稿を改めまして次回に。
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前回2月29日"診断士資格のビジネス市場価値"の続編です。
ビジネス社会の中でどのように評価されるのか、
転職市場での実情調査報告を。
暫定結論として、
・資格単独での効力は、「殆ど無い」
・ただし、本人の持つ専門分野・キャリアとのギャップが大きければ大きいほど、
意外性をアピールするには”やや”効力がある。(関心は持たれる)
などが前回の要旨でした。
でも一人の体験談では独りよがりかもしれない。
それでは、書籍だと?
当たった書籍の中で、最もシックリきたのはこの一節。
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「中小企業診断士」という資格がありますが、これもまた取得すると、コンサル
ティング会社への転職が有利になると考えられているものの一つです。しかし、
少なくとも外資系のコンサルティング会社は大手企業が顧客なので、「中小企業
診断士」の有無は全く関係ありません。日系の中小企業を顧客とする規模の小さ
なコンサルティング会社への転職であれば、確かに持っていて損をすることはあ
りませんが、そうした会社の年収は500~600万円が相場。やはり高収入に
繋がるような資格ではないということになります。
(「年収2000万円の転職術」神川貴実彦 プレジデント社 2008年)
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リーマンショック以前に出版された書籍ですが、
2012年に入って実施した私の実地調査結果も同様でした。
また、上記では「外資系の」とありますが、大手企業を顧客としている場合は
日系のコンサルティング会社であっても同様なのは私の職歴からも違和感ありません。
つまり、
・コンサルティング会社への転職においては、顧客が大企業か否かで
診断士資格の効果有無に違いがある。
・中小企業を顧客とする場合は、志向や知識をある程度持っていることを
証明する一つの手段として、診断士資格は有効である。
といった線が妥当かなと捉えています。
それでは、"コンサルティング会社"から"コンサルティング会社以外"への
転職時における診断士資格のビジネス市場価値はどうなのか?
実はこのルート、書籍やWeb上にも情報が少なく本稿の本題なのです。
が、稿を改めまして次回に。