こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
14期生の皆さん、いよいよ、明日が、ブログリレーのゴールですね。
ここまで、つないでくださったこと、心から感謝申し上げます。そして、お疲れ様でした。
今日は、「つなぐ」ということを考えてみたいと思います。
過去に、あるブログリーダーからさりげなくいわれた一言で今でも忘れられないことがあります。
「日付が変わってすぐに発信すると、(前の人が、日付が変わる数時間前に発信していたとするなら)前の人の投稿が、ブログのトップに表示される時間を短くしてしまうことになる。それだけ、前の人の発信が、読者に触れにくくなる」
これを聞いたとき、私は、詩の群読を思い出しました。
育成塾にも指導でいらしていただいた宮崎絢子先生のお教室では朗読コンサートを定期的に開催しています。
通常ならば、発表会という表現を使うのかもしれませんが、チケットを販売してお客様にいらしていただくので、発会ではすまされないレベルが要求されます。
毎回、朗読コンサートでは、前半は、童話や物語の朗読劇、後半は詩の朗読です。
詩の朗読は、単独のこともあるし、複数人で群読することもあります。
複数人で群読するときは、全員の気持が1つになることが求められます。
全員の気持が1つになるということは、自分のパートの前の人の声を受けて、自分の声を出すということです。具体的には、前の人が、どのような音程で自分につないだのか、どのようなトーンで自分につないだのか、これを聴いて、自分の声を決めるということです。
しかし、これは、容易なことではありません。
まずは、自分のパートのことだけで精一杯というのが、本音だと思います。
しかし、練習を重ねて、自分の気持ちにも余裕がでてくると、他人のパートも受け止めることができるようになるのです。
このブログリレーと詩の群読の共通項は、「つなぐ」ということではないでしょうか? すなわち「受け止めて」「発信」するということです。
詩の群読から学んだことを応用すると、
・前の人が、どのような内容の発信をしているのか
・前の人が、どのような時間帯に発信しているのか
・前の人に、自分が受け止めたよということをどのように伝えるのか
これらを意識することだと思っています。
詩の群読では、自分のパートを一生懸命頑張って読むということは、自分のパートしか見ていないことになり、逆に、全体の雰囲気を壊してしまうことがあります。自分の力を発揮したいなら、周囲の人たちをしっかりと受け止めた上で、自分がどのような言動をしたらよいのかを判断することが大事なのです。
11期から始まったこのブログリレー、各期が1年、1年をつないできました。中でも、この14期は、ブログを解説して以来、塾生どうしのコメントが一番多かった期でした。
そういう意味でクオリティの高い「つなぎ」方をしていたなぁと思っております。
育成塾の運営においても、運営チームは、常に塾生の声を聞き、次の期の運営に活かす努力をしております。
これも、育成塾を「つないで」いくということにおいて、大切なことと認識しているからです。
これについては、14期生の皆さんから、提出いただいた振り返りシートが大きく貢献していました。あらためて感謝申し上げます。
これからは、「つなぐ」の真の意味を一人ひとりが意識して、周囲と良い人間関係を築き、それぞれのお仕事の中で継続して活躍されることを心から祈念しております。