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3分間プレゼンテーション ~成否は事前準備にかかっている~

2020-08-24 12:01:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
20期生の3分間プレゼンテーションが始まりました。
3分間は、意外と短いですね。今回は、私自身の経験をもとに、その3分間で説得力のあるプレゼンテーションにするためのコツを以下に紹介します。

【事前準備】
1.話すテーマと聞き手に伝えたい結論を検討する
2.構成(骨格、全体の流れ)を考える
 例1)序論⇒本論⇒結論
 例2)結論⇒本論⇒結論(3分間は意外と短いので、先に結論を伝え、最後でもう一度伝える方法も有効である)
 例3)起承転結 など
3.プレゼンテーション原稿は、600文字~660文字程度の分量を準備する(200文字~220文字/分が目安)
4.説得力を高めるためには、論法を意識して文章化する(原稿作成)
 例1)経験談をもとに、考察した内容を伝える(帰納法的展開)
 例2)新たなチャレンジについて語る(きっかけ、こんなメリットもあるが逆にこんな制約事項がある、だから、このことに留意している……弁証法的展開)
 例3)最近読んだ本の紹介となぜその本を紹介したのか(因果関係論的展開) など
5.プレゼンテーション原稿を書き上げたら、縦書きに編集しなおす
6.キーワードをマーキングする
7.意味のある塊(=フレーズ)の区切りを見つける
8.原稿を黙読して、字面をチェックする
9.さらに、黙読をして、意味を理解する。最低でも3回は黙読をする
10.今度は、声に出して読み、それを録音し、再生して、時間配分が妥当かどうか確認する
11.さらに、録音-再生を続けて分かりやすい話し方をしているか、メリハリ(抑揚)のある話し方になっているかをチェックする
12.原稿なしでも、話せるようになるまで、音読を続ける
13.スマホなどで自分の顔を録画し、口が開いているか、明るい表情で話をしているかチェックする
14.今度は、全身がうつる鏡の前に立ち、立ち姿勢をチェックする。両足に均等に体重を乗せる
15.就寝時、仰向けの状態で、ゆっくりと腹式呼吸を行う。吸う時間の倍の時間をかけて吐き出すことを意識する

【当日】
1.挨拶を行いフルネームで自己紹介する。ややゆっくりと最後まで、同じトーンで!
2.自己紹介は、フルネームに一言添える工夫も!
3.聞き手との一体感をつくる
4.Z型のアイコンタクトを意識する
5.最後列まで、山なりに声を届ける
6.とくに語尾を聞き手に届ける

圧倒的に、事前準備のが多いです。また、「書く」の講義で学んだテーマの設定、論理構成、論法を活かせることにお気づきでしょうか?
3分間のスピーチ、その準備時間は人により異なりますが、1時間から2時間ぐらいはかけたいですね。準備時間をかけた人とそうでない人は、当日の心理的余裕に違いが表れると思います。
私自身も、プレゼンテーションは、得意ではありません。これまでに場数を踏むことや、ボイストレーニングを通じて「伝わる話し方」を学んできたことから多くの気づきを得てきました。声とコンテンツ、プレゼンテーションには、両方とも必要不可欠な要素ですね。
当塾では、「声」にも重きをおいています。

コメント (6)
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