アパレル業界の危機

こんにちは。事務局の木村です。新型コロナの影響下でもだんだんと日常が戻ってきているような気がします。休日に買い物へ行くと、かつてのように多くの人を見かけるようになりました。Withコロナの生活にも慣れてきましたが、感染に対してはこれからも常に気を緩めないようにしたいと思います。

 

さて、私は以前アパレルの小売りに勤務していたのですが、新型コロナの影響により、アパレル業界は大きなダメージを受けているという記事を最近よく見かけます。外出が減れば、服で着飾る機会は減るので、そうなるのは必然ですね（私は家だとほとんどジャージです）。5月には老舗大手のレナウンが経営破綻し、他の会社も大幅に店舗数を縮小するなど、飲食業界や観光業界にも並ぶほど、影響は大きく出ているような気がします。

 

ただ、以前からアパレル業界は、国内の少子高齢化などにより、厳しい状況ではあったように思います。加えて、服は流行り廃りがあり、売れ残りのリスクは結構高い業界でしょう。在庫は一定期間が来れば、価値がなくなり処分するしかありません。私が勤務していたときも、社内向けのセールなどで結構な量の商品が出回り、安く買えるのは嬉しいのですが、少々非合理的なところがあるなと感じてもいました。

 

どの業界もそうかもしれませんが、いずれ直面すべき危機的な局面が、今回の新型コロナの影響により早まってやってきたのでしょう。影響のスピードが早すぎて、今後も耐え切れない企業は出てくるはずです。生産方式や販売方法の見直し、顧客を惹きつける魅力的な商品の開発などいろいろな手を尽くして、生き残っていってほしいと思います。

 

最近は、ネットでも身長、体重、年齢等の情報を入れると、適切なサイズを案内してくれるサービスもあり、とても便利です。私は、サイズ感がわからないというのが、ネット購入での大きな壁になっていたので、そういったかゆいところに手が届くようなサービスをどんどん開発していっていただけると購入意欲も上がりますね。