こんにちは。19期の遠藤孔仁です。
今年は師走になってから急に寒くなりましたね。職場でも体調を崩している人が多くなっています。年末で何かと忙しい時期ですが、体調管理はしっかりとしなければいけませんね。
さて、12月15日・16日に世田谷ボロ市が開催されました。ボロ市が開催される前日に、テレビ東京の「アド街ック天国」で世田谷線の世田谷・上町が特集され、ボロ市も紹介されていたようで、多くの方が訪れていました。世田谷ボロ市は、東京都世田谷区で400年以上の歴史を持つ伝統的な市で、毎年12月と1月の15日・16日に開催されています。興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、来年1月にも開催されますので、ぜひ足をお運びください。
ボロ市の始まりは、安土桃山時代に当時関東地方を支配していた小田原城主・北条氏政が、天正6年(1578年)に世田谷新宿で楽市を開いたことに由来します。楽市は江戸時代に「市町(いちまち)」と呼ばれる歳の市となり、明治時代には古着やボロ布の取引が主流となったことで、農機具や正月用品が並ぶ「歳の市」が、その実態に合わせて「ボロ市」と呼ばれるようになりました。
ボロ市の運営には近隣の商店街も深く関わっています。ボロ市の賑わいを支えるほか、夏や秋にも楽市楽座や楽市楽座バルを開催し、町の活性化に貢献しています。また、ボロ市を訪れる際は、近くにある松陰神社や豪徳寺など、アウトバウンドの外国人観光客も訪れる名所を巡ってから立ち寄るのも良いかもしれません。
こうした伝統的な催しが今も続き、町に賑わいをもたらしてくれることはとても大切だと感じます。ふと、私の義父が地域の方たちと「無尽」を続けていることを思い出しました。義父も世田谷に住んでおり、毎月集まって無尽を行っています。商売をしている人たちが集まっていることも理由の一つかもしれませんが、歴史の教科書で覚えた無尽という風習が今も続いていることに驚きを感じました。そして、こうした地域のつながりが、町の賑わいを支えているのだろうと、ボロ市の活気に触れて改めて実感しました。