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バレンタインは名古屋が熱い!

2025-02-22 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆様、こんにちは。
24期の中川です。

先日掲載したアメリカブログの中から中野さんにキーワードを拾っていただき、トピックを国内おしぼり市場や、有力企業の深堀りに敷衍いただきました。書いていただいていた通りまさにブログリレーで非常に興味深かったです。
おしぼりは1,000億も市場があるのですね。是非海外に持ち込みたい日本の文化です。


さて、日本の文化といえば、先日はバレンタインデーでした。
毎年2月14日に女性が好きな男性にチョコレートを渡す文化、好きでもない男性に渡す義理チョコという文化。最近は私ももらう機会も減りました。

しかし、そんな現場の声を無視するかのように、このバレンタインシーズンに圧倒的な存在感を放つのが JR名古屋高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」 です。
毎年、このイベントは「日本最大級のバレンタイン催事」として注目され、売上も他の百貨店を大きく上回る勢いを見せています。2024年は売上41億円超えで過去最高を記録したと言います。とんでもない額です。

「アムール・デュ・ショコラ」は、2001年に売上高5,000万円ほどでスタートしました。しかし、その後、年々規模が拡大し、2023年には売上 34億円超、来店客数 70万人以上 という驚異的な実績を記録。そして、2024年には 売上41億円以上、来場者数80万人以上 となり、過去最高の成果を上げました。
今年2025年のイベントでは約140ブランドが集結し、そのうち16ブランドが初登場。さらに、170種類以上の限定商品を含む、合計 2,600種類のスイーツ が販売されました。

なぜ名古屋でここまでの売上が生まれるのでしょうか?名古屋のバレンタイン市場がこれほどまでに活況を呈している理由はいくつかありそうです。

①名古屋はスイーツ文化が根付いている
名古屋は昔からスイーツ好きな人が多く、「モーニング文化」に代表されるように、甘いものを楽しむ習慣が根付いています。そのため、バレンタインシーズンにも高品質なチョコレートを求める人が多い・・・のでしょうか。

②豪華な自分用チョコの需要が高い
バレンタインデーは、かつては「本命チョコ」や「義理チョコ」が主流でしたが、最近では 「ご褒美チョコ」 というトレンドが定着しるようです。特に名古屋では「ちょっと贅沢を楽しむ」文化があり、高級チョコへの関心が高まっているとか。つまり自分のためにチョコレートを買っているようです。
JR名古屋高島屋が行った調査ではバレンタインデーに使う金額として、「1万円以上」が41%と最多で、「5万円以上」も13%という回答。回答者の半分がバレンタインの楽しみ方を「自分へのご褒美」とし、自分用のチョコ1個の予算は3割近くが「金額は気にしない」と回答するなど、バレンタイン商戦は活況を呈しています。

③高島屋のマーケティング戦略が秀逸
限定商品を多数用意するだけでなく、SNSやオンライン販売の活用、混雑を回避するための整理券システムなど、細やかなマーケティングが功を奏しているという意見もあるようです。

名古屋のバレンタインシーンを象徴するこのイベント。もし機会があれば、ぜひ一度足を運んで、その熱気と特別なチョコレートの世界を体験してみてはいかがでしょうか?

JR名古屋高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」が話題をさらっていますが、東京でも新宿伊勢丹が「サロン・デ・ショコラ」というイベントを行っており、こちらも盛況のようです。

コメント (5)
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