日経ビジネスで、「芋焼酎の黒霧島が美味しい3つの理由」と題し特集されていましたので、ご紹介致します。
私は、焼酎については明るくないのですが、黒霧島の名前と味は覚えています。
焼酎独特のツンとしたアルコールの香りよりも、芋焼酎独特の甘みがまろやかに溶け合う、なんとも絶妙な一杯。
(本当は飲みながら書けばもっと素敵な表現ができたのかも)
製造会社である霧島酒造は芋焼酎シェアの約40%を占め、同社の売上シェア85%が黒霧島だというから驚くばかりです。
その魅力について、3つの視点で描かれていました。
一つ目は、ブレンダーの存在と育成。
1996年まで社長を務めた2代目の順吉氏は、初代ブレンダーでもあり、徹底した品質管理を行ったそうです。
例えば、外部の人材に生産を頼る杜氏制度をいち早く廃止し、生産面における機械化を他社に先駆けて推進。
機械化できる部分は機械に委ねましたが、最後製品の手前でこだわったのが人手によるブレンド作業が社風として強く残っているのです。
この社風を継承していくために、ブレンダー課という部署を設け、40年のノウハウを次世代へ承継できる仕組みがつくられています。
具体的なノウハウとは、連立方程式のようなブレンド比率があげられます。これは、例え同じ原料や水を使ったとしても作る場所(工場)により微妙に変わってくるためだそうです。
そのため、1%単位でのブレンド調整を行い、安定した品質を確保しているといいます。
二つ目は、原料の徹底管理。芋は痛みやすく病気にもなりやすいため、全て手作業で確認。もし一つでも病気の芋があれば全部を農家へ返品することもあったといいます。また、霧島酒造は原則、収穫して3日以内の芋を仕込みに使うため、鮮度が高い原料を使用することで、風味が増すようです。
最後は、霧島酒造の強みはどこよりも豊富に使える水にあります。本社がある宮崎県都城市は火山灰の影響で水はけがよいシラス台地として形成され、地下150メートルに40億トンとも見込まれる水が自噴し、適度なミネラルと炭酸ガスを含み、黒霧島に適した飲みやすい味わいをもたらすそうです。
素材を活かした商品作りには、どこまでいっても「ヒト、モノ、カネ、情報」という経営資源のバランスが大切です。
このように、こだわりある商品を日々試行錯誤し研究し続けている日本の中小企業のお役にたちたいと、改めて感じた記事でした。
そして、この記事を読んでから、無性~に黒霧島が飲みたくなったのでした。 。。
おいしさの秘密にブレンダーという方の存在が隠れていたとは、初めて知りました。勉強になりました。
東京ではよく25度の黒霧島を見かけますが、地元では20度の霧島(赤とか黒とか色がつかない)をお湯で割って飲むのが、一般的らしいですね。これを宮崎の”じとっこ”(地鶏)と一緒に味わうのが最高なんだそうです。
その地元のやり方に倣って、20度の霧島を探しているのですが都内ではなかなか手に入りません。(泣)
14期生の日野卓郎です。
ブログを楽しく読ませて頂きました。
黒霧は焼酎をほぼ飲まない僕でも
知っております。
しかしそこまで徹底して商品管理してるのね。さすがというか、有名ブランドのプライドを感じますな。
因みに僕は、焼酎は水割りじゃないと飲めまへん。
40歳頃、博多の事務所長を3年程務めていたのですが、その時、九州の焼酎文化を知りました、以来、焼酎は大好きです。
私も正直、ブレンドまでこだわり製造されているものと知らず、とても驚きました。
20度の黒霧島が通なんですね!
勉強になります…>_<…
ワインもかじり程度ですが、焼酎や日本酒など、もっと勉強してより楽しくお酒を飲みたいと切に願う今日この頃です。
そうなんです。
改めて日本を好きになりました。
こだわり溢れるものづくりって、本当に日本らしくて、誇りに思います。
自分も、サービスの面でもきちんとプラスαの価値を創造できるよう頑張りたいと強くおもいました。
ぜひ次回はロックで乾杯しよう(^^)
最近お会いしてないから、なんか変な感じですね。
是非、焼酎が合う料理を食べにいきましょー!
私も翌日に残るという理由から、芋焼酎から米焼酎に最近は変えていたんです(笑)
でも、やっぱりこだわりがある商品は手にとってのみたいですね!
恥ずかしながら、まだ九州の地を踏んだことがなく、、、。近々上陸企画を立てていますので、その際はまた相談させて下さい…>_<…