こんばんは、中小企業診断士の児玉総司(育成塾13期生)です。
この週末、2つの嬉しいことがありました。
この歳になって、はじめて本棚を買ったのです。無垢材をつかって、指定のサイズでつくってくれる、ネットの本屋さんで注文しました。先週届いていたので、週末に組み立てをして本を整理できたところです。木のいい匂い、心地よい手触り・ぬくもり、落ち着きと安らぎを感じるた見た目など、木の良さを久しぶりに味わいました。
本棚の納品書類の中に、このお店がネット販売を始めた経緯がかいてある手紙が入っていました。要約すると、以下のようなことでした。
・家具を製造する工場をやってきたが、約5年まえに経営が苦しくなり、工場閉鎖を考えた。
・取引先への支払いだけは終わらせようと、支払の先延ばしをお願いする毎日だった。
・そんな中、ある取引先の方から「あなたの工場の技術は本物だから閉鎖しないでほしい。協力するから一緒にがんばろう。」と言われた。
・その方のアドバイスで「本棚専門、お客さんの指定するサイズでつくる、質の良い無垢材をつかう、手ごろな価格」というコンセプトでネットショップをはじめた。
・当初はまったく注文がなくどうなることかと思ったが、開店してから数十日後にはじめて注文がきた。
・5年経ったいま、大成功とはいわないがなんとか工場がまわるようになった。
今では学習机やテーブルなど、本棚以外のネットでのオーダー家具を手掛けていらっしゃるようです。ホームページを見ると、工場の様子や木へのこだわりなどが紹介されていて、ネット販売の勉強をされているのだろうと感じられるサイトでした。
本棚を手に入れて木の良さに触れた嬉しさ、工夫と努力で手作りの良い品を作り続けている中小企業に触れた嬉しさ、という2つの嬉しさを感じることができた週末でした。
売手よし、買手よし、世間よし。
ぜひ、この本棚とそこにならんだ本から学び、コンサルタントとして、地域(社会)貢献も実現するといいですね!
そうですね、大企業の業績が過去最高、というようなニュースも景気が悪いニュースよりいいですが、中小企業や個人企業のほうが、人が見えるような気がして、勇気づけられる気がします。
貢献できることを目指していきたいと思います。
近江商人のように、貢献できることを目指したいと思っています。近江商人の商売観には「三方よし」にくわえて「陰徳善事」「利真於勤」がありますよね。どれも心に留めておきたいと思っている言葉です。